こんな異世界望んでません!

アオネコさん

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第2章 世界の異変が大変編

これは契約ですか?婚約ですか?

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……おう…もう慣れたけどもさ…補正要らないんじゃないの?この補正のせいで魔法使う度に好意持たれるってちょっと怒るよ?もう俺魔法使えないじゃん…どの属性の魔法も補正かかるってもう俺嫌だよ…

ステータス見て気になるのはやっぱり呪い状態のとこだけど…他のスキルの事?あとで考えてみようかな…
ただ賢者先生はやっぱりさすがです!補正がよく分からんけど…

ところで賢者先生!俺の呪い状態ってのはどういうことなんですか?

《全ての属性に対する耐性が低下しております》

ま!じ!か!

それってやばくないですか?今の俺は全てのダメージ倍受けるみたいなことでしょ?…俺…大丈夫なのかね?

《問題ありません…今現在呪いの解除を実行しております》

おお!賢者先生さすがです!俺が何もいわないうちに行動するなんて…出来る人だ!いやスキルなんですけども…!

呪いの解除には時間がかかるみたいなので俺はこの遺跡を後にする…あ…そういえばこの遺跡の石とかってどういうものなのか賢者先生はわかるのかな?


《鑑定不能ですが魔導金属だと推測します》

なぬ?魔導金属?なにそれ?

《究極金属の一つで他の究極金属よりも硬度は低いですがあらゆる能力に対しての強力な耐性があるのが特徴です》

ほうほう…だから特殊空間や鑑定も効かなかったのか…え?凄くね?究極金属すごい!もしかしてオリハルコンとかってのもあるの?

《存在します》

キター!!オリハルコンですよ!オリハルコン!他にもありそうだけどこれは夢がありますね!さすが異世界!

俺は立ち上がって遺跡の外を目指す…色々あって忘れてたけどカイルさんたちと合流しなければならないよね…みんな大丈夫かな…?

そんなことを考えながら俺は遺跡を後にする…

しばらく歩くと再び地面が土に変わったので洞窟に戻ってきたみたい…というか洞窟と遺跡って繋がってるのなら洞窟も石で作ればよかったのに…

…あれ?そういえば洞窟の中がちゃんと見えるぞ?…なんで?俺夜目なんて持ってないのに…

《スキル【魔眼】の効果です》

へ?そうなの?暗視機能も付いてるの?魔眼凄いな!魔眼さんのおかげで洞窟を楽々と進んでいけるので感謝ですねはい

俺は歩きながらある疑問を賢者先生に話してみた…それは何かというと…

あの封印の鎖は呪術…つまりは呪い属性だったのになぜ純潔さんが無効化出来なかったのか?って事だ

《それはスキル【純潔】の無効化可能な限度を超えていたからです》

え?どういうこと?

・・・

賢者先生がいうには無効などのスキルには限度があるらしい…
つまりそのスキルが持つ許容範囲内なら無効ということだ…え?なにそれ…それじゃあ無効じゃないじゃん…

今回の場合…例えば純潔さんの許容範囲が100のところをあの鎖は101以上の呪術の力でその許容範囲を破ったってことだね…

もしこの鎖が99や100の力だったならどれだけ触れていても無効出来たらしいけど…正直ずっと触れていたいものじゃないよ…


そんなことを考えながら入口に向かって歩いていくと魔導金属の影響から復活した気配感知に反応がある…こ…これは…まさか…

前を見ると記憶に新しい白い狼が……ひぃぃ!近付かないでー!!お前にされたこと覚えているんだからな!!忘れたいけど!

《害意を感知出来ません》

賢者先生がなんかいってるけど…害意?もう害を与えられた後なんですけど…

そう考えている間にも白狼は近付いてくる…本当に害意ないよね?大丈夫だよね?

《問題ありません》

白狼は俺の目の前まで来るとその赤い目でこちらをジッと見る…

ペロッ

「ひぃ!」

いきなり頬を舐められて声が出る…ひぃぃ!舐められたよー!!本当に害意ないの!?

