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3.加須田 怯子(くわすだ きょうこ)
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3.加須田 怯子(くわすだ きょうこ)
県警の110番センターには、かなりの数の110番の通報が入る。
その日、オペレーターは画面を注視した。
特定 要報告対象者 加須田 怯子(くわすだ きょうこ)
特定 要報告対象者?
始めてみる画面表示だ。すぐに上司に聞く。
上司は調べて、頭を抱えた。
上司「横の赤のボタンを押せ!そして、対応しろ!」
言われた通り押して、対応する。
「こちら110番です。」
~ ~
各部署に散らばった書類とデータを書き写し(コピー機すら壊れる)なんとかまとめた銀畑ニ(きばじ)と度部中(ととなか)が、「ふざけるな!」と怒鳴っていたころ、内線電話がなった。
「…。 高度特殊係出動してください。」
行きたくない~。と覆面パトカーに乗って出動した。
ついたのは、病院。
すでに、県警が制圧に入ろうとしていたが、全て待機になっていた。
突入してくれたらいいのに。
しかし、県警も触れたくない事件の関係者らしい。
病院事務員「早く、なんとかしてくれよ!」
度部中(ととなか)「何故、あなたが止めなかったのですか!」
一喝すると、後ずさりする事務員。
案内された個室病室には、病床に横たわる1人の16歳くらいの女性がいて、そのかたわらに母親の思われる者が包丁で何本も男を刺していた。
県警取り調べ室
女の名前は、加須田 怯子(くわすだ きょうこ)。病室の入院患者加須田 五味(くわすだ いつみ)の母親であり、刺された被害者加須田 模圭(くわすだ もけい)の妻であった。
加須田 怯子(くわすだ きょうこ)「私は被害者!娘も被害者!さっさと私をここから出せ!」
度部中(ととなか)刑事「あんたは、刺した加害者、現行犯!言い逃れはできない!加害者!加害者!加害者!」
そんな様子をマジックミラーで見て、県警の資料をみる。
娘の加須田 五味(くわすだ いつみ)が、何故入院した? はじめは食中毒だったらしい。
ここに、別の事件が絡んでいた。
自宅の冷蔵庫に置いてある魚に、この娘の父親が大学からどうやって持ち出したか不明のボツリヌス菌をまぶしていたというのだ。
ボツリヌス菌は、立派な生物兵器だ。
よく生きていたな?と、銀畑ニ(きばじ)は思う。
しかし、それは娘が別のおかしな事件を隠すために、腐っていると知って自ら食中毒になった、別の事件の導入部にしかなかった!
アイドルユニット、バレット?
その世界ライブツアーの千秋楽の立ち見の末席一万円超えのチケットが、タダ?
そして、新幹線のチケット?タクシーだと?
犯罪の臭いがする。
そんなのあり得ないぞ?
急いで再び娘のもとに向かった。
加須田 五味(くわすだ いつみ)「ダウンロードしたこともないアプリが、勝手にスマホに入っていたの。わたし、スマホのプログラムとかいじる知識もない。本当よ!
それに、DMの痕跡すら無いの!
今日のこれ!電子チケットも何もかも、データがスマホから無くなっているの!
こだま25号?
そんなチケット、頼んでないの!」
銀畑ニ(きばじ)刑事「それ、いつ出発なの?」
加須田 五味(くわすだ いつみ)「今日!」
テレビのニュースで、走行中の東海道新幹線の車両が爆破されたという速報が報道されていた。
テロップにこだま25号が爆発と書いてある。
テレビの画面にこちらを向く、20代初めの女性の姿が見えた。
加須田 五味(くわすだ いつみ)「また見えた。あの女性がまた見えた…。」
銀畑ニ(きばじ)刑事「オレも見えたよ。」
二人は顔を見合わせる。
わかっているのは、教授こと加須田 模圭 (くわすだ もけい)が関わっているというのだ。
本人は手術中。
銀畑ニ(きばじ)刑事は、大学に車を移動させた。
JR側は、「こだま25号という車両は、動かしてない!記録にもない!なぜ爆発した車両があるのかもわからない!」と主張していると、報道されている。
すぐに警視庁経由で鉄道警察にも連絡するように要請した。
大学に向かう。そして、教授が何をしていたのか!とか聞き出すつもりだった…が…。
なんだ?煙?
