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秘匿
「ドレスも渡し終えましたので、いつでも大丈夫ですよ」
フシュナ伯爵家のドレスと小物は事件のことで、一度だけフシュナ伯爵家で採寸を行ってから、あまり出歩かない方がいいということで、集中して進められた。
色はワインレッドに決まり、デザインをペイリーから確認をしてもらい、サイズも本当によく似ていて、ベースが同じことでどれがどれだかにはなったが、それ以外はスムーズに進み出来上がった。
「終わったのか?」
「ええ、一昨日フシュナ伯爵家にお渡ししましたの。皆が出席する際に着るとおっしゃっておりましたので、レルス様も見れると思いますわよ。お揃いになると美しく圧巻ですわよ」
「それは楽しみだな」
デザイン違いの作られた揃いのドレスは面々を泣かせるほど喜ばせて、美しい姿を着て見せてもらいながらモリーは大変お茶が美味しかった。
「泣かれたんじゃないか?」
「ええ、おば様とお姉様方には泣かれましたわ」
「そうか、ならば予定をつけてオブレオサジュール公爵邸を訪ねてもいいか?」
「はい」
モリーは何の話だろうとは思ったが、相手が王族であるために何か今まで話せないこともあるだろうと位にしか思っていなかった。
そして、オブレオサジュール公爵邸で二人は話をすることになった。
「ペイリー嬢は?」
二人きりと言ったが、ペイリーがいると思ったが、モリーの近くに姿が見えないことに違和感だった。
「今日はデートに行ってもらいましたわ」
「コーレイドも休みか?」
「ええ、ようやく落ち着きましたからね。丁度いいと思いましたの」
実はペイリーとコーレイドは婚約をしていた。
ペイリーはレルスに相手を紹介してもらうと言っていたが、事件もあったために進んでいなかった。だが、コーレイドだけは護衛も兼ねてよく顔を合わせていた。
よく会っていたことと、コーレイドならモリーが嫁いでも仕事に理解があると思い、ペイリーの方から婚約を前提にいかかでしょうかと売り込んだそうだ。
コーレイドもペイリーとはモリーを守る同志のような気持ちを持っていたために、本当に私でいいのかとなったが、「恋人はいませんよね?」と言われて、こくこくと頷くと、二人の婚約は決まった。
モリーも、ゼークシュラ侯爵家もフシュナ伯爵家も喜び、レルスも幼なじみであるために、ペイリーに何かあったら私に言えばいいと伝えはしたが、いい夫婦になりそうだと思っている。
「それは良かったな」
そう言いながらも、緊張した様子のレルスにモリーはゆっくり立ち上がった。
「お茶を入れますわね」
「ああ、すまない」
婚約者同士であるために二人きりであることは問題ないのだが、何か洩らしてはならない話なのだろうと、メイドも呼んでいなかった。
モリーは今回はお茶を入れるようなタイミングはなかったが、難なくできる。
「どうぞ」
「ありがとう」
「何か話し難いことなのでしょうね」
「ああ……だが、聞いてもらいたいんだ」
「ええ」
「これを置かせてもらおう」
レルスは何か三角の鉱物らしき物を置き、モリーはじっと見つめた。
「防音の魔道具だ、これで外に話は聞こえない」
「まあ」
魔道具は様々あるが、あまりお目にかかれないものであるために、さらに興味を示しそうになったが、レルスは緊張しており、護衛は連れて来ているが、部屋の外におり、重要な話なのだろうとモリーも少し緊張感を持った。
「どのような話ですの?」
「実は時が戻ると言ったらいいのか、同じ人間をやり直していると言ったらいいのか……繰り返していると言えば分かるだろうか?」
モリーは思ってもいない話過ぎて、言葉どころか動けなくなってしまった。
だが、レルスは唖然とするモリーに無理もないとしか思っておらず、返事を待たずに言葉を続けた。
「私と君は今回だけでなく、前も婚約していたんだ」