《問題ありません》

そうですか…わかりましたよ!信じます!

顔をペロペロと舐められて首とか腹とかをフンフンと嗅がれて…一体何なんですか?

『愛するつがいよ…どこにいっていた?』

喋れるんかい!なら最初っから…あ…おかしくなってたんだった…


……って番?

もういきなり頭に声が響くのは慣れっこになってしまっているが内容は無視出来ない

『…つ…番って…?』

『人間は番とは言わないのだったな…俺達は愛し合った…つまりずっと一緒にいるということだ』

…いや…番って意味はわかりますよ?でもね…

『いやいや!!愛し合ったというか…』

『俺はお前に救われた』

『え?』

なんか勝手に話が進んで…俺の言葉は無視ですか?

『この森を覆う瘴気に蝕まれていた俺をお前は助けてくれた…その時俺はお前に惚れたのだ』

『…いや…それはですね…回復魔』

『その時の俺は理性が飛んでしまっていたがそれほどまでにお前を愛していたのだ』

『いやだからそれは回』

『お前も俺を受け入れてくれてそして俺達は愛し合った』

『………』

『俺達はその瞬間から唯一無二の番になっ』

『ちょっとまてぇぇぇい!!!!!』

白狼が目を丸くするが気にしてられるか!!全然話を聞いてくれないし勝手に愛し合ったとかなんとかいってるけどあれは犯罪ですよ!?無理矢理だったからね!?ただ回復魔法を使った副作用だったし責めることが出来ないのがなんとも…

『どうした?愛する番よ』

『いやあのですね?あれは俺の能力のせいでなったことでして…』

白狼を蝕んでいた魔素を浄化?回復?させた副作用で一時的にそういう気分になっただけだと説明した…

『ふむ…そんな能力は聞いたことがないな…』

『でもそうなんですって…だから』

番じゃありませんという言葉は顔を舐められたことでいえなかった

『ちょっ…なにするんですか!』

『俺には発情や魅了系の能力は効かぬ…俺がお前に惚れたのは俺の意思だ』

『いやいや…』

『たとえ能力のせいだとしても好きでもないヤツに好意を抱くわけがない』

『…え?』

『狼は番を愛するものだ…それに俺の恩人でもある…お前が拒否しても俺はお前についていこう』

目の前で犬のお座りのように座った(それでも俺よりでかい)白狼に俺は言葉が出ない…え?勝手についてくるって…あの…え?強制ですか?そのままついてこられると確実にパニックになりますよ?

《ウルフロードからクロイシ・ユウトに契約の申請を受けました
なおこの契約はクロイシ・ユウト上位の契約になります
申請を受諾し契約をしますか?》

え?け…契約…?…ウルフロードって白狼の名前かな?

目の前の狼を見るとハッハッハッと期待に満ちた眼差しで…

えええ!!!これ契約してもしなくても俺についてくるんじゃ!?強制契約でしょ!俺が上位じゃなかったの!?

《契約では上位者の命令は絶対です》

賢者先生!え?そうなの?そうしたらついてこないでっていえるの?

《はい》

おお!じゃあ良いかな?白狼結構強いし!俺が上位でよかった!契約する!します!

《ウルフロードとクロイシ・ユウトの契約が完了しました…
これにより個体名ウルフロードへの名付けが可能になりました》

よし!やったね!

『これで契約は完了だな…これからよろしくなユウト…愛する番よ…』

だから俺は番じゃないってば!!

俺は顔をペロペロ舐められながらやっぱり契約は失敗かな…なんて思っていた





――――――――――――――――――――――――――――――

アオネコさんです

いつもこの小説を読んでいただき
本当にありがとうございます

なんとこの小説のお気に入り件数が500件を越えました!!キャー!
少し前の400件で嬉しいなーと思っていたのに…皆様に感謝です!

感想などをくださりとても作者は喜んでおります!
これからも頑張っていきますので…応援よろしくお願いします!




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