おっさんは異世界で焼肉屋する?ー焼肉GOD

ちょせ

文字の大きさ
28 / 171

ダイダロス編10 悪夢

しおりを挟む
あの神竜バハムートを倒して、ダイダロスの首都であるこの街を救った英雄


として俺達は全員が王宮に招かれていた

街はどんちゃん騒ぎのお祭りになっている

「いやぁー凄かったね。まさかあんなに強いとは思わなかったよーカンザキ君!」

ミタニも類に漏れず、こんな昼間から酒を飲みながら俺に絡んでくる

最初は討伐後も呆然としていたのだが、時間が経つにつれて凄いを連発し始めた

ていうかその見た目で酒はやめなさい酒は。そこはかとない犯罪臭がするぞ

「にゃははは!分かってるね!カンザキは強いよね、さすが私の夫!」

ちょっとまてキャサリン!!

誰が夫だ!いつなった!どうしてだ!

「お姉さま、まだカンザキさまは貴方の夫ではありませーん。でも私も第二夫人として鼻が高いですぅ」

はい!?シアさん?いつ第二夫人に?てゆーかシアはそれで納得している!?あ、姉か!!姉の影響か!?

この酔っ払い共があっ!

「ねぇパパー」

キトラが言った

「ちょっとまてキトラ、いつ俺がパパになった?お兄ちゃんはどこいった?」

いやキトラのパパなら別に構わないが
相変わらずうさ耳が可愛いな!

「さっきね、キャサリンが今日からお兄ちゃんってパパになるのよ……って。だから私はママって呼んでって言ってたよ?」

あの・・・なんか怖いんですが?

シルメリアは黙々と用意されている料理を食べている。うん。美味しそうだね

もはや我関せずと言った具合だ。

そう言えば、なぜ全員でここにきたんだ?

「なあ、なんでキャサリンはここに居るんだよ?」

「ガルバにきいたのさー、色々とーそれよりもこっち来て飲もうぜー。あ・な・たぁん」

キャサリンが俺の傍に来てもたれ掛かってきた

「ぎゃふっ!?」

とりあえず頭にゲンコツを落としておく
するとキャサリンはシアの元にふらふらと走って行って

「シア~旦那様がいじめるの~暴力なの~慰めてほしいにゃ~」

にゃーってなんだにゃーって!!

まあ、キャサリン達が来なかったらマジで結構ヤバかったしなあ。
心配させちまったみたいだし、今日ぐらいは好きにさせてやるか

でもさすがに酔いすぎだろあれは…



俺達が今も王宮でグダグダしているのには訳がある

このダイダロスの次の国王が決まるまで居てくれと言われたのだ


もうかれこれ2日ほど待たされている
あと少し、あと少しと言われてはいるのだが……

ちなみに領主制はなくなり、また王政に戻るようだ

理由はガンドルだ

なんと国王の弟なる人物は存在しなかった

どうやらガンドルが関係者に精神汚染と言うか、記憶を改ざんする魔法をかけていたらしい

ガンドルが死んだ瞬間に解除され、一様に記憶の齟齬に気づいた

その後は一気に王政にもどされ、今に至る
もうこの城の人達が物凄くドタバタしており、現在も国王の国葬の会議と共に発表される次の国王を決める会議と言う凄まじい状況だった

ガンドルという男は実質的にこの国を完全に占拠していたわけだ。実際、魔法も頭のキレと言うか、すさまじい男だったのだろうなと思う


順当にいけば姫が王位継承権一位で間違いがないのだが、幼すぎる故に誰が後継人になるかで揉めているのだと…

皆そう思っていたのだが


カンザキは別室に呼ばれたところで


王妃が突然狂いました


「国王はカンザキ様にお願いすると決まりました」

は?ちょっと待ってね?

「すみません何と言われましたか?いや、聞こえているんですが意味がちょっと理解できないと言いますか」

「あ、申し訳ありません。すこし話が性急でしたね。英雄であるカンザキ様と、私の娘と結婚して頂き国王になっていただこうと言うことですよ」

「いやいやいやいや、娘って今何歳だよって言うか国王とか嫌ですし」


王妃の後ろから姫がちょこっと顔をだし・・・だして・・

「おじちゃん、私嫌いなの・・?」

やばい。これ泣く、泣くパターン。

「いや、嫌いじゃないんだよ?ただ」

「ではよろしくお願いします」

王妃セリフ被せ気味に言うな!
というかやり口がせけえ、絶対これ意味わかってねえだろ!

「今この国は混乱の中にあり国民達は不安を抱えております。そしてカンザキ様はガンドルの野望を打ち砕きあの神竜バハムートすらを倒した英雄です。これ程国王にふさわしいお方はおりません!」

「いや分かるけど分からない!」

王妃マジかこいつ

「カンザキ様が姫で不満と仰られるのならこの私を好きにしてもらって構いませんし。いやむしろ好きにしてくださいそれとも中古だから嫌ですかね?大丈夫です私はまだ23ですし若いつもりです寝屋のお供も全てを尽くすと誓いますしまだ足りないと思われるのであれば好きなだけ妾を作って頂いて構いませんよ。私はそれ程度量は小さくありませんがそれでも週に最低二度はお相手お願い出来ればと思いますが如何でしょうか!!!」



お、王妃様?



「おじちゃん」

ん?

「私も好きにしていいんだよ?」

ぶはっ!

王妃!姫に何言わせてんだってか何教えてんだ!そしてその自信満々のドヤ顔やめい!


