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 恐るべき子供 〜毅十歳〜

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「どしたん? 円香」

「あ、毅。あのさ、おっぱいって、どうやったら大きくなるの?」

「はい?」

 今を遡ること三年前。すっとんきょうな顔をする毅に円香はグチグチと呟いた。

「クラスの皆、ブラしててさ。アタシもブラ欲しいって言ったら、まだ要らないってお母さんが」

 只今、毅も円香も十歳。

 たしかに。円香は第二成長期の真っ最中だ。まだブラは必要ないだろう。
 こういった赤裸々な事も、円香は毅に話す。

 そのように毅が誘導したからだ。

 円香が大好き。隠し事はしないでね? 誰にも秘密にするから、俺だけには話してね?
 甘く囁き、抱き締める。

 へぇ? 俺に言えないんだ? 俺は円香に隠し事なんかしたことないのに。円香は俺に隠し事をするんだね? .....悲しいな。

 声をひそめ、円香の罪悪感を操り、従わせる。

 強弱つけた躾によって、円香は天真爛漫で、毅にだけは何でも話す可愛い幼馴染みに成長した。

 物心ついたころには毅にベッタリで、ぴんっと立った犬の耳と千切れんばかりに振られる尻尾の幻覚が見えるようになった円香。
 両親も困った顔で呆れつつ、二人の交流を認めていた。

「もう毅君にもらってもらうしかないわね、円香は」

「いただきます。ごちそうさまです。まどかちゃんは、僕のヨメ」

「まどか、たけしちゃんのおヨメさんなるぅぅ」

 むんっと片手を上げて円香を抱き締める五歳の毅。

 そこから、この関係はずっと続いていた。



「僕の言うことをよくきいてね? まどかちゃんは僕のおヨメさんだからね」

「うん、まどか、たけしちゃん好きぃ」

 ほっぺに、ちゅっちゅっとしながら、亭主関白だった毅。それは今も変わらない。
 微笑ましく愛しい少女を見つめる毅に、円香が雑誌を広げて見せた。

「これこれっ! コレで大きくなったって子がいるの。貯金おろして買おうかなぁって」

 円香の差し出した雑誌には、怪しげな吸引器の広告。

 こういうのって、よく見掛けるけど効果あるのかなぁ。

 胡散臭げに見る毅に、円香が窺うような眼差しで聞いてくる。

「ダメ?」

「ダメ。そんなことしなくても円香は可愛いし、円香のおっぱいっなら小さくても大きくても俺は好きだよ?」

 真っ赤に火を吹く円香の顔。素直すぎる彼女を弄り倒したくて仕方無い毅。

「そんなんより効果のある方法知ってるけど? 試してみる?」

「うんっ!」

 ああ、なんて可愛いのか。

 満面の笑みで頷く円香を、心行くまで弄り倒そうと誓う毅である。



「......ふっ、毅ぃぃ?」

 口を両手で押さえて涙目な円香。

「うん? 痛い? 我慢だよ、円香」

 毅は後ろから円香を抱き締めて座り、その未発達な胸を揉んでいた。
 十歳の毅の手にも、すっぽりと収まる小さな膨らみ。
 それを執拗に揉み、中の痼をゴリゴリと揉みほぐす。
 鋭い痛みにポロポロ泣く円香。それでも拒絶はせず、必死にその激痛に耐えていた。

「痛いね? 我慢して? コレでおっぱいが刺激されて大きくなるんだって」

 そういう話を聞いた事がある。おっぱいは揉んで育てるモノだと。
 成長期に出来る胸の痼を虐めると大きくなるとも。
 ひとしきり弄りまくり、散々円香を泣かせてから、毅はその先端を乳輪ごと掴み、クニクニと捻って引っ張った。

「ひぃ.....ぅ、ぅぅっ?」

 先程までの激痛によるものとは違う円香の反応。

 幼い喘ぎが耳に心地好い。

「気持ち悦いの? ここって、えっちな子が気持ち悦くなるんだって。円香、気持ち悦いの? やらしい子だね?」

 ぬちぬちと引っ張りまくり、先端が真っ赤になるほど虐めてから、毅は円香を解放した。

「円香が、やらしい子でも僕は好きだから。大丈夫だよ? 泣かないで?」

 腕の中で嗚咽を上げる円香が愛しくて堪らない。
 ずくりと重く疼く腹の奥の劣情に圧され、毅は円香を裏返して、そのシャツをたくしあげた。
 白く眩しい円香の膨らみを撫でて、その先端をそっと指に挟む。

「ひゃっ? 毅?」

「真っ赤だね。ホントいやらしい。恥ずかしい子だね円香」

「ごめん、ごめんね」

「.....固く勃ってる。気持ち悦いの? 正直に言って?」

「あ.....っ、.....うん、ムズムズするぅ」

「どこが?」

「...............」

 黙り込む円香の胸を掴み、再び微かな膨らみの痼を揉みほぐされ、円香は激痛に頭を仰け反らせた。

「僕に隠すの? ねぇ、円香。僕は円香が恥ずかしい子でも大好きなのに、円香は僕が好きじゃないの? こんな事でもやってあげるのに。円香が、おっぱいを大きくしたいっていうから」

「ひぁっ! 痛いぃぃっ! 痛いよぅ、毅ぃぃ」

「円香のために痛いことまでしてるんだよ? 僕は。なのに円香は隠すの?」

 泣きわめく円香を堪能してから、毅は再び胸の先端を弄り出す。
 円香の声から悲鳴が消え、甘い吐息が漏れ始めた。
 プルプル震える滑らかな肌が、ほんのり桜色に染まっている。

 たまんないよーっ、なに、この可愛い生き物っ!! 何しても従順で、舐め回してやりたいぃぃーっ!!

