ちいさな神様の間違えで異世界に転生してしまいました

きくりうむ

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プロローグ

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「ん...」

 目が覚めた。

 「んん~...あれ? ここどこ?」

 んぅー、と軽く伸びしながら辺りを見渡す。

 ...なんというか何もなかった。とにかく真っ白。上も、下も、右も、左も。とにかく、真っ白だった。あとうーんと広い。

 もしかして夢? と思いつつ頬つねってみると、

 「いひゃい...」

 夢じゃなかった。...ここどこぉ~。

 「はいはい!」

 急にどこからか明るい声が聞こえてきた。

 そして、ぽぉっと目の前が光ったかと思うと、中からちいさな女の子が現れた。

 「初めまして、白崎悠さん」

 ...か、かわいい。というか可愛すぎる! 金髪碧眼とか初めて見た。

 「は、初めまして」

 僕が返すと、にっこりと微笑む女の子。

 やっぱりこんなに可愛い子が笑うと絵になるね。カメラがあったら100連写してたようん。

 「では、まず状況を説明しますね」

 そう言って女の子から言われた事をまとめてみると、

 1、女の子(神様らしい)のミスで、僕を殺してしまった事

 2、殺してしまった代わりに、日本では無理だが、別の世界、つまり異世界に転生させてくれるとの事

 3、異世界は俗に言う剣と魔法の世界らしく、このまま行ってもすぐに死んでしまうので、ある程度望む物をつけてくれるとの事

 これ聞いた僕が一番最初に思った事は、チート無双や。だった。

 いや、別に無双とかはするきはないけどね。

 「あの、本当に申し訳ございませんでした」

 「いいよいいよ。気にしないで。ミスなんて誰にでもあるし」

 ミスなら仕方ないよね、うん。だから、泣きそう顔しないで。お願いだから。

 「ありがとうございます。それでは、さっそくですが、何か付けて欲しい物、ええっと、スキルとかはありますか?」

 スキルかぁ。スキルって言われても、どんなのが良いんだろ。うーん、どんな攻撃も無効にするスキルとか? いや、でもなぁ、どうしようかなぁ。むむぅ…。

 「えっと、もし悩んでいるみたいでしたら、こちらでオススメのがあるんですが、どうでしょう?」

 僕が悩んでいたから、助け船を出してくれる神様。

 「どんなの?」

 「それは向こうに行ってからのお楽しみです。ですが、絶対に損はさせませんよ?」

 どんなスキルかは教えてくれないけど、損はしないか…。んー、どうせなら、つけてもらおうかな? 僕だけで考えていても、何か時間かかりそうだし。

 「それじゃ、お願いしても良い?」

 「はい! おまかせください!」

 神様が元気に返事をしてくれる。これだけ見ると、本当にただの可愛い女の子なんだけどな。神様なんだよなぁ。

 「それではユウさん。今から異世界に転生させますね」

 「うん。おねがいします」

 「はい。それではいってらっしゃませ。第2の人生を思う存分お楽しみください」

 神様が、手を振るうと、僕がいた場所に、幾何学的な模様が浮かび上がり、まばゆい光が僕を飲み込んだ。
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