「えっ?」
フシュナ伯爵家のドレスと小物は事件のことで、一度だけフシュナ伯爵家で採寸を行ってから、あまり出歩かない方がいいということで、集中して進められた。
色はワインレッドに決まり、デザインをペイリーから確認をしてもらい、サイズも本当によく似ていて、ベースが同じことでどれがどれだかにはなったが、それ以外はスムーズに進み出来上がった。
「終わったのか?」
「ええ、一昨日フシュナ伯爵家にお渡ししましたの。皆が出席する際に着るとおっしゃっておりましたので、レルス様も見れると思いますわよ。お揃いになると美しく圧巻ですわよ」
「それは楽しみだな」
デザイン違いの作られた揃いのドレスは面々を泣かせるほど喜ばせて、美しい姿を着て見せてもらいながらモリーは大変お茶が美味しかった。
「泣かれたんじゃないか?」
「ええ、おば様とお姉様方には泣かれましたわ」
「そうか、ならば予定をつけてオブレオサジュール公爵邸を訪ねてもいいか?」
「はい」
モリーは何の話だろうとは思ったが、相手が王族であるために何か今まで話せないこともあるだろうと位にしか思っていなかった。
そして、オブレオサジュール公爵邸で二人は話をすることになった。
「ペイリー嬢は?」
二人きりと言ったが、ペイリーがいると思ったが、モリーの近くに姿が見えないことに違和感だった。
「今日はデートに行ってもらいましたわ」
「コーレイドも休みか?」
「ええ、ようやく落ち着きましたからね。丁度いいと思いましたの」
実はペイリーとコーレイドは婚約をしていた。
ペイリーはレルスに相手を紹介してもらうと言っていたが、事件もあったために進んでいなかった。だが、コーレイドだけは護衛も兼ねてよく顔を合わせていた。
よく会っていたことと、コーレイドならモリーが嫁いでも仕事に理解があると思い、ペイリーの方から婚約を前提にいかかでしょうかと売り込んだそうだ。
コーレイドもペイリーとはモリーを守る同志のような気持ちを持っていたために、本当に私でいいのかとなったが、「恋人はいませんよね?」と言われて、こくこくと頷くと、二人の婚約は決まった。
モリーも、ゼークシュラ侯爵家もフシュナ伯爵家も喜び、レルスも幼なじみであるために、ペイリーに何かあったら私に言えばいいと伝えはしたが、いい夫婦になりそうだと思っている。
「それは良かったな」
そう言いながらも、緊張した様子のレルスにモリーはゆっくり立ち上がった。
「お茶を入れますわね」
「ああ、すまない」
婚約者同士であるために二人きりであることは問題ないのだが、何か洩らしてはならない話なのだろうと、メイドも呼んでいなかった。
モリーは今回はお茶を入れるようなタイミングはなかったが、難なくできる。
「どうぞ」
「ありがとう」
「何か話し難いことなのでしょうね」
「ああ……だが、聞いてもらいたいんだ」
「ええ」
「これを置かせてもらおう」
レルスは何か三角の鉱物らしき物を置き、モリーはじっと見つめた。
「防音の魔道具だ、これで外に話は聞こえない」
「まあ」
魔道具は様々あるが、あまりお目にかかれないものであるために、さらに興味を示しそうになったが、レルスは緊張しており、護衛は連れて来ているが、部屋の外におり、重要な話なのだろうとモリーも少し緊張感を持った。
「どのような話ですの?」
「実は時が戻ると言ったらいいのか、同じ人間をやり直していると言ったらいいのか……繰り返していると言えば分かるだろうか?」
モリーは思ってもいない話過ぎて、言葉どころか動けなくなってしまった。
だが、レルスは唖然とするモリーに無理もないとしか思っておらず、返事を待たずに言葉を続けた。
「私と君は今回だけでなく、前も婚約していたんだ」
「えっ?」
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