異世界で自分好みの彼女調教。嫁いだ先の変態貴族はオレです

ひふみ しごろく

文字の大きさ
1 / 4

序章<短編・お約束転生・エロはなし>

しおりを挟む
西暦2023年2月某日。
渋谷のスクランブル交差点を歩いていたオレは突如死んだ。

理不尽だ。

「まことに もうしわけ ありません」

オレが死んだ瞬間をリプレイしてもらったが、突然爆散している。
何かが飛んできたとか、そういう原因がない。
ただ前触れもなく吹き飛んでいる。

「じくうの だんれつを しゅうふくする はざまに あなたが うんわるく いました」

「それはもう聞き飽きた」

「まことに もうしわけ ありません」

「…あんたの神様パワーで生き返れないの?」

「もはや いんがりつは かくていし それは ふかのうです」

「オレの人生おしまい?」

「はい」

「じゃあ、何でここにオレがいるんだよ!」

「べつの せんたくしを ていじ し おわびしたいと おもいました」

「はぁ…」

何を言い出すのか、この神様。

「そちらで はやりの 異世界転生 を ご 提案 します」

「えっ」

「げんご解析 完了。
聞き取りにくい会話で失礼いたしました。
今回の事態は発生確率がほぼゼロに等しい非常に稀な現象でした。
あなたの運が最悪だったと言うことです」

…急に饒舌に、そして失礼になったなオイ。

「修正は不可能。しかしながらあなたがたの言うところの”タマシイ”の救出に成功しました。あなたにも理解できる程度に簡略化してお話すると、タマシイを別世界のボディに入れ因果律を調整することで問題なく新たな人生が歩めます。ただしその人生がうまくいく保証はありませんし補助もしません」

さらに突き放してきた。
ともかく神様なりになんとかしてやろうと言うことで、ここは素直に喜ぶべきところだろう。

「ありがとう、オレにそこまでしてくれて」

「どういたしまして。提案を受け入れてくれますか」

「お約束だが、ちょっと条件つけていいか?」

「提案をおききします。チート能力が欲しい的なやつですね?」

話が早い。

「まず、どんな世界なんだ?」

「あなたの地球とほぼ同一です。ただし18世紀頃の発展レベル。ご想像の内容とあまりブレがないものと推測」

「魔物とか悪魔とか魔王はいるのか?」

「人々の心のなかだけに存在します」

「魔法は?」

「あります」

お、すげー!
一度は死んだ身。残りの人生は欲望の限りを尽くすか。
だいたい夢かもしれないし。
こんなバカみたいな話、そうないだろう。

「よし、オレからの提案はこうだ。

・読み書きできる
・病気にならない
・貴族のボンボンで今と似た身体つき、今の知識を持ったまま
・世界についての知識を持った従者をひとり用意する
・魔法で好き勝手なんでもできる

どうだ、飲めるか?」

「最後のひとつ以外は了承できます。世界を一変させてしまうような能力は与えられません。特例なので多少生存に有利な能力の付与は認められます。ただし子孫にその能力は受け継がれません」

まぁそうだよね。
そうなると思った。

「じゃあ、代案なんだが」

「お聞きします」

「世界や生活について詳細なことがわからないわけだ。そこでだ。しばらく生活させてもらってその上で”これだ!”と思った時に神様に相談してジャッジしてもらうってのはどうだ」

「無理です。転生後の接触は認められません。そろそろリミットタイムです。他にご希望がなければ先程の提案を踏まえて転生作業を開始します」

「じゃあオレ好みの従順な彼女をくれ!」

時間がないと焦って、なかなかな事を口走ったな、オレ。

「承認されました。異世界転生シークエンスを開始…状況設定開始。エトワール侯爵の情報改ざん。あなたは嫡子リチャードと設定されます。外観を世界観に合わせて調整。言語情報その他リクエスト能力を付与。正規の嫡男は第二子に変更。好みの彼女は詳細不明なため現地で構築…設定完了。転生開始」

「え、外人になるの?彼女は現地調達?」

「外観について特に要望はありませんでした。彼女については詳細不明でしたので」

視界がぼやけ、不明瞭になる。転生が始まったのか。

「じゃあ教育用にオレのエロ動画コレクションをどこでも脳内再生できるようにしてくれ!それを他人に投影する能力もだ!」

「許可。初期の提案にあった魔法能力として付与。これで要望はすべて受理された」

こうしてオレは異世界転生を果たした。



…マジかよ。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

ヤンデレ王子を闇落ちから救ったら愛執まみれの独占欲に囚われました

大江戸ウメコ
恋愛
幼い頃に精霊の祝福である未来視の力が開花し、「夫である第二王子ナハルドに殺される」という己の運命を知った伯爵令嬢ツィーラ。この悲惨な未来を変えるべく、ツィーラは彼を避けようとしたが、ひょんなことから婚約者に選ばれてしまった! ならば、ナハルドが将来闇落ちしないよう、側で彼を支えることを決意する。そんな努力の甲斐あって、ツィーラへの好意を隠さず伝えてくるほど、ナハルドとの関係は良好になった。だけど、彼の並々ならぬ執着心のすべてを、ツィーラはまだ知らなくて――

JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――

のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」 高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。 そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。 でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。 昼間は生徒会長、夜は…ご主人様? しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。 「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」 手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。 なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。 怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。 だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって―― 「…ほんとは、ずっと前から、私…」 ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。 恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。

セクスカリバーをヌキました!

ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。 国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。 ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

【魔法少女の性事情・1】恥ずかしがり屋の魔法少女16歳が肉欲に溺れる話

TEKKON
恋愛
きっとルンルンに怒られちゃうけど、頑張って大幹部を倒したんだもん。今日は変身したままHしても、良いよね?

彼の巨大な体に覆われ、満たされ、貪られた——一晩中

桜井ベアトリクス
恋愛
妹を救出するため、一ヶ月かけて死の山脈を越え、影の沼地を泳ぎ、マンティコアとポーカー勝負までした私、ローズ。 やっと辿り着いた先で見たのは——フェイ王の膝の上で甘える妹の姿。 「助けなんていらないわよ?」 は? しかも運命の光が私と巨漢戦士マキシマスの間で光って、「お前は俺のものだ」宣言。 「片手だけなら……」そう妥協したのに、ワイン一杯で理性が飛んだ。 彼の心臓の音を聞いた瞬間、私から飛びついて、その夜、彼のベッドで戦士のものになった。

敗戦国の姫は、敵国将軍に掠奪される

clayclay
恋愛
架空の国アルバ国は、ブリタニア国に侵略され、国は壊滅状態となる。 状況を打破するため、アルバ国王は娘のソフィアに、ブリタニア国使者への「接待」を命じたが……。

赤ずきんちゃんと狼獣人の甘々な初夜

真木
ファンタジー
純真な赤ずきんちゃんが狼獣人にみつかって、ぱくっと食べられちゃう、そんな甘々な初夜の物語。

処理中です...