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クリムゾンファイア!
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丁寧に、ジュウジュウと香ばしいにおいを立てて肉を焼く
一枚一枚、慎重に焼いてひっくり返して焼いては食べる
「あーこのタレ、昔のと全然違うな!」
モグモグと口に放り込みながら、じっくり味わう
「そりゃそうさ、いまんとこそれが最新作だ」
魔王クリムゾンは嬉しそうに肉を焼いている
「へぇー、そんじゃぁ魔王って本当にいたんですね」
ミナリは関心した様に言った
ミナリとユキは200階層での出来事とそれ以降の話を簡単に聞いた
「うう・・・・」
ユキはかつての魔王の記憶を思い出している
そしてごめんなさいを繰り返していた
「もう気にしなくていいって、ソイツは魔王石の浸食にやられていたんだ」
察しているクリムゾンはユキに気にするなと言うものの、やはりユキは気にしてしまっている
「そうは言いますけどね・・・他に手があったと、分かってしまうとですね・・」
ユキは魔王を討伐したそれは歴史上、数少ない勇者だ
害なす敵として一方的に魔王という奴を殺したー
そう言えばアイツの名前は何だったか・・・
ユキは思い出せない
「俺だって、最初はカンザキっていうより人間を滅ぼさないといけないと思ってたし。あ、これ美味しいな。何の肉?」
クリムゾンは大きな瞳をくりくりさせて言った
その美しい見た目に反して、まるで少年の様な性格だ
そしてカンザキをそれこそ兄のように慕っている。2人の不思議な絆を感じてしまう
「バジリスクだな。で、お前を縛ってた魔王石はなんとか出来たのか?」
さんざん魔族を、正確には1部の魔族にだけ反応し、魔王として人間に言われなき恨みを持たせた元凶、魔王石の破壊
それがカンザキと別れてクリムゾンが1人で成し遂げないといけなかった事だ
「なんとかね、出来たよ。それと言ってたように、こっち塞いでいた結界も一緒に壊れたよ」
クリムゾンの説明はこの世界の人間なら驚くことしかなかった
だがここにいるのはカンザキ・ミナリ・ユキだけだ
「そうか、北の結界も壊れたのか。これで行き来できるようになるか」
「でも危ないぜ?こっちには悪魔とかいないんだろ?モンスターだけでさ」
「悪魔・・ね。おまえがキッチリ抑えてるんだろ?」
「まぁそれはそうだけどさ。今までも結界抜け出ていた奴だっていたんだ。まぁ今後も多少は抜け出るだろ!!って肉焦げちまう!」
クリムゾンの説明では、一族・・いや、魔族の住む大地は北にあるという
カンザキとのダンジョンの冒険中に色々と見つけた中にその証拠を見つけた。
「それにしても、なんで勇者とか魔王とかいるのかしらね。ユキちゃん知ってる?」
「知らないよー何にもしらないよぉー」
二人の疑問の答えは
そして魔王システムと勇者システムといえばいいのか・・・それは
「神の用意した人類による文明進化抑止システムの一つだな・・・。俺たちの地球にはそれがなかった、そもそも魔法すら無かったしな」
「そうですよねー。でもカンザキさん全然向こうでも魔法使えないわけじゃないですよ?私こっちの魔法使えましたもん」
ユキはまだあまりよく分かっていないようだ
カンザキは少し間を置いてから話し始めた
「科学進化を抑制したいという意味で魔法がって選択肢なのかもなぁ。それはそれとして、この世界の進化システムは機能してたんだよ。ダンジョンの蓋があったおかげである意味失敗してたんだけどな…」
魔王が人類を恐怖に陥れ、ストレスを与え進化を促す
さらにストレスで滅ばない様に勇者により討伐させる
だがダンジョンが邪魔をして魔王はこちらになかなか来れなかった
更には勇者がイレギュラーな強さを得ていた事も失敗していた理由だろうし
ダンジョンからの素材もまた、利用が難しかったのかもしれない
「それでほとんど本にも、伝承にもないんですか・・・アンバランスですよね、何か変というか」
