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お題 スパンキング
「今日のショーだけど、千鶴さんと出ます。円香はもう身代金分あるし、お休みね」
「はあ~い」
「ちょっ、勝手に決めないで? アタシ達だってお金が必要なんだよ?」
「はい、だから順番に。すでに調教済みな千鶴さんは安心してプレイ出来るので..... ぶっつけ本番は、僕も怖いから」
アレから一週間。千鶴は毎日調教を受け、毅好みの雌犬となった。
彼女の所持金も八百万ほど戻り、次のショーで身代金の確保が可能だろう。
悶々とする薫と七海。
「あの.....焦らなくても大丈夫です。今は週一のショーですし、次の裁定まで、一人一回はやれますから。僕も覚悟を決めてやります」
「先になるほどお題がエスカレートするじゃんっ、ズルいよっ!」
「あ.....」
なるほど、それも確かだ。
かといって、誰か一人しかパートナーに出来ない。
悩む毅を優しく見つめ、千鶴は騒ぐ二人を睨みつけた。
「勝手を言うのも大概にしなさい? 買ってもらっておいて、調教は嫌、順番が遅いのも嫌。このショーがどれ程続くか分からないのよ? 身代金を稼いだあとだってあるかもしれない。さらに過激なお題がね。そうしたら、ショーに出るのは嫌とか言うの?」
そしてメモ帳を持ち出すと、二本の線を引いてアミダくじを作る。
「今日は私と決まったの。さ、次は誰にするか、貴女方で決めなさい。そして、このルーティンで回すわよ。嫌とか言わないでね。そんなこと言うなら、また己を誰かに売りなさい」
薫と七海がギョッと眼を見張る。
ここなら女性の負担は少ない。毅も優しいし、居心地が良い。他へなど行きたくはない。
薫も渋々黙り込み、素直にアミダくじへ名前を書いた。
結果、二番手は七海。三番手が薫となり、薫は両手で顔を覆って天を仰いだ。
「こうなる気がしてたぁぁ~。うん」
「天罰覿面ね。自分が嫌な事を人に押し付けようとするからよ」
辛辣に眼をすがめる千鶴。
バツ悪げに俯く薫に、毅は苦笑した。
《ladys & gentleman!! 今宵も御時間がやってまいりましたーっ! 残る奴隷らは九ペア+三名。どの組が最後の栄冠を掴むのか? お題ルーレット、スタートっ♪》
ブギーマンの言葉で回るルーレット。
ドラムロールを聞きながら、千鶴はチラリと毅を見た。
通常の中学生より結構大きい。最初は高校生かと思っていた。
ショーの中のブギーマンの言葉で初めて中学生なのだと知った千鶴である。
細めだが良い筋肉をしているし、身長もある。
凡庸に見える顔立ちだけど目鼻は整い、千鶴的には好みの精悍さだ。
そして千鶴は自分の着ている前開きの黒いワンピースを撫でた。
「ちゃんと服を着るのね」
「え? そりゃあ着るでしょう? 露出狂でもあるまいし」
何を当たり前な?
すっとんきょうな毅の顔。
そういう当たり前が他の奴隷らにはない現実を彼は知らない。
少なくとも仁志は千鶴を全裸でショーに引きずり出していた。脱がすのが手間だという理由で。
部屋でも脱げと命令するだけで、脱がされた記憶は最初の数日しかない。それも脱がすというより、剥ぎ取るだった。
益体もない事を考える千鶴の耳にシンバルが聞こえ、各ヴィジョンにお題が点滅する。
スパンキング。
「来たな~」
毅が軽く天を仰いだ。
千鶴も息を呑む。
スパンキングって、アレよね? 叩くのよね? 仁志が使ってた、大きなしゃもじみたいな奴で。短いのや、長いの。
ブギーマンらの仲裁が入るまで、千鶴は良く叩かれていた。
色々試していた仁志は、千鶴を実験台にし、揃えた道具の使い方を練習していたのだ。
加減を知らぬ素人の鞭。
最初は恐る恐るでも、こういった行為は簡単にエスカレートする。
千鶴を絶叫させて興奮する仁志の鞭はただの凶器だった。
ぶるりと震える千鶴。
それを見て毅はうっすらと笑い、その手を取った。
「大丈夫。俺を信じて?」
そういうと彼はギロチン台の首枷をスライドし、やや前屈みの膝立ちになる状態で千鶴を拘束する。
首と両手首を枷に挟まれ、その後ろが分からない千鶴。
「用意しますね」
そういうと毅は千鶴のスカートをめくり、お尻を丸出しにする。
「綺麗なお尻ですね。震えてますか? 可愛い♪」
蠱惑的な毅の声。
大きな掌で千鶴のお尻を撫で回し、毅はそっと下着を脱がせた。
「肉厚で良いお尻ですよね」
ちゅっとキスを落とし、毅の舌がお尻を這い回る。
ねっとりと舐め回され、千鶴は小さく喘いだ。
「叩く準備です。冷たいけど我慢してね?」
叩く準備?
