135 / 171
エルフと世界樹とルーンの素体
しおりを挟む
カンザキとエイランが店の外に出た後、ミタニは猫さんに色々な質問を投げかけていた
それは主に魔石と魔法陣について、である
そこの技術は秘儀と呼べるものであったが、そもそもが応用が中心なのでミタニにはありがたい話を聞けていた
「なるほどね、積層魔法陣を用意する場所と違うルーンに入れるってのは…そうか、クラウドみたいなものなのか!いやぁ、さすがです」
「そこまで褒められると照れるにゃあ・・・ミタニも結構いい線行ってたのにゃ。独学でここまではにゃかにゃかにゃぁ」
「いいえ、もともと私、エルフに助けられてですねぇーって・・・」
そこまで言ってミタニは思い出した
先ほど、エイランはすぐそこと言ってなかったかと
エルフにとってのすぐそこ、と言うのは普通の人間からすると数日、数か月、かかるということもざらである
「ね、猫さん。さっきエイランさん、スグって言ってましたね?」
「そうにゃね……あっ!」
猫さんもミタニが言いたいことを気づいたようだ
そう、エルフにとっての直ぐとは……
◇
「そんな遠くないって、何処なんだ?」
店を飛び出したエイランについてきたカンザキだったが、今は既に街を出て結構歩いている
それどころか既に夕方で、何時間歩いていたのかすらわからない
「ああ、直ぐだよ。近いものさ」
「そうなのか?」
カンザキは今までエルフとの接点はない。だから知らないのだ
エルフの時間感覚を
そんなカンザキだが、ただただエイランの後をついて行っている。しかしながら無言で歩くのも正直しんどいとおもった
何せ、会話が少ないのだ
だから少しばかり、エルフという種族について聞きたいことはあるのでそれを聞こうと思った
カンザキが居た前の異世界ー、そこにはエルフはいなかったと記憶している。居たのは人間のみだ。魔王と呼ばれた存在もまた、人間だった
だから、獣人がいるこの世界では期待していたのだ
亜人種はそれなりに会ってきたのだが、エルフは初めて出会っている
「なあ、エルフってさ、信仰している神とかいるの?」
色々聞きたい事はあった
どれくらいの人数がいるのかだとか、寿命は如何程なのかとか
だけど、種族を知ろうとした場合にその種族が信仰しているものを聞けたなら話題も広がろうものだし、タブーを聞くなんて事も回避できるだろうと思ってだ
昔それでえらい目にあったこともあるカンザキは用心したのである
「神かい?うーん…どうだろうね、使命ならあったのだけどね…信仰となる程だったかもしれない」
「使命が信仰ね?どんな使命だったんだ?」
カンザキはそれがなにか知っている
前いた異世界での魔王討伐がそれだ。魔王を妥当し、平和へと導く
それは何にも勝る信仰のような、信念だったから
「興味あるの?意外だね。世界樹を育てることが使命だったのさ…まぁ、私はだけれどね」
私は、というのはどういうことなのか聞く前にエイランが教えてくれる
「実は私はね、この世界で生まれ育ったエルフではないのさ。ほかの世界から来た、よそ者だよ」
「は、え?」
それは意外な告白に思えた
カンザキにとってエルフとはこの世界にしかいないと思ってしまっていたから
ただ、考えてみれば当たり前のことにも思えた
カンザキだって、そのほかの世界から来ているわけであるから
「ふふ、驚いてくれたね。カンザキくんの事は聞いているよ、猫さんから。君も異世界からここに来たクチなんだろう?いつも到底この世界の人間には手に入れることができないランクの素材を持ち込んでくれていたからね、さすがに私も気にはなってたさ」
「そうなのか…なんかそれ、恥ずかしいな」
「いつか出会うことがあるかもしれないとは思っていたからね。それと、今回ルーンの素体を提供するのもそれあってこそさ、当然見返りを求めるつもりだし、それにこたえる事ができると思っているからね」
さすがに鈍いカンザキでもエイランが何を欲しているか分かった気がした
「世界樹、か?」
「そうだよ。カンザキくんの家しかり、君のところのサラダだったりとよくもまぁ簡単に世界樹を手に入れてくるものだと思ったよ。私はそれが、その世界樹を欲してやまないというのに」
エイランはカンザキの方を向いてはいないが、その熱のようなものが伝わってくる気がした
だからカンザキはもう、その願いに応える気でいる
「それで、何が欲しいんだ?」
「世界樹の苗木。これがどれだけ難しいか正直わからない。でもカンザキくんなら何とかしてくれる気がしているよ。君は焼肉屋であって、植物ハンターではないということも分かっている」