「ミナリの疑問の答えはおそらくは最初の魔王と勇者の時点でぶっ壊れてたんだなー」
みにゅうなら知っているかもしれないが、今はその魔王と勇者を追っかけて居なくなっているので詳しくは聞けないが以前の話から察するにその可能性が高い
「まぁ、当代魔王のクリムゾンがその元凶っつうか、システムの大本をぶっ壊したわけだ」
「あ!ちなみに当代の魔王は俺じゃねえぞ。もう次代魔王が産まれてたからな、俺がカンザキに会ってシステムから外れた時にもう次が用意され始めてたみたいでさ」
「早い誕生だな。てことはーやっぱりまだ幼いのか?」
「ああー、可愛いぞ!!今日は置いてきてるけど今度会ってくれ。引き取って育ててるんだ」
クリムゾンは嬉しそうに笑う
きっとわが子の様に、愛情を持って育てているんだろうなとカンザキは思った
出会った時の殺意と破壊衝動が無くなった反動なのか、もはやその笑顔は愛情の塊である
「ああ、わかったよ」
「ねえユキちゃん、そういうの知ってたの?」
「ミナリ先生・・・知らないですよ。ーでも今の話であればもう魔王は産まれないということじゃないんですかね?」
「そうだぞ。あとおそらくだけど、俺ら異世界人。俺とかミナリあとミタニか、こっちに来ているだろ?おそらく魔王・勇者システムの代品みたいなものだと思ってる」
「私たちですか?」
「ああ、特にミタニは科学による文明の促進を。ミナリ、お前だって冒険者教室をしているだろう?アレはそれこそこっちの人類の強化だろう」
言われてみればそうだ
カンザキは未だそう流行っていない焼肉屋なんてものをしているけれど、そもそもこの世界には無かったものだ。
新たに文化を生まれさせているといっても過言ではない
実際はここで焼肉を食べた冒険者が謎のレベルアップを果たしていたという結果もあるがカンザキは認めようとしない
ミタニはダイダロスで自動車、鉄道を実現させていて今は飛行船に取り掛かっていると聞く
これは魔法が使えない一般人や冒険者の輸送がスムーズに行えるようになるそうだ
ミナリの生徒は現在30数名
モコとテレサが表に立ち冒険者を指導しており、半年ほど通ったものは全員100層踏破を成し遂げている
「いやぁ、久々に食べたなぁ美味かった。このタレ少し分けてよ、あと鉄板ちょうだい」
「わかったわかった、またいつでも来いよ」
「ああ、そうさせてもらうよ。ていうかうちの国に来てくれよカンザキ。そうしたら毎日食えるのに」
それはおそらくない、とわかってはいてもクリムゾンは聞いてしまう
本当に、兄のように慕っているのが良くわかる
その時だった
ブロンドの悪魔が久しぶりに帰ってきたのだ
「たぁっだいまぁーーーーーーーーーー」
入口を思いっきり開けて飛び込んでくる金髪ロリ巨乳
「やっと終わったわ!!」
ドヤ顔で胸をはり、腰に手を当てて叫んだ
「な、何が終わったんだ?嫌な予感しかしないんだが」
いつの間にかカンザキに抱きつき、甘えモードになっているキャサリン
「えー。なんでもいいじゃない、それよりぃー、部屋いこぉー?」
「いきなり何言ってるんだよ!客だっているだろうが」
ちらっとクリムゾンを見るキャサリン
だが直ぐに興味を失ったように
「ねー、カンザキってばー」
再び甘えだす
「なぁカンザキ。この変なオバサンだれだ?奴隷か?」
カンザキ・ウルグインの裏の魔王キャサリンなのだが・・・
「あん・・・?オバサン・・・・?死にたいのかクソガキ・・・・」
鬼が起きる・・・威圧感が増し、凄まじい目力で睨み付ける
「ヒィッ」
今悲鳴を上げたのはユキである
クリムゾンがガタリと椅子を揺らして立ち上がる
「なんかコイツ、生理的って言ったらいいのか気に食わねえ」
「ほぉ、奇遇だね、私も一目見た時から気に食わないガキだと思ってたんだ」
ゆらり・・・とキャサリンがカンザキから離れてクリムゾンと向き合う
かつて出会う事のなかった二人が・・焼肉屋で出会った
元勇者と元魔王の初めての邂逅
本来であれば戦う運命だった二人はやはり・・
