ディストピア~蒼天のヘスカラント~「異世界転移したら無双どころか親友を惨殺されたので逃げだした結果……」

金国佐門

文字の大きさ
36 / 57
第四章「絶望のフラグメント」

chapter36「*episode長谷川輝『長谷川輝の事情~後編~』」

しおりを挟む

「おいてめぇ、何寝たふりしてんだよどけよぉ!」

 帰るバスの中、目を瞑り考え事をしていた所、何やら耳障りな奇声を叩きつけられる。

 ……俺に言っているのか?

「お前だよ似合ってねぇオールバックのオタ眼鏡小僧!」

 目を開く。

 目の前にはよく焼けた肌の、似合わない金髪の男。
 耳や鼻にピアスをつけ、腕には、よほど安いところで入れたのだろう、よくわからないダサいタトゥーのようなものが刻まれている。
 
「目の前にか弱い女性がヨォ? しかもお妊婦様がいるってのに何目閉じて寝た振りして座り続けてんだてめぇ!!」

 別に寝たふりをしていた訳ではなく、純粋に気付かなかっただけなのだが。

「若ぇんだから楽してんじゃねぇぞてめぇ!!」

 ちなみにここは、優先席などではない。
 むしろ優先席にはパンチパーマの強面の大男と、腕に髑髏の刺青を入れた大柄なマッチョが座っていた。

 しかも、妊婦と言い張っているが、見た目でわかるような姿ではなく、それを示すマークのようなものも付けてはいない。
 それでどう気付けと?
 難癖つけられているだけとしか思えない。

 そんな状況でだ、気付かない方が悪いのか? 常に周囲に気を払えとでもいうのか? 冗談じゃない。
 そもそも伝え方ってものがあるだろう。

 世の中に、注意をしたら逆切れされて暴力を受けた、という事案があるが、そのほとんどはこんな感じなのだろう。
 優しく普通に伝えればいいものを、喧嘩腰で感情的に怒鳴り散らすから相手も怒り狂い、暴力につながるのだ。

「おら、どけやカス!!」
「マー君超格好いい~……」

 その妊婦らしき女もこいつの女らしい。
 なるほど、自分の女の前で良い格好つけたくなっちゃった訳か。

 男も男なら女も女だ。
 どこのギャルか、というくらいの昇天盛りヘアーの金髪で、露出の高い服を着たケバい焼けた肌の女。
 太ももにはやはり、彼氏と同じ店で入れたのであろうよくわからないダサいタトゥーらしきものが入れられている。

「何見てんだてめぇ! 殺すぞ! 汚ぇ目でジロジロ見るんじゃねぇ! 色気づくのは千年早ぇんだよクソオタ!!」

 ガシガシと椅子を蹴ってくる。

 そばの椅子に座ってる女性にもいい迷惑だが、奴からすればきっと、蹴らせた俺が悪いとでも言うのだろう。


 というか、さっきも述べたが。ここは優先席ではない。
 そもそも他にいくらでも人が座っている席はあるのに何故、俺の席なんだ?

 ……眼鏡をかけていれば弱い、みたいな考えなのだろう。

 強面の優先席には声をかけられないから、近場で一番弱そうで、問題にならないであろう俺を選んだと。

 確かに他は、老人かオバサンか女性客だ。

 俺だけが男性で、眼鏡で、弱そうだから、わざわざ絡んできたと。

 これはもはや、差別だよな。

「マー君マジ優しい~、それにひきかえ、そこのクソキモオタゴミ眼鏡マジうぜぇ。お前マジ何のために生きてんの? マジ生きてるだけで害悪だよねー。マジ何で生きてんの?」
「本当それな? チ●ポいじくりまわしたきたねぇ手でキモイ本読んでんじゃねぇよ。害悪が」

 持っていた本をディスられる。

「マジきもい~。女性を性的搾取する本とか公然で読まないで欲しいんですけど~。公然猥褻罪じゃないですかぁ~?」

 カバーで内容はわからないようになっているはずなんだが?

「ほんそれな。おら! グズグズすんなどけ!」

 だんだん腹が立ってきた。

 なぜこんなにも理不尽な目にあわなければならないんだ?