「わかった、聞いてみるよ。世界樹を管理しているやつがいるもんでね」
その管理者は、とても寂しがり屋なんだとカンザキは思い出していた
今はアリアという冒険者がたびたび遊びに行っているようだから以前ほどのテンションにはならないだろうけど
「その管理者に願いたいね、苗木を…エルフにも分け与えてくれと。まぁこの世界のエルフはすでに世界樹を無くしてかなり時間が経過しているから、何とも言えないんだけど…それに同じものかどうかもわからないけれどさ。まぁ私には重要なことなのさ」
「わかった…ルーンの素体、体か?と引き換えになるんだったらなんとかしてみよう」
「ありがとう…私は、私はね…元々世界樹を育てるために、育てられていたんだ…別の世界だけど。その世界にはちゃんと世界樹があって、苗木から育てていたんだよ。成樹になるまでには3万年を要するといわれていて、それを代々繋いで育ていたのさ」
刷り込みのようなものだろうか、それともその血族による使命がDNAに刷り込まれているのだろうかエイランはそれがどうしても諦めきれないということだった
本来であればエイランの代で世界樹は成樹となるはずだったという
だがこの世界に来てしまってそれが成す事ができない
それがどうしても、悔しいということだった
二人は巨大なウルグインの街が見えなくなる程に歩いていた
そして、すこしばかり標高が高いところに到着する
そこには何もない平原が広がっていて、落ち始めた太陽がオレンジ色に草木を染め上げていた
「うん、ここならいいか。ちょうどいい広さだし、なにより森も近い」
それだけエイランは言うと、空に両手をかざして唱え始めた
「我が故郷は遠く離れた場所にあり、鈴の音のような声が響いていた」
「その国は誰の侵略も許さず、だが来る者には幸福を与えた」
「ああ、大河は干上がり、そして木々は枯れ果てた」
「滅びた理想郷はそこにある、我が目の前に」
するとどうだろう、エイランとカンザキを中心にして平原いっぱいに目で追えないほどの巨大な紫色した魔方陣が広がった
そこから霧のようなものがあふれたかと思うと
二人の目の前には、巨大な街が出現したのだった
「ようこそ、カンザキくん。エルフの国へ。歓迎するよ」
そうエイランは言ったのだった
それは主に魔石と魔法陣について、である
そこの技術は秘儀と呼べるものであったが、そもそもが応用が中心なのでミタニにはありがたい話を聞けていた
「なるほどね、積層魔法陣を用意する場所と違うルーンに入れるってのは…そうか、クラウドみたいなものなのか!いやぁ、さすがです」
「そこまで褒められると照れるにゃあ・・・ミタニも結構いい線行ってたのにゃ。独学でここまではにゃかにゃかにゃぁ」
「いいえ、もともと私、エルフに助けられてですねぇーって・・・」
そこまで言ってミタニは思い出した
先ほど、エイランはすぐそこと言ってなかったかと
エルフにとってのすぐそこ、と言うのは普通の人間からすると数日、数か月、かかるということもざらである
「ね、猫さん。さっきエイランさん、スグって言ってましたね?」
「そうにゃね……あっ!」
猫さんもミタニが言いたいことを気づいたようだ
そう、エルフにとっての直ぐとは……
◇
「そんな遠くないって、何処なんだ?」
店を飛び出したエイランについてきたカンザキだったが、今は既に街を出て結構歩いている
それどころか既に夕方で、何時間歩いていたのかすらわからない
「ああ、直ぐだよ。近いものさ」
「そうなのか?」
カンザキは今までエルフとの接点はない。だから知らないのだ
エルフの時間感覚を
そんなカンザキだが、ただただエイランの後をついて行っている。しかしながら無言で歩くのも正直しんどいとおもった
何せ、会話が少ないのだ
だから少しばかり、エルフという種族について聞きたいことはあるのでそれを聞こうと思った
カンザキが居た前の異世界ー、そこにはエルフはいなかったと記憶している。居たのは人間のみだ。魔王と呼ばれた存在もまた、人間だった
だから、獣人がいるこの世界では期待していたのだ
亜人種はそれなりに会ってきたのだが、エルフは初めて出会っている
「なあ、エルフってさ、信仰している神とかいるの?」
色々聞きたい事はあった
どれくらいの人数がいるのかだとか、寿命は如何程なのかとか
だけど、種族を知ろうとした場合にその種族が信仰しているものを聞けたなら話題も広がろうものだし、タブーを聞くなんて事も回避できるだろうと思ってだ
昔それでえらい目にあったこともあるカンザキは用心したのである
「神かい?うーん…どうだろうね、使命ならあったのだけどね…信仰となる程だったかもしれない」
