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第5章 ついに始まった本当の戦い。
第1話 そして、動き出す。
ガス王国のワンダフル王国侵攻失敗から、一ヶ月が経った。
ある日の連休の初日。
なんとか、水源の確保と農家の生産がうまくいき、温泉の発見から促成栽培の成功に繋がり、ワンダフル王国を始め小国群の食糧危機をなんとか脱出して、食糧生産が安定化した頃。
なんと、またガス国王が侵略予告放送を始めた。
コリない人だ。
あれ?
いつも横にいる宰相がいないぞ?
うわーーー!
勇者ゴン太が、副宰相なんて紹介されている。
ブレーダー王女のやつは、どうもおかしい。
なんだろな?
ガス王国
「おのれ!ワンダフル王国!貴様らが拉致した宰相を返してもらうぞ!」
は?
お前のアホさ加減に辟易として、逃亡したのじゃないの~。
そんな事を思いながら、食堂で朝からうるさい放送を見ながら食事をするカザト。
そこにナタリーとメリーがやってきた。
あれ?
精霊の館から来るとは連絡は受けていたけど、早くないか?
メリー
「ハァ、あのことですか。」
カザト
「あのこと?ガス宰相は、本当に行方不明なのか?どうせ逃亡したのじゃない?」
メリー
「いえ、今はガ新生ガス王国の公開牢にいます。」
カザト
「へ?」
聞くと、おれがワンダフル王国の奥地にある温泉地帯に、促成栽培の施設を作りに行った2週間前に、マトの街の行商人の荷物に紛れて死にかけの状態で出てきたらしい。
もちろん、すぐにハイポーションで治療したのだが、ある変化を確認したという。
そして、どんな質問にもだんまりを決め込んでいて、ラッド国王がやってきた時に、やっと「冒険者カザト殿に、話がある。」しか、言わなかったが、娘のメリーがその時出てきて、「宣戦布告なら既に受けたわよ!」と言うと、流石に焦った様子で、「違う!違うんだ!」なんて言っていたらしい。
その様子を見て、ラッド国王は極秘にメリーと相談したらしい。
カラ~ン コロ~ン
お!朝の2番めの鐘か。
カザト
「国王に、会いに言って相談するか。」
すると、ちょうど城から相談に乗ってほしいと使いの者がきた。
会議室に案内されるカザト。
メリーも会議に参加だ。
何人かの閣僚と、国王はメリーの事を知っていた。
そして、メリーが既に宰相家を出てカザトの従者だと紹介すると、(え?!)という反応が多かった。
メリー
「その、10歳の頃に着慣れないドレスをきて、強制お見合いパーティーに出された事がありまして。それから、こっそりと冒険者を始めて自分の旅に出る準備をしていました。」
ワンダル国王は、そうだったのかと言う。
なぜガス王国の宰相の娘が、政略結婚選定・親交パーティーに出てこなくなったのかという、謎が解けたということらしい。
そして、メリーからの、ラッド国王からの親書に、ガス王国宰相のマトの街への逃亡の報告と、そして爆弾発言がでた。
ウマンゴー王国大使
「え?女性に飢えて、ガス国王が宰相に性転換薬を、投与した?」
そう、ガス宰相が言っていたらしい。
ワンダフル王国への侵攻の前夜の事で、酒に酔ったガス王国が、女性を連れてこい!なんて暴れ出して、ついに、いないのなら作るのだ~なんて言って、ホビット達が持っていた性転換薬を注射したらしい。
その後に、侵攻作戦は失敗。
ガス国王達は逃亡。
ウマンゴー王国の突撃で重症の宰相は、なんとか逃げたが、その時身体が女性になってきて、ガス王国側に逃げる事に恐怖を覚えて、決死の思いで商人の木箱に入り込んで、逃亡したという。
ラッド国王の親書には、先王がこんなガス王国崩壊の原因であり、責任を取らせるために眠らせて、既に木箱に入れてガス王都に送ったらしい。
ラッド国王の魔導通信が始まった。
ラッド国王(新生ガス王国・国王)
「おい、クソな弟よ!(ガス国王の事)。
愚かな選択をした弟(ガス宰相の事)は、お前が無理矢理投与した性転換薬のせいで、女性になってしまい重症だ。
すでに、公開牢屋に入れてあったから、知っているだろう。
貴様は、女性に飢えているからって、自分の兄を女にして襲おうなんて、何を考えている。
お前は、やはり人の心が無くなったということは、邪神の下僕になったのだな。
おそらくだが、近日中に、ガス王国は今のガス国王によって自壊する。
俺は、ガスの名前を残すために分離独立してよかったと改めて思った。
おい!クソ(ガス国王)よ!
