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第1章 生き抜く事は大変!
第23話 ブラー王国の王都に来た。
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あれから、我慢して我慢してやっと、王都についた。
この間に、解析が完了して
[ブラー王国語][精神力強化]を習得した。
そしてオレは今、馬車の中でかなり鍛えられた[気配遮断]を使って、例の二人組を尾行している。
奴らは、教会に入って行こうとしていた。
俺も、入ろうと思っていたけど止めた。
まだ、表立って対立する時ではない…。
いや…まだオレが気づいていると知らせない方がいい。
マップを展開して、図書館を探す。
そして、この世界の歴史と教会の歴史を調べる。
昔の神殿があった場所とかが勇者召喚神殿候補だと、思ったからだ。
なるほど、[神が降り立った地]が、この教会の発祥地なのか!
そして、このブラー王国にある。
そして、教会は独立して[教国]になった。
そこから、[聖神皇国]になったと。
あと、勇者伝説のモノを調べたが肝心なところが、書かれていない。
どこで召喚したのか、帰ったのか書いてない。
魔導書などは、既に知っているものしかなかったからパス!
そして、冒険者ギルドに行く。
張り出された、依頼票を見るがやっぱりゴブリン討伐だらけだ!
俺の気のせいではないらしい。
宿を探して、泊まる。
さて、あの例の二人組は?
アレ?
悪霊祓いの儀式を受けていた?
そして、俺の事を報告しているようだな。
司祭?
「ジェネラルキラーか。
本国からも、ゴブリン軍に苦戦していると報告が来ている。
冒険者ギルドに、指名依頼を出来ないか調べて見よう。」
なんて、言ってる。
え?
その本国?
ゴブリン達に攻められているの?
ゴブリンだらけだな。
そして、俺は光魔法の研究書を読んで寝た。
次の日
冒険者ギルドに行かないで、商業ギルドにいた。
昨日空間把握の練習で、この王都を調べていたら鍛冶施設付きの空き家を発見したからだ。
この壊れた聖剣もなんとかしたい。
オレが狙っている空き家を、なかなか受付嬢は出さなかった。
人を片っぱしから疑うのはしたくないが、鑑定を使う。
ハァ?
俺に事故物件を押し付けるつもりだと!
この女~!
冒険者ギルドカードを見せて、物件を指定する。
顔を引きつらせていく受付嬢。
まだオレをカモにするつもりだ。
それを見ていた、主任が出てきて許可がないと、物件を貸せないと言ってきた。
許可?
商業ギルドマスターの許可らしい。
この街で、活動するのは面倒が多そうだと感じた俺は家を借りる事を止めた。
そして、武器屋に入る。代わりのの両手剣を見つけないと!
だが、質の悪い武器ばっかりだ!
□□
鋼の剣(劣)
攻撃力 500
□□
これが、この王都の武器屋の1番高い武器で100000タール!
うわ~
すっごく高い~!
ボッタクリや~!
鍛冶屋が空っぽ…
そして鍛冶屋貸し出し許可制?
そして、ボッタクリの武器屋。
冒険者ギルドにまた行く。
王都近くの森のゴブリンを討伐してくれ?
報奨金 1匹10000タール?
ハァ?
ガス王国の相場の10倍?
どうなっているの?
とりあえずお試しで、依頼票を受付嬢に渡してギルドカードを出す。
ギルドカードを魔道具で読み取る受付嬢が、
「ゴブリンジェネラルキラー!」
なんて、言っている。
そんな、称号もどきが有るのか?
そして、伝達事項があるらしい。マトの街のギルドマスターが、報奨金を手渡しで渡すと言っているらしいが断った。
報酬と、魔石代を振り込まないなら、もう、そちらでは仕事をしないと伝えておいてくれと伝達料を払って、頼んでおいた。
そして、森をめざす。
なんとなく感じていた違和感がこの国に来てからわかってきた!
異世界なのに、モフモフケモミミ!がいない!
いや…
そうじゃなくて、まだ会っていないだけかもしれない。
女性が、少ない!
圧倒的に男性が多いのだ!