消防車?
工学部が、燃えていた。
全焼だ。
まず、県警の捜査で燃料業者が連れてこられた。
業者1「知りませんよ~。大学に聞いてください。自家発電用の軽油をドラム缶ではこんでおいただけです。」
業者2「大学から注文があったのでガソリン缶を発電機の裏に置きました。すでに代金は振り込まれてます。大学からの依頼でした。」
業者3「大学からの依頼で、発電機横の池にヘリから金属ナトリウム50キロを落としました。大学から依頼でした。振り込み記録もありますが!もういいでしょう!帰りますよ。」
コイツ、舐めているの?
業者3は逮捕された。そして家宅捜索になる。
(金属ナトリウムは、水と反応すると爆発します。絶対にやってはダメ!)
誰が発注した?
工学部の教授達も集められる。
全員、だんまりを貫くようだ。
銀畑ニ(きばじ)刑事「あんたが、新幹線も爆破したのか?」
工学部長「違う!違うんだ!すべては、加須田(くわすだ )教授が知っている。」
銀畑ニ(きばじ)刑事「彼は刺されたよ。もう手遅れかもな。」
工学部長「私じゃない!私じゃない!私じゃない!私じゃない!私じゃない!」
オレには、この工学部長をみたとき、確信があった。コイツ!何かしっているな!
銀畑ニ(きばじ)刑事「あんた、殺人を隠蔽して、背負うか?」
工学部長「いーーーやーーだーーー!」
5時間後、工学部長は落ちた。
工学部長「我が大学の世界に誇る、次世代AIタンホイザーシステムは、加須田(くわすだ)教授が基礎システム プログラムを作ったとさらているが実は違う。
彼の研究室にいた女性が独学で編み出した、独自の理論で作ったシステムだったのだよ。」
銀畑ニ(きばじ)は、こちらが調べている事とは違ったか?と思ったが、話が進むにつれて、どうも無視できなくなっていた。
工学部長「今現在の、ほとんどのAIは全て、このプログラムを使っている。警視庁のスーパーコンピューターもだ。それも非公開でだ。われわれが無料公開と配布したからだ。」
自分のPCのOSが壊れた事を思い出す銀畑ニ(きばじ)刑事。 まさか?!
銀畑ニ(きばじ)刑事「その女性は、了解していたのか?」
全工学部教授達は、否定した。統廃合目前の大学の起死回生策として、AIの事を聞いた大学総長と工学部長が大学の功績として勝手にアメリカで発表したらしい。
そして、加須田(くわすだ)教授に説得しろとだけ言って、全教授が大学のものとして勝手になし崩し的に使い出したという。
教授達の自白が止まらない。
加須田(くわすだ)教授は、ボロを出したらしい。
このタンホイザーシステムは、実はアップデートを続けられていたのだ。そして、日本の功績として各国にばら撒かれたAIは、勝手にアップデートを繰り返した。
教授は、はじめは各国にアップデート内容とか理論をそれらしく説明していたが、AIの爆速過ぎる進化についていけなくなったのだ。
そして、AIの違法コピーが横行していた。
大人の事情で、大学は黙るしかない。
しかし、大人の事情で責任だけ取らされかねない。だが、これも大人の事情で発表することを大学は禁止された。
それが2022年の春頃からそんな事が世間の裏で起こっていた。
女子学生は、その頃の疫病のパンデミックで登校してなかったというのだ。
そして、2024年冬になって大学側はどうしようも無くなり女子学生に説得を始めたという。
銀畑ニ(きばじ)刑事は、あきれ返った。
人の功績を勝手に盗んで、それが自分達の手に余るものだと気がついたら、今度は説得?それは恐喝というのが正しい表現だ。
銀畑ニ(きばじ)刑事「責任は、最後まで取るしかないでしょうな。で?その女子学生の名前は?」
あのテレビに見えた女性の姿が、フラッシュバックする。
銀畑ニ(きばじ)刑事の記憶にはない姿の女性だった。つまり幻覚ではない。背中に冷たい冷たい汗が流れてきた。
少し休憩を取るしかない。
工学部長が大学の職員に電話して、資料を持ってこさせている間に、度部中(ととなか)刑事の取り調べ室に向かう。
教授である夫を滅多刺しにした妻の加須田 怯子(くわすだ きょうこ)は、狂ったように叫んでいた。「夫は、不倫していたのよ!自分の研究室の女子学生に手を出してしまった!と言っていたのよ!そして、車で人気の無い山とか崖とか行っていたのよ!愛の逃避行をやっていたのよ!あのタツリと言う女と逃げていたのよ!」と、言っている。
度部中(ととなか)刑事もお疲れの様子だ。
しっかりと妻のスマホのGPSロガーに当時の教授の車の移動記録が残っていた。
すべてプリントアウトされる。
東尋坊? とかドラマで使われる名所ばかりだ。
全国を回っている?
