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そこにある異世界17
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そもそも、である
神国から逃げ延びたマーサは言っていたのだ
昨夜、襲われたのだとー
出会ったのは馬車で飛ばして二日もかかる距離だという距離だというのに
そこに気づいていたのは馬車の外で風に白い髪をなびかせているトワだけである
(やはり転移、しているなぁ…姉さんが関係しているのかな?)
それは目の前に急に現れた街が、燃えているのが見えたからだ
さすがに全員が違和感を覚えた瞬間でもある
「まさか、あれ神国!?嘘でしょ?早すぎない?」
「私、土地勘ないからわかんないですけど、さすがにおかしいのはわかりますよ」
走り始めてまだ一刻も経っていないのに、見える炎や魔法の発動光
いくら今日が曇りの夜だったとはいえどうにも違和感しかない
そしてその近づく距離はどんどん加速度的に縮まっている
「何にしても、まだ魔法が放たれている形跡がある!全滅はしていない!このままだと一気に戦闘になってしまうぞ」
トワも気を引き締める
(どちらにしても、戦闘が始まる)
その気配は僅かな時間で濃厚になってしまった
「アラン、神殿の中央を目指して!おそらくそこで籠城しているはずよ!」
シーナがそう叫ぶとアランは軽くうなずいてゴーレム馬の手綱を握る
突然、ねっとりとした空気の壁にぶち当たるとそれを突き抜ける
馬車の中までその感覚があるので相当の違和感を覚えるが、突如爆音が響き渡るのですぐに忘れ気を引き締めた
◇
ひひひ…
ひひひひひひひひひひッ
気味の悪い笑い声が響き渡る
周囲は粉塵と火の粉が舞う曇り夜空
一人の神官が血反吐を吐いて膝を着く
「治癒(ヒール)」
その横に巫女装束に身を包んだ女性が回復魔法をかけなんとか落ち着いた
「くッ‥‥シーナ、来るなよ‥‥」
神官はシーナの父であった
「アハハハハッ殺さないよぉ!アンタはあの子が来るまで生かしておいてやるぅ!」
狂ったように笑う浅黒い肌の女の眼は赤く怪しく光る
長く伸びた爪で自らの腹を引き裂くように搔きむしるとそこからぼたぼたと蛆が落ちた
「はぁ…早く来てぇ…愛しいシーナぁ‥‥本当の事を教えてあげなきゃ…」
後ろではドラゴンが火を噴いている
ごうごうと燃え盛る炎は街を、国をすべてを燃やし尽くさんと猛り狂う
ドラゴンの口元は自らの火で爛れているのに気にするような様子はなかった
◇
多くの人が死んでいた…
死体はグールに食い漁られ、スケルトンに踏みつぶされた
それらを横目に、炎の間を縫って走る
馬車にマーサを残し、トワが結界を張っておいてきた
その結界の周りにはわずかながら生き残っていた人が集まりつつある
生き残りを探す作業は、トワとすみれが買って出た
アランとシーナは神殿を目指し、ひた走る
途中でアランが聖剣を抜き放ち、ドラゴンへと斬りかかる
「早くいけ!シーナ!両親の元へ!」
「うん、ありがとう!」
アランと別れ、シーナは再び走り出す
ざあっ・・・・
急に雨が降り始める
煙の上昇によって雲が育ち雨になった訳では無い、トワが唱えた魔法によるものだ
それが火を消していく、聖属性でも付与したか、グールはそれによって溶けてゆく
スケルトンには効き目が薄いようで、だが動きは疎外され遅くなっている
そこは生き残っている聖騎士が倒していく
シーナの前は開かれている
そこを必死に走り続け、大神殿の前にたどり着いたとき
血を吐いている父を見つける
その横で母が父に回復魔法をかけているようだった
「お父様!」
シーナは父へ回復魔法を飛ばすと同時に敵のボスと思わしき、浅黒い女の前へ父をかばうかのように回り込んだ
そこで目にする、敵の素顔にシーナは困惑する