どうも、ラノベ的シチュエーションでは、怪我した女魔道師を助けて~
とか、出会わないな~とは、思っていた。
運がマイナス表示のせいかと思っていた。
だが、ここも王都!
2つも王都を見比べても、歩いている女性が少ない!
そんな事を思っていると、森から逃げ出した3組のパーティーがいた。
「クソ~!ゴブリンめ~!」
へ?
オイオイ!
筋肉モリモリ集団なのに、俺よりも強そうなのに敗走?
どれだけ強いゴブリンなんだ?
あのジェネラルよりも強いのか?
だから10000タールなのか!
気を引き締めて、いつでも抜刀出来るようにして森の中に入る。
いた!
アレ?
女の子?の魔法使いが一人襲われている!
女の子?
[名前・ミラージュ]
「助けて~!」
すぐに、斬る!
ゴブリン討伐カウント3
カザト
「大丈夫か?」
腰が抜けたらしい。
回復ポーションを渡す!
先程の叫びで、ゴブリン達が集まってきたのがマップで確認できている。
魔法使いを、森の外に走らせる。
ゴブリン
「グギャー!」
襲ってきた!
うわ~
マジでヤバい? いや…そんなに強くないぞ!
アレ?ガス王都の時のゴブリンと同じ強さだな。
ゴブリン討伐カウント151
とりあえず全滅させた!
どこか、悪いゴブリンはいないか~なんて、森を探したがいなかった。
それにしても変だな。
あの魔法使いのミラージュは、火魔法が使えたはずなのになぜあんな事に?
あの程度のゴブリンならファイヤーボール一発で焼けるだろ!
もう、夕暮れなので王都に戻る。
冒険者ギルドは、混雑していた。
受付嬢と、冒険者の会話を聞く。
受付嬢
「街の掃除ばかりしてないで、ゴブリン討伐クエストを受けてくださいよ!」
冒険者
「いや~、イイ武器が買えたら受けるよ!」
え?
掃除?
唖然としていたら、俺の順番だ!
受付嬢
「へ? 151匹?
うそ!
ジェネラルキラー!
すいません!ギルドマスター室まで来てもらえませんか。」
カザト
「(嫌な予感がするな。厄介事を押し付けられたら困る。)
今日は、疲れたからダメだ。
次にしてくれ。
報酬は、ギルドカード…いや…現金でもらおう。」
受付嬢
「だめです。来てもらいます。」
ムカついたが、このギルドの文化レベルを見るためについて行った。
ブラー王都冒険者ギルドマスター
「(なんだ?俺の[威圧]スキルが効いてない!)
ホウ、なかなかやるではないか。
ゴブリンを…」
カザト
「(なるほど、[威圧]スキルか!記憶した!やってみるか?フルパワー!)
ホウ!なかなか!アレ?」
ドタン!!
まず、受付嬢が口から泡を吹いて倒れた。
ギルドマスターが、真っ青になっているぞ!
カザト
「(ちょっとふっかけて見るか?)
フン!
倒れるくらいなら偉そうな口をきくな、この程度で倒れるくらいだったら、ホフゴブリンソルジャーの前には、
立てないぞ?
なぁ、ギルドマスターさん。」
ブラー王都冒険者ギルドマスター
「そ、そうですね。
(何だよコイツ、本物だ!本物のジェネラルキラーだ!しまった、敵対してしまった!)
すぐに、報酬を用意させます。
あの、マトの街のギルドマスターが、会いたがっているのですが、どうしましょう?」
カザト
「あそこの、受付嬢がどうもおかしいのでギルドマスターにその後の対応を書き置きで伝えている。
魔石の代金すら、まだ入っていないから、やはり横領したようだな。
困ったことだ。」
ブラー王都冒険者ギルドマスター
「なるほど、私からもギルド本部に報告します。
それと、あと実はゴブリンを積極的に討伐してほしいのですが…。」
聞いてみた!
どうも、ゴブリンばっかりなのはゴブリンが、異常繁殖しているみたいだ!
