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プロローグ
厨二男と悪食娘①:始まりの日
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とある街中、目覚めた少女は何も思い出せなかった。自分の名前は何なのか。自分は何故そこに居るのか。わからない。確かにわからないがわからないなりに、その場に居るだけでもダメだと思ったその少女は歩き始めた。宛もなく歩き回る内に少女は《空腹》を思い出した。音をならすお腹。だんだん動かすのが辛くなる体。何かを《食べる》ことをしなければいずれか自分は倒れてしまう、と。そして、周りを歩く自分と似た形をした生き物を見てこう思った。
(こんなにたくさん居るんですもの。少し位減ってもいいはずよ)
少女は、何もわからないなりに見つからないようにした方がいいと思っていりくんだ狭い道に一匹はぐれたのを見つけ、後ろから襲いかかった。押し倒して首を捻ったのだ。しばらくビクビクと動いていたそれは、やがて全く動かなくなる。やっと食べやすくなった。手にとって口元へ運ぶ。と、今まさに食らいつこうとしていた少女の手がピタリと止まった。少女は思い出しかけていたのだ。あの言葉を。こういう時に何か言うはずだ。何だっけ?少したって思い出した。そうだ、あれは確か……
「いただきます」
そう口にすると、満足感を覚えた少女は目の前の食料を食べ始めた。
一口目、沸き上がる感情。何と言うのが相応しい?
二口目、体が感じる幸福感。そうだ、これは……
三口目、思い出した。この思いは、そう
「美味しい……!」
確信は更なる食欲を生む。あっという間に平らげて、二人目、三人目、四人目……そうなってしまってはもう止まらない。骨まで残らず食べきった。血の一滴も撒き散らすこと無く飲みきった。それを差し引いても、治安の悪い地方の繁華街の裏路地だ。ちょっとの血痕、多少の行方不明では騒ぎにならない。が、止まらぬ食欲は大量に《食料》を消費した。そう、裏路地の権力者達が不振感を抱くまで。高額なる懸賞金がかけられるまで。気が付けば、周りには大量の《食料》……少女に痛みを与える物を持ち、決して少女に食べられる距離には近付かず。少女はその痛みを与える物の名が、《鉄砲》ということを思い出すくらい長い間撃たれ続けた。そして《痛み》も思い出す。そう、それでも死ねなかったのだ。
「痛い……痛い……やめて……やめてよ!どうしてそんなひどいことするの?」
身体中に穴を開け、そこから紅い血を噴き出しながら。まるで子供が親に初めて怒られて、急にひどいことをされたその理由がわからないような言い方で撃つのをやめるように言う少女に、しかしより強く恐怖を覚えた《食料》達は、なおも銃を撃ち続けた。おかしい。何故死なない。その得体の知れぬ恐怖感に身を包まれながら。……どのくらいたった頃だろうか。突然、銃の音と少女の声だけが響き渡っていた裏路地に高笑いが聞こえた。
「ふははははは!なんたることだ、幼き面影の残る少女を相手に大の大人が数人がかりで撃ちかかるとは!」
極限状態の緊張感の中、いきなり聞こえてきたその声のする方に皆が釘付けになる。見ると、建物の上に黒い影があった。
「それすなわち悪!そして悪とは、絶対に存在してはいけないものである!そう、唯一にして最強の必要悪なこの我輩以外にぎゃっ!」
影がまた長々と語っていたまさにその時、少女を撃っていた男の一人がいい加減邪魔に思えたのかいきなりそいつを撃ち落としたのだ。ぐしゃっ、とあまりよくない音をたててそいつが落ちてきた。黒いロングコートに黒い指ぬき手袋、おまけに夜なのにサングラスを着けているその姿はなんと言うか……中々にイタイものだった。
「なんだぁ、こいつの格好は……ハッ、たまにいるんだよなぁこういうバカがよぉ」
撃ち落とした男は、イタイ男を笑うと少女に向き直った。
「悪かったなぁ、無駄な時間かけちまってよぉ。お詫びに、てめぇが死ぬまで撃ち続けてやんよ。まぁ、つっても元からそのつもりだったけどな」
「なあ、そうは言ってもこいつは殺せるのか?」
