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流行り病(プレメルラ王国11)
「あのドレスはお前の体形には合わないだろう。いい加減にしなさい」
「調整すれば大丈夫です」
「あれは大人の女性が着るもので、子どもが着る様なものではないそうだ」
ペイリーのようなメリハリのある体形という意味だが、そういう言い方では良くないだろうという判断であった。
「そんなことないわ、私は大人っぽいって言われるのよ」
何の凹凸もない体に、どこがだと思ったが、モリーのドレスがここにあっても盗まれることはなかったが、心情的にケリーに預けていて良かったすら思っていた。
「別邸から引っ越してもらおうか、約束だからな」
「ごめんなさい!」
さすがのマキュレアリリージュも、不味いと思い、頭を下げて謝った。
「ドレスを盗む気だったのか?」
「いえ、異母姉様にお願いをしようと思って……」
「今回は許すが、二度とモリーにも関わるな。次はない。いいな?」
「はい……」
マキュレアリリージュはオーリンによって、別邸に連れて行かれて、コアナにも説明をして、二度目はないと言われることになった。
コアナはマキュレアリリージュを怒鳴り付けた。
「何てことをしてくれたの!引っ越しになったら、学園にも通えないわよ!」
「そんな!」
「当然でしょう?王都にいれるわけがないじゃない!ドレスなんて何でもいいでしょう!もういい加減にして」
「でも、ドレスをディナーパーティーに必要なの!」
ディナーパーティーに着て来て欲しい、着て行くと言ってしまったために、何も分かっていないと苛立った。
「別のドレスで行けばいいじゃない」
「あのドレスでって言われたの……」
「はあ?何それ!だったら、行くのを止めなさい。体調が悪いと休めばいいわ、ブレフォス様に怒らせないで」
コアナはカリーナやモリーにライバル心を燃やしてはいるが、ブレフォスを怒らせないことが前提であり、怒らせてまで押し通す気はない。
「でも、困るのよ!」
「困るのは私たちだって言っているでしょう!」
いい加減にしてと言いながら、コアナは部屋に戻って行ってしまい、マキュレアリリージュはどうしたらいいのかと、地団太を踏んだ。
だが、そんなことをしてもどうにもならない。
しかも、ドレスはここにはないと言われ、学園にあるのかもしれないが、高等部に入れてはもらえない。モリーを捕まえてドレスを渡してもらうのが一番だが、コアナの言うように体調が悪いと言うしかない。
まだ戻っていないモリー会えるはずもなく、庭をうろうろしたりもしていたが、帰ってきたところを捕まえても、周りに誰かいるので、上手くいくはずもない。
結局、どうにもならず、マキュレアリリージュは二日前から学園を休んで、クルージ伯爵令嬢には熱が出たと手紙を出して、断るしかなかった。
折角、誘ってくれたのに中等部と高等部で離れたことで、学園で会えなくなったせいだと、モリーを恨むことになった。
そんなこととは知らないモリーは、パークスラ王国でレオーラ王女にデザインを選んでもらい、既にドレスを作っており、完成間近となっていた。
流行り病も重症化している患者にはモリーが直接、治癒術を行う予定だったが、重症化していても、モリーの咳止めで落ち着くことになった。
残念ながら元々あった持病の合併症で亡くなった方はいたが、最小限に留められたと思われる。
そして、流行り病はEP71という名前の感染症となり、治療薬も完成した。
そろそろ、入出国禁止も解除される話し合いも行われ始めている。
「モリー様、本当にありがとうございました」
「ありがとうございました」
「いいえ、少しでもお役に立てたのならば、良かったです」
レオーラとジーアは働きっぱなしというわけではないが、本当に休みなく働くモリーに感謝していた。
「調整すれば大丈夫です」
「あれは大人の女性が着るもので、子どもが着る様なものではないそうだ」
ペイリーのようなメリハリのある体形という意味だが、そういう言い方では良くないだろうという判断であった。
「そんなことないわ、私は大人っぽいって言われるのよ」
何の凹凸もない体に、どこがだと思ったが、モリーのドレスがここにあっても盗まれることはなかったが、心情的にケリーに預けていて良かったすら思っていた。
「別邸から引っ越してもらおうか、約束だからな」
「ごめんなさい!」
さすがのマキュレアリリージュも、不味いと思い、頭を下げて謝った。
「ドレスを盗む気だったのか?」
「いえ、異母姉様にお願いをしようと思って……」
「今回は許すが、二度とモリーにも関わるな。次はない。いいな?」
「はい……」
マキュレアリリージュはオーリンによって、別邸に連れて行かれて、コアナにも説明をして、二度目はないと言われることになった。
コアナはマキュレアリリージュを怒鳴り付けた。
「何てことをしてくれたの!引っ越しになったら、学園にも通えないわよ!」
「そんな!」
「当然でしょう?王都にいれるわけがないじゃない!ドレスなんて何でもいいでしょう!もういい加減にして」
「でも、ドレスをディナーパーティーに必要なの!」
ディナーパーティーに着て来て欲しい、着て行くと言ってしまったために、何も分かっていないと苛立った。
「別のドレスで行けばいいじゃない」
「あのドレスでって言われたの……」
「はあ?何それ!だったら、行くのを止めなさい。体調が悪いと休めばいいわ、ブレフォス様に怒らせないで」
コアナはカリーナやモリーにライバル心を燃やしてはいるが、ブレフォスを怒らせないことが前提であり、怒らせてまで押し通す気はない。
「でも、困るのよ!」
「困るのは私たちだって言っているでしょう!」
いい加減にしてと言いながら、コアナは部屋に戻って行ってしまい、マキュレアリリージュはどうしたらいいのかと、地団太を踏んだ。
だが、そんなことをしてもどうにもならない。
しかも、ドレスはここにはないと言われ、学園にあるのかもしれないが、高等部に入れてはもらえない。モリーを捕まえてドレスを渡してもらうのが一番だが、コアナの言うように体調が悪いと言うしかない。
まだ戻っていないモリー会えるはずもなく、庭をうろうろしたりもしていたが、帰ってきたところを捕まえても、周りに誰かいるので、上手くいくはずもない。
結局、どうにもならず、マキュレアリリージュは二日前から学園を休んで、クルージ伯爵令嬢には熱が出たと手紙を出して、断るしかなかった。
折角、誘ってくれたのに中等部と高等部で離れたことで、学園で会えなくなったせいだと、モリーを恨むことになった。
そんなこととは知らないモリーは、パークスラ王国でレオーラ王女にデザインを選んでもらい、既にドレスを作っており、完成間近となっていた。
流行り病も重症化している患者にはモリーが直接、治癒術を行う予定だったが、重症化していても、モリーの咳止めで落ち着くことになった。
残念ながら元々あった持病の合併症で亡くなった方はいたが、最小限に留められたと思われる。
そして、流行り病はEP71という名前の感染症となり、治療薬も完成した。
そろそろ、入出国禁止も解除される話し合いも行われ始めている。
「モリー様、本当にありがとうございました」
「ありがとうございました」
「いいえ、少しでもお役に立てたのならば、良かったです」
レオーラとジーアは働きっぱなしというわけではないが、本当に休みなく働くモリーに感謝していた。
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