 俺はただ、普通に座って、目を瞑って考え事をしていただけなんだぞ?

 そこに何の罪がある?

 そしてこいつらは何の権利があってここまで俺をなじれるんだ?

「……」


――あのクソ女の腹を蹴り潰して激昂する男を叩きのめしてやったらどうなるだろうか。


 ほの暗い思考が脳裏を巡った。


 できなくはない。

 これでもそれなりに鍛えているし、舐められない程度に技は身につけている。

 これでも武術は嗜んでいるんだ。殺ろうと思えば殺れるんだが?

 下等な虫けらを見るような気持ちで馬鹿どもを見ていると。


「何見てんだゴルァ」


 力の差を理解できていない馬鹿は調子に乗って顔を近づけてくる。


 射程距離だ。いつでもやれる。やろうと思えばいつでも殺れるのだ。


 身長は165センチ以下だろうか。態度の割には矮小な体躯。
 見たところ、男はヒョロガリで腹だけは出ているクズのような体型だ。
 体格差はそのまま力の差となる。ついでにいうと、俺は着やせするからガリガリに見られがちだが、それなりに鍛えている。

 負ける要素が見当たらないのだが。

「なんだよ。やんのか?」
「別に」
「すかしてんじゃねぇぞごら」

 溜息をつき、見下げ果てた眼で馬鹿を見やる。

 馬鹿の相手はしたくないのだが。

「舐めてんのかゴルァ」

 ついに動いた馬鹿の放つ拳を掌で横に払い、耳へとカウンターでスナップの聞かせた掌打を放つ。
 包み込むような形で丸めた掌を耳に叩きつけ、空気で鼓膜にダメージを与える技。イヤーカップ。
 それを、寸止めする。
 ついでに言うと、伝統拳の太極拳と形意拳を習っていた過去があるので、発勁の基本功は身についている。
 なので、座ったままであろうと力は発されており、ただのスナップの利いたビンタではなく、重く響く一撃が顎の接合部にまで叩きつけられる特別性だ。
 そして本来通り、もし当たっていたのであれば、そのまま横顔に手を貼り付けて、親指を眼に押し込むまでがセットなのだが……。

 アホは相手にしたくないので、実力をわからせてやるべく手加減して寸止めにしてさしあげたのだが。

「ぷっぴぴっぱはぁっ! 超うけるぅ~! オタ君運よく避けたはいいもののお返しが当たらないビンタかよだっせぇ~!!」

 雑魚には何も理解できないらしい。

「んだよこら、やんのかおら! しゅっしゅっ」

 フォームのなってないクソのようなジャブもどきを虚空に放つ馬鹿男。

 動きが完全に素人で見ているこっちが恥ずかしい。

 うっとおしい。


――本当にうっとおしい!


 ちょうど降りる場所に着いたので降りる事にする。

 はっきりいって、つきあってられん。

「びびってんのかよぉっ! キモオタ風情が!」

 無視してバスからの下車を志す。

「最初からそうすりゃいいんだよぉ! しかも恥ずかしくて降りちゃったぁ? バス代二回分乙っ」

 普通に降りる場所だっただけなのだが……本当、こういうクズには腹が立つ。


 万が一調子に乗って追って来たら殺そう。

 強くそう思った。

 ドス黒い感情に心が支配されかける。


――どうせ俺のような人間に未来は無いんだ。


 絶望が殺人鬼を産むのだ。

 底辺の悩み多き人間が耐え難い強いストレスを受けたとき、人は無敵の人ジョーカーへと変貌する。

 誰もそれを認めたがらないが、殺人鬼は、環境が生み出すこともあるのだ。


「……」


 バスを降りきる。

「よっわ、ざっこ、ゴムゴムのぉ~ピストルぅ~っ! 喰らわしちゃうぞ~。おいゴルァ! おいこら馬鹿野郎っ」
「マー君マジうける~」

 抱きしめあい、笑いあう馬鹿二人。
 さっさと座ればいいのに。


 バスが去っていく。馬鹿と共に。


 結局、馬鹿は来なかった。
 そのまま去っていった。


――びびってんのはそっちだろ口だけ雑魚野郎が目玉潰して睾丸潰して一生後悔するような傷をつけてやろうか!! 指も全部へし折って腕の関節も足の関節も全部へし折っていっそ背骨も砕いてギリギリ生きてるだけの存在にしてやろうか!! それともいっそ、くびり殺してやろうか!!