もう、訳のわからない事を言って侵略することをやめて人間だと主張するなら、冒険者に頼らずに、その自慢の6000万の兵士を使って、邪神を討て!」
ガス国王
「ふ、ふざけんじゃねぇ!
誰が、そんなしんどい事をするか!
食い物が無い?
ならムチで撃って作らせろ!
それを献上させれば、楽に政治が出来る。
そんな常識すらわからないか!
邪神を討てだと!
そんな事は勇者に、させればいいんだよ!
なぁ、勇者ゴン太よ!」
勇者ゴン太
「そ、そんな事に勇者を使うなんて、そんな贅沢な対応をする事をする必要はありません。
冒険者に任せればいいのです。
法律で義務化すればいいのです。」
ラッド国王
「貴様らはアホか!
冒険者を雇うって?
自分の国政と兵士育成が、全くできないと自白しているだけだろ!」
ガス国王
「よくぞ言った勇者ゴン太よ!
という訳で、俺の政策に政治に邪魔なやつは滅ぼす事にした。
おい!愚かな選択をした兄貴(ラッド国王)よ!
貴様らを、滅ぼして世界統一してやる!」
ラッド国王
「ここまで狂ったか。
そうそう、お前にそういう教育をした、今のガス王国の崩壊のきっかけを作ったやつをそちらに送り返したぞ!
宰相代わりに使って自壊しろ!」
兄弟ゲンカの放送となったのを、見てカザトは、ため息を吐く。
ゴワンゴワンゴワンゴワン!
なんだ?
最近のブルブルと振動していたのが、いきなりゴワンゴワンに変わったぞ!
まるで、まるで、
カーン!カーン!カーン!
カザトの頭の中で何かがひらめきそうな時に、城外から警報の鐘がなった。
国境から狼煙があがっている。
ガス王国侵攻軍か!
だが、ガス王国侵攻軍だけでは無かった。
なんと、ガス王国侵攻軍と邪神バッタ軍の正面衝突だ!
バッタ人間一号
[夜目似 池内(よじい いくと)召喚された男性の勇者一員、人間からバッタ人間へ]
「見つけたよ!マイハニ~!
ゴン太は、僕のものだよ~。
ガス王国は、偉そうにしていたからおもちゃにしてあげる。」
ガス王国
「お、おぉぉぉぉぉぉぉ、およ、オノレ~。
え~!生きていたの~?
嫌だ、俺は男なんだ!」
勇者ゴン太
「す、すまねえ!そんなゴシップ記事になるような事は、全て灰にするんだ!
死んでくれ!
夜目似 池内(よじい いくと)は、もう死んだのだよ!
迷わずあの世にいけやー!
魔導師部隊!ファイヤーボール乱射!
撃て!」
ブレーダー王女
「………。(そうだった。すっかり忘れていたけど、他の勇者達もいた。どうしよう。)」
うわーーー、関わりたくね~よな~。
カザトをはじめ、兵士たちも真っ青になって国境砦を強化する。
ゴワンゴワンゴワンゴワンゴワンゴワン
また、振動が始まった。
どうなるのだ?
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