その日は、真っ青になった受付嬢達から報酬をもらって宿に帰った。
次の日
オレは、商業ギルドにいた。
受付嬢
「お客様ごときに紹介出来る物件は、
ヒギーーーーーー!」
受付嬢が倒れる。
しまった!この根性クソ色の受付嬢にムカついて、昨日覚えた[威圧]を無意識に使ってしまった!
どうしよう?
いや…ここは胸を張って対応する。
カザト
「何だね君は?失礼な!
勤務中に寝るとは!ここのギルドは、低レベルだね!」
それを見ていた主任?が出てきた。
商業ギルド主任
「も、申し訳ございませんでした。
私が、代わって担当させてもらいます。」
そして、昨日空間把握でリサーチして、わかった事が金属のインゴットのかなりの在庫があふれるほどあり、不良在庫品目表に書いてあったので、買い付ける事にした。
また、許可とか言い出していたが、あの[威圧]のせいか?主任決済で簡単に鑑定で出ているこの世界の平均価格よりも、少し低い値段で購入出来た。
鍛冶屋がいないのだから売れなくて、値段が下がって当たり前だけどね。
さて、ギルドカード残高が半分になってしまったが、アダマンタイトとミスリルが手に入ったのは良かった。
倉庫の鉄からアダマンタイトまで全て買った!
ゴブリン討伐の報酬が5億を超えていたから、出来た事だ。
主任も、びっくりしていた。
まさか、オレがここまで金を持っているとは思っていなかったらしい。
実はオレも、思ってなかった(笑)
ゴブリンのを斬るのに夢中だったからな!
そして、付近の地図を購入した。
□□
商業ギルド主任
「不良在庫が、いきなり消えたぞ!
決済の時に見たが、B級ランクの冒険者だが決済エラーが出なかった。
残高確認したら、また50%残るから大丈夫だと表示された!
つまり、5億!おそらくだが、ガス王都開放のジェネラルキラーに違いない!
これは、ギルドマスターに報告しないと!
あの受付嬢は、どうするか…」
□□
次の日、カザトは、冒険者ギルドに近くの村のゴブリン退治一ヶ月間のクエストを選んで受けた。
乗合馬車で向かう。
だが、そこにあのガス王国にいた女2人組がいたのだ。
こいつら~!
鑑定すると、別の任務の為に移動中らしい。
困ったな。下手な情報を渡したくない。
向こうも気がついたみたいだな。
女冒険者A
「お前のせいで…」
叫んで掴みかかってきたので、他の乗客がいないから[威圧]を使う!
ゴト!
ドタ!
スパイ達が倒れる。
御者が、ビックリしてこちらを見ていた。
オレは、御者にコイツラを、しばらく起こさないようにお金渡して、頼んで目的の村の近くで下ろして貰う。
そして、村に向かうが
煙?
え?
ゴブリン150匹位に、攻められてる?
うわ!ホフゴブリンがいる!
早く行かないと!
鉈と、刀で斬りまくる!
ホフゴブリンが、出てきた!
柵の向こうの村人たちは、悲壮感漂う顔になっている。
もう、出来るだろう!
やってみるか!
「悪魔聖断!」
刀で、ホフゴブリンの頭から下まで、真っ二つにきれいに斬った!
ドサ!
ドサ!
出来たぞ!
これまで、弱点らしき所からしか真っ二つにできなかったけど、やっと、思い通りに斬れた!
それを見ていた村人達が、出てきた。
ギルドの依頼票を見せて、クエストで来たことを話す。
村長が、実は依頼費を出せないことを言うと、ギルドでその可能性を聞いていたオレは鍛冶場を貸して欲しいと頼んで、それでこれから来るゴブリンから村を守る料金と相殺する事で、村長と合意した。
鍛冶場はあるが、鍛冶師がいないらしい。
そのことも聞いた。
何でも、ブラー王国の王族と、ドワーフ族の王族との婚約破棄が発生して鍛冶師ギルド本府の命令で鍛冶師を全員引き上げたらしい。
なるほど、ドワーフ族が鍛冶師ギルドの元締めなのか。
オレはこれから、このブラブラ村で一ヶ月過ごす事になった。
□□
築石 風人(つくし かざと)
冒険者ネーム カザト
レベル 110
年齢 ▲▶
ジョブ ◀◇☆◇□
攻撃力 ■◇◀◐
守備力 ◐◆☆●
魔力 ▲□○●
知力 ▶⬛○□
運 -14891
スキル
鑑定◁◇■レベル107(up!)
