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第三章
かわいい耳
しおりを挟む「たでーまー」
あの狭い部屋へ帰る。
同居し始めてから、一年半ほどが経つ。
引きこもりニートの唯人は、だいぶ外に出るようになって、結局、仕事は株取引だかを始めた。
パソコンでカチャカチャやって、俺なんかよりも高い金を稼いでるらしい。
賢い奴って、やっぱすげーなと感心してる。
…それにしても、いつもの唯人の返事がない。
珍しいな、一人で出かけてんのかぁー。
小さな玄関を入って台所を通って引き戸をガラッと開けると
「ーーーーーーっ!!!!???」
真っ赤になった唯人が、ガバッと布団にくるまった。
いや、完全に見えたけど。
「あー、わりい」
ボリボリ頭をかいて謝る。
「うっ、う、うん?ぜん、ぜん、ぼく、こそ、ごめん、なさい」
めちゃくちゃ焦ってる野上の上擦ってる声がかわいくて、つい弄りたくなる。
「マジごめんって。出せてないだろ?」
布団の団子の隣に坐ってポンポンと叩く。
びくっ!と団子が慄く。
「そ、そんなの、だいじょぶ、だからっ」
「いやいや、だいじょぶじゃないだろー?途中で終わるのは辛いってー。どれどれ、おにーさんに見せてごらん?」
にやにや笑いが止まらない。
「ほっ、ほんとに、いいってっ!」
ぎゅむ、と布団が固くなる。
あ、貝になった。
「ふーん?でもさ、お前がチンコに巻いてたのって、俺の」
ガバッと布団が開いた。
「ご、ごめんなさっ、つ、つい、でき、ごころって、いうか」
真っ赤になって涙目だ。
あー、あせっちゃって、まだポロリしてますよ。
「大抵の犯罪者は、そういう訳よ。つい出来心ですーって、ね?」
ハラリと落ちた俺のパンツを野上の顔の前にヒラヒラさせる。
野上は真っ赤でぷるぷる震えて今にも泣き出しそうだ。
マジかわいい。
「しかも、そんなに大っきくさせちゃって?」
チラリと視線をやると、ようやく気付いたのか、デカいソコをバッと布団で隠す。
「ごっ、ほん、とに、ごめんっ」
「いーって、いーって、誰でも出来心って、あるじゃん?いちいち怒ったりしねーし?」
野上は布団で隠したまま明らかにホッと息を吐く。
おー、おー、そんなにホッとしちゃって。
チョロいんだな?
「でもさ、続き見せてよ」
「…ほえ?」
ほえって、なに?
めちゃくちゃキュンキュンするんですけど。
アホ面でメガネずり下げたまんま俺を見上げる野上にゾクゾクする。
「だーかーら、出来心の罪滅ぼしに俺のパンツでシコってた続き、見せて?」
ボンッと全身を真っ赤にさせて首をブンブン降ってる野上が可愛すぎて止まらない。
「えー?俺のパンツ、こんなにしたくせに?」
唯人の目の前に翳す俺の使用済パンツには唯人の先走りらしい液体がべっとり付いてる。
「ごめ、なさ、あら、うから、」
涙目で許しを請う野上。
あー、たまんね。
「別にいーよ?気にしてないし。でも、ほら」
口元へ持っていく。
「これ咥えて、ヤッてみせてよ」
俺の笑顔に、野上の顔が引き攣る。
ごめん、野上。
でも、俺、最高に楽しい。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「っん、ふっ、つっ、」
野上が俺のパンツを咥えながら、大股開いてシコってる。
それを俺はコーラ飲みながら見てる。
どんな図だ、とも思うけど、夜7時の異常事態に興奮もしてる。
クチュクチュと濡れた音を立てながら擦るけど恥ずかしいからか、あんまり激しく動かさない。
そのせいか、一向にイケないでいる。
「なあ、まだイかないの?もっと激しくしたら?先っぽ弄るとかさ?」
野上は真っ赤な顔を隠すようにそっぽを向いて少しだけ動きを早くした。
ぬっちゅ、ぬっちゅ、と先走りは増えるが、まだ全然だ。
「んー、手伝ってやろうか?」
「…え?」
野上がぽかんと俺を見る。
未だに緊張して俺とまともに話せない野上が、かわいくて仕方ない。
「だって、このまんまじゃ、二人とも飯も食えねぇし?早く終わらせて牛丼食いに行こうぜ?」
「で、でも、」
抵抗する野上の巨根を野上の手の上からガッシリ掴んで逃げられなくする。
「男同士だし、こんなの友達同士でもやるだろ?普通に」
「…へ、そ、そうな、の?」
ぼんやりした真っ赤な野上の唇もかわいい。
「そうだよ。ほら、こうやって動かした方が早くイケんだろ?」
そのまま野上の手をズッチュズッチュと激しく上下に動かす。
先っぽは特に念入りに捏ねくり回す。
「あっ、あっ、まっ、そん、なに」
ビクビクと反応して困り顔の野上から視線を外さずに追い上げる。
「ほら、こーいうの好きだろ?」
括れもぐりんぐりん、と先走りを塗り込みながら繰り返し捏ねる。
「んっ、あっ、そこ、だめっ」
先端の穴もツンツン、こねこね、と可愛がる。
あー、たまんね。
「どれ、ちょっとだけ」
はあ、はあ、と息が上がる野上のソレを口に咥える。
「ひぇっ!?だ、だめ、きたな、」
「ひははふはひほ」
そのまま喋ると、びくん、と腰が揺れてる。
「しゃべ、んの、やめ、はあっ」
おー、おー、敏感だねぇ。
「はひ?ほふひほへはひ」
腰がビクン、ビクン、と揺れて楽しい。
更に舌で先っぽも存分に舐ってやる。
「やっ、あっ、も、でちゃ、はな、し」
はふ、はふ、と肩で息をする野上の腰をガッシリ抑えて、俺は激しく頭を上下した。
「んーっ!あっ、あっ、だめっ、で、でちゃ」
びゅくん、と大きく震えて、俺の喉奥に大量に出した。
ごくごく、と飲んでやる。
「ひゃ、だ、だめ、だし、て、きたな」
ティッシュを渡してくる野上の前で、ゆっくり口を開けて少し残ってた精液を見せる。
真っ赤っかの野上が、ぼーっと見てる。
そのまま、ごくん、と飲み込む。
野上は、はあはあ、とまだ興奮してる。
「よし!済んだら牛丼食いに行くぞ!」
にぱっと笑うと、野上も連られて、ふにゃ、と笑った。
「とりあえずソレしまえよ?」
視線で伝えると、ワタワタと隠しながらジャージのズボンを上げていた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
野上の熱い視線を感じながら俺は牛丼をかきこむ。
「なに見てんの?早く食えよ」
「ひえっ?は、あ、うん」
まだ興奮冷めない野上は、涎を垂らしながらも俺に言われた通りに牛丼を食べる。
前かがみで歩いて来たもんなー。
完全にスイッチ入っちゃったんだろなー。
少し可哀想に思いながらも、それも含めてかわいい。
「ほれ、俺の一口やるよ」
箸で牛丼を口の前に持っていくと、じっと寄り目で見て俺を見て、意を決したようにパクリと食べた。
やっぱり真っ赤だ。
「あーあ、間接キスだな」
「えっ?!」
野上の黒縁メガネがずり落ちてる。
ほんと、ダサかわいい。
「じょーだんだよ、じょーだん」
真っ赤なまんまで俯いて、無言でモグモグ食べる野上。
こうやって二人で出掛けても、誰にも声を掛けられることもない。
むしろ、もはやモテのモの字も見当たらない野上。
「なあ、俺といて、楽しい?」
頬杖ついて聞くと野上は、ごくん、と牛丼を飲み込んで、ブンブン、と大きく頷く。
そんなに激しく振らなくてもわかるって。
「こんなに弄られてんのに?嫌じゃないの?」
今度は左右に首を振る。
もう、動きが犬じゃん。
米粒飛んでるし。
「おもしれーな、野上は。じゃあさ」
ピク、と唯人の耳が動く。
器用だよなー。
「俺のペットになる?」
「…ふえ?」
ポカンとする野上が、バカかわいい。
たまらない。
「だからー、俺のかわいいペット。どう?嫌?」
完全に思考停止したらしい野上の目の前で、ヒラヒラと手を動かすと、ようやく戻ってきた。
「え、あの、え?ペット…?」
「そう。なーんか、野上ってかわいくて飼いたいなって思ってたんだよな」
野上の口の端に付いてたご飯粒を取って、そのまま食べる。
「えっ!?はひ?!」
それだけで野上は慌てふためく。
付き合ってた頃の唯人の面影は欠片も無い。
もっと、もっと、困らせたい。
真っ赤になった野上を泣かせたい。
「な?いいだろ?ゆ い と♡」
俺のウインクに、真っ赤な顔でぽーっとした野上は、コクンと頷いた。
もう、頭、働いてないだろ。
ほんっと、チョロイン。
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