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第4章 魔王と邪神が怖がり逃げ出す者。
第139話 動かなかった勇者国王。そして崩れた国境。
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第139話 動かなかった勇者国王。そして崩れた国境。
異世界316日目 午前11時
勇者国王は、自分は国王であり呼び出したらたら来るのが当たり前だとの姿勢を崩さなかった。
オレは、呆れ果てた。
うん、かってにしろ。
その時、城壁を蹴ってしまった!!
あ!最後の城壁が壊れた!(全壊)まぁいいか?
念話で、レオラルド王国とブリントン王国の間の国、バランノード王国がクソバカ王国と連合軍を組んで、国境門前街に攻めてきたと連絡があった。
すぐに、飛んで移動する。
14才の入国審査OKの内定が出ている、クマ獣人とネコ獣人さん達の集団が、国境壁の上で懸命にファイヤーボールを撃って防御していた。
ウンウン!そう!誰か任せで防衛を放り投げるのではなく、自衛しないと。
だがそこには、5つの視線が交差していた。
土の女神・萌音野 彩花(もねの さいか)
魔王 グランドマウス レヌート(モグラ)
魔王 サベクッス タウナー(ワシ型)
魔王 デストロイワーム ミルト(ワーム)
魔王 バーサーカースカイバーク アンガー(ヒバリ型 雲雀)
まず、オレは国境壁の前に結界を展開する。
土壁だ!
そしてその下はマグマを30メートル用意した。
そして、壁の上の防衛隊を避難させる!
それと同時に魔王 デストロイワーム ミルト(ワーム)が、バランノード王国軍を襲って来る!それを見て逃げるクソバカ王国軍を更に襲うモクラ軍団!そこに援護するナッシュ王国軍と土の女神・萌音野 彩花(もねの さいか)。だが、すぐに土に潜るワームとモグラ!
上から魔王 サベクッス タウナー(ワシ型)と、魔王 バーサーカースカイバーク アンガー(ヒバリ型 雲雀)が、急降下して襲いかかる。
ナッシュ王国軍は、すぐに逃げたした。
だが、今度はオオベが仕掛けた。
クソバカ国王とバランノード王国の城のある方角にファイヤーウォールを仕掛けた。
ファイヤーウォール365m!
これでもまだ魔王ワシと魔王雲雀に取って、小さい小さい!
だが、バランノード王国軍とクソバカ国王軍は進路をナッシュ王国側に向けないといけなかった。
ドン!魔王雲雀と魔王ワシがファイヤーウォールに衝突した。
魔王 サベクッス タウナー(ワシ型)
「ギャーーー!」
そして、こちらの城壁の下から、ものすごい肉の焼ける匂いがした。
半分焼けた魔王 デストロイワーム ミルト(ワーム)が出てきた!
怖いよ~!とネコ獣人の子供が、自分の姉達にしがみついている。
すぐに兵士たちに指揮して、門前町完全閉鎖状態にして、全員すぐにテーブル街まで下がらせる。
あのネコ獣人の子に何か予感めいたものを感じた。
オレも感じた。何か得体のない者が近づいて来たのだ。
何が起きる?
燃え盛る魔王 バーサーカースカイバーク アンガー(ヒバリ型 雲雀)が、黒い炎を出してくる燃え出した!そして、土から頭を出して、ナッシュ王国軍を喰らいに口を開けた途端に、魔王 バーサーカースカイバーク アンガー(ヒバリ型 雲雀)が、魔王モグラを丸呑みにした!
うわ~!
マズイ!ものすごい魔力の膨張だ!
そして、ワームを喰らおうとしていた、魔王ワシと食われようとしていたワームごと斬る!
「御乎幤(おおべ)流 月光三日月斬乱舞!」
徹底的に切るために、三日月斬撃波を放つ!
なんとか、2魔王を倒した。
魔王 バーサーカースカイバーク アンガー(ヒバリ型 雲雀)
「キョエーーーーーーー!」
怒りの炎をどす黒く燃え上がらせる魔王雲雀
が、一鳴きすると更に黒く燃え上り闇瘴気を濃くした。
「闇瘴気を焼くしかない。闇瘴気焼き火炎魔法陣Ver.2.3を300陣展開!」
吹き荒れる闇瘴気は、すべてを腐らせていった。
魔境魔法鑑定
大魔王 ブラックライオットバードキング アンガー(雷鳥型)
魔王 バーサーカースカイバーク アンガー(ヒバリ型 雲雀)が、魔王を食った事で大魔王に変化した。
元々、地球の並行世界とかでも、絶滅危惧種になるほど乱獲や農薬での殺害されて、怒っていた状態の怨霊が集まって出来た怨霊集合体型魔王だった為に、部下を作らずすぐに魔王を取り込んだ為に変化が速かった。
そう言えば、絵本ではピーチクパーチクって鳴く鳥として書かれるが、俺も見たことがない。
この世界でも…。 放置!
オレはそう決めて、さっさとファイヤーウォールを延長した。
そしえて、まずはクソバカ王国城をファイヤーで囲む。
よく考えたら、こいつらには攻めてきた責任を取らせないと!
あれ?いない?
魔境魔法鑑定
鑑定対象 命ある者 結果 無し
え?
まさか…鑑定対象 ゾンビ系 結果 元騎士のゾンビ6000万 元騎士のグール3000万 元騎士の怨霊20億 ゴースト30億
は???
まさか!!え~、これってホラー…なんというのだったか?え~、そうだ事故物件?いや、そのレベルじゃないな。
うん!極悪級呪物と名付けよう!
え~、この城そのものをスカカバ王国側に土魔法で移動!
そして、バランノード王国城も同じヤバさだったので、これもスカカバ王国に土魔法で移動!
そして、何故か復活されなかった(第62話初出) ウコンロー王国 (第65初出) ブリントン王国の城が残っていたから鑑定をかけたら、ほ、ホラーキャッスルって魔物になってた!
ハイ!これもスカカバ王国へ移動する!そして、今回は本当に腹が立ったので、国境壁を増設することにした。
異世界321日目 午前10時
レオラルド王国の勇者国王は、ナッシュ王国の女神様に呼び出されたので特急馬車を飛ばしていた。
スカカバ王国から北上するのだが、城が4つも増えていた。
勇者国王
「は??? どこかで見た城だな。」
新国務大臣
「あれは、クソバカ王国、バランノード王国、ウコンロー王国、ブリントン王国の王城です。
陛下!ナッシュ王国の方をみてください!何だ?あの黒く燃える鳥は!(ガクブル)」
勇者国王
「ふ~、撤退!帰るぞ! 」
引き返した勇者国王は、新しい国境壁ができていくのをみる。
キャロッテリア王国国境再建エリア。
入るべからず。入った場合すぐに攻撃する。
こんな立て札があった。
大臣達が、突撃して「レオラルド王国の許可なしに、何を作っている!」というと、雷撃が来た。
そして、メイド服っぽい装甲をきたウサギ獣人達にいつの間にか取り囲まれていたのだ。
バキ!ゴキ!
問答無用に、レオラルド王国の兵士や大臣を蹴り!殴り、無力化していく。
流石に看過できなかった勇者国王は、剣を抜いたが、その途端に冷や汗が滝のように流れ出した。
剣を使えば、攻撃力は上る。
だが、それは勇者国王の特権ではない。
ウサギ獣人達もなのだ!
ウサギ獣人のメイド長
「我々を故郷から追い出すことに加担したレオラルド王国の王族の血を引き、我々の御主人様に詐欺を働き、もはや命助けた事を我々の主に悔やませた罪深き勇者国王よ!
貴様らは、領土不法侵入ににつき全員処刑!」
勇者国王
「ふざけるな!」
ガイン!
勇者国王の両手剣は、ウサギメイド長のナイフで防がれた。
ウサギ獣人のメイド長
「御主人様が、私の為に作ってくれたアダマンタイトのナイフ。
そんなに簡単に折れませんわよ!」
ビキ!ビキビキビキビキ! バリーン!
勇者国王の両手剣が折れた!
同じアダマンタイト!なら、次の決め手は技量と力!
技量と力をのどれか?いやどれもメイド長が上なのか?!
勇者国王の馬が横に倒れた。
震えて口から泡を出している。剣のぶつかり合いの衝撃を馬が背負ったのだ。
そして、メイド長は同じくアダマンタイトのミドルソードを両手に持ち替えた。
近衛副師団長(ウサギ獣人の男)が、斬り込んで来た!
近衛副師団長
「へ、陛下!一度城に!」
ドカン!
他のウサギ獣人メイドに、蹴り一発でカウンター攻撃されて吹っ飛んで行った近衛副師団長!
彼は実は、一番強いとされている近衛師団長よりも強い!
それがあんなに軽々と蹴り飛ばされるとは。
狼煙? 新しく建造中の国境壁付近から狼煙が上がった?
何か!とんでもない恐怖が近づいて来る?
