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説明1
「それで、内密というのは、どういうことだろうか?」
「はい」
「国王陛下、私が話させてもらってよろしいですか?」
「モリー様」
ジーアは自分が話そうと思っていたために、モリーが話し始めたことに驚いた。
「私は構わないが……」
「お父様、私も必要な際は口を挟ませていただきます」
「あ、ああ」
アッセン国王陛下はレオーラも関わっているのかと、事態が読めないが、これから理由を聞かせてもらえるのだろうと、頷いた。
「ジーア様もよろしいですか?」
「私は構いませんが、よろしいのですか?」
「はい、話しにくい部分もあると思いますので、私が話します。まずは見てもらった方が早いと思いますので、失礼いたします」
モリーは治癒術は展開しなかったが、静かに水魔法を出した。掌の上でふよふよと浮く水を、皆が見つめていた。
「っえ」
「まあ」
アッセン国王陛下とルミラ王妃陛下も魔術が使えるとは聞いておらず、モリーの魔術に驚いた。
「魔術が使えたのですか?」
「はい。ですが、知っているのは今ここにいる方たちだけです」
アッセンはジーアとレオーラを見渡したが、レオーラはモリーの横で、力強い目つきで、強く頷いていた。
「っえ、ご家族もですか?」
「はい、誰にも明かすつもりもなかったのです」
「なぜですか?」
「我が家のことはご存知でしょうか?」
アッセンは思わず目を逸らしてしまい、モリーはその姿で察せて良かったとすら思った。いくら公爵令嬢という、身元はしっかりしているとはいえ、調べることはするだろうとは考えていた。
「詳しいことはご存知ということで省きますが、複雑な家になっておりまして、ですが私が魔術を使えるとなると、さらに複雑なことになるのです」
「複雑な?」
「はい、公爵令嬢という立場に治癒術が使えるとなれば」
「治癒術っ」
アッセンは驚き、声を上げた。ルミラも驚いて口元を押さえていた。
「失礼しました、説明が下手で申し訳ございません。咳止めは私が作った治癒術を施した水です」
「っえ」
「そういう……」
ルミラは皆でEP71を食い止めたという気持ちもあったが、運が良かったのではないかとも考えていた。だが、そうではなかったのだと、分かった。
「治癒術も使えたのですか」
「はい、水魔法の治癒師ですけども」
水魔法が使えることは見せたが、聖女だと勘違いされては困るために、しっかりと伝えることにした。
「いえ、貴重な存在ではありませんか。ではそのおかげで、感染が広まらなかったということなのだな」
「医師やジーア様のような研究者の方のお力もあります。ただ、私の治癒術は急性には効果が高いのです」
「そうでしたか。それで、レオーラは知っていたのだな?」
「はい、打ち明けていただき、お願いをして留まっていただいたのです」
「そうか、そうだったのか」
レオーラが懐き、プレメルラ王国に帰らせることができなくなって、申し訳ない気持ちにはなっていたが、意図的に留まらせていたのだと理解した。
「ですが、治癒師の派遣がパークスラ王国は後回しにされ、亡くなった方がいるのも事実です」
「モリー様、それは」
「いいえ、私を全能のように思っていただくわけにはいきませんから、事実を知っていただかなくてはなりません」
治癒師は重傷者の多い国を優先しており、パークスラ王国には来なかったわけではないが、他の国よりも少なかった。
「ジーア、咳止めの効果なんだろう?」
「はい、そう考えていただいて問題ないと思います。治癒師のいない他国と比較していただければ、数だけで考えるものではありませんが、死者も少ないです」
「そうだな、少ないから良かったとは言うことはない。ジーアもモリー嬢もしっかり分かっているのだな、だがそれは私が負う責任だ」
「はい」
「国王陛下、私が話させてもらってよろしいですか?」
「モリー様」
ジーアは自分が話そうと思っていたために、モリーが話し始めたことに驚いた。
「私は構わないが……」
「お父様、私も必要な際は口を挟ませていただきます」
「あ、ああ」
アッセン国王陛下はレオーラも関わっているのかと、事態が読めないが、これから理由を聞かせてもらえるのだろうと、頷いた。
「ジーア様もよろしいですか?」
「私は構いませんが、よろしいのですか?」
「はい、話しにくい部分もあると思いますので、私が話します。まずは見てもらった方が早いと思いますので、失礼いたします」
モリーは治癒術は展開しなかったが、静かに水魔法を出した。掌の上でふよふよと浮く水を、皆が見つめていた。
「っえ」
「まあ」
アッセン国王陛下とルミラ王妃陛下も魔術が使えるとは聞いておらず、モリーの魔術に驚いた。
「魔術が使えたのですか?」
「はい。ですが、知っているのは今ここにいる方たちだけです」
アッセンはジーアとレオーラを見渡したが、レオーラはモリーの横で、力強い目つきで、強く頷いていた。
「っえ、ご家族もですか?」
「はい、誰にも明かすつもりもなかったのです」
「なぜですか?」
「我が家のことはご存知でしょうか?」
アッセンは思わず目を逸らしてしまい、モリーはその姿で察せて良かったとすら思った。いくら公爵令嬢という、身元はしっかりしているとはいえ、調べることはするだろうとは考えていた。
「詳しいことはご存知ということで省きますが、複雑な家になっておりまして、ですが私が魔術を使えるとなると、さらに複雑なことになるのです」
「複雑な?」
「はい、公爵令嬢という立場に治癒術が使えるとなれば」
「治癒術っ」
アッセンは驚き、声を上げた。ルミラも驚いて口元を押さえていた。
「失礼しました、説明が下手で申し訳ございません。咳止めは私が作った治癒術を施した水です」
「っえ」
「そういう……」
ルミラは皆でEP71を食い止めたという気持ちもあったが、運が良かったのではないかとも考えていた。だが、そうではなかったのだと、分かった。
「治癒術も使えたのですか」
「はい、水魔法の治癒師ですけども」
水魔法が使えることは見せたが、聖女だと勘違いされては困るために、しっかりと伝えることにした。
「いえ、貴重な存在ではありませんか。ではそのおかげで、感染が広まらなかったということなのだな」
「医師やジーア様のような研究者の方のお力もあります。ただ、私の治癒術は急性には効果が高いのです」
「そうでしたか。それで、レオーラは知っていたのだな?」
「はい、打ち明けていただき、お願いをして留まっていただいたのです」
「そうか、そうだったのか」
レオーラが懐き、プレメルラ王国に帰らせることができなくなって、申し訳ない気持ちにはなっていたが、意図的に留まらせていたのだと理解した。
「ですが、治癒師の派遣がパークスラ王国は後回しにされ、亡くなった方がいるのも事実です」
「モリー様、それは」
「いいえ、私を全能のように思っていただくわけにはいきませんから、事実を知っていただかなくてはなりません」
治癒師は重傷者の多い国を優先しており、パークスラ王国には来なかったわけではないが、他の国よりも少なかった。
「ジーア、咳止めの効果なんだろう?」
「はい、そう考えていただいて問題ないと思います。治癒師のいない他国と比較していただければ、数だけで考えるものではありませんが、死者も少ないです」
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