訝る千鶴のお尻に何かが垂らされた。ヒヤリとした液体の感触に、思わず腰を引かせる千鶴。
「ローションです。湿らせておかないと、何かの弾みで皮膚が裂けたりもありますから」
こうして湿らせた方が叩くのにも都合が良いのだ。ショー向けに派手な音も鳴るし。
ぬちゃぬちゃと両手で千鶴のお尻にローションを塗り込み、毅の指が奥の窄まりにも潜り込む。
「ひっ? ぁっ、ぁぁんっ」
ぬちぬちと蕾を深くまさぐられ、千鶴は甘い喘ぎを上げた。
思わず毅の頬が緩む。
毅が躾た雌犬だ。自分の掌で思うがまま。なんと淫靡な光景か。
「良い声で啼きますね。千鶴さん、ここ好きですものね」
トロリと興奮気味な毅の声が、さらに千鶴を煽る。
毅君に見られてるだけで、御腹が疼くわ..... ぁっ、また指が孔にぃっっ!
プルプルと震えるお尻を掴み、毅は軽くペチペチと叩くとその腰を横から抱える。
そして狭い蕾に太いバイブを捩じ込んだ。
「あーーっ?! ひっ? たっ、毅君? 叩くんじゃっ?」
ぐにぐにと掻き回しながら、毅は何度もバイブを抜き差しする。散々調教され、毅に慣らされた千鶴の身体は玩具を咥えて大喜びだ。
途端に甘い喘ぎを漏らす可愛い雌犬。
「.....悦いぃっ、ぁっ、ダメぇぇっ」
腰を捩る千鶴を昂らせ、執拗に中を掻き回して、毅は軽くお尻でイカせる。
ホント、快感を拾うのが上手になったよなぁ。
容易くトロトロになる雌犬の出来具合に満足げな毅。
「しっかり締めててくださいね? コレを落としたらお仕置きですから」
そういうと、毅は愉悦でトロトロにした千鶴の蕾に、深々とバイブを呑み込ませた。
臍の裏まで穿つ太い玩具に背筋を震わせ、千鶴は何をされているのか分からない。
「行きますよ?」
毅が千鶴の細い腰を抱えて、そのお尻を容赦なく叩く。
スパァーンっと甲高い音がして、千鶴の尻たぶが大きく揺れた。
「っっっ、あーーーーっ!!」
いきなりの痛みに絶叫する千鶴。その千鶴に捩じ込まれた玩具が、すずっと押し出された。
「あれ? バイブが出てきちゃってますよ? ほら、もっと締めて?」
はっとした千鶴は必死にお尻を締める。しかし軽くイカされるくらい蕩かされた中はヌルヌルで、徐々に抜けていく玩具を止められない。
「ふふっ、必死に締めてるお尻が可愛い。頑張って?」
再び甲高い音が鳴り、何度も叩かれる千鶴。
スパァンっと叩かれる度に、ず……、すず……と抜けていく玩具。
「ひぁっ! あっ! ひーっ!!」
痛いと思う間もない。腹の底にまで響く激しいスパンキングに、抜け落ちそうな太いバイブ。
あああっ、だめっ、抜けないでぇっ!
涙眼で必死な千鶴。だが、その抵抗も虚しく、十回ほど叩かれたあと、千鶴のお尻から玩具が抜け落ちた。
ゴトリと落ちた玩具を見て、毅が淫猥に微笑む。
観客達から感嘆の声が漏れ、毅らの周囲を忙しなく回るドローン。
「お仕置きですねぇ。どうしましょうか?」
そう言うと毅は千鶴の尻たぶを掴み、限界まで割り開いて剥き出しになった蕾に己の物を捩じ込んだ。
「あーーーーっ!!」
メリメリと柔かな肉襞を抉じ開ける一物。
いきなり呑み込まされ、微かな痛みを感じたが、すでにバイブでグチャグチャにされた千鶴のお尻は、容易く毅のモノを受け入れていた。
「これなら抜けませんね? 続けますよ?」
臍の上まで届く毅のモノに串刺しにされ、身動きも取れない千鶴のお尻を、毅は力一杯叩いた。
スパァンと鳴る度に上がる悲鳴。しかしソレに含まれる甘い喘ぎを毅は見逃さない。
「お? 叩かれてるのに気持ち悦いの? 変だなぁ? ほら、中がきゅんきゅん締まってますよ?」
「.....だって、たっ、毅君のがぁ、.....あっ!」
「えー? 俺、動いてもないんだけど?」
クスクスと笑いながら、再び叩く毅。
渾身のスパンキングは深く、その振動と刺激を千鶴の腹の奥に叩きつける。
きゅうううっと千鶴の子宮が疼き、直腸を限界にまで拡げている毅のモノの熱さをもビンビンに感じさせた。
渦巻く熱さが千鶴を追い詰める。イけそうでイけないもどかしさ。咥えこんだ毅の一物で、千鶴の内部は蕩けきっている。