 強い感情が一瞬、湧き上がった。


 誰だって、後先考えずに全てがどうでもよくなる時はある。

 物静かな奴は怒らせると怖い、オタクみたいなタイプは怒ると怖いなどとのたまう奴がいるが。

 大きな間違いだ。

 誰だって怒るし、本当に怒り狂えば怖いものだ。

 物静かでないオタクでもない奴が切れても怖くないと思ってしまうのは、普段から切れるイメージがあって、想像の範囲内だからに過ぎない。

 滅多に切れない人間は、その姿が想像できない。慣れていないから余計に怖く感じるだけなのだ。

 誰だって怒るし、キレれば怖くもなる。

 そんな簡単な事もわからず、これだから普段物静かな奴は何を考えているかわからんなどと……最初から理解を諦めているからいざという時に悲劇が起きるのだ。

 溜め込んで蓄積された怒りは、爆発すると激しい憎悪を撒き散らす。

 それは、底辺の人間であるほどに恐ろしい結果になる。

 なぜなら、今幸せに生きている人間であれば、爆発した後、暴力などをふるえばどうなるか考えて踏みとどまれるからだ。

 そういった連中は今の人生が幸せだからな。

 警察に捕まって幸せが失われるのを恐れて、立ち止まる事が出来る。

 だが、底辺の人間はどうか?

 電気街の無差別殺人事件。アメリカの銃乱射事件。似たような事件はどこでもいくらでも起きている。

 全てに共通するのは、加害者は社会の底辺で、失うものなどもう何も無いという不幸せな状況にあった、という事だ。

 他者から見れば、そこまででもないように見えても、本人から見てそう思える状況である事が問題なのだ。

 だから、そういった無差別殺人事件が起きるのだ。

 底辺の人間は、失うものが無いから、爆発したときに、どうでもよくなるのだ。

 何を失おうとどうでもよくなってしまうのだ。

 最初から何も無いのだから。

 何を奪われてもよいのだから、法の逸脱など恐れない。罰則によるブレーキが無意味となるのだ。


 だが、それを誰も理解しようとはしない。

 痛ましい事件だった。犯人は最低な奴だ。それだけで終わらせる。

 テロで起きる乱射事件などは除く。それに関しては今の話とは無関係だからだ。

 ともかく、人々は学ばなければならない。

――もうどうでもよい、全てを失ってもいい。いや、もはや何も持ってはいないじゃないか。

 こういった心境の人間を“生み出してはならないのだ”。

 そして“刺激して追い込んではならないのだ”。

 それができないから、無関係な人間が多数死ぬ事になる。

 明日は我が身だ。人事ではない。

 殺される側にいつなるかわからない。

 同時に、いつ殺す側になるかもわからないのだ。

 だが、だれもそんな風には考察しない。

 犯人憎しで原始時代の猿のように猛り狂って犯人へと石を投げるのみ。

 物理的な石ではない。コメントや意見と言う、怒りと言う石を投げつける事しかできやしない。

 そんなだから銃乱射事件や無差別殺人のような痛ましい事件がいくらでもいつまでも起こるのだ。

 止めたければ簡単な話だ。

 みんなが優しくなればいいのだ。

 汝の隣人を愛せよと、かつて神の子は言った。

 まさにそのとおりなのだ。

 もし近くに、この世の終わりのような状況の人間がいた時、みんなが手を差し伸べて救える世界になれば。

 誰も自爆行為のような暴走殺人を犯したりはしないのだ。

 人はもっと、その時代における真なる弱者の声に耳をかたむけるべきなのだ。

 そして、もっと持たざる者を恐れるべきだ。

 ただ恐れて否定するのではなく、持たざる者を無くす努力をするべきなのだ。

 どうやって?