「戦わずには居られないのか・・・」
カンザキはポツリと呟いたのだった
一枚一枚、慎重に焼いてひっくり返して焼いては食べる
「あーこのタレ、昔のと全然違うな!」
モグモグと口に放り込みながら、じっくり味わう
「そりゃそうさ、いまんとこそれが最新作だ」
魔王クリムゾンは嬉しそうに肉を焼いている
「へぇー、そんじゃぁ魔王って本当にいたんですね」
ミナリは関心した様に言った
ミナリとユキは200階層での出来事とそれ以降の話を簡単に聞いた
「うう・・・・」
ユキはかつての魔王の記憶を思い出している
そしてごめんなさいを繰り返していた
「もう気にしなくていいって、ソイツは魔王石の浸食にやられていたんだ」
察しているクリムゾンはユキに気にするなと言うものの、やはりユキは気にしてしまっている
「そうは言いますけどね・・・他に手があったと、分かってしまうとですね・・」
ユキは魔王を討伐したそれは歴史上、数少ない勇者だ
害なす敵として一方的に魔王という奴を殺したー
そう言えばアイツの名前は何だったか・・・
ユキは思い出せない
「俺だって、最初はカンザキっていうより人間を滅ぼさないといけないと思ってたし。あ、これ美味しいな。何の肉?」
クリムゾンは大きな瞳をくりくりさせて言った
その美しい見た目に反して、まるで少年の様な性格だ
そしてカンザキをそれこそ兄のように慕っている。2人の不思議な絆を感じてしまう
「バジリスクだな。で、お前を縛ってた魔王石はなんとか出来たのか?」
さんざん魔族を、正確には1部の魔族にだけ反応し、魔王として人間に言われなき恨みを持たせた元凶、魔王石の破壊
それがカンザキと別れてクリムゾンが1人で成し遂げないといけなかった事だ
「なんとかね、出来たよ。それと言ってたように、こっち塞いでいた結界も一緒に壊れたよ」
クリムゾンの説明はこの世界の人間なら驚くことしかなかった
だがここにいるのはカンザキ・ミナリ・ユキだけだ
「そうか、北の結界も壊れたのか。これで行き来できるようになるか」
「でも危ないぜ?こっちには悪魔とかいないんだろ?モンスターだけでさ」
「悪魔・・ね。おまえがキッチリ抑えてるんだろ?」
「まぁそれはそうだけどさ。今までも結界抜け出ていた奴だっていたんだ。まぁ今後も多少は抜け出るだろ!!って肉焦げちまう!」
クリムゾンの説明では、一族・・いや、魔族の住む大地は北にあるという
カンザキとのダンジョンの冒険中に色々と見つけた中にその証拠を見つけた。
「それにしても、なんで勇者とか魔王とかいるのかしらね。ユキちゃん知ってる?」
「知らないよー何にもしらないよぉー」
二人の疑問の答えは
そして魔王システムと勇者システムといえばいいのか・・・それは
「神の用意した人類による文明進化抑止システムの一つだな・・・。俺たちの地球にはそれがなかった、そもそも魔法すら無かったしな」
「そうですよねー。でもカンザキさん全然向こうでも魔法使えないわけじゃないですよ?私こっちの魔法使えましたもん」
ユキはまだあまりよく分かっていないようだ
カンザキは少し間を置いてから話し始めた
「科学進化を抑制したいという意味で魔法がって選択肢なのかもなぁ。それはそれとして、この世界の進化システムは機能してたんだよ。ダンジョンの蓋があったおかげである意味失敗してたんだけどな…」
魔王が人類を恐怖に陥れ、ストレスを与え進化を促す
さらにストレスで滅ばない様に勇者により討伐させる
だがダンジョンが邪魔をして魔王はこちらになかなか来れなかった
更には勇者がイレギュラーな強さを得ていた事も失敗していた理由だろうし
ダンジョンからの素材もまた、利用が難しかったのかもしれない
「それでほとんど本にも、伝承にもないんですか・・・アンバランスですよね、何か変というか」
「ミナリの疑問の答えはおそらくは最初の魔王と勇者の時点でぶっ壊れてたんだなー」
みにゅうなら知っているかもしれないが、今はその魔王と勇者を追っかけて居なくなっているので詳しくは聞けないが以前の話から察するにその可能性が高い
