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この話は勿論フィクションです。
お狐様は巫女さんがお気に入り
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「結殿」
「えっと……どなたですか?」
えらく顔の整った美青年(狐耳)に声を掛けられ、不思議に思いながらも若干顔を赤くしながら私は答える。
「何を言っておる。ワシは貴殿らの世界で言う所のお狐様とやらだ」
「えっと……?」
何かの冗談かと思ったが、狐耳生えてるし、何より基本の事は信じるタイプの性格なので私はすぐ信じた。
「何故結殿の元に現れたかと言うとだな……。どうやら結殿に惚れてしまったらしい」
「ほっ!?」
思わず声を荒げてしまう。
だって、狐耳生えてるとは言え美青年でありイケヴォだし……。正直全然ありなんだけど……。
「ごめんなさい」
「なっ!?」
普通に驚くお狐様。
……。
「そそ、そんなんだったら毎日来てやる! OKするまで毎日来てやるからな!」
とワタワタしながら言い放つお狐様。
何だこの可愛い生き物は。
「じゃ、今日の所は!」
と、お狐様はその場から消えてしまう。
私はしばらくこの余韻に浸っていた。
「えっと……どなたですか?」
えらく顔の整った美青年(狐耳)に声を掛けられ、不思議に思いながらも若干顔を赤くしながら私は答える。
「何を言っておる。ワシは貴殿らの世界で言う所のお狐様とやらだ」
「えっと……?」
何かの冗談かと思ったが、狐耳生えてるし、何より基本の事は信じるタイプの性格なので私はすぐ信じた。
「何故結殿の元に現れたかと言うとだな……。どうやら結殿に惚れてしまったらしい」
「ほっ!?」
思わず声を荒げてしまう。
だって、狐耳生えてるとは言え美青年でありイケヴォだし……。正直全然ありなんだけど……。
「ごめんなさい」
「なっ!?」
普通に驚くお狐様。
……。
「そそ、そんなんだったら毎日来てやる! OKするまで毎日来てやるからな!」
とワタワタしながら言い放つお狐様。
何だこの可愛い生き物は。
「じゃ、今日の所は!」
と、お狐様はその場から消えてしまう。
私はしばらくこの余韻に浸っていた。
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