 与えてやればいい。

 幸せにしてあげればいいのだ。

 この誰もが貧しい、与えられる物も無い、底辺だらけの世界で、手持ちが無くとも与える事ができるものがあるとしたらただ一つだけだ。


 それは愛。


 愛が無ければ、真実の平和は訪れない。

 太古の昔から、二千年にも渡って伝えられてきたはずの事が、実質、誰もできていないという事なのだ。

 まさに末法。

 仏の教えの忘れ去られた、餓鬼畜生修羅の世界、まさに地獄となっているのだ。

 有名人もy●utuberも、金のある人間、勝った人間の意見しか垂れ流さない。

 勝った人間の、勝つ人間になるための、蹴落とすための技術や思想ばかりを良しと教え伝え。

 自らの非道を正当化するような教えや意見ばかりを、幸せになる方法として伝える。

 人類の魂は穢れている。

 アファーメーション、次の段階への進化が必要な時なのだ。

 だが、そんな事をのたまえば、スピリチュアルだの鬼痴害だのとののしられる。

 ……そんなだから、持たざる虐げられし者達の暴動を受けるはめになるのだ。

 おごれる者どもが少しでも弱者に対する敬意を払うだけでこれら事件はなくなるというのに。


 ま、こんな事を考えるだけでも無駄な事なのだがな。

 なぜなら、口にしても誰からの賛同も得られないからだ。

 今の世の中、意見が通るのは女性様ばかり。

 男がもの申せば反発ばかりの世界だ。

 男には発言権さえ無い世の中。あっても即座に否定されるのがオチなこの世の中。

 見えざる差別。見えざる貴族。見えざる洗脳。

 貧富の差だけでなく、権力の差も広まるばかり。

「……」

 歩く先。

 通路の脇に俗物的な週間雑誌が捨てられていた。


 モラルのかけらもないな。


 拾って近くのゴミ箱へと捨てるべく持ち上げる。


 偶然目にしたページには、表現に対する規制法案を巡る女性様の意見が書き連ねられていた。


 男の楽しみに対してはいくらでも難癖付けて、規制だなんだと縮小されていく一方、女性様の楽しみはドラマから漫画まで優遇されて拡張され、男の楽しみは逆に侵食されていく。

 ポリティカル・コレクトネスとは男性嫌悪者ミサンドリストによる男性権利の侵害の事だったのか?


 平等という言葉の意味はどこにいった!!


 どうせ、こんな意見だって、言ったところで潰される。

 男が発言しても、反論で、数で、捻じ伏せられるんだ!

 どんなに疑念があろうとも、革命なんて起こせない。

 この世界は――無意味だ。

 生まれてきた時点で、ある者はもう、圧倒的に不利な立場に居続けなければならないのだから。

 不利な立場の存在の意見は黙殺される!

 生まれた時点で勝つ側の決まった出来レースの世界。

 黙殺され続けるがゆえに、革命は起こせない!!

 こんな世の中で、一体何ができるというのか!!


――だから今の世の中、人は異世界に憧れるのだろう。

 この世界ではもう夢を見ることすらできなくなってしまったのだから。

 異世界ね……。

 俺だっていけるもんなら行ってみたいものさ!!

