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終わりの後3
「伝えるべきことは伝えた、もう帰って貰えるか」
ベルアンジュの願い通りに会わせ、会っていないということは通らない。使用人だけは既に動いているが、葬儀の準備をしたい。
「ちょっと待ってください。今後について、まだ話し合っておりません」
「ベルアンジュは亡くなったのだから、今後はもうないではないか」
イサードはそう言いながら、苦しい気持ちにはなったが、この4人と二度と付き合うことはない。
付き合うことも出来なくなるという方が、正しいことになるだろう。
「ルイフォード様は、キャリーヌを想ってくれているのでしょう?」
「前に否定したはずだが?」
私の言ったことも、キャリーヌが暴露したことも、都合のいいことだけを聞き、都合の悪いことはなかったことにしているのだろうと思った。
「ですが、その後もキャリーヌは会っていたと」
「邸に押しかけて来ていたようですが、会っていませんよ。その娘の虚言でしょう」
「いやいや、外で会っていたと聞いております」
今更何を言っているのだ、知っているんだと言いたげに、ニタニタしている。
「いつどこで?いや、もう名誉棄損ですね」
「え?キャリーヌ、会っていたんだろう?」
チェイスはしゃがみこんでいるキャリーヌに声を掛けたが、反応はない。
「伯爵は、先ほどのその娘の話を聞いていなかったのですか?男爵家のアデュエルと恋仲だそうですよ?」
「そ、それは…」
キャリーヌが出掛けているのは、チェイスも知っていた。友人だとは言っていたが、ルイフォードかなっとくらいにしか思っていなかった。
「誤解があったというか、我々はキャリーヌはマリクワン侯爵家に嫁ぐつもりで…子どもが出来なかったことは問題ですが」
「問題?」
「キャリーヌは体が弱く、子どもは…だからベルアンジュに産ませるつもりで」
「自分が何を言っているか、分かっているのか?」
辛抱堪らず、声を上げたのはラオルス公爵だった。
「え?」
「君はマリクワン侯爵家が認めてもいない、ルイフォードが虚言だと言っているのに関わらず、勝手に嫁いだ娘に子どもを産ませて、いずれはその妹を体が弱いからという理由で、勝手嫁がせようと決めていたと言っているのだぞ?」
「ですから、キャリーヌは可哀そうな子で、ベルアンジュは姉として、そうです、ベルアンジュも認めていたことです。それなのに、勝手に具合を悪くして、しかも黙っていたなんて、ふざけているのはベルアンジュなのです」
「話が通じないな、吐き気がするほど気持ちが悪い」
そう言っても、チェイスは何がいけないのかと、不思議そうな顔をしている。
「ソアリ伯爵家は、病気の者にさぞ優しいのだろうな」
「そうです!当たり前ではありませんか」
未だにベルアンジュがなぜ亡くなったのか気にもせず、病気=キャリーヌになっており、ラオルス公爵の言葉にチェイスは胸を張っている。
「はあ…私たちもラオルス公爵も忙しい、もう帰ってくれ」
「いえ、ですから」
「黙れ!追い出されたくなければ、自分で出て行きなさい。それとも追い出されたいか?それとも騎士団を呼ぶか?」
「っな」
あまりに味方のいない状況にノーマがチェイスの服を引っ張り、帰りましょうと促した。ベントルはキャリーヌを立たせて、4人はようやく帰って行った。
これからどうなるのかは、王家が決めるだろう。
「ラオルス公爵、ありがとうございました」
「いや、これほどまでに酷いとは…私から王家に進言して置こう」
「ありがとうございます」
「私も葬儀に参列させて貰ってもいいだろうか」
「はい」
ラオルス公爵はまた明日と帰って行き、その場にいた者は、ベルアンジュの置かれていた状況を痛いほど理解した。
ベルアンジュの願い通りに会わせ、会っていないということは通らない。使用人だけは既に動いているが、葬儀の準備をしたい。
「ちょっと待ってください。今後について、まだ話し合っておりません」
「ベルアンジュは亡くなったのだから、今後はもうないではないか」
イサードはそう言いながら、苦しい気持ちにはなったが、この4人と二度と付き合うことはない。
付き合うことも出来なくなるという方が、正しいことになるだろう。
「ルイフォード様は、キャリーヌを想ってくれているのでしょう?」
「前に否定したはずだが?」
私の言ったことも、キャリーヌが暴露したことも、都合のいいことだけを聞き、都合の悪いことはなかったことにしているのだろうと思った。
「ですが、その後もキャリーヌは会っていたと」
「邸に押しかけて来ていたようですが、会っていませんよ。その娘の虚言でしょう」
「いやいや、外で会っていたと聞いております」
今更何を言っているのだ、知っているんだと言いたげに、ニタニタしている。
「いつどこで?いや、もう名誉棄損ですね」
「え?キャリーヌ、会っていたんだろう?」
チェイスはしゃがみこんでいるキャリーヌに声を掛けたが、反応はない。
「伯爵は、先ほどのその娘の話を聞いていなかったのですか?男爵家のアデュエルと恋仲だそうですよ?」
「そ、それは…」
キャリーヌが出掛けているのは、チェイスも知っていた。友人だとは言っていたが、ルイフォードかなっとくらいにしか思っていなかった。
「誤解があったというか、我々はキャリーヌはマリクワン侯爵家に嫁ぐつもりで…子どもが出来なかったことは問題ですが」
「問題?」
「キャリーヌは体が弱く、子どもは…だからベルアンジュに産ませるつもりで」
「自分が何を言っているか、分かっているのか?」
辛抱堪らず、声を上げたのはラオルス公爵だった。
「え?」
「君はマリクワン侯爵家が認めてもいない、ルイフォードが虚言だと言っているのに関わらず、勝手に嫁いだ娘に子どもを産ませて、いずれはその妹を体が弱いからという理由で、勝手嫁がせようと決めていたと言っているのだぞ?」
「ですから、キャリーヌは可哀そうな子で、ベルアンジュは姉として、そうです、ベルアンジュも認めていたことです。それなのに、勝手に具合を悪くして、しかも黙っていたなんて、ふざけているのはベルアンジュなのです」
「話が通じないな、吐き気がするほど気持ちが悪い」
そう言っても、チェイスは何がいけないのかと、不思議そうな顔をしている。
「ソアリ伯爵家は、病気の者にさぞ優しいのだろうな」
「そうです!当たり前ではありませんか」
未だにベルアンジュがなぜ亡くなったのか気にもせず、病気=キャリーヌになっており、ラオルス公爵の言葉にチェイスは胸を張っている。
「はあ…私たちもラオルス公爵も忙しい、もう帰ってくれ」
「いえ、ですから」
「黙れ!追い出されたくなければ、自分で出て行きなさい。それとも追い出されたいか?それとも騎士団を呼ぶか?」
「っな」
あまりに味方のいない状況にノーマがチェイスの服を引っ張り、帰りましょうと促した。ベントルはキャリーヌを立たせて、4人はようやく帰って行った。
これからどうなるのかは、王家が決めるだろう。
「ラオルス公爵、ありがとうございました」
「いや、これほどまでに酷いとは…私から王家に進言して置こう」
「ありがとうございます」
「私も葬儀に参列させて貰ってもいいだろうか」
「はい」
ラオルス公爵はまた明日と帰って行き、その場にいた者は、ベルアンジュの置かれていた状況を痛いほど理解した。
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