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12︰ワタシハ
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〈兵藤陸〉
現在、彼女に置いていかれ、喫茶店に1人取り残された。
「全く、これからどうしたもんかな。」
そう言って立ち上がり、俺と絵里の分の代金を払い、店を出ていった。
ちなみに代金は合計で650円
手持ちが700円だったため、現在の残高は50円
「・・・ホントにどうしたもんかな。」
〈日向絵里〉〈公園〉
さっきは勢いで思わず走り出してしまいました。
「でも、仕方ないよね、あのままだときっと私泣いてたし…」
そう呟いた声は公園に静かに広がっていた。
「そういえばこの公園、昔は皆で遊んだな…」
ブランコ、すべり台、シーソー、全てが大切な人との思い出で、全てが自分を作ってくれたものの一部分だ。
「いつからだろ、りっくんに素直になれなくなったのは…」
小学二年生の時、彼には救われた。
けど考えてみればその時のお礼もまだ出来てなかった。
・・・アレ?もしかして割と最初の方から?
「それなのにりっくんは普通に友達としていてくれたし、今も彼氏(?)としていてくれている。…私はこのままでいいのかな…」
そう呟く私の目にはいつの間にか涙が流れてました。
「いいに決まってるだろ?アホな事言ってないで帰るぞ?」
絵里「…え?」
後ろを向くとりっくんがいました。
絵里「なんで、いるの?」
陸「そりゃ探すだろ?あの雰囲気だと」
・・・優しいな、りっくんは。ホントに、
だから好き。大好きです。
絵里「ねぇ、りっくん。」
陸「ん?なんだ?」
絵里「ありがと、そしてごめんね?」
陸「え?何、別れ話?」
絵里「違うよ!?昔の事!」
陸「それなら良かった。って昔のこと?なんかあったっけ?」
絵里「りっくんのおかげで勇気を貰えたし、学校に行けた。そして頑張れた。だからありがと。そして今まで言えなくてごめんね。」
陸「俺はなんにもしてないさ。最終的に頑張ったの絵里だし、俺は関係ないよ。」
絵里「でも、りっくんは最初の1歩のきっかけをくれた。それだけでも嬉しかった。だからね…」
そう言って彼との距離を縮め、抱きしめた。
絵里「ありがと、大好きだよ。」
多分いつもならこんな大胆なことはできなかったと思う。
でも今この雰囲気だからこそできる気がするよ。
そう思いながら私は彼と初めてのキスをした。
私の人生で最初で最後の愛する人へ
私は皆の前では優等生を演じていますが、貴方の前だとどうしてもダメダメな子です。
でも、それでも良かったら、私を受け入れてください。
陸「はい、喜んで。」
絵里「ありがと…ってえ?私今喋ってた?」
陸「うん、最初から」
え、恥ずかしい…
絵里「えぇ……」
どうしよう…
絵里「きょ、今日は帰る!また明日ね!」
そうして私の人生初のキスはとても甘くて、そして少しだけ苦いものとなった。
でもその苦ささえも、今の私にとっては幸せです。
現在、彼女に置いていかれ、喫茶店に1人取り残された。
「全く、これからどうしたもんかな。」
そう言って立ち上がり、俺と絵里の分の代金を払い、店を出ていった。
ちなみに代金は合計で650円
手持ちが700円だったため、現在の残高は50円
「・・・ホントにどうしたもんかな。」
〈日向絵里〉〈公園〉
さっきは勢いで思わず走り出してしまいました。
「でも、仕方ないよね、あのままだときっと私泣いてたし…」
そう呟いた声は公園に静かに広がっていた。
「そういえばこの公園、昔は皆で遊んだな…」
ブランコ、すべり台、シーソー、全てが大切な人との思い出で、全てが自分を作ってくれたものの一部分だ。
「いつからだろ、りっくんに素直になれなくなったのは…」
小学二年生の時、彼には救われた。
けど考えてみればその時のお礼もまだ出来てなかった。
・・・アレ?もしかして割と最初の方から?
「それなのにりっくんは普通に友達としていてくれたし、今も彼氏(?)としていてくれている。…私はこのままでいいのかな…」
そう呟く私の目にはいつの間にか涙が流れてました。
「いいに決まってるだろ?アホな事言ってないで帰るぞ?」
絵里「…え?」
後ろを向くとりっくんがいました。
絵里「なんで、いるの?」
陸「そりゃ探すだろ?あの雰囲気だと」
・・・優しいな、りっくんは。ホントに、
だから好き。大好きです。
絵里「ねぇ、りっくん。」
陸「ん?なんだ?」
絵里「ありがと、そしてごめんね?」
陸「え?何、別れ話?」
絵里「違うよ!?昔の事!」
陸「それなら良かった。って昔のこと?なんかあったっけ?」
絵里「りっくんのおかげで勇気を貰えたし、学校に行けた。そして頑張れた。だからありがと。そして今まで言えなくてごめんね。」
陸「俺はなんにもしてないさ。最終的に頑張ったの絵里だし、俺は関係ないよ。」
絵里「でも、りっくんは最初の1歩のきっかけをくれた。それだけでも嬉しかった。だからね…」
そう言って彼との距離を縮め、抱きしめた。
絵里「ありがと、大好きだよ。」
多分いつもならこんな大胆なことはできなかったと思う。
でも今この雰囲気だからこそできる気がするよ。
そう思いながら私は彼と初めてのキスをした。
私の人生で最初で最後の愛する人へ
私は皆の前では優等生を演じていますが、貴方の前だとどうしてもダメダメな子です。
でも、それでも良かったら、私を受け入れてください。
陸「はい、喜んで。」
絵里「ありがと…ってえ?私今喋ってた?」
陸「うん、最初から」
え、恥ずかしい…
絵里「えぇ……」
どうしよう…
絵里「きょ、今日は帰る!また明日ね!」
そうして私の人生初のキスはとても甘くて、そして少しだけ苦いものとなった。
でもその苦ささえも、今の私にとっては幸せです。
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