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時の流れ爆速
いつもは買い置きしてあるインスタント食品で済ませている僕が、何故わざわざ食堂に足を運んだか。
それは王道イベを見るための下見をするためだ。
「よかったあいてた~!」
夜だからか人気が少ない食堂をふらふらし、最も目立たないかつ周りを見渡しやすい席を見つける。
「…でよ!その編入生が…で、」
編入生?!
タッチパネルで料理を頼みながら、隣の席のモブくんの話に耳を傾ける。
ふむふむ。その編入生はめちゃくちゃ可愛くて、周りから姫って呼ばれてるのか。
う~ん。顔バレしてる時点で王道から外れちゃってるけど、話を聞く限りアンチではなさそうだしまぁ許す!!!
えっ!性格も姫みたいに可愛い?!あらやだそんなの総受け確定じゃないの奥様!
「お待たせ致しました。こちらご注文の魅惑のチョコチョコDXパフェになります。」
「ありがとうございます!」
先程食堂を訪れたのは下見のためと言ったが、実はもうひとつ理由がある。
「はむっ!うっっまあぁぁぁぁ…っ♡♡♡」
魅惑のチョコチョコDXパフェ!!おいし~~い♡
何故かは分からないんだけど、昔っから甘いものがめちゃくちゃ好きなんだよね!チョコフレークの上にホイップ、アイス、チョコソース、フレーク、スポンジ、アイスって感じで盛り盛りで美味しい!!!
いつか病気になるぞってよく仁さんに言われるけどそんなの知らないもん!この甘さがいいんじゃーん♪
「ふふっ、美味しそうに食べてくださって嬉しいです」
はっとして顔を上げれば、先程のパフェを持ってきてくれた優男風のお兄さんが目を細めて本当に嬉しそうに笑っていた。肩口まである細いサラサラな髪が揺れて上品だ。
「お兄さんは…?」
「あっ、申し訳ありません。僕は水無 聖那と申します。貴方様の笑顔が嬉しくて、思わずお声がけしてしまいました。無礼をお許しください。」
「えっあの僕はそんな大層な人じゃないんでほんと!敬語も無しでいいんで!因みに僕は久遠冴紅ですよろしくお願いします。」
あーそっか。この学校レベチのお坊ちゃま多いからなぁー。僕のこともそう思ったんだろうね。
「久遠様ですね、失礼しました。ですが、流石にそういう訳には…」
「ダメです」
うぅ、、、とオロオロしてしまうお兄さん。歳上のはずなのに可愛いな。
これはいい受けになりそうだネ!!
なんとか言い募ってお兄さんを丸め込む。
「…分かりました。ですが敬語はこのままでお願い致します。他の生徒達との差を顕著につける訳には参りませんので。…冴紅君。」
「…!!!」
結局敬語でなーんだ、と残念に思ってたらまさかの名前呼び!!照れて頬が若干赤い!! 可愛い!
「お兄さんお兄さん!聖那さんって呼んでも…?」
「はい、もちろn」
「よろしくね聖那さん!」
やったー!優男お兄さんGETだぜ!!
笑うとふにゃってなって可愛いんだぞ、このお兄さん。
高身長優男イケメンお兄さん+料理属性とか最高じゃん。自分とのBLはちょっと嫌だけどこのお兄さんと結婚したいわ…。
「嫁に来ません??」
「え???」
だめかー。どさくさに紛れてOK貰えるかと思ったんだけどな!!
聖那さんはまだ仕事が残っているらしく、仕事仲間に呼ばれて行ってしまった。
まだお話したかったなぁ。でもまた会う約束したんだ!LINE交換できたよへへへ。
聖那さんと話してるうちに食べ終わった僕は、情報収集もそこそこに食堂を後にした。
それから4月の新学期まで食堂で情報収集を続け、合間に聖那さんと話したりして交流を深める日々を送った。
なんで他の人に聞かないで食堂で情報を集めるのかって?まだ授業も受けてないせいで友達が居ないからだよこんちくしょう!!!聞くなよ!!!!!!悲しくなっちゃうだろ!!!
いいもん!僕には聖那さんがいるも~ん!
べべべべ別に羨ましいとか?そんな訳?無いんだからな??
そんなこんなで日々は過ぎ、新学期を迎えた。
友達?出来た訳ないじゃん!!!!
もう2年生だからみんな既にグループ出来上がってて、僕が入る隙なんてなかっただけだし!ぼっちじゃないし!?孤高って言って下さる奥様!?
授業も終わって、今は放課後。
学園内の建物の裏をふらふら歩いていた。
何をしているかって?ふっふっふ。勿論、BLウォッチングさ!
放課後の校舎裏とか、全お腐れ様の夢でしょ!
…ん?なんか聞こえる?もしかしておセッセ中ですかね?!?やっべテンション上がってきた鼻血でてないだいじょぶそ僕?
声がする方へ音がならないように近寄る。
例えちょっと触れただけでカサカサなる草がいっぱい生えていようと、この冴紅くんなら無音で近寄ることが出来るのだ!
BL鑑賞のために鍛えたこの力、ここに極まれり──!
「ーー!ーー。」
「ーーー。ー!」
「ーーーー?!?」
あ~~~、ちゃうわこれー。おセッセじゃ無かったわただの揉め事じゃーん!返してよ僕のトキメキ。
ちらっと物陰から除くと、めちゃくちゃ可愛い子が3人のゴリ男達に囲まれてる所だった。
ゴリ男達の方がちょっとくらいいいだろー?的なこといってるから、こりゃ助けないと強姦ぱてぃーんだな。
二次創作のは僕も好きだけど、リアルの強姦はダメなんだゾ☆
「あっ!やめてくださいっ…!」
あーやべ、そろそろ間にはいんないと不味いな。しゃーないいくかぁ!