 できることなら、この世界とは違って、努力によっていくらでも世界を変えられるような、面白みのある世界である事を祈る。

「……」

――くだらん戯言だ。

 そんな空想物語、起こるはずがないのに……。


 コンビニの外に置いてあるゴミ箱へとゴミを投げ捨てると、俺は独り、歩き出す。


 再び、この世界についてを巡る思考実験と独り哲学に浸るために。


 魔術は世界を変えるというが、結局は無意味だったな。

 現代魔術の定義とは、己の内面を変容させる事で、自身の現状さえも変えていくものであると、多くの高名な魔術師の言葉から導き出される。

 アレスター・クロウリーいわく。

『魔術とは意思に従って変化を起こす科学であり技術である』

 ダイアン・フォーチュンいわく。

『魔術とは意思において意識を変える技術である』

 ようは、意識を意のままにコントロールできるようにし、乱れる心を落ち着けて、変わった自分によって現状に起こる出来事をより良くできたらいいね、という技術に過ぎない。

 自身の心の安定方法。自己洗脳法だ。

 所詮、魔法的なものなど、この世にはないのだ。

 結果、良い事があっても偶然に過ぎないのだから。

 前向きにして、良い事が起こるよう信じるだけの技。

 結局の所、それらは科学的には、プラセボという。

「……」

 先ほどのクズ野郎の事を思い出す。

 心が上手くコントロールできない。

 魔術が必要だな。

 ……そういえば、さまざまな魔術を試しては来たが、まだ実行できていない秘術があったな。


――生贄の血を必要とする、他の命を捧げるタイプの術だ。


 小動物でもいいが、生贄は大きければ大きいほどよい。


 人間ならなおのこと――。


 その時の俺は、いったいどんな表情をしていたのだろうな?


 目の前まで来てぶつかりそうになった婦人が、俺の顔を見た瞬間、小さな悲鳴を上げて飛びのいた。


 どうやら俺の口元には、小さな笑みが浮かべられているようだった。

しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

神々の間では異世界転移がブームらしいです。

はぐれメタボ
ファンタジー
第1部《漆黒の少女》 楠木 優香は神様によって異世界に送られる事になった。 理由は『最近流行ってるから』 数々のチートを手にした優香は、ユウと名を変えて、薬師兼冒険者として異世界で生きる事を決める。 優しくて単純な少女の異世界冒険譚。 第2部 《精霊の紋章》 ユウの冒険の裏で、田舎の少年エリオは多くの仲間と共に、世界の命運を掛けた戦いに身を投じて行く事になる。 それは、英雄に憧れた少年の英雄譚。 第3部 《交錯する戦場》 各国が手を結び結成された人類連合と邪神を奉じる魔王に率いられた魔族軍による戦争が始まった。 人間と魔族、様々な意思と策謀が交錯する群像劇。 第4部 《新たなる神話》 戦争が終結し、邪神の討伐を残すのみとなった。 連合からの依頼を受けたユウは、援軍を率いて勇者の後を追い邪神の神殿を目指す。 それは、この世界で最も新しい神話。

異世界で穴掘ってます!

KeyBow
ファンタジー
修学旅行中のバスにいた筈が、異世界召喚にバスの全員が突如されてしまう。主人公の聡太が得たスキルは穴掘り。外れスキルとされ、屑の外れ者として抹殺されそうになるもしぶとく生き残り、救ってくれた少女と成り上がって行く。不遇といわれるギフトを駆使して日の目を見ようとする物語

異世界ビルメン~清掃スキルで召喚された俺、役立たずと蔑まれ投獄されたが、実は光の女神の使徒でした~

松永 恭
ファンタジー
三十三歳のビルメン、白石恭真(しらいし きょうま)。 異世界に召喚されたが、与えられたスキルは「清掃」。 「役立たず」と蔑まれ、牢獄に放り込まれる。 だがモップひと振りで汚れも瘴気も消す“浄化スキル”は規格外。 牢獄を光で満たした結果、強制釈放されることに。 やがて彼は知らされる。 その力は偶然ではなく、光の女神に選ばれし“使徒”の証だと――。 金髪エルフやクセ者たちと繰り広げる、 戦闘より掃除が多い異世界ライフ。 ──これは、汚れと戦いながら世界を救う、 笑えて、ときにシリアスなおじさん清掃員の奮闘記である。

45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる

よっしぃ
ファンタジー
コミカライズ企画進行中です!! 2巻2月中旬出棺です!! 【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&2刊決定!】 皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、コミカライズ決定いたしました!現在企画進行中!!そしてオリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました! 本当に、本当にありがとうございます! 皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。 市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です! 【作品紹介】 欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。 だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。 彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。 【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc. その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。 欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。 気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる! 【書誌情報】 タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』 著者: よっしぃ イラスト: 市丸きすけ 先生 出版社: アルファポリス ご購入はこちらから: Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/ 楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/ 【作者より、感謝を込めて】 この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。 そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。 本当に、ありがとうございます。 【これまでの主な実績】 アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得 小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得 アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞 第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過 復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞 ファミ通文庫大賞 一次選考通過