なぜならそれは
「おねえさま、なの?」
「あはぁ?シーナァ、ハヤカッタ…んんんんんんッ!んん!あーぁ、あー‥‥シーナ、早かったわね?久しぶりね、元気そうでなによりだわぁ」
それは姉のラーナだった
肌の色はくすんで黒くなってしまっているが、紛れもなく姉だとわかる
白くなってしまっているその髪に刺さる花のアクセサリーはシーナが贈ったものだ
そしてその姉こそが、神国を攻めている張本人でこの死者の軍団を率いているということでもある
「そんな、お姉さまどうして!?魔王の手先になったのですか!?」
信じられない、あの、優しい姉がこんな事をするなど
否、違う
「なぜこんな事が出来るのですか」
それには二つの意味がある
相当数の人族が死んでいる。それをしているのが姉だということ
もう一つは、どうやって死者の軍団を率いているのかということ
その疑問に、姉は答える
「ああ、シーナ、可哀そうなシーナ…何も知らされていないのね‥‥わたしはあの日、あの人と駆け落ちした日に殺されたのよ」
「え?」
「あの人が先に殺されて…私は連れ戻されそうになった…けれど、あの人から離れたくない私は死んだのよ」
「え、どう、いう」
シーナは混乱する
死んでいた?であればあの果物は?送られていたあの果物は
届けられていた果物、あれは…お姉さまが送ってくれたものではなかった?
「それでねェ・・・・私は巫女ダッタカラぁ!甦ッテ!この国の人間は皆殺しにィ!」
狂う様に叫ぶラーナを前にシーナも狂う
「いったい誰がそんなコトを!」
その言葉に、ラーナはピタリと止まる
知らないの?という目をして
「そこの父、ソイツの命令に決まってるじゃない」
すると狼狽した父が
「う、嘘だ!そんな命令など」
「はぁ…さっきも教えてあげたじゃない?そこの近衛兵士が証人だってぇ」
ラーナがけだるそうに指さす方向を見るとボロボロになって、甦ったと思われる白骨で鎧を着た兵士が居た
「カカ…カカカカカ」
言葉を発することが出来ないのか、カタカタと揺れている
「あの人もかわいそうよぉ?私たちを殺した罪で、殺されちゃったらしいかラァ」
「そんな・・・・」
シーナはぺたりとへたり込んだ
姉の話はきっと本当だろうと、なんとなくだがそう思ってしまったから
であれば、この惨劇を引き起こした理由も気持ちも「理解」できてしまった
だからもうシーナは戦え…ないと、そう思ってしまったのだ
でも、それでも…
大好きだった姉を、お姉さまを救うというその想いが彼女を再び立ち上がらせた
◇
「アランさん!」
すみれがアランを見かけ、叫ぶ
「ああああああああああああああああああああ!」
聖剣を叩き込む!フラッシュバックするように、あの時のアーディルとの闘いを思い出す
そうだ、こうだ、こうやるのだと
あの人は言っていた!
「竜滅剣(ドラゴンスレイブ)」
振り下ろすー
ずるりとドラゴンがずれる
ボロボロと黒い炭に変わってドラゴンは崩れていった
「はぁ、はあっ」
はんとかドラゴンゾンビを倒せた
「アラン、行こうシーナを!」
すみれとトワも合流する
「ああ。トワ、さすがだ。あの雨、助かった」
先ほどのトワの降らせた聖なる雨だ
あれのおかげで雑魚は消え、そしてドラゴンゾンビの動きも弱った
だからアランは倒すことが可能になったのだ
そして三人はシーナの下へ走る
そこで目にしたものは
「お姉さま、それでも、それでもです!人を殺してしまっては断罪せざるを得ません!」
「シーナぁぁぁぁ!やめてぇぇぇぇぇぇぇ」
苦しそうに叫ぶラーナ、照らすように白い光が包んでいる
それが苦しみを与えているようだった
シーナが巨大な十字架のようなものを手に、お姉さまと呼んだ敵へそれをたたきつける瞬間だった
貼り付けにされたラーナをさらに光る茨が包み込む
「聖十字覇(セイグリッド)」
ギィン!
波紋が広がるように聖なる力が国を覆う
それに伴い、残っていた死兵が崩れるように消え去っていった
シーナが得た力は圧倒的な魔力と回復魔法、そしてアンデットに対する強力で慈悲ある力だった
「お姉さま、ごめんなさい…私どうしても…」
それは姉への謝罪の言葉だった
恨んだこともある
でも、そんな事よりもシーナは姉が大好きで愛していたのだ
シーナの目の前に、白い靄のようなものが集まる
そして、人の形をしたそれはシーナの頭の上に手を置くと
「シーナ、ありがとう。あなたの行く道に祝福を」
それは、幼き日
ラーナがシーナに送った言葉であり、祝福だ
「おねえ、さま」
流す涙をぬぐう様に、その手はシーナのほほを伝う
「さあ行きなさい。あなたの仲間達がまっているわ」
そして、ふわりと靄が晴れる
シーナは姉の葬送を自ら行った
それが彼女に課せられた試練だった
だが、その日神国は滅んだ
生き残りもいるが、この国はもう国とは呼べないほどに人は消えてしまっていたのである
そして勇者一行は、最後の戦いをすべく魔王の待つ城へと向かうのである
そして姉と対峙するという試練を乗り越えたシーナは疑念を抱いた
きっとこの旅が終わっても両親と共に暮らすなどできないだろう
姉を殺した、両親となど暮らせるわけがない
それに、帰るべき場所はもうなくなっている
神国は実質滅んだと言える、あの生き残りの人数では国を再び取り戻せたとしても、とてつもない年月が必要だろう
それこそ自分が生きている間にそれが叶うとは思えない
だったら、シーナはこの魔王討伐のあとどこに行けばいいのか悩んでしまうが
それは無事に帰れたらの話だと、今は忘れておくことにした
神国から逃げ延びたマーサは言っていたのだ
昨夜、襲われたのだとー
出会ったのは馬車で飛ばして二日もかかる距離だという距離だというのに
そこに気づいていたのは馬車の外で風に白い髪をなびかせているトワだけである
(やはり転移、しているなぁ…姉さんが関係しているのかな?)
それは目の前に急に現れた街が、燃えているのが見えたからだ
さすがに全員が違和感を覚えた瞬間でもある
「まさか、あれ神国!?嘘でしょ?早すぎない?」
「私、土地勘ないからわかんないですけど、さすがにおかしいのはわかりますよ」
走り始めてまだ一刻も経っていないのに、見える炎や魔法の発動光
いくら今日が曇りの夜だったとはいえどうにも違和感しかない
そしてその近づく距離はどんどん加速度的に縮まっている
「何にしても、まだ魔法が放たれている形跡がある!全滅はしていない!このままだと一気に戦闘になってしまうぞ」
トワも気を引き締める
(どちらにしても、戦闘が始まる)
その気配は僅かな時間で濃厚になってしまった
「アラン、神殿の中央を目指して!おそらくそこで籠城しているはずよ!」
シーナがそう叫ぶとアランは軽くうなずいてゴーレム馬の手綱を握る
突然、ねっとりとした空気の壁にぶち当たるとそれを突き抜ける
馬車の中までその感覚があるので相当の違和感を覚えるが、突如爆音が響き渡るのですぐに忘れ気を引き締めた
◇
ひひひ…
ひひひひひひひひひひッ
気味の悪い笑い声が響き渡る
周囲は粉塵と火の粉が舞う曇り夜空
一人の神官が血反吐を吐いて膝を着く
「治癒(ヒール)」