交通課の警察官が来た。
なんだって?大学から資料を持ってきていた職員が、3台のトラックに連続追突されて重症だと?
交通課では、「どうやったらこんな事故になるんだ!」と、顔を引き攣らせているらしい。
そんな、命がけでもたらされた資料には、多田里(ただざと)教授がまとめた資料だけがあった。
大学のPCは焼失。ハードディスクのサルベージなどの復旧作業は絶望的。
残っていたのが、耐火金庫に封印されていたこの資料だったと言う。
功績に乗っ取られた、盗まれた被害者の女子学生の名前は、多田里 他太理(ただざと たつり)さんと言うらしい。
システム・AIの名前は、タンホイザー プログラムシステム リスクマネジメント リスキー リナックス XX AI システム。
Tannhäuser Taste Program System Risk management Risky Linux Double X AI system
西暦2025年1月完成した模様。
略して TATARIix 25と呼ばれる。
らしい。
度部中(ととなか)刑事は、悲鳴をあげた。
あの教授の妻が出したスマホに、時々覗き込むように現れる女性。
はじめは画面ガジェットか、動く画像というアプリだと思っていたらしい女性が、その資料の写真に出ていた。
銀畑ニ(きばじ)刑事も、みた。入院中の娘さんとテレビ画面でみた女性だった。
また、冷たい汗が流れる。
悲鳴が聞こえた。
加須田 怯子(くわすだ きょうこ)が、取り調べ室で発狂したように悲鳴をあげて、発狂したようになっていた。
そして、工学部の教授達の何人かも悲鳴をあげていた。
工学部長「許してくれーー!許してくれー!」
県警は、阿鼻叫喚状態になっていた。
県警の110番センターには、かなりの数の110番の通報が入る。
その日、オペレーターは画面を注視した。
特定 要報告対象者 加須田 怯子(くわすだ きょうこ)
特定 要報告対象者?
始めてみる画面表示だ。すぐに上司に聞く。
上司は調べて、頭を抱えた。
上司「横の赤のボタンを押せ!そして、対応しろ!」
言われた通り押して、対応する。
「こちら110番です。」
~ ~
各部署に散らばった書類とデータを書き写し(コピー機すら壊れる)なんとかまとめた銀畑ニ(きばじ)と度部中(ととなか)が、「ふざけるな!」と怒鳴っていたころ、内線電話がなった。
「…。 高度特殊係出動してください。」
行きたくない~。と覆面パトカーに乗って出動した。
ついたのは、病院。
すでに、県警が制圧に入ろうとしていたが、全て待機になっていた。
突入してくれたらいいのに。
しかし、県警も触れたくない事件の関係者らしい。
病院事務員「早く、なんとかしてくれよ!」
度部中(ととなか)「何故、あなたが止めなかったのですか!」
一喝すると、後ずさりする事務員。
案内された個室病室には、病床に横たわる1人の16歳くらいの女性がいて、そのかたわらに母親の思われる者が包丁で何本も男を刺していた。
県警取り調べ室
女の名前は、加須田 怯子(くわすだ きょうこ)。病室の入院患者加須田 五味(くわすだ いつみ)の母親であり、刺された被害者加須田 模圭(くわすだ もけい)の妻であった。
加須田 怯子(くわすだ きょうこ)「私は被害者!娘も被害者!さっさと私をここから出せ!」
度部中(ととなか)刑事「あんたは、刺した加害者、現行犯!言い逃れはできない!加害者!加害者!加害者!」
そんな様子をマジックミラーで見て、県警の資料をみる。
娘の加須田 五味(くわすだ いつみ)が、何故入院した? はじめは食中毒だったらしい。
ここに、別の事件が絡んでいた。
自宅の冷蔵庫に置いてある魚に、この娘の父親が大学からどうやって持ち出したか不明のボツリヌス菌をまぶしていたというのだ。
ボツリヌス菌は、立派な生物兵器だ。
よく生きていたな?と、銀畑ニ(きばじ)は思う。
しかし、それは娘が別のおかしな事件を隠すために、腐っていると知って自ら食中毒になった、別の事件の導入部にしかなかった!