「使命が信仰ね?どんな使命だったんだ?」
カンザキはそれがなにか知っている
前いた異世界での魔王討伐がそれだ。魔王を妥当し、平和へと導く
それは何にも勝る信仰のような、信念だったから
「興味あるの?意外だね。世界樹を育てることが使命だったのさ…まぁ、私はだけれどね」
私は、というのはどういうことなのか聞く前にエイランが教えてくれる
「実は私はね、この世界で生まれ育ったエルフではないのさ。ほかの世界から来た、よそ者だよ」
「は、え?」
それは意外な告白に思えた
カンザキにとってエルフとはこの世界にしかいないと思ってしまっていたから
ただ、考えてみれば当たり前のことにも思えた
カンザキだって、そのほかの世界から来ているわけであるから
「ふふ、驚いてくれたね。カンザキくんの事は聞いているよ、猫さんから。君も異世界からここに来たクチなんだろう?いつも到底この世界の人間には手に入れることができないランクの素材を持ち込んでくれていたからね、さすがに私も気にはなってたさ」
「そうなのか…なんかそれ、恥ずかしいな」
「いつか出会うことがあるかもしれないとは思っていたからね。それと、今回ルーンの素体を提供するのもそれあってこそさ、当然見返りを求めるつもりだし、それにこたえる事ができると思っているからね」
さすがに鈍いカンザキでもエイランが何を欲しているか分かった気がした
「世界樹、か?」
「そうだよ。カンザキくんの家しかり、君のところのサラダだったりとよくもまぁ簡単に世界樹を手に入れてくるものだと思ったよ。私はそれが、その世界樹を欲してやまないというのに」
エイランはカンザキの方を向いてはいないが、その熱のようなものが伝わってくる気がした
だからカンザキはもう、その願いに応える気でいる
「それで、何が欲しいんだ?」
「世界樹の苗木。これがどれだけ難しいか正直わからない。でもカンザキくんなら何とかしてくれる気がしているよ。君は焼肉屋であって、植物ハンターではないということも分かっている」
「わかった、聞いてみるよ。世界樹を管理しているやつがいるもんでね」
その管理者は、とても寂しがり屋なんだとカンザキは思い出していた
今はアリアという冒険者がたびたび遊びに行っているようだから以前ほどのテンションにはならないだろうけど
「その管理者に願いたいね、苗木を…エルフにも分け与えてくれと。まぁこの世界のエルフはすでに世界樹を無くしてかなり時間が経過しているから、何とも言えないんだけど…それに同じものかどうかもわからないけれどさ。まぁ私には重要なことなのさ」
「わかった…ルーンの素体、体か?と引き換えになるんだったらなんとかしてみよう」
「ありがとう…私は、私はね…元々世界樹を育てるために、育てられていたんだ…別の世界だけど。その世界にはちゃんと世界樹があって、苗木から育てていたんだよ。成樹になるまでには3万年を要するといわれていて、それを代々繋いで育ていたのさ」
刷り込みのようなものだろうか、それともその血族による使命がDNAに刷り込まれているのだろうかエイランはそれがどうしても諦めきれないということだった
本来であればエイランの代で世界樹は成樹となるはずだったという
だがこの世界に来てしまってそれが成す事ができない
それがどうしても、悔しいということだった
二人は巨大なウルグインの街が見えなくなる程に歩いていた
そして、すこしばかり標高が高いところに到着する
そこには何もない平原が広がっていて、落ち始めた太陽がオレンジ色に草木を染め上げていた
「うん、ここならいいか。ちょうどいい広さだし、なにより森も近い」
それだけエイランは言うと、空に両手をかざして唱え始めた
「我が故郷は遠く離れた場所にあり、鈴の音のような声が響いていた」
「その国は誰の侵略も許さず、だが来る者には幸福を与えた」
「ああ、大河は干上がり、そして木々は枯れ果てた」
「滅びた理想郷はそこにある、我が目の前に」
するとどうだろう、エイランとカンザキを中心にして平原いっぱいに目で追えないほどの巨大な紫色した魔方陣が広がった
そこから霧のようなものがあふれたかと思うと
二人の目の前には、巨大な街が出現したのだった
「ようこそ、カンザキくん。エルフの国へ。歓迎するよ」
そうエイランは言ったのだった
0
あなたにおすすめの小説
家族転生 ~父、勇者 母、大魔導師 兄、宰相 姉、公爵夫人 弟、S級暗殺者 妹、宮廷薬師 ……俺、門番~
北条新九郎
ファンタジー
三好家は一家揃って全滅し、そして一家揃って異世界転生を果たしていた。
父は勇者として、母は大魔導師として異世界で名声を博し、現地人の期待に応えて魔王討伐に旅立つ。またその子供たちも兄は宰相、姉は公爵夫人、弟はS級暗殺者、妹は宮廷薬師として異世界を謳歌していた。
ただ、三好家第三子の神太郎だけは異世界において冴えない立場だった。
彼の職業は………………ただの門番である。
そして、そんな彼の目的はスローライフを送りつつ、異世界ハーレムを作ることだった。
週二回更新になります。お気に入り・感想、宜しくお願いします。
クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる
アルカス
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。
でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。
でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。
その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。
そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。
転生したら王族だった
みみっく
ファンタジー
異世界に転生した若い男の子レイニーは、王族として生まれ変わり、強力なスキルや魔法を持つ。彼の最大の願望は、人間界で種族を問わずに平和に暮らすこと。前世では得られなかった魔法やスキル、さらに不思議な力が宿るアイテムに強い興味を抱き大喜びの日々を送っていた。
レイニーは異種族の友人たちと出会い、共に育つことで異種族との絆を深めていく。しかし……
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
異世界に転移したら、孤児院でごはん係になりました
雪月夜狐
ファンタジー
ある日突然、異世界に転移してしまったユウ。
気がつけば、そこは辺境にある小さな孤児院だった。
剣も魔法も使えないユウにできるのは、
子供たちのごはんを作り、洗濯をして、寝かしつけをすることだけ。
……のはずが、なぜか料理や家事といった
日常のことだけが、やたらとうまくいく。
無口な男の子、甘えん坊の女の子、元気いっぱいな年長組。
個性豊かな子供たちに囲まれて、
ユウは孤児院の「ごはん係」として、毎日を過ごしていく。
やがて、かつてこの孤児院で育った冒険者や商人たちも顔を出し、
孤児院は少しずつ、人が集まる場所になっていく。
戦わない、争わない。
ただ、ごはんを作って、今日をちゃんと暮らすだけ。
ほんわか天然な世話係と子供たちの日常を描く、
やさしい異世界孤児院ファンタジー。
捨てられた貴族六男、ハズレギフト『家電量販店』で僻地を悠々開拓する。~魔改造し放題の家電を使って、廃れた土地で建国目指します~
荒井竜馬@書籍発売中
ファンタジー
ある日、主人公は前世の記憶を思いだし、自分が転生者であることに気がつく。転生先は、悪役貴族と名高いアストロメア家の六男だった。しかし、メビウスは前世でアニメやラノベに触れていたので、悪役転生した場合の身の振り方を知っていた。『悪役転生ものということは、死ぬ気で努力すれば最強になれるパターンだ!』そう考えて死ぬ気で努力をするが、チート級の力を身につけることができなかった。
それどころか、授かったギフトが『家電量販店』という理解されないギフトだったせいで、一族から追放されてしまい『死地』と呼ばれる場所に捨てられてしまう。
「……普通、十歳の子供をこんな場所に捨てるか?」
『死地』と呼ばれる何もない場所で、メビウスは『家電量販店』のスキルを使って生き延びることを決意する。
しかし、そこでメビウスは自分のギフトが『死地』で生きていくのに適していたことに気がつく。
家電を自在に魔改造して『家電量販店』で過ごしていくうちに、メビウスは周りから天才発明家として扱われ、やがて小国の長として建国を目指すことになるのだった。
メビウスは知るはずがなかった。いずれ、自分が『機械仕掛けの大魔導士』と呼ばれ存在になるなんて。
努力しても最強になれず、追放先に師範も元冒険者メイドもついてこず、領地どころかどの国も管理していない僻地に捨てられる……そんな踏んだり蹴ったりから始まる領地(国家)経営物語。
『ノベマ! 異世界ファンタジー:8位(2025/04/22)』
※別サイトにも掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる