22 / 171
ダイダロス編4 そのころキャサリンは
しおりを挟む
さて、時間は少しだけ先に進む
皆さまこの男を覚えておいでだろうか?カンザキが鉱山へ捕らわれる原因ともなった男である
そう、ガルバだ
この男、ガルバはようやくあの牢屋から解放されていた
「まさか一週間も拘束されちまうとはよお・・カンザキは先に帰っちゃうし」
先ほどようやく釈放され、その際にカンザキは先に帰ると言っていたと伝えられたところである
「はぁ・・今回はいいとこなかったなぁ…」
目当てであった神酒は手に入らなかったし、
自分が悪いのだが捕まって拘束されるしさほどその記憶はないしでさんざんだったと思っている
ガルバは気分を切り替えてさっさとウルグインへ帰ることにする
カンザキに頼まれ落札した酒を魔導列車に積み込んで
一路ウルグインへと帰るのであった
◇
カンザキが出かけておおよそ2週間ほどたった日のことだった
「ルシータお姉さま!カンザキさまを探しに参りましょう!」
シアは真剣な表情で姉に迫っていた
「なんだってのよー。カンザキならたまにコレくらい帰ってこないことはよくあったよ?」
その日、キャサリンはちょっとだけ良い酒を飲みつつシアの相手をしていた
「それにねシア、ダイダロスは平和な街だって話だし」
「関係ありません!もうすでに2週間近くになりますよ!おかしいじゃありませんか!」
元は5日ほどの予定だと聞いていた、それが1週間以上も延びていることになるのだ
出かける前にカンザキが日にちは前後するとは言っていたがそれでも2週間は長いとシアは思う
本来であればシアは今すぐにも飛び出して行きたい
だけどあのカンザキさまがもし手こずっているような事になっていればシアの力ではどうしようもないかもしれないのだ
でも姉なら
姉ならカンザキの力になれると思っている
そう思えば、なんて自分は役に立たない弱い存在なのだろうか
「ちょ、シア泣かないでよ大丈夫だから!」
「お姉さまは!お姉さまはお強いのでしょう!カンザキさまを助けられるでしょう!でも私は・・」
シアは悔しいのだ
自分の力不足が
だからカンザキの力になりたくてもなれやしない
だから泣いてしまった
「まったくもう。そうだね、あともう1日2日待って帰ってこなかったら迎えに行きましょうか」
キャサリンは妹を慰めながらそう言った
キャサリンの膝の上に頭を乗せて泣いている妹の頭をなでながら
本当にもうこの子は可愛いんだからとキャサリンは優しい顔を向けた
その翌日である
やはり戻ってこなかったカンザキ
さすがに昨日シアにああ言った手前、明日も帰ってこなければ出かけなければいけない
行きたくないなぁダイダロス……
ていうかカンザキ、連絡くらい寄越しなさいよ!シア心配させちゃってさぁ!
それに……心配してるのはシアだけじゃないんだ
キャサリンはシアの様子を見に行くと、部屋はもぬけの殻だった
あれ?自室にはいないのか・・
店かな?