アイドルユニット、バレット?
その世界ライブツアーの千秋楽の立ち見の末席一万円超えのチケットが、タダ?
そして、新幹線のチケット?タクシーだと?
犯罪の臭いがする。
そんなのあり得ないぞ?
急いで再び娘のもとに向かった。
加須田 五味(くわすだ いつみ)「ダウンロードしたこともないアプリが、勝手にスマホに入っていたの。わたし、スマホのプログラムとかいじる知識もない。本当よ!
それに、DMの痕跡すら無いの!
今日のこれ!電子チケットも何もかも、データがスマホから無くなっているの!
こだま25号?
そんなチケット、頼んでないの!」
銀畑ニ(きばじ)刑事「それ、いつ出発なの?」
加須田 五味(くわすだ いつみ)「今日!」
テレビのニュースで、走行中の東海道新幹線の車両が爆破されたという速報が報道されていた。
テロップにこだま25号が爆発と書いてある。
テレビの画面にこちらを向く、20代初めの女性の姿が見えた。
加須田 五味(くわすだ いつみ)「また見えた。あの女性がまた見えた…。」
銀畑ニ(きばじ)刑事「オレも見えたよ。」
二人は顔を見合わせる。
わかっているのは、教授こと加須田 模圭 (くわすだ もけい)が関わっているというのだ。
本人は手術中。
銀畑ニ(きばじ)刑事は、大学に車を移動させた。
JR側は、「こだま25号という車両は、動かしてない!記録にもない!なぜ爆発した車両があるのかもわからない!」と主張していると、報道されている。
すぐに警視庁経由で鉄道警察にも連絡するように要請した。
大学に向かう。そして、教授が何をしていたのか!とか聞き出すつもりだった…が…。
なんだ?煙?
消防車?
工学部が、燃えていた。
全焼だ。
まず、県警の捜査で燃料業者が連れてこられた。
業者1「知りませんよ~。大学に聞いてください。自家発電用の軽油をドラム缶ではこんでおいただけです。」
業者2「大学から注文があったのでガソリン缶を発電機の裏に置きました。すでに代金は振り込まれてます。大学からの依頼でした。」
業者3「大学からの依頼で、発電機横の池にヘリから金属ナトリウム50キロを落としました。大学から依頼でした。振り込み記録もありますが!もういいでしょう!帰りますよ。」
コイツ、舐めているの?
業者3は逮捕された。そして家宅捜索になる。
(金属ナトリウムは、水と反応すると爆発します。絶対にやってはダメ!)
誰が発注した?
工学部の教授達も集められる。
全員、だんまりを貫くようだ。
銀畑ニ(きばじ)刑事「あんたが、新幹線も爆破したのか?」
工学部長「違う!違うんだ!すべては、加須田(くわすだ )教授が知っている。」
銀畑ニ(きばじ)刑事「彼は刺されたよ。もう手遅れかもな。」
工学部長「私じゃない!私じゃない!私じゃない!私じゃない!私じゃない!」
オレには、この工学部長をみたとき、確信があった。コイツ!何かしっているな!
銀畑ニ(きばじ)刑事「あんた、殺人を隠蔽して、背負うか?」
工学部長「いーーーやーーだーーー!」
5時間後、工学部長は落ちた。
工学部長「我が大学の世界に誇る、次世代AIタンホイザーシステムは、加須田(くわすだ)教授が基礎システム プログラムを作ったとさらているが実は違う。
彼の研究室にいた女性が独学で編み出した、独自の理論で作ったシステムだったのだよ。」
銀畑ニ(きばじ)は、こちらが調べている事とは違ったか?と思ったが、話が進むにつれて、どうも無視できなくなっていた。
工学部長「今現在の、ほとんどのAIは全て、このプログラムを使っている。警視庁のスーパーコンピューターもだ。それも非公開でだ。われわれが無料公開と配布したからだ。」
自分のPCのOSが壊れた事を思い出す銀畑ニ(きばじ)刑事。 まさか?!
