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第3章 爆闘!魔王の墳墓と呼ばれたダンジョン

第7話 魔王の墳墓地下ダンジョン(無限回牢ダンジョン)の攻防・第5階層2

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 魔神プラーズの授業は、実は無形放電らしいプラズマ放電も、規則性がありしっかりとした理論がある事とか、原子核の法則とかの授業である。

 はっきりというと、今の地球ではオーバーテクノロジーであり、科学チートレベルである。

魔神プラーズ
「つまりだ!このように電子と中性子での膜を作って維持することにより、原子爆弾の破裂すら閉じ飲めて、放射能汚染すら中和してしまう事が出来る!

放射能汚染は、原子核の崩壊から発生する、エネルギー波の拡散が原因の一つでもあるが、崩壊を止めるのではなく、進めてしまって原子核崩壊を終焉させるか、安定プラズマ化させて崩壊原子核同士を結合させて、核融合ではなく、
[核合体]をする事によっても、放射能汚染を止める事が出来る。」


カザト
「あれ?
オレ…
どこかで、よく似た事を聞いたような~。
どこだったか?」

魔神プラーズ
「ハハハハ、
直に思い出すよ!
では、今から実技に入ろう!」



□□□□□□□□□□

ドン!

フェイクのいる、執務室空間に振動が発生する度に部下天使が、震源地を探し回る!

既に、フェイクのリノベーションで隠された執務室空間の外の、元の執務室空間につながる封印された壁などは取り払われた。

そして、部下天使達は初めて見る本当のフェイクワールドの執務室空間の計器類を見て、ため息を吐き、解析を始める。

初心者向けのマニュアル?
フェイクが、かなり前に倉庫に入れていたのを思い出して、なんとか読み始める。

執事天使達は、マニュアルの中身を見て絶望感MAXになる。
(執事達も、元の人間時代は博士号とか取れる戦闘も出来る秀才である。)

天使の情報処理能力を使っても、2割しかわからない!

フェイクは、元人間時代は実は王女でありながら、科学者でもあった。

今の日本で言うところの、某旧○大首席卒業レベルである。


その頭脳を持ってしても、さっぱり分からなかったから、初級オートマチック装置に任せて、その部分しか見えないように、他の装置を隠してしまった事(言わゆる現実逃避)を、執事天使達も攻めることができなかった。

一体の前管理者神とは、何者か?

執事達も知らなかった。
実は、フェイクの後ろ盾の天界第5執務室とか言うところの室長すら、知らなかった。

一つ言われていたことは、

[戦闘狂かもしれない]。


それだけは言われていた、謎の管理者神である。


そして、振動の原因は何かの条件が当てはまり、このフェイクワールドの本当の姿を表そうと本来のシステムが動き出したということだ!


なぜ?今になって動き出したのか?

そこで、フェイクは思い出す。
天界第5室長が、難しい顔をして言っていた。

○前管理者神のフェイクというのは、本名ではなく、ペンネーム・アバターネームみたいなものらしい。

○私の権限ですら、本名は分からなかった。

○時々、定期報告書作成とかの為に書類を配達する配達員達に聞くと、いつも魔神や邪神達との戦闘に明け暮れていたらしい。

○今のフェイクワールドは、偽装平時モードという状態であり、そのモードは誰かを迎える時に戦闘とは無縁だと装う為形態のモードであり、常時モードは、バトルフィールドタイプの形態だと言う。

○バトルフィールド展開となると、かなり頑丈な世界の作りになり、いわば何をやってもすぐには壊れないようになるみたいだ。


そのことを聴いて、フェイクは[魔王ホイホイ計画]を提案されたときに、自分が戦わないなら元が頑丈な世界なら、地上民が全滅するような爆発が起ころうが、経験値を獲得できるならそれでもいいかと、了承したのだが…。


泣きっ面に蜂!

部下天使が、悲報を持ってきた。

部下天使
「フェイク様!向こうの方に制御盤らしきものが沢山ある、部屋がありました!

しかし、サブシステムと書かれています。

まだ中央制御システム室は見つかりません!

その、サブシステム室なのですが、

[バトルモードに移行しますか?]

と、いう表示が点滅しています!
ご指示を!」


フェイクは、真っ青になった。
すぐに、止めろと指示を出すが、部下天使からはNOを入力するが、権限がありません!とか、表示されてしまうと、返事が来た。


なんて事だ!
フェイクは、天界に行った部下天使に念話を繋げるように指示する。

技術者天使の派遣を要請するしか無い。

バトルフィールド?
私が!俺が!戦わないといけない気配がするだろうが!

絶対に嫌だ!

部下天使から、天界に拘束されたと返事が来る!

ハァ??

そして、第5執務室長たちは地球に逃げたとかの情報が、あると言っている途中で念話が切れた。

執事天使達は、すぐに地球に部下天使達を派遣する。

そして、ガス国王達に憑いている天使達に、すぐに戦闘体制を取るように命令して、天使用回復ポーションを持たせて天使援軍を派遣した。

フェイクは、執事天使達に人手不足状態なのに、なぜ派遣したと聞くと…。

執事天使
「もし、天界の天使がこの世界に査察で来たときに勇者達を乱暴に扱っていないと取り繕う為ですよ!」

なんて、反論してくる。
確かに…。
部下天使が拘束されたのなら、やっておいてもいいだろうとフェイクも判断する。

フェイクはサブシステムの制御盤の前に立って、

[バトルモードに移行しますか?]

に対して、NOを撃ち込む!

しかし、ディスプレイに出たのは…

[管理者神のパスワードを確認!
しかし、管理者神パワーが基準からおおはばに、不足しているためにクローンだと思われるために暫くロック状態になります。」

なんて、表示された!

なんだと!

執事天使からは、「サボっていたからこんな事になったのだ!」とか、耳に痛い事を愚痴られたフェイクは、ムカついて装置を破壊しようとカミナリを発射したが、はね返されて感電して気絶してしまった。

執事天使達は、フェイクを救命ポットに入れて勇者達からの経験値搾取設定も解除して、ビタミン剤主体の治療を開始する。

暫く、執事長天使が指揮を取ることになった。

執事長天使は、経験値搾取を止めたからには勇者を鍛えて、魔王討伐に集中させろと指令を出して、部下天使達にこれ以上邪神達の侵入を阻むように結界を貼り直させて、本来のの執務室空間にあるはずの中央制御システム室を探させるのだが、間に合うのか?






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