危機察知スキルが反応して、すぐに撤退するしかなかった勇者国王。
異世界321日目 午後5時
冒険者新聞夕刊には、見出しにこう書かれていた。
[速報]キャロッテリア王国の復活!それを理由もなく妨害する勇者国王!
やはり、旧キャロッテリア王国の王族謀殺と不当占領にレオラルド王国が関わっていたのを、勇者国王が行動で自白!
今日午前11時50分頃、レオラルド王国の勇者国王は、属国でもないのにナッシュ王国へ自ら移動していたが、ナッシュ王国を大魔王 ブラックライオットバードキング アンガーによって責められているのをみて、引き返した模様。
一部軍事評論家の間では、勇者の敵前逃亡ではないか?と言われるほど、軽やかに転進に兵達の勇者国王への疑念が立ったのだが、その後のオオベ国に正当な支援を受けて再建されつつあるキャロッテリア王国の国境壁を確認。
大臣と騎士を派遣して、警告して不法侵入をする。
しかし、大臣達は初級雷魔法のサンダーウォールすら突破できずに、黒焦げになる。
そして、勇者国王はキャロッテリア王国のオオベ親衛隊に斬りかかるが、止められた模様!
と、デカデカと書かれていた。
しかもデカい写真付き。
それを見た勇者国王は、怒る!だが真っ青になっていた者3名いた。
勇者国王の剣を止められた現場写真に真っ青になる近衛師団隊長。
勇者国王の剣を止めて砕く現場に、こんな写真を写すやつはいなかったのにまさしくコレは本物だと!!どうやって撮ったのか?とびっくりする副師団長。
勇者国王の鎧を見て、(次は斬る)と傷で書かれていた事を発見した、副師団長。
勇者国王の代わりに、吹っ飛んで行ったウサギ獣人(男)が、本当はぶった斬るつもりだったのに、文字通り手も足も出ない状態だった事で、何が起こったのか未だ整理がついていない副師団長。
新宰相は王国の沽券に関わるとして、戦争をしようとするが、国防大臣に防壁の修復ができてからだと言われる。
勇者国王は、やはり逆ギレをしていて出陣を決めるが、ナッシュ王国からの出兵命令が来た。
そして、眼の前で大臣が雷に撃たれて黒焦げになる。
勇者国王には、拒否権はなかった。だが死にたくない。
ここで、オオベ国に出兵させることにして、宰相を派遣することにしたのだが…。
次話予定
ついに次章はじまります。
ケジメをつけさせよう!
異世界316日目 午前11時
勇者国王は、自分は国王であり呼び出したらたら来るのが当たり前だとの姿勢を崩さなかった。
オレは、呆れ果てた。
うん、かってにしろ。
その時、城壁を蹴ってしまった!!
あ!最後の城壁が壊れた!(全壊)まぁいいか?
念話で、レオラルド王国とブリントン王国の間の国、バランノード王国がクソバカ王国と連合軍を組んで、国境門前街に攻めてきたと連絡があった。
すぐに、飛んで移動する。
14才の入国審査OKの内定が出ている、クマ獣人とネコ獣人さん達の集団が、国境壁の上で懸命にファイヤーボールを撃って防御していた。
ウンウン!そう!誰か任せで防衛を放り投げるのではなく、自衛しないと。
だがそこには、5つの視線が交差していた。
土の女神・萌音野 彩花(もねの さいか)
魔王 グランドマウス レヌート(モグラ)
魔王 サベクッス タウナー(ワシ型)
魔王 デストロイワーム ミルト(ワーム)
魔王 バーサーカースカイバーク アンガー(ヒバリ型 雲雀)
まず、オレは国境壁の前に結界を展開する。
土壁だ!
そしてその下はマグマを30メートル用意した。
そして、壁の上の防衛隊を避難させる!
それと同時に魔王 デストロイワーム ミルト(ワーム)が、バランノード王国軍を襲って来る!それを見て逃げるクソバカ王国軍を更に襲うモクラ軍団!そこに援護するナッシュ王国軍と土の女神・萌音野 彩花(もねの さいか)。だが、すぐに土に潜るワームとモグラ!
上から魔王 サベクッス タウナー(ワシ型)と、魔王 バーサーカースカイバーク アンガー(ヒバリ型 雲雀)が、急降下して襲いかかる。
ナッシュ王国軍は、すぐに逃げたした。
だが、今度はオオベが仕掛けた。
クソバカ国王とバランノード王国の城のある方角にファイヤーウォールを仕掛けた。
ファイヤーウォール365m!
これでもまだ魔王ワシと魔王雲雀に取って、小さい小さい!
だが、バランノード王国軍とクソバカ国王軍は進路をナッシュ王国側に向けないといけなかった。
ドン!魔王雲雀と魔王ワシがファイヤーウォールに衝突した。
魔王 サベクッス タウナー(ワシ型)
「ギャーーー!」
そして、こちらの城壁の下から、ものすごい肉の焼ける匂いがした。
半分焼けた魔王 デストロイワーム ミルト(ワーム)が出てきた!
怖いよ~!とネコ獣人の子供が、自分の姉達にしがみついている。
すぐに兵士たちに指揮して、門前町完全閉鎖状態にして、全員すぐにテーブル街まで下がらせる。
あのネコ獣人の子に何か予感めいたものを感じた。
オレも感じた。何か得体のない者が近づいて来たのだ。
何が起きる?
燃え盛る魔王 バーサーカースカイバーク アンガー(ヒバリ型 雲雀)が、黒い炎を出してくる燃え出した!そして、土から頭を出して、ナッシュ王国軍を喰らいに口を開けた途端に、魔王 バーサーカースカイバーク アンガー(ヒバリ型 雲雀)が、魔王モグラを丸呑みにした!
うわ~!
マズイ!ものすごい魔力の膨張だ!
そして、ワームを喰らおうとしていた、魔王ワシと食われようとしていたワームごと斬る!
「御乎幤(おおべ)流 月光三日月斬乱舞!」
徹底的に切るために、三日月斬撃波を放つ!
なんとか、2魔王を倒した。
魔王 バーサーカースカイバーク アンガー(ヒバリ型 雲雀)
「キョエーーーーーーー!」
怒りの炎をどす黒く燃え上がらせる魔王雲雀
が、一鳴きすると更に黒く燃え上り闇瘴気を濃くした。
「闇瘴気を焼くしかない。闇瘴気焼き火炎魔法陣Ver.2.3を300陣展開!」
吹き荒れる闇瘴気は、すべてを腐らせていった。
魔境魔法鑑定
大魔王 ブラックライオットバードキング アンガー(雷鳥型)
魔王 バーサーカースカイバーク アンガー(ヒバリ型 雲雀)が、魔王を食った事で大魔王に変化した。
元々、地球の並行世界とかでも、絶滅危惧種になるほど乱獲や農薬での殺害されて、怒っていた状態の怨霊が集まって出来た怨霊集合体型魔王だった為に、部下を作らずすぐに魔王を取り込んだ為に変化が速かった。
そう言えば、絵本ではピーチクパーチクって鳴く鳥として書かれるが、俺も見たことがない。
この世界でも…。 放置!
オレはそう決めて、さっさとファイヤーウォールを延長した。
そしえて、まずはクソバカ王国城をファイヤーで囲む。
よく考えたら、こいつらには攻めてきた責任を取らせないと!
あれ?いない?
魔境魔法鑑定
鑑定対象 命ある者 結果 無し
え?
まさか…鑑定対象 ゾンビ系 結果 元騎士のゾンビ6000万 元騎士のグール3000万 元騎士の怨霊20億 ゴースト30億
は???
まさか!!え~、これってホラー…なんというのだったか?え~、そうだ事故物件?いや、そのレベルじゃないな。
うん!極悪級呪物と名付けよう!
え~、この城そのものをスカカバ王国側に土魔法で移動!
そして、バランノード王国城も同じヤバさだったので、これもスカカバ王国に土魔法で移動!
そして、何故か復活されなかった(第62話初出) ウコンロー王国 (第65初出) ブリントン王国の城が残っていたから鑑定をかけたら、ほ、ホラーキャッスルって魔物になってた!
ハイ!これもスカカバ王国へ移動する!そして、今回は本当に腹が立ったので、国境壁を増設することにした。
異世界321日目 午前10時
レオラルド王国の勇者国王は、ナッシュ王国の女神様に呼び出されたので特急馬車を飛ばしていた。
スカカバ王国から北上するのだが、城が4つも増えていた。
勇者国王
「は??? どこかで見た城だな。」
新国務大臣
「あれは、クソバカ王国、バランノード王国、ウコンロー王国、ブリントン王国の王城です。
陛下!ナッシュ王国の方をみてください!何だ?あの黒く燃える鳥は!(ガクブル)」
勇者国王
「ふ~、撤退!帰るぞ! 」
引き返した勇者国王は、新しい国境壁ができていくのをみる。
キャロッテリア王国国境再建エリア。
入るべからず。入った場合すぐに攻撃する。
こんな立て札があった。
大臣達が、突撃して「レオラルド王国の許可なしに、何を作っている!」というと、雷撃が来た。
そして、メイド服っぽい装甲をきたウサギ獣人達にいつの間にか取り囲まれていたのだ。
バキ!ゴキ!