 頭の妄想に溺れ、毅は弄っていた円香の先端を舐めた。
 チロチロと舌を這わせ、その小さな乳輪ごと口に吸い込む。

「ひゃーっっ?! 毅っ?」

「なに? これも気持ち悦い? どんだけ恥ずかしい身体してるのさ、円香は」

 むちゅむちゅと口に含みながら、毅は興奮する。

 円香のおっぱいだ。マジかぁぁっ! 僕、円香のおっぱいを舐めてるよっ!!

 はぁはぁと息を荒らげる毅の頭を力なく押さえ、円香は頭を振り乱す。

「やぁぁんっ、毅っ、お股……が、ムズムズするぅぅっ!」

「お股が?」

 はあっと息をつき、毅は円香の股間に手を伸ばした。
 びくっと腰を引かせる円香を押さえつけ、その下着の中に手を突っ込む。

「やーっっ、何するのっ?!」

「確認。恥ずかしい子は、気持ち悦くなると、ここが濡れるんだって。いやらしいお汁が垂れるの」

「.....ぬれる?」

 きょとんとする円香から力が抜ける。その隙をついて、毅は無毛のすべらかな割れ目を撫で回した。

「本当に恥ずかしい子は、ここが熱くなって気持ち悦くて涎を垂らすんだってさ。円香は、どうなのかなぁ?」

「よだれ? そんなのたらさないもんっ!」

 にっとほくそ笑み、毅はぬちぬちと円香の割れ目を撫でる。そして敏感なお豆を見つけて、グリグリと指で押し潰した。

「へっ? えっ? .....ぁあっ?」

「どうしたの? 円香。円香のここは涎なんかたらしてないんだよね? 違うの?」

 グリグリしていた指でお豆を摘まみ、今度は掠めるようにこする毅。

「ひあっ?! ダメっ、さわんないで、毅ぃぃっ!」

「なんで? まさか、気持ち悦いの? こんな恥ずかしいところを触られて気持ち悦いのか? 円香?」

「ひぅー.....っ、んっ、んんっ」

 またもやポロポロと泣き出す円香。

 その火照った割れ目の中をクチクチとまさぐり、毅は淫猥な水音をわざとたてて円香に聞かせた。

「なにこれ? すっごい濡らしてるじゃん? 見てみ円香。僕の指、ぐっしょりなんだけど?」

 毅は、抜き出した手を円香の目の前に突きつける。
 その指先はてらてらと光り、あきらかな湿り気を帯びていた。

「はぁ..... 円香が、こんなに恥ずかしい子だったなんて。おっぱいもお股もいやらしくて、どうしようもない子だね」

「ごめ.....っ、ごめんね、毅ぃっ」

 真っ赤な顔で嗚咽をあげる円香が艶かしい。
 そんな円香を抱き締めて、毅はポンポンとあやすように背中を叩く。

「良いんだよ、円香。円香が、どんなに恥ずかしくて、いやらしい子でも僕は好きだから。お嫁さんにするから、安心してね?」

「毅ぃぃ.....」

 ぐずぐずと泣く円香の頭を抱き込んで撫でながら、毅は、にぃ~っと口角を上げた。

「だから、僕の言うことをきいてね? 絶対に他の男の子に近づいたらダメだよ? 女の子もおっぱいとかの話をする子は、やらしい子だから。なるべく近づかないで?」

 コクコクと頷く円香。

「僕は円香をお嫁さんにするから、こうして触っても良いんだけど。他の男の子に触られるのは、すっごく悪い事だからね? 手も繋いだらダメだよ? もし、触られたりしたら教えてね?」

 円香は真面目な顔で頷く。

「ホントは、僕も子供だから、こういう事をしちゃダメなんだ。だから、僕が円香に触るのは秘密だよ? お母さん達にも言ったらダメだよ?」

「大人なら良いの?」

「うん。大きくなったら、いくらでも触って良いの。結婚する相手ならね。そうじゃない人は触っちゃダメなんだ。わかる?」

「アタシは毅のお嫁さんになるから、毅は触っても良い。他の男の子はダメ。これは恥ずかしい事だから、誰にも秘密? なのよね?」

「良く出来ました。可愛いね円香は。ホントに可愛い♪」

 ちゅっちゅと頬にキスをして、毅は円香の唇を指でなぞった。

 ……いずれはここに。

 今の円香は御子様だ。キスをしても然程恥ずかしがりもしないだろう。
 もっと大きくなって、円香に羞恥心を育ててから..... 盛大に、この柔らかそうな唇を犯してやる。


 こうして巧みに洗脳し、毅は円香を純真で慎ましい恥ずかしがりやに育成していく。
 元々そういった素養が円香にはあった。毅好みの慎ましやかな雌犬になりそうな可愛らしさが。だから毅も円香にのめり込んだのだ。

 全ては、いずれ自分で犯し、散らすために。



 こうしてちゃくちゃくと進んでいた毅の紫の上計画だが、思わぬ陥穽に陥り、自分の想像以上の行為で本懐を達した。

 そんな淫靡な未来の訪れを、この頃の彼はまだ知らない。
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