「まぁ、当代魔王のクリムゾンがその元凶っつうか、システムの大本をぶっ壊したわけだ」
「あ!ちなみに当代の魔王は俺じゃねえぞ。もう次代魔王が産まれてたからな、俺がカンザキに会ってシステムから外れた時にもう次が用意され始めてたみたいでさ」
「早い誕生だな。てことはーやっぱりまだ幼いのか?」
「ああー、可愛いぞ!!今日は置いてきてるけど今度会ってくれ。引き取って育ててるんだ」
クリムゾンは嬉しそうに笑う
きっとわが子の様に、愛情を持って育てているんだろうなとカンザキは思った
出会った時の殺意と破壊衝動が無くなった反動なのか、もはやその笑顔は愛情の塊である
「ああ、わかったよ」
「ねえユキちゃん、そういうの知ってたの?」
「ミナリ先生・・・知らないですよ。ーでも今の話であればもう魔王は産まれないということじゃないんですかね?」
「そうだぞ。あとおそらくだけど、俺ら異世界人。俺とかミナリあとミタニか、こっちに来ているだろ?おそらく魔王・勇者システムの代品みたいなものだと思ってる」
「私たちですか?」
「ああ、特にミタニは科学による文明の促進を。ミナリ、お前だって冒険者教室をしているだろう?アレはそれこそこっちの人類の強化だろう」
言われてみればそうだ
カンザキは未だそう流行っていない焼肉屋なんてものをしているけれど、そもそもこの世界には無かったものだ。
新たに文化を生まれさせているといっても過言ではない
実際はここで焼肉を食べた冒険者が謎のレベルアップを果たしていたという結果もあるがカンザキは認めようとしない
ミタニはダイダロスで自動車、鉄道を実現させていて今は飛行船に取り掛かっていると聞く
これは魔法が使えない一般人や冒険者の輸送がスムーズに行えるようになるそうだ
ミナリの生徒は現在30数名
モコとテレサが表に立ち冒険者を指導しており、半年ほど通ったものは全員100層踏破を成し遂げている
「いやぁ、久々に食べたなぁ美味かった。このタレ少し分けてよ、あと鉄板ちょうだい」
「わかったわかった、またいつでも来いよ」
「ああ、そうさせてもらうよ。ていうかうちの国に来てくれよカンザキ。そうしたら毎日食えるのに」
それはおそらくない、とわかってはいてもクリムゾンは聞いてしまう
本当に、兄のように慕っているのが良くわかる
その時だった
ブロンドの悪魔が久しぶりに帰ってきたのだ
「たぁっだいまぁーーーーーーーーーー」
入口を思いっきり開けて飛び込んでくる金髪ロリ巨乳
「やっと終わったわ!!」
ドヤ顔で胸をはり、腰に手を当てて叫んだ
「な、何が終わったんだ?嫌な予感しかしないんだが」
いつの間にかカンザキに抱きつき、甘えモードになっているキャサリン
「えー。なんでもいいじゃない、それよりぃー、部屋いこぉー?」
「いきなり何言ってるんだよ!客だっているだろうが」
ちらっとクリムゾンを見るキャサリン
だが直ぐに興味を失ったように
「ねー、カンザキってばー」
再び甘えだす
「なぁカンザキ。この変なオバサンだれだ?奴隷か?」
カンザキ・ウルグインの裏の魔王キャサリンなのだが・・・
「あん・・・?オバサン・・・・?死にたいのかクソガキ・・・・」
鬼が起きる・・・威圧感が増し、凄まじい目力で睨み付ける
「ヒィッ」
今悲鳴を上げたのはユキである
クリムゾンがガタリと椅子を揺らして立ち上がる
「なんかコイツ、生理的って言ったらいいのか気に食わねえ」
「ほぉ、奇遇だね、私も一目見た時から気に食わないガキだと思ってたんだ」
ゆらり・・・とキャサリンがカンザキから離れてクリムゾンと向き合う
かつて出会う事のなかった二人が・・焼肉屋で出会った
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「戦わずには居られないのか・・・」
カンザキはポツリと呟いたのだった
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