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参加
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ハービスが父にも報告したことで、アデリーナは当面、パーティーには出席しないこととなった。マスタール侯爵家としても、ハービスやフィーストが出席しているので、アデリーナが出席する必要は特にない。
どちらかというと、アデリーナは婚約者探しのために出席しているだけで、元々はアイレットのことで渋い顔をされるようになるまでは、些細な悪いことを責め、快感を得ることがアデリーナのいつもの行動であった。
だが実の妹を蔑んでいると広がって行き、実は自身のことばかりで見る目がないと、評価は下がっていく一方だった。
そして、フィーストが以前、話していたヒルズ王国からレオ・ライプ・ローグレイン大公閣下がやって来ることが決まった。
裁判所や過去の裁判の判例を見せて貰うことが目的だが、歓迎のパーティーだけは行われることになり、何か身になるような話や、人材が見付かるかもしれないということで、参加することになった。
「お父様、私も大公閣下のパーティーに参加したいです」
勝手に思い悩んでいたアデリーナはようやくお会い出来ると意気込んでいたが、スチューノ・マルドアから大公閣下のパーティーには限られた人しか出席できないと聞き、父に願い出た。
「いや、ハービスが出席するから、アデリーナはいい」
「お願いです」
「大公閣下は余り大人数は好まれない、嫡男が行くのは当たり前ではないか」
「でも、ハービスお兄様には妻がおりませんから、私も行った方がよろしいのではありませんか」
スチューノは出席すると言っていたくらいだから、きっと皆、夫婦同伴でやって来るはず。でもハービスお兄様は離縁してしまったから一人で出席することになる、そこで私が行くことで妻の座を埋めることが出来る。
リリンナが消えてくれてラッキーだったかもしれない、妻がいたら行くことは叶わなかったかもしれない。初めて感謝することが出来そうだと考えていた。
「いや、男性同士の方が話しやすい場合もある」
「でもパーティーですから、女性がいた方がいいと思うのですが」
「なるべく人数を減らすようにということだから、わざわざ増やす必要はない。なぜそんなに行きたがる?まさか縁談などと思っていないだろうな?そのような目的で訪問されるわけではない」
「そのような恐れ多いこと思っておりません」
本当は思っていたけど、そんなこと言えば、絶対に参加させては貰えなくなる。ドレスも買って貰わなければならないし、お父様の機嫌を損ねるのは悪手だ。
「裁判官をされているということでしたので、興味がありましたの」
「仕事に就くつもりなのか?」
「いや、ええ、それもいいかと思ったのですが」
「ならば、女官の試験でも受けてみなさい。次はいつだったか調べておこう」
不味い、女官などになるつもりはない、使われるより私は使う側の人間が向いている。私は結婚して、責任もしがらみのない立場で、悪を糾弾するのが合っている。そうでないと自由な意見が言えないじゃない。
だからこそ裁判官の妻が、夫に意見を求められる立場で、私に一番向いている。
お父様、余計なことはいいから、そういうことならば行かせようと言って頂戴。口に出すことは出来ないけど、大公閣下が気に入ってくだされば、またとないお相手なのだから、どうか察してください。
「まだ何かあるのか?」
「っいえ、失礼します」
願いは虚しく、届かないまま勝手な野望は打ち砕かれることになった。
二ヶ月後、レオ・ライプ・ローグレイン大公閣下一行はやって来たが、アデリーナが偶然会うような機会などない。
どうにか会うことは出来ないかと探っていると、意見交換会の傍聴ならば、貴族であれば参加出来るということで、出席することになった。
どちらかというと、アデリーナは婚約者探しのために出席しているだけで、元々はアイレットのことで渋い顔をされるようになるまでは、些細な悪いことを責め、快感を得ることがアデリーナのいつもの行動であった。
だが実の妹を蔑んでいると広がって行き、実は自身のことばかりで見る目がないと、評価は下がっていく一方だった。
そして、フィーストが以前、話していたヒルズ王国からレオ・ライプ・ローグレイン大公閣下がやって来ることが決まった。
裁判所や過去の裁判の判例を見せて貰うことが目的だが、歓迎のパーティーだけは行われることになり、何か身になるような話や、人材が見付かるかもしれないということで、参加することになった。
「お父様、私も大公閣下のパーティーに参加したいです」
勝手に思い悩んでいたアデリーナはようやくお会い出来ると意気込んでいたが、スチューノ・マルドアから大公閣下のパーティーには限られた人しか出席できないと聞き、父に願い出た。
「いや、ハービスが出席するから、アデリーナはいい」
「お願いです」
「大公閣下は余り大人数は好まれない、嫡男が行くのは当たり前ではないか」
「でも、ハービスお兄様には妻がおりませんから、私も行った方がよろしいのではありませんか」
スチューノは出席すると言っていたくらいだから、きっと皆、夫婦同伴でやって来るはず。でもハービスお兄様は離縁してしまったから一人で出席することになる、そこで私が行くことで妻の座を埋めることが出来る。
リリンナが消えてくれてラッキーだったかもしれない、妻がいたら行くことは叶わなかったかもしれない。初めて感謝することが出来そうだと考えていた。
「いや、男性同士の方が話しやすい場合もある」
「でもパーティーですから、女性がいた方がいいと思うのですが」
「なるべく人数を減らすようにということだから、わざわざ増やす必要はない。なぜそんなに行きたがる?まさか縁談などと思っていないだろうな?そのような目的で訪問されるわけではない」
「そのような恐れ多いこと思っておりません」
本当は思っていたけど、そんなこと言えば、絶対に参加させては貰えなくなる。ドレスも買って貰わなければならないし、お父様の機嫌を損ねるのは悪手だ。
「裁判官をされているということでしたので、興味がありましたの」
「仕事に就くつもりなのか?」
「いや、ええ、それもいいかと思ったのですが」
「ならば、女官の試験でも受けてみなさい。次はいつだったか調べておこう」
不味い、女官などになるつもりはない、使われるより私は使う側の人間が向いている。私は結婚して、責任もしがらみのない立場で、悪を糾弾するのが合っている。そうでないと自由な意見が言えないじゃない。
だからこそ裁判官の妻が、夫に意見を求められる立場で、私に一番向いている。
お父様、余計なことはいいから、そういうことならば行かせようと言って頂戴。口に出すことは出来ないけど、大公閣下が気に入ってくだされば、またとないお相手なのだから、どうか察してください。
「まだ何かあるのか?」
「っいえ、失礼します」
願いは虚しく、届かないまま勝手な野望は打ち砕かれることになった。
二ヶ月後、レオ・ライプ・ローグレイン大公閣下一行はやって来たが、アデリーナが偶然会うような機会などない。
どうにか会うことは出来ないかと探っていると、意見交換会の傍聴ならば、貴族であれば参加出来るということで、出席することになった。
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