動いて欲しい…… もっと刺激して欲しい。あと少し…… あ……
「もっとっ! 毅君っ、もっと叩いてぇーっ!」
千鶴の言葉に、どよめく観客。
はぁはぁと息を荒らげ、真っ赤な顔で呑み込めぬ唾液を口の端から垂らす千鶴の姿は、演技などではない。
こういった玄人の観客達には瞬時に理解出来た。
彼女は叩かれて感じているのだと。
まさにその通りで、千鶴は疼く身体に身悶えていた。
……イキたい。刺激が欲しい。
玩具と毅のモノで高まらされた身体は蕩け、さらなる刺激を渇望している。
「えぇー? 叩かれてるのに、佳がり狂うとかぁ。千鶴さん、淫乱すぎぃ♪」
イラマチオの時同様、毅によって、苦しさ辛さを快感に連結させる調教をずっと受けてきた千鶴は、激痛の中からも淫らな愉悦を拾いあげる。
……ああ、なんて可愛い雌犬だろう。
叩きまくられて真っ赤に染まった尻たぶを撫で、毅は、うっとりと自分の手形を見つめる。
叩かれる痛みと恐怖をそらすため、毅は千鶴に玩具を意識させた。
玩具を落とさないよう必死に締めていた千鶴は、知らぬ間に痛みに慣らされたのだ。
人間は慣れる生き物である。一過性の痛みなどすぐに覚え、その奥を刺激する愉悦を拾うようになる。
猛り狂った毅の一物を呑み込んでいれば、ソレを拾うのも容易いこと。
「仕方無いなぁ。お仕置きなのに感じてるなんて」
ずるりと一物を引き出し、毅は千鶴の腰を掴んだ。
「じゃ、本気で行きます。泣いても知りませんよ?」
ニヤニヤ笑いながら揶揄する毅。
すでに泣きっぱなしの千鶴に舌なめずりし、彼は千鶴のお尻をひっぱたいた。
「あーーーーっ! 悦ぃぃっ! ぁっ!」
刺激を渇望する千鶴は、毅のスパンキングに悶え狂う。
串刺しにしていた一物がなくなってしまった事で、その高まりは行き場を失い、もっと激しい刺激を求めていた。
「悦いねぇ? ホントに困った雌犬だなぁ。恥ずかしい子だけど、そこが可愛いよね♪」
何度もひっぱたく毅。
スパァンっと突き抜けるソレに、じわじわと愉悦を刺激され、千鶴はビクビク震え出した。
早く早くと疼き、腹の奥で暴れる何か。
「.....もっと! もっとしてぇ? .....ぁぅっ? あ、ぁああっ!」
全身を汗で滑らせて火照る千鶴。
「あげるよ、いくらでも。可愛いねぇ? 真っ赤で、すっげぇエロいよ、この尻♪」
うっとりと興奮気味な毅の声に鼓膜を舐められ、ゾワゾワと背筋を駆け上る快感に千鶴は眼を見開いて絶叫した。
「ふぁっ?! ダメっ! もっ? も.....っ?! イクうぅぅぅぅーーーーっっ!!」
腹の奥で暴れていた愉悦の坩堝が爆発する。あまりの衝撃でビクビクと痙攣する千鶴のお尻。
目の奥が真っ白になり、弓なりに全身をしらなせたまま硬直する千鶴。
「くっ.....はぁ.....ぁ ぁ..... .....」
凄まじい快感に声も継げず、くたりと千鶴は軽く失神した。
いつの間にか股間を濡らす盛大な蜜が、ポタリと糸を引いて床に数滴したたっている。
すると毅が片手をぐっと大きくあげた。
途端、怒濤の拍手が鳴り響き、大歓声がルームを埋め尽くす。
《お見事おぉぉおっっ!! わたくしも長く雌犬調教を開催しておりますが、ショーで雌犬を叩いてイカせた強者は初見でございますっ!! 満っっ点ーーーっっ!! 脱帽だぁぁーーーっ!!》
沸き返る会場。
リクエストの嵐。
信じられないくらい深い絶頂の余韻に浸り、胡乱げな千鶴を拘束から外して、毅は優しく微笑んだ。
「お疲れ様。素敵でしたよ、千鶴さん」
甘く蕩けた毅の笑顔。
ああ、そうよ。私はこうして愛でて欲しかったんだわ。
満足感に満たされた千鶴にキスをし、毅はキツく抱き締めた。
そして己の腫れ上がった掌を握りしめる。
.....っってぇぇっ! 調子に乗りすぎたかな。メチャクチャ痛えぇぇっ!!
今回の賞金は一億をこえ、さっくりと千鶴の身代金を確保した毅である。
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