勇者パーティーを追放されたので、張り切ってスローライフをしたら魔王に世界が滅ぼされてました

まりあんぬさま
ファンタジー
かつて、世界を救う希望と称えられた“勇者パーティー”。 その中で地味に、黙々と補助・回復・結界を張り続けていたおっさん――バニッシュ=クラウゼン(38歳)は、ある日、突然追放を言い渡された。 理由は「お荷物」「地味すぎる」「若返くないから」。 ……笑えない。 人付き合いに疲れ果てたバニッシュは、「もう人とは関わらん」と北西の“魔の森”に引きこもり、誰も入って来られない結界を張って一人スローライフを開始……したはずだった。 だがその結界、なぜか“迷える者”だけは入れてしまう仕様だった!? 気づけば―― 記憶喪失の魔王の娘 迫害された獣人一家 古代魔法を使うエルフの美少女 天然ドジな女神 理想を追いすぎて仲間を失った情熱ドワーフ などなど、“迷える者たち”がどんどん集まってくる異種族スローライフ村が爆誕! ところが世界では、バニッシュの支援を失った勇者たちがボロボロに…… 魔王軍の侵攻は止まらず、世界滅亡のカウントダウンが始まっていた。 「もう面倒ごとはごめんだ。でも、目の前の誰かを見捨てるのも――もっとごめんだ」 これは、追放された“地味なおっさん”が、 異種族たちとスローライフしながら、 世界を救ってしまう(予定)のお話である。

転生貴族の領地経営〜現代日本の知識で異世界を豊かにする

ファンタジー
ローラシア王国の北のエルラント辺境伯家には天才的な少年、リーゼンしかしその少年は現代日本から転生してきた転生者だった。 リーゼンが洗礼をしたさい、圧倒的な量の加護やスキルが与えられた。その力を見込んだ父の辺境伯は12歳のリーゼンを辺境伯家の領地の北を治める代官とした。 これはそんなリーゼンが異世界の領地を経営し、豊かにしていく物語である。

どうも、命中率0%の最弱村人です 〜隠しダンジョンを周回してたらレベル∞になったので、種族進化して『半神』目指そうと思います〜

サイダーボウイ
ファンタジー
この世界では15歳になって成人を迎えると『天恵の儀式』でジョブを授かる。 〈村人〉のジョブを授かったティムは、勇者一行が訪れるのを待つ村で妹とともに仲良く暮らしていた。 だがちょっとした出来事をきっかけにティムは村から追放を言い渡され、モンスターが棲息する森へと放り出されてしまう。 〈村人〉の固有スキルは【命中率0%】というデメリットしかない最弱スキルのため、ティムはスライムすらまともに倒せない。 危うく死にかけたティムは森の中をさまよっているうちにある隠しダンジョンを発見する。 『【煌世主の意志】を感知しました。EXスキル【オートスキップ】が覚醒します』 いきなり現れたウィンドウに驚きつつもティムは試しに【オートスキップ】を使ってみることに。 すると、いつの間にか自分のレベルが∞になって……。 これは、やがて【種族の支配者(キング・オブ・オーバーロード)】と呼ばれる男が、最弱の村人から最強種族の『半神』へと至り、世界を救ってしまうお話である。

底辺から始まった俺の異世界冒険物語!

ちかっぱ雪比呂
ファンタジー
 40歳の真島光流(ましまみつる)は、ある日突然、他数人とともに異世界に召喚された。  しかし、彼自身は勇者召喚に巻き込まれた一般人にすぎず、ステータスも低かったため、利用価値がないと判断され、追放されてしまう。  おまけに、道を歩いているとチンピラに身ぐるみを剥がされる始末。いきなり異世界で路頭に迷う彼だったが、路上生活をしているらしき男、シオンと出会ったことで、少しだけ道が開けた。  漁れる残飯、眠れる舗道、そして裏ギルドで受けられる雑用仕事など――生きていく方法を、教えてくれたのだ。  この世界では『ミーツ』と名乗ることにし、安い賃金ながらも洗濯などの雑用をこなしていくうちに、金が貯まり余裕も生まれてきた。その頃、ミーツは気付く。自分の使っている魔法が、非常識なほどチートなことに――

処理中です...