TATARIix 25

どら焼き

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5.現場検証

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5.現場検証

 呼ばれた両刑事。
 空港内に突き刺さった車の残骸。
 1つの車のオーナーが問題だった。

 人気アイドルユニット、バレットの激動院 尾呂志(キャヤヤイン おろし)だった。
 本名は、キラキラやっちまったネームなので割愛する。

 2つの車の搭乗者は、真っ黒に炭化していた。
 
 そして、羽田空港は機能停止している。
 オレたちの現場検証だけのせいではない。空港のPCが沈黙しているのだ。

 銀畑ニ(きばじ)刑事と度部中(ととなか)刑事は、空港内で頭を抱えていた。

 車の走り屋の事は、大黒パーキングエリアで証言が出ていた。若い女の運転する車煽るのが趣味らしい。

 そして、黒いスポーツカーに追いかけられていたのが、他の走り屋のドライブレコーダーに映っていた。

 
 度部中(ととなか)刑事「すごいテクニックですね。後半はド素人丸出しの追突ですが、前半の4輪ドリフト?プロですよ!」

 銀畑ニ(きばじ)刑事「確かにな。免許とって6カ月。教習所の成績は最悪。不合格を何かの操作で無理矢理卒業させて、免許センターの記録も操作されたのか?
 マークシートは真っ白なのに、全問正確扱いらしい。」

 科捜研からすぐに電話がきた。
 はぁ? 完全にプロだと?! ぶつけるタイミングとか車の揺らせ方から、羽田空港に飛ばすつもり満々に計算し尽くされた行動だと!

 とにかく、この焼けた人の身元を割り出さないと。

 警視庁本庁から連絡がきた。
 アイドルだと?そして、事務所から車の運転手の事を公表するなよ!と連絡がきた?

 科捜研は、間違いなく空港を狙ったという。
 なので警視総監には、間違いなく羽田空港を狙ったテロの可能性があるとだけ報告した。
 
 次の日、プロのレーサーに映像を見てもらったら、全員免許取り立てだとは思えない。4輪慣性ドリフトは、まるで機械的だが理想的だと言う評価だった。

 そう!昔、峠とか走っていたプロから言わせると、機械的だというのだ。



 運転手がわかった。女性アイドルだという。
 すでに週刊誌が嗅ぎつけていて、女性アイドルの同僚に取材をかけていると言うのだ。

 ~ ~

 都内某アパート

 アイドルユニットの売れてないアイドル 高都 砂納(たかと サーナ)は、同僚から売られて危機に陥っていた。包丁を持って抵抗する。

高都 砂納(たかと サーナ)「出ていって!警察呼びますよ!」

週刊火曜日特集記者「残念でしたー!オレが捕まれば、次週の週刊火曜日は、サーナの男性遍歴特集でーーす!→↑」

 サーナ「それは!」

 ばら撒かれた写真。
 高校からの同級生のアイドル同僚が裏切ったのは明白だった。

 
 週刊火曜日特集記者「なに、簡単だよ、オーナの事を話せばいい。」

 サーナ「オーナの事?あの復讐の探求者?まさかあんたたち、あの娘に何かしたの?殺されるよ?まぁ、あの娘は、本物の理不尽にしか怒らないから、私は可哀想とは思わないけど。」

 週刊火曜日特集記者「何かした→↑?違いまーす→↑
 彼女ねー、人を車で煽って殺したのー!」

 サーナ「殺した?車で?無理無理!メカ音痴なあの娘ができるわけないよ!はぁ?おじさん裁判で負けるよ。どうやって免許取れたのかがオカルトな状態なのに。」

 週刊火曜日特集記者「……。メカ音痴?確かに資料にも書いてあったな。では、これをみろ!」

サーナ「ヒィィ!」

 それは、炭化した運転手の写真。

サーナ「あんた、殺したの!人殺しーーー!」

 ボロアパートの一口コンロの邪魔なホースを斬って包丁と共にコンロも投げつけるアイドル!そして、なんとか外に逃げて助けを求めるアイドル!

サーナ「助けてーー、犯されるーー!」

 アパートの大家が出てきた。すぐに通報される。

週刊火曜日特集記者「ち!騒ぎやがって!特集決定ーー!」

 タバコの火をつけた。

 ドン!

 燃え上がるアパート!
 高度特殊係も呼び出される。


 次の日、週刊誌記者にサーナ襲われる!逃げられたあと記者は焼身自殺!と報道され、週刊誌はサーナに謝罪して休刊した。

 彼女は、ありのままを警察に話した。脅された事も。そして、けん制の為にわざと包丁を振り回して、ガスホース斬りコンロを投げつけて、相手を慌てさせてなんとか逃げた事も。

 ガスが漏れているのを知っていて、ライターに火をつけたのが、自殺と判断された。

 ~~
 その頃、サーナを売った同じアイドルユニットの高県 水納(たかけん スーナ)と高府 土納(たかふ ドーナ)は、カラオケの部屋にいた。

スーナ「あの記者から、私達にたどり着かれないでしょうね。」

ドーナ「マネージャーによるわね。オーナの事はバレットのプロデューサーに連絡した。どうにかするでしょ。」

 沈黙する2人。

 目の前ディスプレイに勝手に、自分たちの曲が入力された。

 スーナ「あんた入れたの?」

 ドーナ「いや、入れた覚えがないけど。」

 二人でパフェをたべていたら、突然喉をかきむしりだした。

 画面に自分たちではない、女が映っていた。
 「お前達、私のオロシをよくも誘惑したわね。ユルサナイ!」

 まさか…激動院 尾呂志(キャヤヤイン おろし)の事?

 2人は、非常ボタンを押した!
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