それは王道イベを見るための下見をするためだ。
「よかったあいてた~!」
夜だからか人気が少ない食堂をふらふらし、最も目立たないかつ周りを見渡しやすい席を見つける。
「…でよ!その編入生が…で、」
編入生?!
タッチパネルで料理を頼みながら、隣の席のモブくんの話に耳を傾ける。
ふむふむ。その編入生はめちゃくちゃ可愛くて、周りから姫って呼ばれてるのか。
う~ん。顔バレしてる時点で王道から外れちゃってるけど、話を聞く限りアンチではなさそうだしまぁ許す!!!
えっ!性格も姫みたいに可愛い?!あらやだそんなの総受け確定じゃないの奥様!
「お待たせ致しました。こちらご注文の魅惑のチョコチョコDXパフェになります。」
「ありがとうございます!」
先程食堂を訪れたのは下見のためと言ったが、実はもうひとつ理由がある。
「はむっ!うっっまあぁぁぁぁ…っ♡♡♡」
魅惑のチョコチョコDXパフェ!!おいし~~い♡
何故かは分からないんだけど、昔っから甘いものがめちゃくちゃ好きなんだよね!チョコフレークの上にホイップ、アイス、チョコソース、フレーク、スポンジ、アイスって感じで盛り盛りで美味しい!!!
いつか病気になるぞってよく仁さんに言われるけどそんなの知らないもん!この甘さがいいんじゃーん♪
「ふふっ、美味しそうに食べてくださって嬉しいです」
はっとして顔を上げれば、先程のパフェを持ってきてくれた優男風のお兄さんが目を細めて本当に嬉しそうに笑っていた。肩口まである細いサラサラな髪が揺れて上品だ。
「お兄さんは…?」
「あっ、申し訳ありません。僕は水無 聖那と申します。貴方様の笑顔が嬉しくて、思わずお声がけしてしまいました。無礼をお許しください。」
「えっあの僕はそんな大層な人じゃないんでほんと!敬語も無しでいいんで!因みに僕は久遠冴紅ですよろしくお願いします。」
あーそっか。この学校レベチのお坊ちゃま多いからなぁー。僕のこともそう思ったんだろうね。
「久遠様ですね、失礼しました。ですが、流石にそういう訳には…」
「ダメです」
うぅ、、、とオロオロしてしまうお兄さん。歳上のはずなのに可愛いな。
これはいい受けになりそうだネ!!
なんとか言い募ってお兄さんを丸め込む。
「…分かりました。ですが敬語はこのままでお願い致します。他の生徒達との差を顕著につける訳には参りませんので。…冴紅君。」
「…!!!」
結局敬語でなーんだ、と残念に思ってたらまさかの名前呼び!!照れて頬が若干赤い!! 可愛い!
「お兄さんお兄さん!聖那さんって呼んでも…?」
「はい、もちろn」
「よろしくね聖那さん!」
やったー!優男お兄さんGETだぜ!!
笑うとふにゃってなって可愛いんだぞ、このお兄さん。
高身長優男イケメンお兄さん+料理属性とか最高じゃん。自分とのBLはちょっと嫌だけどこのお兄さんと結婚したいわ…。
「嫁に来ません??」
「え???」
だめかー。どさくさに紛れてOK貰えるかと思ったんだけどな!!
聖那さんはまだ仕事が残っているらしく、仕事仲間に呼ばれて行ってしまった。
まだお話したかったなぁ。でもまた会う約束したんだ!LINE交換できたよへへへ。
聖那さんと話してるうちに食べ終わった僕は、情報収集もそこそこに食堂を後にした。
それから4月の新学期まで食堂で情報収集を続け、合間に聖那さんと話したりして交流を深める日々を送った。
なんで他の人に聞かないで食堂で情報を集めるのかって?まだ授業も受けてないせいで友達が居ないからだよこんちくしょう!!!聞くなよ!!!!!!悲しくなっちゃうだろ!!!
いいもん!僕には聖那さんがいるも~ん!
べべべべ別に羨ましいとか?そんな訳?無いんだからな??
そんなこんなで日々は過ぎ、新学期を迎えた。
友達?出来た訳ないじゃん!!!!
もう2年生だからみんな既にグループ出来上がってて、僕が入る隙なんてなかっただけだし!ぼっちじゃないし!?孤高って言って下さる奥様!?
授業も終わって、今は放課後。
学園内の建物の裏をふらふら歩いていた。
何をしているかって?ふっふっふ。勿論、BLウォッチングさ!
放課後の校舎裏とか、全お腐れ様の夢でしょ!
…ん?なんか聞こえる?もしかしておセッセ中ですかね?!?やっべテンション上がってきた鼻血でてないだいじょぶそ僕?
声がする方へ音がならないように近寄る。
例えちょっと触れただけでカサカサなる草がいっぱい生えていようと、この冴紅くんなら無音で近寄ることが出来るのだ!
BL鑑賞のために鍛えたこの力、ここに極まれり──!
「ーー!ーー。」
「ーーー。ー!」
「ーーーー?!?」
あ~~~、ちゃうわこれー。おセッセじゃ無かったわただの揉め事じゃーん!返してよ僕のトキメキ。
ちらっと物陰から除くと、めちゃくちゃ可愛い子が3人のゴリ男達に囲まれてる所だった。
ゴリ男達の方がちょっとくらいいいだろー?的なこといってるから、こりゃ助けないと強姦ぱてぃーんだな。
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