キャサリンは廊下をぬけて階段から
一階に降りる
厨房をぬけて、焼肉ゴッドの店内に入ると、そこにシアはいた
もう掃除をする所などないのに、毎日掃除などし尽くしているのに、シアは店内を綺麗に、綺麗に掃除をしている
シアはカンザキが帰ってきたらいつでも店が開けれるようにと
毎日掃除を欠かしていない
たとえ汚れていなくても
まったくうちの妹は……
仕方ないなあとため息をついて、キャサリンがシアに声をかけようとそばに歩いて行った時だ
ガラリと入口があいた
カンザキが帰ってきたのかとシアとキャサリンが期待した目で入口をみるー
しかし、そこに立っていたのはガルバだった
「ガルバ!帰ってきたの?カ……カンザキは?一緒に帰ってきてないの?」
キャサリンが不安そうな声で言った
もしかしたら、ガルバの後ろにいるかもしれないと辺りを見るが見当たらない
「あれ?カンザキは帰ってないのか?多分俺より1週間以上前に帰ったと聞いたんだが」
驚く素振りでガルバが言った
トクン…
心臓が跳ねる
キャサリンは慌ててシアを見ると、不安に包まれた真っ青な顔をしていた
「ガルバ!あんた誰から帰ったと聞いたのよ!」
キャサリンがガルバに詰め寄った
「おおおっと姉さん近い近い!」
まさかこんなに詰め寄られると思って無かったガルバは慌てて言った
「領主様だよ、ダイダロスの街の!」
「領主様?」
ガルバから説明を受ける。あの街であった出来事を
そして、領主様とは何者かと言うのを聞いた。
「まさか王政を廃止していたとはね・・それにしてもガルバ!あんたってバカなの?!」
さすがのキャサリンも怒り心頭である
まさかガルバが起こしたトラブルでカンザキが帰ってきていないと思われたからだ
「うわあああ!ご、ごめんよ!俺のせいで!カンザキが帰ったって聞いたからよ!怒って帰ったのかと思ったんだよ!」
あまりのキャサリンの剣幕にガルバは思わず土下座して謝っている
しかし、帰ってきていないカンザキは、
ガルバを責めたってカンザキは帰ってこない
それで帰ってくるのならいくらでもここで怒っていればいい。だけど、それじゃあカンザキはいつ帰ってくるのかわからない。この店はカンザキの家で、城だ。
迎えに行く
カンザキはここに居ないといけないのだから。それが、あの日交わした約束でもあるのだから。
キャサリンは決める
決めたとなれば行動は速攻で始める
「シア!カンザキを迎えに行くよ!準備して!ガルバは……あんたはそこにいな!もし万が一、カンザキと入れ違いになったらあんたがそれをカンザキに伝えるんだ」
そう言うとキャサリンは一度準備をする為にと自分の店に戻る
「姉さま・・ありがとうございます」
シアは姉に感謝する
そしてシアも部屋にもどり準備をする
「キトラ!シルメリア!」
弟子でもある二人を呼ぶ
「なあにーキャサリン」
「・・・呼んだ?」
「カンザキを迎えに行くよ。ダイダロスにね」
キャサリンは二人も連れて行くつもりだ
もちろん戦力として
キトラのうさ耳がぴくんと跳ねる
「えっと……最高でいくの?」
キトラの言う最高とは
最高の装備でと言うことだ
今までキャサリンが収集していた最高の装備
それを持っていくのかとキトラは聞いている
「当たり前ね…、どうやらカンザキが帰ってこれない事態みたいなのよ、ホントに何があるかわからないからね」
キャサリンは着替える
白と赤で彩られたとても美しい鎧を着込んでいく
キャサリンはもしも仮に、ダイダロスの国が相手だとしても引くつもりは無い
そしてキトラとシルメリアも用意する。今扱える最高の装備をして
「ね……キトラ……これでいいかな?」
「うん、着替えももっていこうね!」
わずか数十秒でその用意が完了する
「シア!用意できた?行くよ!!」
焼肉ゴッドの前にはもうキャサリンとキトラ、シルメリアが立っていた
「お姉さま待って下さい!」
シアは慌てて店を出る
「おっと、猫のトコでアイテム揃えて行かなきゃね」
そう言ってキャサリンは猫印アイテムショップへ向かう
「そうね、1時間後に門の前に集合だよ、キトラとシルメリアは馬車用意しといてくれる?」
キャサリンがそう言うと
「らじゃーです」
キトラの耳がピンッと立つ
「了解・・しました」
キトラとシルメリアが敬礼していた
「お姉さま待って~」
シアはキャサリンを追いかけて行った