問答無用に、レオラルド王国の兵士や大臣を蹴り!殴り、無力化していく。
流石に看過できなかった勇者国王は、剣を抜いたが、その途端に冷や汗が滝のように流れ出した。
剣を使えば、攻撃力は上る。
だが、それは勇者国王の特権ではない。
ウサギ獣人達もなのだ!
ウサギ獣人のメイド長
「我々を故郷から追い出すことに加担したレオラルド王国の王族の血を引き、我々の御主人様に詐欺を働き、もはや命助けた事を我々の主に悔やませた罪深き勇者国王よ!
貴様らは、領土不法侵入ににつき全員処刑!」
勇者国王
「ふざけるな!」
ガイン!
勇者国王の両手剣は、ウサギメイド長のナイフで防がれた。
ウサギ獣人のメイド長
「御主人様が、私の為に作ってくれたアダマンタイトのナイフ。
そんなに簡単に折れませんわよ!」
ビキ!ビキビキビキビキ! バリーン!
勇者国王の両手剣が折れた!
同じアダマンタイト!なら、次の決め手は技量と力!
技量と力をのどれか?いやどれもメイド長が上なのか?!
勇者国王の馬が横に倒れた。
震えて口から泡を出している。剣のぶつかり合いの衝撃を馬が背負ったのだ。
そして、メイド長は同じくアダマンタイトのミドルソードを両手に持ち替えた。
近衛副師団長(ウサギ獣人の男)が、斬り込んで来た!
近衛副師団長
「へ、陛下!一度城に!」
ドカン!
他のウサギ獣人メイドに、蹴り一発でカウンター攻撃されて吹っ飛んで行った近衛副師団長!
彼は実は、一番強いとされている近衛師団長よりも強い!
それがあんなに軽々と蹴り飛ばされるとは。
狼煙? 新しく建造中の国境壁付近から狼煙が上がった?
何か!とんでもない恐怖が近づいて来る?
危機察知スキルが反応して、すぐに撤退するしかなかった勇者国王。
異世界321日目 午後5時
冒険者新聞夕刊には、見出しにこう書かれていた。
[速報]キャロッテリア王国の復活!それを理由もなく妨害する勇者国王!
やはり、旧キャロッテリア王国の王族謀殺と不当占領にレオラルド王国が関わっていたのを、勇者国王が行動で自白!
今日午前11時50分頃、レオラルド王国の勇者国王は、属国でもないのにナッシュ王国へ自ら移動していたが、ナッシュ王国を大魔王 ブラックライオットバードキング アンガーによって責められているのをみて、引き返した模様。
一部軍事評論家の間では、勇者の敵前逃亡ではないか?と言われるほど、軽やかに転進に兵達の勇者国王への疑念が立ったのだが、その後のオオベ国に正当な支援を受けて再建されつつあるキャロッテリア王国の国境壁を確認。
大臣と騎士を派遣して、警告して不法侵入をする。
しかし、大臣達は初級雷魔法のサンダーウォールすら突破できずに、黒焦げになる。
そして、勇者国王はキャロッテリア王国のオオベ親衛隊に斬りかかるが、止められた模様!
と、デカデカと書かれていた。
しかもデカい写真付き。
それを見た勇者国王は、怒る!だが真っ青になっていた者3名いた。
勇者国王の剣を止められた現場写真に真っ青になる近衛師団隊長。
勇者国王の剣を止めて砕く現場に、こんな写真を写すやつはいなかったのにまさしくコレは本物だと!!どうやって撮ったのか?とびっくりする副師団長。
勇者国王の鎧を見て、(次は斬る)と傷で書かれていた事を発見した、副師団長。
勇者国王の代わりに、吹っ飛んで行ったウサギ獣人(男)が、本当はぶった斬るつもりだったのに、文字通り手も足も出ない状態だった事で、何が起こったのか未だ整理がついていない副師団長。
新宰相は王国の沽券に関わるとして、戦争をしようとするが、国防大臣に防壁の修復ができてからだと言われる。
勇者国王は、やはり逆ギレをしていて出陣を決めるが、ナッシュ王国からの出兵命令が来た。
そして、眼の前で大臣が雷に撃たれて黒焦げになる。
勇者国王には、拒否権はなかった。だが死にたくない。
ここで、オオベ国に出兵させることにして、宰相を派遣することにしたのだが…。
次話予定
ついに次章はじまります。
ケジメをつけさせよう!
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