こんな異世界望んでません!

アオネコさん

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第3章 魔導帝国ハビリオン編

眉毛と決め顔がポイントです

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やっぱり皇族とかって性能スペックが違うらしい…イケメン(ケッ!)で俺以外には敬語で時々わけのわからん事を言うけどやっぱりファンタジーで王族や皇族は強いっていうのはお決まりみたいだ

俺は目の前の光景を横目にしながら座る場所を探す…

「はぁっ!!」

そんな気合いの入った声の場所をチラ見すると丁度アスキルが剣でワイルドボアを切り裂いたところだった

…これって魔法の実戦訓練だよね?と思うがアスキルは魔法も使って相手を蹴散らしているので一応魔法の訓練なのだろう

ちなみになぜ俺が参加していないのかって疑問だろうけど…
正直無理です無理無理
だって俺この間まで日本の高校生だよ?接近戦での連携とか出来ないしゲームじゃないから味方…つまりアスキルにも攻撃が当たる可能性があるし…やっぱりソロで魔法無双したほうが良くない?

「……連携は大事だぞ」

見てるだけの俺にハティオさんが心配そうに横からそう言ってきた…
それはわかるんだけど…うーむ…あっ…そうだ援護しよう
魔法の練習にもなりそうだし

というわけで!



「……なんだそれは」

「ゴルゴっぽいやつです」

顔を険しくして地面にうつ伏せの状態になる…そんな俺の手には…まさに…狙撃銃というような物が握られている

そう!俺が考えたのは後方支援!!土の魔法と俺の想像力を使い賢者先生が生み出した狙撃銃を使いアスキルをサポートする!文句は受け付けない!

というかこの狙撃銃は文句無しの性能を誇っているのだ!
俺がスータの町で回復魔法の練習をした時の記憶を元に(賢者先生が)造り出したこの銃は攻撃も回復も補助も出来るというデュークも驚く優れもの!

…さて試し打ちといきますか…

俺は銃取り付けてある照準器スコープを覗き込み撃つ

「喰らえ!ファイヤー!」

狙撃手としてダメだろう大声をあげてしまったが関係ない…俺…狙撃手じゃないし

銃から発射された火の魔法が狙い通りにアスキルから少し離れたワイルドボアの体に当たった…その瞬間大きな火がワイルドボアを包み込む

「ブギャャャ!」

変な声をあげながらワイルドボアは暴れるがすぐにそのまま地面に倒れてしまった

「…ふっ…たわいもない」

キメ顔をしながらウエスタン風…銃口に息を吹きかけようとしたが狙撃銃が結構長くて地面に当たるので諦めた
…今度からハンドガンみたいなのにしようかな

「……面白い魔法の使い方だな」

ハティオさんが俺と俺の持つ狙撃銃を見てそんな事を言う…褒めても何も出ないよ!ハッハッハッ!!ゴホッ…

「再びファイヤー!」

単純な俺はそのまま次から次へと魔物を狙撃していく…本当はアスキルに補助として光魔法とか撃ちたいけど副作用がね…


・・・


アスキルと俺はすごい勢いで魔物を倒していきお昼前には草原から魔物の影が無くなってしまった…しかもアスキルはほとんど攻撃を受けず俺は無傷だったので結構相性が良いんだろうか…?
でも皇族を盾にしてる感が凄かったので精神的にはダメージを受けているがな!

草原の真ん中辺りで昼食をとっていた時アスキルがこちらを見て話しかけてきた

「ユウトその魔法はなんだ…ですか?」

近くにハティオさんがいるからタメ語と敬語がくっ付いた様な話の仕方なのでめっちゃ違和感がある…まぁそれを指摘すると色々騒ぎそうだったのでやめた…俺はアスキルと違って大人だからな!ワッハッハッ!

「ゴルゴです」

俺がそう言ってもアスキルはよくわかっていないらしい…アスキルの頭の上にハテナマークが見えるような錯覚を覚えた

「……ゴルゴという魔法なのか」

「ゴルゴ…」

二人とも何か勘違いしている…魔法の名前がゴルゴじゃなくて…と言おうとしたけどめんどくさいのでそのままにしておく…どうせ語源なんて誰もわからないだろう
ていうか銃を造ったのは狙いやすくするためであって攻撃力を上げるとか新しい魔法とかっていうわけじゃないけどね

そんな事を思っていると俺達に近付く何かを感知した
その方向を見てみると小さな鳥のようなものが接近してくる…もしかして鳥系の魔物?