「あ・・あれ?俺はいつまでここにいればいいんだ?」
ガルバはキャサリンに「万が一」カンザキが帰ってきた時の為に焼肉ゴッドに残されたままになっていた
皆さまこの男を覚えておいでだろうか?カンザキが鉱山へ捕らわれる原因ともなった男である
そう、ガルバだ
この男、ガルバはようやくあの牢屋から解放されていた
「まさか一週間も拘束されちまうとはよお・・カンザキは先に帰っちゃうし」
先ほどようやく釈放され、その際にカンザキは先に帰ると言っていたと伝えられたところである
「はぁ・・今回はいいとこなかったなぁ…」
目当てであった神酒は手に入らなかったし、
自分が悪いのだが捕まって拘束されるしさほどその記憶はないしでさんざんだったと思っている
ガルバは気分を切り替えてさっさとウルグインへ帰ることにする
カンザキに頼まれ落札した酒を魔導列車に積み込んで
一路ウルグインへと帰るのであった
◇
カンザキが出かけておおよそ2週間ほどたった日のことだった
「ルシータお姉さま!カンザキさまを探しに参りましょう!」
シアは真剣な表情で姉に迫っていた
「なんだってのよー。カンザキならたまにコレくらい帰ってこないことはよくあったよ?」
その日、キャサリンはちょっとだけ良い酒を飲みつつシアの相手をしていた
「それにねシア、ダイダロスは平和な街だって話だし」
「関係ありません!もうすでに2週間近くになりますよ!おかしいじゃありませんか!」
元は5日ほどの予定だと聞いていた、それが1週間以上も延びていることになるのだ
出かける前にカンザキが日にちは前後するとは言っていたがそれでも2週間は長いとシアは思う
本来であればシアは今すぐにも飛び出して行きたい
だけどあのカンザキさまがもし手こずっているような事になっていればシアの力ではどうしようもないかもしれないのだ
でも姉なら
姉ならカンザキの力になれると思っている
そう思えば、なんて自分は役に立たない弱い存在なのだろうか
「ちょ、シア泣かないでよ大丈夫だから!」
「お姉さまは!お姉さまはお強いのでしょう!カンザキさまを助けられるでしょう!でも私は・・」
シアは悔しいのだ
自分の力不足が
だからカンザキの力になりたくてもなれやしない
だから泣いてしまった
「まったくもう。そうだね、あともう1日2日待って帰ってこなかったら迎えに行きましょうか」
キャサリンは妹を慰めながらそう言った
キャサリンの膝の上に頭を乗せて泣いている妹の頭をなでながら
本当にもうこの子は可愛いんだからとキャサリンは優しい顔を向けた
その翌日である
やはり戻ってこなかったカンザキ
さすがに昨日シアにああ言った手前、明日も帰ってこなければ出かけなければいけない
行きたくないなぁダイダロス……
ていうかカンザキ、連絡くらい寄越しなさいよ!シア心配させちゃってさぁ!
それに……心配してるのはシアだけじゃないんだ
キャサリンはシアの様子を見に行くと、部屋はもぬけの殻だった
あれ?自室にはいないのか・・
店かな?
キャサリンは廊下をぬけて階段から
一階に降りる
厨房をぬけて、焼肉ゴッドの店内に入ると、そこにシアはいた
もう掃除をする所などないのに、毎日掃除などし尽くしているのに、シアは店内を綺麗に、綺麗に掃除をしている
シアはカンザキが帰ってきたらいつでも店が開けれるようにと
毎日掃除を欠かしていない
たとえ汚れていなくても
まったくうちの妹は……
仕方ないなあとため息をついて、キャサリンがシアに声をかけようとそばに歩いて行った時だ
ガラリと入口があいた
カンザキが帰ってきたのかとシアとキャサリンが期待した目で入口をみるー
しかし、そこに立っていたのはガルバだった
「ガルバ!帰ってきたの?カ……カンザキは?一緒に帰ってきてないの?」
キャサリンが不安そうな声で言った
もしかしたら、ガルバの後ろにいるかもしれないと辺りを見るが見当たらない
「あれ?カンザキは帰ってないのか?多分俺より1週間以上前に帰ったと聞いたんだが」
驚く素振りでガルバが言った
トクン…
心臓が跳ねる
キャサリンは慌ててシアを見ると、不安に包まれた真っ青な顔をしていた
「ガルバ!あんた誰から帰ったと聞いたのよ!」
キャサリンがガルバに詰め寄った
「おおおっと姉さん近い近い!」
まさかこんなに詰め寄られると思って無かったガルバは慌てて言った