「知らねぇけど多分死ぬだろ。さっきから別に傷が治ってる訳でもねぇし、動きが鈍り始めてる。いつかは殺せるさ」
先程までこの場が保っていた緊張感が乱入者によって崩れたからなのか、その男が再び少女に銃を向けたときには周りの男達にも殺意が戻っていた。並ぶ銃口。その殺意をぶつける道具に少女は《恐怖》、そして《絶望》を思い出していた。何故なら少女は直感的にこのまま撃たれ続けたら自分にとって取り返しのつかないことになるということを悟ったからだ。そう、思い出し始めていたのだ。《死》の苦しみを。そして、思わず口からある言葉がこぼれる。
「助けて……」
「ハッ、化物が今更命乞いかよ、胸糞悪ぃぜ。大体、誰がてめぇなんか助けてくれるってんだそんなやつがいるとすりゃあよっぽどのバカだぜ」
そう、確かにその通りなのだ。身寄りのない、記憶もない、その上人を殺して食べていた化物。そんな少女が助けを願ったとしても、助けてくれるとすれば何も知らないかつ己の命をかけてまで誰かの為に動ける【バカ】だけなのだ。そして、そんなバカはこの場に……
「クハハハハッ!良いだろう、助けてやろう」
一人だけしかいないのである。
「んだぁ?てめぇ、生きてやがったのか」
「当たり前であろう!この【漆黒の魔神】たる我輩があの程度で死ぬと思ったか!クハハハハッ!」
「うるせぇなぁ、もっかいしっかり死になおしとけイカれ野郎」
銃声がなり、弾が撃ちだされる。しかし、その弾は【漆黒の魔神】と名乗った男に当たることなく跳ね返った。
「フン、油断さえしていなければそのようなちゃちな玩具では我輩は傷一つつかんぞ!」
「んなっ!?チッ、化物が増えやがったつー訳かよ……おい!撃ち続けるぞ!こいつもいつかは死ぬだろぉよ!」
男が仲間に声をかけ、一斉に撃ち始める。が、【漆黒の魔神】はそちらには目もくれずにうしろを振り返る。そこには信じられないようなものを見たような顔をしている少女がいた。
「さて、憐れなる少女よ。助けてやろうとは言ったがタダでとはいかん。一つ条件がある」
声をかけられた少女はびくっと身をこわばらせたが、自分を見つめる【漆黒の魔神】の目を見返すと訪ねる。
「……どんな?」
その問いを聞き、薄く笑いながら【漆黒の魔神】は答えた。
「我輩に忠誠を誓え。我輩の下僕となるのだ。下僕とはすなわち所有物、つまり我輩の物である限り傷つけられるのは気に喰わんから護ってやるということだ」
下僕。初めて聞いた言葉だが、所有物というのはだいたいわかる。それが、決して軽い代償でないことに気づきながらも少女は誓う。
「貴方に忠誠を尽くします」
「クハハハハッ、いいだろう、我下僕として認めてやろう。さて、いい加減に飽きてきた。終わらすとしよう」
くるりと向きを変え、銃口を向けて撃ち続けている男達に右手を突き出す。
「破滅せよ」
直後、轟音。凄まじい粉塵が舞い、辺りが見えなくなる。やがてそれが晴れると、目の前の……男達がいた場所は消し飛ばされ、地面は抉れていた。それを見た少女は、安心感からか痛みと疲労がどっと押し寄せて気を失ってしまう。
「ふむ、では少し休むと良い。医者のところまで我輩が運んでやるから有り難く思え」
少女を抱き抱え【漆黒の魔神】がその場を離れる。暫くして、その場に一人の男の声があった。
「チッ、【漆黒の魔神】ってか。覚えといてやらぁ……」
自称魔神の厨二男と記憶喪失の大食い少女。ふたりの物語はここから始まった……!
(こんなにたくさん居るんですもの。少し位減ってもいいはずよ)
少女は、何もわからないなりに見つからないようにした方がいいと思っていりくんだ狭い道に一匹はぐれたのを見つけ、後ろから襲いかかった。押し倒して首を捻ったのだ。しばらくビクビクと動いていたそれは、やがて全く動かなくなる。やっと食べやすくなった。手にとって口元へ運ぶ。と、今まさに食らいつこうとしていた少女の手がピタリと止まった。少女は思い出しかけていたのだ。あの言葉を。こういう時に何か言うはずだ。何だっけ?少したって思い出した。そうだ、あれは確か……
「いただきます」
そう口にすると、満足感を覚えた少女は目の前の食料を食べ始めた。
一口目、沸き上がる感情。何と言うのが相応しい?