派生スキル
(簡易感覚伝達)レベル50
(高速情報処理)レベル40
(並列処理) レベル50
(動線探索再現)レベル50
( )新領域構築中
( )新領域構築中
( )新領域構築中
(鑑定範囲制限解除)
(鑑定結果MAP化)
(記録無限領域)
記憶 [魔法斬り][神のイカズチ]
[勇者達の記憶]
[勇者達の怒り]
[エクスプロージョン]
[占い][心体共鳴][威圧]
基礎魔法レベル3(up!)
火魔法レベル21
水魔法レベル20
氷魔法レベル20
土魔法レベル20
風魔法レベル21
雷魔法レベル1
神聖魔法レベル3(up!)
空間魔法レベル10
補助魔法レベル4(up!)
付与魔法レベル11
気配遮断レベル11(up!)
築石流刀術レベル11(up!)
精神力強化レベル5(new!)
力制御レベル3(up!)
ガス言語
ブラー王国語
称号
異世界人
女神が◁▲■◆☆★○
マナポーションドランカー3!
□□
武器 刀
攻撃力 1510(up!)
スキル
自己修復 経験値貯蓄型攻撃力成長
武器 鉈(なた)
攻撃力 1210(up!)
スキル
自己修復 経験値貯蓄型攻撃力成長
武器 両手剣
攻撃力 0
状態 自己修復待機中
スキル
自己修復 空き1
この間に、解析が完了して
[ブラー王国語][精神力強化]を習得した。
そしてオレは今、馬車の中でかなり鍛えられた[気配遮断]を使って、例の二人組を尾行している。
奴らは、教会に入って行こうとしていた。
俺も、入ろうと思っていたけど止めた。
まだ、表立って対立する時ではない…。
いや…まだオレが気づいていると知らせない方がいい。
マップを展開して、図書館を探す。
そして、この世界の歴史と教会の歴史を調べる。
昔の神殿があった場所とかが勇者召喚神殿候補だと、思ったからだ。
なるほど、[神が降り立った地]が、この教会の発祥地なのか!
そして、このブラー王国にある。
そして、教会は独立して[教国]になった。
そこから、[聖神皇国]になったと。
あと、勇者伝説のモノを調べたが肝心なところが、書かれていない。
どこで召喚したのか、帰ったのか書いてない。
魔導書などは、既に知っているものしかなかったからパス!
そして、冒険者ギルドに行く。
張り出された、依頼票を見るがやっぱりゴブリン討伐だらけだ!
俺の気のせいではないらしい。
宿を探して、泊まる。
さて、あの例の二人組は?
アレ?
悪霊祓いの儀式を受けていた?
そして、俺の事を報告しているようだな。
司祭?
「ジェネラルキラーか。
本国からも、ゴブリン軍に苦戦していると報告が来ている。
冒険者ギルドに、指名依頼を出来ないか調べて見よう。」
なんて、言ってる。
え?
その本国?
ゴブリン達に攻められているの?
ゴブリンだらけだな。
そして、俺は光魔法の研究書を読んで寝た。
次の日
冒険者ギルドに行かないで、商業ギルドにいた。
昨日空間把握の練習で、この王都を調べていたら鍛冶施設付きの空き家を発見したからだ。
この壊れた聖剣もなんとかしたい。
オレが狙っている空き家を、なかなか受付嬢は出さなかった。
人を片っぱしから疑うのはしたくないが、鑑定を使う。
ハァ?
俺に事故物件を押し付けるつもりだと!
この女~!
冒険者ギルドカードを見せて、物件を指定する。
顔を引きつらせていく受付嬢。
まだオレをカモにするつもりだ。
それを見ていた、主任が出てきて許可がないと、物件を貸せないと言ってきた。
許可?