「領主様だよ、ダイダロスの街の!」
「領主様?」
ガルバから説明を受ける。あの街であった出来事を
そして、領主様とは何者かと言うのを聞いた。
「まさか王政を廃止していたとはね・・それにしてもガルバ!あんたってバカなの?!」
さすがのキャサリンも怒り心頭である
まさかガルバが起こしたトラブルでカンザキが帰ってきていないと思われたからだ
「うわあああ!ご、ごめんよ!俺のせいで!カンザキが帰ったって聞いたからよ!怒って帰ったのかと思ったんだよ!」
あまりのキャサリンの剣幕にガルバは思わず土下座して謝っている
しかし、帰ってきていないカンザキは、
ガルバを責めたってカンザキは帰ってこない
それで帰ってくるのならいくらでもここで怒っていればいい。だけど、それじゃあカンザキはいつ帰ってくるのかわからない。この店はカンザキの家で、城だ。
迎えに行く
カンザキはここに居ないといけないのだから。それが、あの日交わした約束でもあるのだから。
キャサリンは決める
決めたとなれば行動は速攻で始める
「シア!カンザキを迎えに行くよ!準備して!ガルバは……あんたはそこにいな!もし万が一、カンザキと入れ違いになったらあんたがそれをカンザキに伝えるんだ」
そう言うとキャサリンは一度準備をする為にと自分の店に戻る
「姉さま・・ありがとうございます」
シアは姉に感謝する
そしてシアも部屋にもどり準備をする
「キトラ!シルメリア!」
弟子でもある二人を呼ぶ
「なあにーキャサリン」
「・・・呼んだ?」
「カンザキを迎えに行くよ。ダイダロスにね」
キャサリンは二人も連れて行くつもりだ
もちろん戦力として
キトラのうさ耳がぴくんと跳ねる
「えっと……最高でいくの?」
キトラの言う最高とは
最高の装備でと言うことだ
今までキャサリンが収集していた最高の装備
それを持っていくのかとキトラは聞いている
「当たり前ね…、どうやらカンザキが帰ってこれない事態みたいなのよ、ホントに何があるかわからないからね」
キャサリンは着替える
白と赤で彩られたとても美しい鎧を着込んでいく
キャサリンはもしも仮に、ダイダロスの国が相手だとしても引くつもりは無い
そしてキトラとシルメリアも用意する。今扱える最高の装備をして
「ね……キトラ……これでいいかな?」
「うん、着替えももっていこうね!」
わずか数十秒でその用意が完了する
「シア!用意できた?行くよ!!」
焼肉ゴッドの前にはもうキャサリンとキトラ、シルメリアが立っていた
「お姉さま待って下さい!」
シアは慌てて店を出る
「おっと、猫のトコでアイテム揃えて行かなきゃね」
そう言ってキャサリンは猫印アイテムショップへ向かう
「そうね、1時間後に門の前に集合だよ、キトラとシルメリアは馬車用意しといてくれる?」
キャサリンがそう言うと
「らじゃーです」
キトラの耳がピンッと立つ
「了解・・しました」
キトラとシルメリアが敬礼していた
「お姉さま待って~」
シアはキャサリンを追いかけて行った
「あ・・あれ?俺はいつまでここにいればいいんだ?」
ガルバはキャサリンに「万が一」カンザキが帰ってきた時の為に焼肉ゴッドに残されたままになっていた
0
あなたにおすすめの小説
家族転生 ~父、勇者 母、大魔導師 兄、宰相 姉、公爵夫人 弟、S級暗殺者 妹、宮廷薬師 ……俺、門番~
北条新九郎
ファンタジー
三好家は一家揃って全滅し、そして一家揃って異世界転生を果たしていた。
父は勇者として、母は大魔導師として異世界で名声を博し、現地人の期待に応えて魔王討伐に旅立つ。またその子供たちも兄は宰相、姉は公爵夫人、弟はS級暗殺者、妹は宮廷薬師として異世界を謳歌していた。
ただ、三好家第三子の神太郎だけは異世界において冴えない立場だった。
彼の職業は………………ただの門番である。
そして、そんな彼の目的はスローライフを送りつつ、異世界ハーレムを作ることだった。
週二回更新になります。お気に入り・感想、宜しくお願いします。
クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる
アルカス
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。
でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。
でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。
その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。
そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。
転生したら王族だった
みみっく
ファンタジー
異世界に転生した若い男の子レイニーは、王族として生まれ変わり、強力なスキルや魔法を持つ。彼の最大の願望は、人間界で種族を問わずに平和に暮らすこと。前世では得られなかった魔法やスキル、さらに不思議な力が宿るアイテムに強い興味を抱き大喜びの日々を送っていた。
レイニーは異種族の友人たちと出会い、共に育つことで異種族との絆を深めていく。しかし……
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
異世界に転移したら、孤児院でごはん係になりました
雪月夜狐
ファンタジー
ある日突然、異世界に転移してしまったユウ。
気がつけば、そこは辺境にある小さな孤児院だった。
剣も魔法も使えないユウにできるのは、
子供たちのごはんを作り、洗濯をして、寝かしつけをすることだけ。
……のはずが、なぜか料理や家事といった
日常のことだけが、やたらとうまくいく。
無口な男の子、甘えん坊の女の子、元気いっぱいな年長組。
個性豊かな子供たちに囲まれて、
ユウは孤児院の「ごはん係」として、毎日を過ごしていく。
やがて、かつてこの孤児院で育った冒険者や商人たちも顔を出し、
孤児院は少しずつ、人が集まる場所になっていく。
戦わない、争わない。
ただ、ごはんを作って、今日をちゃんと暮らすだけ。
ほんわか天然な世話係と子供たちの日常を描く、
やさしい異世界孤児院ファンタジー。
異世界異話 天使降臨
yahimoti
ファンタジー
空から天使が降って来た。
落ちたんだよ。転生かと思ったらいきなりゲームの世界「ロストヒストリーワールド」の設定をもとにしたような剣と魔法の世界にね。
それも面白がってちょっとだけ設定してみたキャラメイクのせいで天使族って。こんなのどうすんの?なんの目的もなければ何をしていいかわからないまま、巻き込まれるままにストーリーは進んでいく。
捨てられた貴族六男、ハズレギフト『家電量販店』で僻地を悠々開拓する。~魔改造し放題の家電を使って、廃れた土地で建国目指します~
荒井竜馬@書籍発売中
ファンタジー
ある日、主人公は前世の記憶を思いだし、自分が転生者であることに気がつく。転生先は、悪役貴族と名高いアストロメア家の六男だった。しかし、メビウスは前世でアニメやラノベに触れていたので、悪役転生した場合の身の振り方を知っていた。『悪役転生ものということは、死ぬ気で努力すれば最強になれるパターンだ!』そう考えて死ぬ気で努力をするが、チート級の力を身につけることができなかった。
それどころか、授かったギフトが『家電量販店』という理解されないギフトだったせいで、一族から追放されてしまい『死地』と呼ばれる場所に捨てられてしまう。
「……普通、十歳の子供をこんな場所に捨てるか?」
『死地』と呼ばれる何もない場所で、メビウスは『家電量販店』のスキルを使って生き延びることを決意する。
しかし、そこでメビウスは自分のギフトが『死地』で生きていくのに適していたことに気がつく。
家電を自在に魔改造して『家電量販店』で過ごしていくうちに、メビウスは周りから天才発明家として扱われ、やがて小国の長として建国を目指すことになるのだった。
メビウスは知るはずがなかった。いずれ、自分が『機械仕掛けの大魔導士』と呼ばれ存在になるなんて。
努力しても最強になれず、追放先に師範も元冒険者メイドもついてこず、領地どころかどの国も管理していない僻地に捨てられる……そんな踏んだり蹴ったりから始まる領地(国家)経営物語。
『ノベマ! 異世界ファンタジー:8位(2025/04/22)』
※別サイトにも掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる