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お客秋刀魚
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今日は午後一で仕事だ。午後一というのは12:00:00 のことだ。午後一で働くのだ。ジョブする。具体的な仕事は何かと聞かれると、それはコップにコーヒーを注ぐ仕事だ。いいだろう。楽しそうだろう。
ハッハッハッハッハ
チリンチリンチリーン
早速最初のお客様がやってきた。夏だからお客サマーと呼ぶことにしている。そういう決まりだから。ちなみに秋はお客秋刀と呼ぶのだ。そういう決まりだから。
ハッハッハッハッハ
いらっしゃいませ~
ドアを開けると、さかながピチピチしている。これは秋刀魚だ。珍しい客だ。しかし夏だからお客秋刀魚ではなく、お客サマーと呼ぶ。そういう決まりだから。
「いらっしゃいませ。お客サマー。お好きなお席をどうぞ。」
ピチピチピチピチ、ピチピチピチピチ
お客サマーはただその場で、ピチピチしている。
「お客サマー、大丈夫ですかー?」
ピチピチピチピチ、している。
わかったぞ。この秋刀魚はお客サマーではなく秋刀魚なのだ。だからただ、ピチピチピチピチしているのだ。入って来る気がないのだ。偶然秋刀魚がいる時になんらかの謎現象でチリンチリン鳴ったのかもしれない。
「お客サマーはお客サマーではなく、ただの秋刀魚ですか?」
ピチピチピチピチ
ただその場でピチピチしている。ううむ、そうなのかな。でも何か違和感があるぞ。ううむ、ううむ。
ふと壁にかかったカレンダーを見る。今日は、と、、9/1...。秋だ!!つまりこの秋刀魚はお客秋刀魚なのだ!!
「あ、お客秋刀魚。中へどうぞ。」
ピッチ、ピッチ、ピッチ
前に進み始めた!!やはりお客秋刀魚だったのだ!!
ちょっとずつ、前に進む。飛び跳ねながら前進するお客秋刀魚。すごい、頑張れ、頑張れ。
「お客秋刀魚、がんばって下さい。がんばって下さい。」
ピチピチ、ピッチ、ピッチ
ちょっとずつ、前に進んでいく。
ピッチ、ピッチ
「すごい、すごい!!」
ピッチ、ピッチ
「すごい!!すごい!!頑張れ!!頑張れ!!」
ピッチ、ピッチ......ピッ...
ああ、乾きそうだ。水をあげなければ。
ジャジャ、ジャー
コップに水を汲み、お客秋刀魚にかける。
ジャバー
ピチピチピチピチ、ピチピチピチピチ
お客秋刀魚、復活。
ピチピチピチピチ、ピチピチピチピチ
ちょっとずつ前に進んでいく。
ピチピチピチピチピチピチピチピチ............
時が経った。蛍の光が流れ始める。
ピチピチピチピチピチピチピチピチ
お客秋刀魚は諦めず、前に進んでいる。しかし、まだ30センチくらいしか進んでいない。
ピチピチピチピチ、ピチピチピチピチ...
「間も無く、閉店の時間になります~。」
ピチピチピチピチ、ピチピチピチピチ
.....。
閉店時間を過ぎた。つまり、お客秋刀魚は秋刀魚へと変わったのだ。ということで、ペットの猫に食べさせた。高級な餌だ。美味しそうに食べていた。
しかし、なぜあの秋刀魚は夏はお客サマーで秋はお客秋刀魚と呼ぶことを知っていたのだろう。うーむ、うーむ、うーむ。ピカリ!!それはきっと、すごい秋刀魚だったからなのだ。
完
ハッハッハッハッハ
チリンチリンチリーン
早速最初のお客様がやってきた。夏だからお客サマーと呼ぶことにしている。そういう決まりだから。ちなみに秋はお客秋刀と呼ぶのだ。そういう決まりだから。
ハッハッハッハッハ
いらっしゃいませ~
ドアを開けると、さかながピチピチしている。これは秋刀魚だ。珍しい客だ。しかし夏だからお客秋刀魚ではなく、お客サマーと呼ぶ。そういう決まりだから。
「いらっしゃいませ。お客サマー。お好きなお席をどうぞ。」
ピチピチピチピチ、ピチピチピチピチ
お客サマーはただその場で、ピチピチしている。
「お客サマー、大丈夫ですかー?」
ピチピチピチピチ、している。
わかったぞ。この秋刀魚はお客サマーではなく秋刀魚なのだ。だからただ、ピチピチピチピチしているのだ。入って来る気がないのだ。偶然秋刀魚がいる時になんらかの謎現象でチリンチリン鳴ったのかもしれない。
「お客サマーはお客サマーではなく、ただの秋刀魚ですか?」
ピチピチピチピチ
ただその場でピチピチしている。ううむ、そうなのかな。でも何か違和感があるぞ。ううむ、ううむ。
ふと壁にかかったカレンダーを見る。今日は、と、、9/1...。秋だ!!つまりこの秋刀魚はお客秋刀魚なのだ!!
「あ、お客秋刀魚。中へどうぞ。」
ピッチ、ピッチ、ピッチ
前に進み始めた!!やはりお客秋刀魚だったのだ!!
ちょっとずつ、前に進む。飛び跳ねながら前進するお客秋刀魚。すごい、頑張れ、頑張れ。
「お客秋刀魚、がんばって下さい。がんばって下さい。」
ピチピチ、ピッチ、ピッチ
ちょっとずつ、前に進んでいく。
ピッチ、ピッチ
「すごい、すごい!!」
ピッチ、ピッチ
「すごい!!すごい!!頑張れ!!頑張れ!!」
ピッチ、ピッチ......ピッ...
ああ、乾きそうだ。水をあげなければ。
ジャジャ、ジャー
コップに水を汲み、お客秋刀魚にかける。
ジャバー
ピチピチピチピチ、ピチピチピチピチ
お客秋刀魚、復活。
ピチピチピチピチ、ピチピチピチピチ
ちょっとずつ前に進んでいく。
ピチピチピチピチピチピチピチピチ............
時が経った。蛍の光が流れ始める。
ピチピチピチピチピチピチピチピチ
お客秋刀魚は諦めず、前に進んでいる。しかし、まだ30センチくらいしか進んでいない。
ピチピチピチピチ、ピチピチピチピチ...
「間も無く、閉店の時間になります~。」
ピチピチピチピチ、ピチピチピチピチ
.....。
閉店時間を過ぎた。つまり、お客秋刀魚は秋刀魚へと変わったのだ。ということで、ペットの猫に食べさせた。高級な餌だ。美味しそうに食べていた。
しかし、なぜあの秋刀魚は夏はお客サマーで秋はお客秋刀魚と呼ぶことを知っていたのだろう。うーむ、うーむ、うーむ。ピカリ!!それはきっと、すごい秋刀魚だったからなのだ。
完
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