「……二人ともあれは敵ではない」

アスキルも魔物だと思ったのか魔法を使う準備に入っていたがハティオさんがそう言うので俺達は警戒を解いた

そのまま鳥のようなものがハティオさんの肩に降りた…よく見てみると折り鶴みたいに紙で出来ていることがわかった

「チチチ…チチ」

その紙の鳥は小さな鳴き声をあげてハティオさんはそれを聞きながら頷いているが俺にはなんと言ってるかさっぱりわからん…もしかしたら伝書鳩みたいなやつかもしれない

しばらく鳥と会話(?)をしていたハティオさんだったがこちらを向き申し訳なさそうな顔で口を開いた

「……すまない急用が出来た」

「急用…ですか?」

アスキルの言葉にハティオさんは一度頷くと

「……授業はこのまま継続だ…もちろん俺の代わりは用意する」

ハティオさんはそう言って立ち上がり何か魔法を行使した…するとハティオさんの目の前の地面から火が吹き上がり形を作っていく…そして一体の動物が現れた

「……トカゲ?」

俺は思わずそう言ってしまう…なぜなら目の前の動物は見た目トカゲそのものだ…体は赤いけど…それに人間の子供ぐらいの大きさだけど…あと所々から火が出てるし…あれ?ならトカゲじゃないのか?

「……こいつは【火の精霊サラマンダー】だ…知性はあるから安心しろ」

そう言ってハティオさんはそのサラマンダーに色々と命令する…その度にトカゲがハティオさんに顔を向けてコクコクと頷くのがちょっと可愛らしいと思った…


その後ハティオさんは俺達に魔物回収用のカバンを預けてハビリオンに戻り
今現在は俺とアスキルとサラマンダーのパーティだ…何この変なパーティ…

「ふんっ…昼食も終わったしさっさと行くぞ」

ハティオさんがいなくなったのでアスキルは元に戻ってしまった…まぁどっちが素なのかよくわからんが…

「近くにはほとんど魔物がいないな…森の近くまで行ってみるか…ついてこいユウト!」

「………」

ハティオさーん…戻ってきてー…


・・・


光が射し込む森の中を俺達は歩いている…草原からここまでほとんど魔物が出なかったけど確かこの近くにダンジョンがあるとかハティオさんが言ってたから冒険者が倒したのかなと思う

そんな事を思っていると遠くから羽音のような音が聞こえてきた

「ん?この音は…」

アスキルも気付いたらしい…すぐに近くの木に隠れて俺を手招きするので同じように木に隠れる

その少し後に音の正体が木々の隙間から見えた


「ちっ…ポイズンビーか…めんどくさいな」

「ポイズンビー?」

その魔物をよく見てみるとハチのような体をしている
そして尻の辺りにある針はとても鋭く尖っていて刺さると痛そうだな…しかも名前の通りなら毒も持ってるだろうし…とそこまで考えて違和感に気付く…

「…ねぇあの魔物…でかくない?」

なんか見た感じ1メートル以上あるよね?なんか遠近感がおかしくなってるよ…針なんて枝みたいな太さだし…あれで刺されたら毒関係無く死ぬよね?体を貫通するよね?毒持ってる意味ある?

「あの大きさは普通だろ…もっと勉強しとけよ」

アスキルが呆れたような声で言ってきたので心の中でパンチしといた…もちろん顔面に

「まぁ…お前の勉強を…手伝ってやらないでも…その…」

なんか続けてボソボソ言っているが早く作戦考えないとヤツらに見つかるよ…って

「……あ」

…目が合っちゃった…


「ギチギチギチ!!」

「ぎゃああああ!!」

「うわっ!なんだユウト!叫ぶな!」

凄いスピードでこっち来てますがな!はよ魔法!!ゴルゴは…やってる時間ない!!どうしよう!ひぃぃ!針がでかい!状態異常無効だから毒にはやられないだろうけど刺されたくないよ!!ヘループ!!

「くそっ…!見つかったか!」

そう言いながらアスキルは剣を取り出しポイズンビーの前に出る

「ユウト!お前はサポートに回れ!早く片付けないと群れで来るぞ!」

「わ…わかった!」

パニックではあったがここは戦い慣れてるだろうアスキルの指示に従おう…まずは撃ち落と…

そこまで考えた時…俺の気配感知に反応があった…その反応は一斉にこちらに向かってきていた…あ…あれ?もしかして…

《全てポイズンビーと思われます》


いやぁぁぁぁぁ!!!もう群れで来とるぅぅ!!


そして戦いが…今始ま…



るなぁぁぁ!





――――――――――――――――――――――――――――――

アオネコさんです!

この間、質問を受け付けてますとか言いましたけど…普通の感想も受け付けてます…なので気軽に感想ください…

まぁ、その話は置いときまして…
作者は謝罪しなければなりません

実は、気分転換のためと試験的な事で別の話を書き始めたのですが、気が付くとそっちにばかり気を取られてしまっていてこの小説を書くことが出来ていませんでした

なので、もしかしたら更新頻度が落ちてしまうかもしれません…
なので読んでくださる読者の皆様にはご迷惑をおかけします
作者の無計画さとクソ雑魚ナメクジさを露呈してしまったわけでありますが、これからも見守ってくださると嬉しく思います

それではまたお会いしましょう
え?もう嫌?…そうですか




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