商業ギルドマスターの許可らしい。
この街で、活動するのは面倒が多そうだと感じた俺は家を借りる事を止めた。
そして、武器屋に入る。代わりのの両手剣を見つけないと!
だが、質の悪い武器ばっかりだ!
□□
鋼の剣(劣)
攻撃力 500
□□
これが、この王都の武器屋の1番高い武器で100000タール!
うわ~
すっごく高い~!
ボッタクリや~!
鍛冶屋が空っぽ…
そして鍛冶屋貸し出し許可制?
そして、ボッタクリの武器屋。
冒険者ギルドにまた行く。
王都近くの森のゴブリンを討伐してくれ?
報奨金 1匹10000タール?
ハァ?
ガス王国の相場の10倍?
どうなっているの?
とりあえずお試しで、依頼票を受付嬢に渡してギルドカードを出す。
ギルドカードを魔道具で読み取る受付嬢が、
「ゴブリンジェネラルキラー!」
なんて、言っている。
そんな、称号もどきが有るのか?
そして、伝達事項があるらしい。マトの街のギルドマスターが、報奨金を手渡しで渡すと言っているらしいが断った。
報酬と、魔石代を振り込まないなら、もう、そちらでは仕事をしないと伝えておいてくれと伝達料を払って、頼んでおいた。
そして、森をめざす。
なんとなく感じていた違和感がこの国に来てからわかってきた!
異世界なのに、モフモフケモミミ!がいない!
いや…
そうじゃなくて、まだ会っていないだけかもしれない。
女性が、少ない!
圧倒的に男性が多いのだ!
どうも、ラノベ的シチュエーションでは、怪我した女魔道師を助けて~
とか、出会わないな~とは、思っていた。
運がマイナス表示のせいかと思っていた。
だが、ここも王都!
2つも王都を見比べても、歩いている女性が少ない!
そんな事を思っていると、森から逃げ出した3組のパーティーがいた。
「クソ~!ゴブリンめ~!」
へ?
オイオイ!
筋肉モリモリ集団なのに、俺よりも強そうなのに敗走?
どれだけ強いゴブリンなんだ?
あのジェネラルよりも強いのか?
だから10000タールなのか!
気を引き締めて、いつでも抜刀出来るようにして森の中に入る。
いた!
アレ?
女の子?の魔法使いが一人襲われている!
女の子?
[名前・ミラージュ]
「助けて~!」
すぐに、斬る!
ゴブリン討伐カウント3
カザト
「大丈夫か?」
腰が抜けたらしい。
回復ポーションを渡す!
先程の叫びで、ゴブリン達が集まってきたのがマップで確認できている。
魔法使いを、森の外に走らせる。
ゴブリン
「グギャー!」
襲ってきた!
うわ~
マジでヤバい? いや…そんなに強くないぞ!
アレ?ガス王都の時のゴブリンと同じ強さだな。
ゴブリン討伐カウント151
とりあえず全滅させた!
どこか、悪いゴブリンはいないか~なんて、森を探したがいなかった。
それにしても変だな。
あの魔法使いのミラージュは、火魔法が使えたはずなのになぜあんな事に?
あの程度のゴブリンならファイヤーボール一発で焼けるだろ!
もう、夕暮れなので王都に戻る。
冒険者ギルドは、混雑していた。
受付嬢と、冒険者の会話を聞く。
受付嬢
「街の掃除ばかりしてないで、ゴブリン討伐クエストを受けてくださいよ!」
冒険者
「いや~、イイ武器が買えたら受けるよ!」
え?
掃除?
唖然としていたら、俺の順番だ!
受付嬢
「へ? 151匹?
うそ!
ジェネラルキラー!
すいません!ギルドマスター室まで来てもらえませんか。」
カザト
「(嫌な予感がするな。厄介事を押し付けられたら困る。)
今日は、疲れたからダメだ。
次にしてくれ。
報酬は、ギルドカード…いや…現金でもらおう。」
受付嬢
「だめです。来てもらいます。」
ムカついたが、このギルドの文化レベルを見るためについて行った。
ブラー王都冒険者ギルドマスター
「(なんだ?俺の[威圧]スキルが効いてない!)
ホウ、なかなかやるではないか。
ゴブリンを…」
カザト
「(なるほど、[威圧]スキルか!記憶した!やってみるか?フルパワー!)
ホウ!なかなか!アレ?」
ドタン!!
まず、受付嬢が口から泡を吹いて倒れた。
ギルドマスターが、真っ青になっているぞ!
カザト
「(ちょっとふっかけて見るか?)
フン!
倒れるくらいなら偉そうな口をきくな、この程度で倒れるくらいだったら、ホフゴブリンソルジャーの前には、
立てないぞ?
なぁ、ギルドマスターさん。」
ブラー王都冒険者ギルドマスター
「そ、そうですね。
(何だよコイツ、本物だ!本物のジェネラルキラーだ!しまった、敵対してしまった!)
すぐに、報酬を用意させます。
あの、マトの街のギルドマスターが、会いたがっているのですが、どうしましょう?」
カザト
「あそこの、受付嬢がどうもおかしいのでギルドマスターにその後の対応を書き置きで伝えている。
魔石の代金すら、まだ入っていないから、やはり横領したようだな。
困ったことだ。」
ブラー王都冒険者ギルドマスター
「なるほど、私からもギルド本部に報告します。
それと、あと実はゴブリンを積極的に討伐してほしいのですが…。」
聞いてみた!
どうも、ゴブリンばっかりなのはゴブリンが、異常繁殖しているみたいだ!
その日は、真っ青になった受付嬢達から報酬をもらって宿に帰った。
次の日
オレは、商業ギルドにいた。
受付嬢
「お客様ごときに紹介出来る物件は、
ヒギーーーーーー!」
受付嬢が倒れる。
しまった!この根性クソ色の受付嬢にムカついて、昨日覚えた[威圧]を無意識に使ってしまった!
どうしよう?
いや…ここは胸を張って対応する。
カザト
「何だね君は?失礼な!
勤務中に寝るとは!ここのギルドは、低レベルだね!」
それを見ていた主任?が出てきた。
商業ギルド主任
「も、申し訳ございませんでした。
私が、代わって担当させてもらいます。」
そして、昨日空間把握でリサーチして、わかった事が金属のインゴットのかなりの在庫があふれるほどあり、不良在庫品目表に書いてあったので、買い付ける事にした。
また、許可とか言い出していたが、あの[威圧]のせいか?主任決済で簡単に鑑定で出ているこの世界の平均価格よりも、少し低い値段で購入出来た。
鍛冶屋がいないのだから売れなくて、値段が下がって当たり前だけどね。
さて、ギルドカード残高が半分になってしまったが、アダマンタイトとミスリルが手に入ったのは良かった。
倉庫の鉄からアダマンタイトまで全て買った!
ゴブリン討伐の報酬が5億を超えていたから、出来た事だ。
主任も、びっくりしていた。
まさか、オレがここまで金を持っているとは思っていなかったらしい。
実はオレも、思ってなかった(笑)
ゴブリンのを斬るのに夢中だったからな!
そして、付近の地図を購入した。
□□
商業ギルド主任
「不良在庫が、いきなり消えたぞ!
決済の時に見たが、B級ランクの冒険者だが決済エラーが出なかった。
残高確認したら、また50%残るから大丈夫だと表示された!
つまり、5億!おそらくだが、ガス王都開放のジェネラルキラーに違いない!
これは、ギルドマスターに報告しないと!
あの受付嬢は、どうするか…」
□□
次の日、カザトは、冒険者ギルドに近くの村のゴブリン退治一ヶ月間のクエストを選んで受けた。
乗合馬車で向かう。
だが、そこにあのガス王国にいた女2人組がいたのだ。
こいつら~!
鑑定すると、別の任務の為に移動中らしい。
困ったな。下手な情報を渡したくない。
向こうも気がついたみたいだな。
女冒険者A
「お前のせいで…」
叫んで掴みかかってきたので、他の乗客がいないから[威圧]を使う!
ゴト!
ドタ!