二口目、体が感じる幸福感。そうだ、これは……
三口目、思い出した。この思いは、そう
「美味しい……!」
確信は更なる食欲を生む。あっという間に平らげて、二人目、三人目、四人目……そうなってしまってはもう止まらない。骨まで残らず食べきった。血の一滴も撒き散らすこと無く飲みきった。それを差し引いても、治安の悪い地方の繁華街の裏路地だ。ちょっとの血痕、多少の行方不明では騒ぎにならない。が、止まらぬ食欲は大量に《食料》を消費した。そう、裏路地の権力者達が不振感を抱くまで。高額なる懸賞金がかけられるまで。気が付けば、周りには大量の《食料》……少女に痛みを与える物を持ち、決して少女に食べられる距離には近付かず。少女はその痛みを与える物の名が、《鉄砲》ということを思い出すくらい長い間撃たれ続けた。そして《痛み》も思い出す。そう、それでも死ねなかったのだ。
「痛い……痛い……やめて……やめてよ!どうしてそんなひどいことするの?」
身体中に穴を開け、そこから紅い血を噴き出しながら。まるで子供が親に初めて怒られて、急にひどいことをされたその理由がわからないような言い方で撃つのをやめるように言う少女に、しかしより強く恐怖を覚えた《食料》達は、なおも銃を撃ち続けた。おかしい。何故死なない。その得体の知れぬ恐怖感に身を包まれながら。……どのくらいたった頃だろうか。突然、銃の音と少女の声だけが響き渡っていた裏路地に高笑いが聞こえた。
「ふははははは!なんたることだ、幼き面影の残る少女を相手に大の大人が数人がかりで撃ちかかるとは!」
極限状態の緊張感の中、いきなり聞こえてきたその声のする方に皆が釘付けになる。見ると、建物の上に黒い影があった。
「それすなわち悪!そして悪とは、絶対に存在してはいけないものである!そう、唯一にして最強の必要悪なこの我輩以外にぎゃっ!」
影がまた長々と語っていたまさにその時、少女を撃っていた男の一人がいい加減邪魔に思えたのかいきなりそいつを撃ち落としたのだ。ぐしゃっ、とあまりよくない音をたててそいつが落ちてきた。黒いロングコートに黒い指ぬき手袋、おまけに夜なのにサングラスを着けているその姿はなんと言うか……中々にイタイものだった。
「なんだぁ、こいつの格好は……ハッ、たまにいるんだよなぁこういうバカがよぉ」
撃ち落とした男は、イタイ男を笑うと少女に向き直った。
「悪かったなぁ、無駄な時間かけちまってよぉ。お詫びに、てめぇが死ぬまで撃ち続けてやんよ。まぁ、つっても元からそのつもりだったけどな」
「なあ、そうは言ってもこいつは殺せるのか?」
「知らねぇけど多分死ぬだろ。さっきから別に傷が治ってる訳でもねぇし、動きが鈍り始めてる。いつかは殺せるさ」
先程までこの場が保っていた緊張感が乱入者によって崩れたからなのか、その男が再び少女に銃を向けたときには周りの男達にも殺意が戻っていた。並ぶ銃口。その殺意をぶつける道具に少女は《恐怖》、そして《絶望》を思い出していた。何故なら少女は直感的にこのまま撃たれ続けたら自分にとって取り返しのつかないことになるということを悟ったからだ。そう、思い出し始めていたのだ。《死》の苦しみを。そして、思わず口からある言葉がこぼれる。
「助けて……」
「ハッ、化物が今更命乞いかよ、胸糞悪ぃぜ。大体、誰がてめぇなんか助けてくれるってんだそんなやつがいるとすりゃあよっぽどのバカだぜ」
そう、確かにその通りなのだ。身寄りのない、記憶もない、その上人を殺して食べていた化物。そんな少女が助けを願ったとしても、助けてくれるとすれば何も知らないかつ己の命をかけてまで誰かの為に動ける【バカ】だけなのだ。そして、そんなバカはこの場に……
「クハハハハッ!良いだろう、助けてやろう」
一人だけしかいないのである。
「んだぁ?てめぇ、生きてやがったのか」
「当たり前であろう!この【漆黒の魔神】たる我輩があの程度で死ぬと思ったか!クハハハハッ!」
「うるせぇなぁ、もっかいしっかり死になおしとけイカれ野郎」
銃声がなり、弾が撃ちだされる。しかし、その弾は【漆黒の魔神】と名乗った男に当たることなく跳ね返った。
「フン、油断さえしていなければそのようなちゃちな玩具では我輩は傷一つつかんぞ!」
「んなっ!?チッ、化物が増えやがったつー訳かよ……おい!撃ち続けるぞ!こいつもいつかは死ぬだろぉよ!」
男が仲間に声をかけ、一斉に撃ち始める。が、【漆黒の魔神】はそちらには目もくれずにうしろを振り返る。そこには信じられないようなものを見たような顔をしている少女がいた。
「さて、憐れなる少女よ。助けてやろうとは言ったがタダでとはいかん。一つ条件がある」
声をかけられた少女はびくっと身をこわばらせたが、自分を見つめる【漆黒の魔神】の目を見返すと訪ねる。
「……どんな?」
その問いを聞き、薄く笑いながら【漆黒の魔神】は答えた。
「我輩に忠誠を誓え。我輩の下僕となるのだ。下僕とはすなわち所有物、つまり我輩の物である限り傷つけられるのは気に喰わんから護ってやるということだ」
下僕。初めて聞いた言葉だが、所有物というのはだいたいわかる。それが、決して軽い代償でないことに気づきながらも少女は誓う。
「貴方に忠誠を尽くします」
「クハハハハッ、いいだろう、我下僕として認めてやろう。さて、いい加減に飽きてきた。終わらすとしよう」
くるりと向きを変え、銃口を向けて撃ち続けている男達に右手を突き出す。
「破滅せよ」
直後、轟音。凄まじい粉塵が舞い、辺りが見えなくなる。やがてそれが晴れると、目の前の……男達がいた場所は消し飛ばされ、地面は抉れていた。それを見た少女は、安心感からか痛みと疲労がどっと押し寄せて気を失ってしまう。
「ふむ、では少し休むと良い。医者のところまで我輩が運んでやるから有り難く思え」
少女を抱き抱え【漆黒の魔神】がその場を離れる。暫くして、その場に一人の男の声があった。
「チッ、【漆黒の魔神】ってか。覚えといてやらぁ……」
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