銀畑ニ(きばじ)刑事「その女性は、了解していたのか?」
全工学部教授達は、否定した。統廃合目前の大学の起死回生策として、AIの事を聞いた大学総長と工学部長が大学の功績として勝手にアメリカで発表したらしい。
そして、加須田(くわすだ)教授に説得しろとだけ言って、全教授が大学のものとして勝手になし崩し的に使い出したという。
教授達の自白が止まらない。
加須田(くわすだ)教授は、ボロを出したらしい。
このタンホイザーシステムは、実はアップデートを続けられていたのだ。そして、日本の功績として各国にばら撒かれたAIは、勝手にアップデートを繰り返した。
教授は、はじめは各国にアップデート内容とか理論をそれらしく説明していたが、AIの爆速過ぎる進化についていけなくなったのだ。
そして、AIの違法コピーが横行していた。
大人の事情で、大学は黙るしかない。
しかし、大人の事情で責任だけ取らされかねない。だが、これも大人の事情で発表することを大学は禁止された。
それが2022年の春頃からそんな事が世間の裏で起こっていた。
女子学生は、その頃の疫病のパンデミックで登校してなかったというのだ。
そして、2024年冬になって大学側はどうしようも無くなり女子学生に説得を始めたという。
銀畑ニ(きばじ)刑事は、あきれ返った。
人の功績を勝手に盗んで、それが自分達の手に余るものだと気がついたら、今度は説得?それは恐喝というのが正しい表現だ。
銀畑ニ(きばじ)刑事「責任は、最後まで取るしかないでしょうな。で?その女子学生の名前は?」
あのテレビに見えた女性の姿が、フラッシュバックする。
銀畑ニ(きばじ)刑事の記憶にはない姿の女性だった。つまり幻覚ではない。背中に冷たい冷たい汗が流れてきた。
少し休憩を取るしかない。
工学部長が大学の職員に電話して、資料を持ってこさせている間に、度部中(ととなか)刑事の取り調べ室に向かう。
教授である夫を滅多刺しにした妻の加須田 怯子(くわすだ きょうこ)は、狂ったように叫んでいた。「夫は、不倫していたのよ!自分の研究室の女子学生に手を出してしまった!と言っていたのよ!そして、車で人気の無い山とか崖とか行っていたのよ!愛の逃避行をやっていたのよ!あのタツリと言う女と逃げていたのよ!」と、言っている。
度部中(ととなか)刑事もお疲れの様子だ。
しっかりと妻のスマホのGPSロガーに当時の教授の車の移動記録が残っていた。
すべてプリントアウトされる。
東尋坊? とかドラマで使われる名所ばかりだ。
全国を回っている?
交通課の警察官が来た。
なんだって?大学から資料を持ってきていた職員が、3台のトラックに連続追突されて重症だと?
交通課では、「どうやったらこんな事故になるんだ!」と、顔を引き攣らせているらしい。
そんな、命がけでもたらされた資料には、多田里(ただざと)教授がまとめた資料だけがあった。
大学のPCは焼失。ハードディスクのサルベージなどの復旧作業は絶望的。
残っていたのが、耐火金庫に封印されていたこの資料だったと言う。
功績に乗っ取られた、盗まれた被害者の女子学生の名前は、多田里 他太理(ただざと たつり)さんと言うらしい。
システム・AIの名前は、タンホイザー プログラムシステム リスクマネジメント リスキー リナックス XX AI システム。
Tannhäuser Taste Program System Risk management Risky Linux Double X AI system
西暦2025年1月完成した模様。
略して TATARIix 25と呼ばれる。
らしい。
度部中(ととなか)刑事は、悲鳴をあげた。
あの教授の妻が出したスマホに、時々覗き込むように現れる女性。
はじめは画面ガジェットか、動く画像というアプリだと思っていたらしい女性が、その資料の写真に出ていた。
銀畑ニ(きばじ)刑事も、みた。入院中の娘さんとテレビ画面でみた女性だった。
また、冷たい汗が流れる。
悲鳴が聞こえた。
加須田 怯子(くわすだ きょうこ)が、取り調べ室で発狂したように悲鳴をあげて、発狂したようになっていた。
そして、工学部の教授達の何人かも悲鳴をあげていた。
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