「大変申し訳ありませんが、俺にはまだやりたいことがたくさんありまして」

「あら?カンザキ様はまだこの程度ではヤリ足りないと?メイドに手を出しても構いませんよ?」

王妃がそれ違うか

「いえ、まだまだ私は若輩の身でして自分の店を持ったばかりになります。姫もまだお若いようですしどうでしょうか、姫がまた成長された暁にその時にまたこのお話をさせて頂きます」

よっしゃ、こうなりゃとりあえず棚上げだ!


「でもそれだと私はおばさんになってしまいますが?ああ、カンザキ様はそちらの方がお好みと言うわけですね?」

「いや、ちが」

「分かりました、その時まで私、女を磨いてお待ちしております。」

「ちが」

「それではカンザキ様、また数年後によろしくお願いします」

数年後!?


「お、国王はどうされるので?」

「もちろん不在のまま開けてお待ちしております」



それではと言質を取ったと言わんばかりに王妃はそそくさと部屋を出ていった

「おじちゃんまたね!」
姫も王妃について出ていくと



俺は1人部屋に残されたのだった



俺はトボトボとみんなが待つ部屋に戻った


「カンザキ、何だったの?」
キャサリン・・

助けて……
これなんと説明したらいいんだ

「お主も大変よな」

もぐもぐと料理を食べる黒髪の少女

「あの王妃は本気でお主を国王に据えるつもりじゃぞ」

え?お主?

「は?カンザキそれどういう事?」

やだキャサリン目が怖い

「まったく、やはりお主はモテるのぅ」

もぐもぐと料理を食べる黒髪の少女が言った

「あれ?誰この子。黒髪なんて珍しいわね」

キャサリンが黒髪の少女の頭を撫でながら言った

「お。カンザキの隠し子かぁ?」

いやミタニてめえなんてこと言いやがる!


「なん、ですって」

キャサリン今度は声も怖い


少女がテーブルの上に登ってカンザキと目線を合わせて




「さて、これでもう2度目じゃぞ!大人しく我が主人となれ!」







少女はそう言って俺を指さした





しおりを挟む
感想 2

あなたにおすすめの小説

家族転生 ~父、勇者 母、大魔導師 兄、宰相 姉、公爵夫人 弟、S級暗殺者 妹、宮廷薬師 ……俺、門番~

北条新九郎
ファンタジー
 三好家は一家揃って全滅し、そして一家揃って異世界転生を果たしていた。  父は勇者として、母は大魔導師として異世界で名声を博し、現地人の期待に応えて魔王討伐に旅立つ。またその子供たちも兄は宰相、姉は公爵夫人、弟はS級暗殺者、妹は宮廷薬師として異世界を謳歌していた。  ただ、三好家第三子の神太郎だけは異世界において冴えない立場だった。  彼の職業は………………ただの門番である。  そして、そんな彼の目的はスローライフを送りつつ、異世界ハーレムを作ることだった。  週二回更新になります。お気に入り・感想、宜しくお願いします。

転生勇者が死ぬまで10000日

慶名 安
ファンタジー
ごく普通のフリーター・岩倉運命は謎の少年に刺され、命を落としてしまう。そんな岩倉運命だったが、サダメ・レールステンとして転生を果たす…

クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる

アルカス
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。 でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。 でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。 その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。 そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。

転生したら王族だった

みみっく
ファンタジー
異世界に転生した若い男の子レイニーは、王族として生まれ変わり、強力なスキルや魔法を持つ。彼の最大の願望は、人間界で種族を問わずに平和に暮らすこと。前世では得られなかった魔法やスキル、さらに不思議な力が宿るアイテムに強い興味を抱き大喜びの日々を送っていた。 レイニーは異種族の友人たちと出会い、共に育つことで異種族との絆を深めていく。しかし……

バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します

namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。 マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。 その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。 「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。 しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。 「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」 公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。 前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。 これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。

男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件

美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…? 最新章の第五章も夕方18時に更新予定です! ☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。 ※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます! ※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。 ※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!

異世界に転移したら、孤児院でごはん係になりました

雪月夜狐
ファンタジー
ある日突然、異世界に転移してしまったユウ。 気がつけば、そこは辺境にある小さな孤児院だった。 剣も魔法も使えないユウにできるのは、 子供たちのごはんを作り、洗濯をして、寝かしつけをすることだけ。 ……のはずが、なぜか料理や家事といった 日常のことだけが、やたらとうまくいく。 無口な男の子、甘えん坊の女の子、元気いっぱいな年長組。 個性豊かな子供たちに囲まれて、 ユウは孤児院の「ごはん係」として、毎日を過ごしていく。 やがて、かつてこの孤児院で育った冒険者や商人たちも顔を出し、 孤児院は少しずつ、人が集まる場所になっていく。 戦わない、争わない。 ただ、ごはんを作って、今日をちゃんと暮らすだけ。 ほんわか天然な世話係と子供たちの日常を描く、 やさしい異世界孤児院ファンタジー。

異世界異話 天使降臨

yahimoti
ファンタジー
空から天使が降って来た。 落ちたんだよ。転生かと思ったらいきなりゲームの世界「ロストヒストリーワールド」の設定をもとにしたような剣と魔法の世界にね。 それも面白がってちょっとだけ設定してみたキャラメイクのせいで天使族って。こんなのどうすんの?なんの目的もなければ何をしていいかわからないまま、巻き込まれるままにストーリーは進んでいく。

処理中です...