その横に巫女装束に身を包んだ女性が回復魔法をかけなんとか落ち着いた
「くッ‥‥シーナ、来るなよ‥‥」
神官はシーナの父であった
「アハハハハッ殺さないよぉ!アンタはあの子が来るまで生かしておいてやるぅ!」
狂ったように笑う浅黒い肌の女の眼は赤く怪しく光る
長く伸びた爪で自らの腹を引き裂くように搔きむしるとそこからぼたぼたと蛆が落ちた
「はぁ…早く来てぇ…愛しいシーナぁ‥‥本当の事を教えてあげなきゃ…」
後ろではドラゴンが火を噴いている
ごうごうと燃え盛る炎は街を、国をすべてを燃やし尽くさんと猛り狂う
ドラゴンの口元は自らの火で爛れているのに気にするような様子はなかった
◇
多くの人が死んでいた…
死体はグールに食い漁られ、スケルトンに踏みつぶされた
それらを横目に、炎の間を縫って走る
馬車にマーサを残し、トワが結界を張っておいてきた
その結界の周りにはわずかながら生き残っていた人が集まりつつある
生き残りを探す作業は、トワとすみれが買って出た
アランとシーナは神殿を目指し、ひた走る
途中でアランが聖剣を抜き放ち、ドラゴンへと斬りかかる
「早くいけ!シーナ!両親の元へ!」
「うん、ありがとう!」
アランと別れ、シーナは再び走り出す
ざあっ・・・・
急に雨が降り始める
煙の上昇によって雲が育ち雨になった訳では無い、トワが唱えた魔法によるものだ
それが火を消していく、聖属性でも付与したか、グールはそれによって溶けてゆく
スケルトンには効き目が薄いようで、だが動きは疎外され遅くなっている
そこは生き残っている聖騎士が倒していく
シーナの前は開かれている
そこを必死に走り続け、大神殿の前にたどり着いたとき
血を吐いている父を見つける
その横で母が父に回復魔法をかけているようだった
「お父様!」
シーナは父へ回復魔法を飛ばすと同時に敵のボスと思わしき、浅黒い女の前へ父をかばうかのように回り込んだ
そこで目にする、敵の素顔にシーナは困惑する
なぜならそれは
「おねえさま、なの?」
「あはぁ?シーナァ、ハヤカッタ…んんんんんんッ!んん!あーぁ、あー‥‥シーナ、早かったわね?久しぶりね、元気そうでなによりだわぁ」
それは姉のラーナだった
肌の色はくすんで黒くなってしまっているが、紛れもなく姉だとわかる
白くなってしまっているその髪に刺さる花のアクセサリーはシーナが贈ったものだ
そしてその姉こそが、神国を攻めている張本人でこの死者の軍団を率いているということでもある
「そんな、お姉さまどうして!?魔王の手先になったのですか!?」
信じられない、あの、優しい姉がこんな事をするなど
否、違う
「なぜこんな事が出来るのですか」
それには二つの意味がある
相当数の人族が死んでいる。それをしているのが姉だということ
もう一つは、どうやって死者の軍団を率いているのかということ
その疑問に、姉は答える
「ああ、シーナ、可哀そうなシーナ…何も知らされていないのね‥‥わたしはあの日、あの人と駆け落ちした日に殺されたのよ」
「え?」
「あの人が先に殺されて…私は連れ戻されそうになった…けれど、あの人から離れたくない私は死んだのよ」
「え、どう、いう」
シーナは混乱する
死んでいた?であればあの果物は?送られていたあの果物は
届けられていた果物、あれは…お姉さまが送ってくれたものではなかった?
「それでねェ・・・・私は巫女ダッタカラぁ!甦ッテ!この国の人間は皆殺しにィ!」
狂う様に叫ぶラーナを前にシーナも狂う
「いったい誰がそんなコトを!」
その言葉に、ラーナはピタリと止まる
知らないの?という目をして
「そこの父、ソイツの命令に決まってるじゃない」
すると狼狽した父が
「う、嘘だ!そんな命令など」
「はぁ…さっきも教えてあげたじゃない?そこの近衛兵士が証人だってぇ」
ラーナがけだるそうに指さす方向を見るとボロボロになって、甦ったと思われる白骨で鎧を着た兵士が居た
「カカ…カカカカカ」
言葉を発することが出来ないのか、カタカタと揺れている
「あの人もかわいそうよぉ?私たちを殺した罪で、殺されちゃったらしいかラァ」
「そんな・・・・」
シーナはぺたりとへたり込んだ
姉の話はきっと本当だろうと、なんとなくだがそう思ってしまったから
であれば、この惨劇を引き起こした理由も気持ちも「理解」できてしまった
だからもうシーナは戦え…ないと、そう思ってしまったのだ
でも、それでも…
大好きだった姉を、お姉さまを救うというその想いが彼女を再び立ち上がらせた
◇
「アランさん!」
すみれがアランを見かけ、叫ぶ
「ああああああああああああああああああああ!」
聖剣を叩き込む!フラッシュバックするように、あの時のアーディルとの闘いを思い出す
そうだ、こうだ、こうやるのだと
あの人は言っていた!
「竜滅剣(ドラゴンスレイブ)」
振り下ろすー
ずるりとドラゴンがずれる
ボロボロと黒い炭に変わってドラゴンは崩れていった
「はぁ、はあっ」
はんとかドラゴンゾンビを倒せた
「アラン、行こうシーナを!」
すみれとトワも合流する
「ああ。トワ、さすがだ。あの雨、助かった」
先ほどのトワの降らせた聖なる雨だ
あれのおかげで雑魚は消え、そしてドラゴンゾンビの動きも弱った
だからアランは倒すことが可能になったのだ
そして三人はシーナの下へ走る
そこで目にしたものは
「お姉さま、それでも、それでもです!人を殺してしまっては断罪せざるを得ません!」
「シーナぁぁぁぁ!やめてぇぇぇぇぇぇぇ」
苦しそうに叫ぶラーナ、照らすように白い光が包んでいる
それが苦しみを与えているようだった
シーナが巨大な十字架のようなものを手に、お姉さまと呼んだ敵へそれをたたきつける瞬間だった
貼り付けにされたラーナをさらに光る茨が包み込む
「聖十字覇(セイグリッド)」
ギィン!
波紋が広がるように聖なる力が国を覆う
それに伴い、残っていた死兵が崩れるように消え去っていった
シーナが得た力は圧倒的な魔力と回復魔法、そしてアンデットに対する強力で慈悲ある力だった
「お姉さま、ごめんなさい…私どうしても…」
それは姉への謝罪の言葉だった
恨んだこともある
でも、そんな事よりもシーナは姉が大好きで愛していたのだ
シーナの目の前に、白い靄のようなものが集まる
そして、人の形をしたそれはシーナの頭の上に手を置くと
「シーナ、ありがとう。あなたの行く道に祝福を」
それは、幼き日
ラーナがシーナに送った言葉であり、祝福だ
「おねえ、さま」
流す涙をぬぐう様に、その手はシーナのほほを伝う
「さあ行きなさい。あなたの仲間達がまっているわ」
そして、ふわりと靄が晴れる
シーナは姉の葬送を自ら行った
それが彼女に課せられた試練だった
だが、その日神国は滅んだ
生き残りもいるが、この国はもう国とは呼べないほどに人は消えてしまっていたのである
そして勇者一行は、最後の戦いをすべく魔王の待つ城へと向かうのである
そして姉と対峙するという試練を乗り越えたシーナは疑念を抱いた
きっとこの旅が終わっても両親と共に暮らすなどできないだろう
姉を殺した、両親となど暮らせるわけがない
それに、帰るべき場所はもうなくなっている
神国は実質滅んだと言える、あの生き残りの人数では国を再び取り戻せたとしても、とてつもない年月が必要だろう
それこそ自分が生きている間にそれが叶うとは思えない
だったら、シーナはこの魔王討伐のあとどこに行けばいいのか悩んでしまうが
それは無事に帰れたらの話だと、今は忘れておくことにした
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