スパイ達が倒れる。
御者が、ビックリしてこちらを見ていた。
オレは、御者にコイツラを、しばらく起こさないようにお金渡して、頼んで目的の村の近くで下ろして貰う。
そして、村に向かうが
煙?
え?
ゴブリン150匹位に、攻められてる?
うわ!ホフゴブリンがいる!
早く行かないと!
鉈と、刀で斬りまくる!
ホフゴブリンが、出てきた!
柵の向こうの村人たちは、悲壮感漂う顔になっている。
もう、出来るだろう!
やってみるか!
「悪魔聖断!」
刀で、ホフゴブリンの頭から下まで、真っ二つにきれいに斬った!
ドサ!
ドサ!
出来たぞ!
これまで、弱点らしき所からしか真っ二つにできなかったけど、やっと、思い通りに斬れた!
それを見ていた村人達が、出てきた。
ギルドの依頼票を見せて、クエストで来たことを話す。
村長が、実は依頼費を出せないことを言うと、ギルドでその可能性を聞いていたオレは鍛冶場を貸して欲しいと頼んで、それでこれから来るゴブリンから村を守る料金と相殺する事で、村長と合意した。
鍛冶場はあるが、鍛冶師がいないらしい。
そのことも聞いた。
何でも、ブラー王国の王族と、ドワーフ族の王族との婚約破棄が発生して鍛冶師ギルド本府の命令で鍛冶師を全員引き上げたらしい。
なるほど、ドワーフ族が鍛冶師ギルドの元締めなのか。
オレはこれから、このブラブラ村で一ヶ月過ごす事になった。
□□
築石 風人(つくし かざと)
冒険者ネーム カザト
レベル 110
年齢 ▲▶
ジョブ ◀◇☆◇□
攻撃力 ■◇◀◐
守備力 ◐◆☆●
魔力 ▲□○●
知力 ▶⬛○□
運 -14891
スキル
鑑定◁◇■レベル107(up!)
派生スキル
(簡易感覚伝達)レベル50
(高速情報処理)レベル40
(並列処理) レベル50
(動線探索再現)レベル50
( )新領域構築中
( )新領域構築中
( )新領域構築中
(鑑定範囲制限解除)
(鑑定結果MAP化)
(記録無限領域)
記憶 [魔法斬り][神のイカズチ]
[勇者達の記憶]
[勇者達の怒り]
[エクスプロージョン]
[占い][心体共鳴][威圧]
基礎魔法レベル3(up!)
火魔法レベル21
水魔法レベル20
氷魔法レベル20
土魔法レベル20
風魔法レベル21
雷魔法レベル1
神聖魔法レベル3(up!)
空間魔法レベル10
補助魔法レベル4(up!)
付与魔法レベル11
気配遮断レベル11(up!)
築石流刀術レベル11(up!)
精神力強化レベル5(new!)
力制御レベル3(up!)
ガス言語
ブラー王国語
称号
異世界人
女神が◁▲■◆☆★○
マナポーションドランカー3!
□□
武器 刀
攻撃力 1510(up!)
スキル
自己修復 経験値貯蓄型攻撃力成長
武器 鉈(なた)
攻撃力 1210(up!)
スキル
自己修復 経験値貯蓄型攻撃力成長
武器 両手剣
攻撃力 0
状態 自己修復待機中
スキル
自己修復 空き1
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地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
S級冒険者の子どもが進む道
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※感想に盛大なネタバレがあるので閲覧の際はご注意ください。
少し冷めた村人少年の冒険記
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男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
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異世界転生雑学無双譚 〜転生したのにスキルとか貰えなかったのですが〜
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猫好きのぼっちおじさん、招かれた異世界で気ままに【亜空間倉庫】で移動販売を始める
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猫好きを公言する独身おじさん麦山湯治(49)は商売で使っているキッチンカーを車検に出し、常連カードの更新も兼ねていつもの猫カフェに来ていた。猫カフェの一番人気かつ美人トラ猫のコムギに特に好かれており、湯治が声をかけなくても、自発的に膝に乗ってきては抱っこを要求されるほどの猫好き上級者でもあった。
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