21 / 30
俺好みの美少女に間違いない!
第21話 「妄想と現実とやらないか」
しおりを挟む
俺たちは『みんなの大衆浴場』に着いた。
それほど大きな建物ではなく、浴槽なんかはひとつしかないんじゃないかと思わせるサイズだ……ひとつ……ホントにひとつしかなかったりして。
ひょっとして、ひょっとしてだけど……混浴だったりして……
俺は女子たちの方を見た。
い、一緒にお風呂に入れたりして……皆んなの身体の洗いっこが見られるじゃありませんか?
混浴だから甲冑少女は甲冑を着込んだままなのか? いや、それはない……はず。
俺ひとり興奮していると、もうひとり興奮しているヤツがいた。
「い、一緒にに入れるの? アハハハ」
鼻息を荒くして女子に聞くイマダン。
「オマエはアホか! オマエはアッチだ!」
魔童女は玄関の中の二つのドアの向こう側を指差して怒鳴った。
だよねぇ~、俺たちはガッカリして男湯の方へ入っていった。
案の定、更衣室は狭く脱衣服置き場のセキュリティーも甘い。
イマダンは素早く服を脱いだ。
「替えの下着、どうしよう?」
ここでやっと、お風呂セットの重要性に気付いたか。
「まっ、いいか」
いいのか?
イマダンは浴槽に続く扉を開いた。
予想通りの狭さだ。
浴室は五人も入ればギュウギュウなスペースで、浴槽も二人で満杯だ。
壁は木の板で地面はタイルで敷き詰められていた。
客もオジサンひとりだけだ。
イマダンは身体を軽く洗って湯船に浸かった。
「あぁ~」
お爺さんのような腑抜けた声が、小さな浴場に響き渡った。
なんて気持ちよさそうな雄叫びなんだ。
俺もお湯に触ってみたが、濡れも熱くもない。
俺、見えるけど実体はないんだ……
触れてみても浴槽のお湯が波立たないのを見て、改めて実感する虚しさ……
操作盤の上に積み上がったコイン……操作盤を揺らしても、叩いてもコインは落ちない。
でも一枚一枚手で取って持てる。
俺やゲーム操作盤などは物理法則など関係ないのだろう……
お風呂に来たのに入る事が出来ない俺は、せめて妄想だけでもと目を閉じた。
テレビで見た、人が滅多に訪れない山奥の岩に囲まれた秘境温泉……
誰にもジャマされずにのんびりとお湯に浸る解放感……ああ、極楽極楽……でも、なんだか少し……寂しい……
チャプチャプ……お湯が動く音……ピチャンと水滴の音……キャッキャウフフ……えっ?
女の子の声?
俺は目を見開き、木の板で仕切られた壁を見た。
女性の声がする方の木の壁は、ほかと構造が違ってあとから改修した感じで板が薄い感じがする。
その板は浴槽を横断し半分にしているかのようだ。
そうか、元々ひとつの浴場を男湯と女湯に分けたんだ。
それで浴室を広くするため隔てた板を薄くしたんだ、きっと!
そうだよ、隣は女湯じゃないか! この薄い壁の向こうに彼女たちがキャッキャウフフと洗いっこをしている……天国だ……妄想だけなら怒られないぞ、相棒!
俺はワクワクしながら相棒を見た。
わっ! 相棒は薄い壁に、思いっきり耳を当てて彼女らの楽しそうな声を聞いているではないか!
しかも木の板に隙間がないか、隈なくチェックしている。
俺を超える行動力、ヤツに身体を取られて負けたのはこういう所だったのか!
……悔しい!
俺も木の板の隙間を探したが、びっしりと塞がっていて向こう側が見えない。
木の壁の向こうから女子の声がする……でもなにを話しているかまでは分からない。
ガッカリした相棒は勢いよく浴槽から出た。
相棒の目はギンギンに見開き、下の相棒もギンギンだ!
まったくコイツは……羨ましいな!
その時、ひとりしかいない客のオジサンがギンギンの相棒のギンギンの相棒を見て、笑みを浮かべて興奮するように声をかけた。
「おまえもコッチ系か、おれとやらないか?」
オジサンはどうやらソッチ系で男湯で興奮しているイマダンを仲間だと思ったらしい。
アッチ系ではないイマダンは急いで浴室から出て、速攻で服を着て男湯を飛び出した。
本来なら出口で皆んなが出て来るのを待っているのが正しいがオジサンか彼女たちか、ドッチが先に出て来るか分からない。
オジサンに待っていると勘違いされたらたまったものではない。
「オジサン、怖い‼︎」
イマダンは一目散に『みんなの大衆浴場』から逃げ出した。
***
全速力で村を走り抜けた。
「はぁ、はぁ、はぁ!
ここまで来ればもう安全だ……ここはどこだ?」
イマダンは迷子になった。
人っ子一人歩いていない周りを不安げに見渡した。
空は日が沈みかけ、丸い月が見え始めた。
帰る宿を探すのをやめたイマダンは月を見つめながら当てもなく歩き出した。
「ああ、ここ……異世界なんだ……
おれ、ちゃんと生きていけるのかな……」
ああ、そうなんだ、コイツも俺と同じ境遇なんだよな……
俺も丸い満月を見上げた。
「皆んなもキツイよな……あんなにコキ使わなくてもいいのに……」
あはは……確かに。
女子の中に男ひとりだと、こうなり易いんじゃないかな……
「あっ!」
イマダンは人里離れた場所にベンチがあるのを発見し、そこに腰を下ろした。
「ふ~!」
木に囲まれたベンチは昼間でも日が当たらず、さらに見通しが悪そうなので、人目を気にせずゴロ寝出来そうだ。
「おれ……戦ったよな……それであのサンタさん、倒したよな……」
イマダンは自分の手を見ながら、あの戦闘を思い出していた。
神はどのような記憶をイマダンに与えたのかは知らないが彼はイマイチ納得はしていないようだ。
「まさに無双、チート、おれTUEEEじゃないか!
おれ、勇者になれるんじゃねえ」
納得していないんじゃなくて、満足していたのか!
妄想も大概にしろよ!
言っておくけど俺の力だからな、俺がゲームをしたおかげだからな!
……ゲームのおかげなのか……
俺はゲーム操作盤を見て、この中のゲームソフトのおかげ……俺の強さは関係ない……確かに操作盤を操っていたのは俺だが、攻撃力自体はゲームのパラメーターの強さ、これが現実なんだ……
神からもらったチート能力は本来の自分の力ではなく、本当に神からもらったものなんだ……
「お、おれ……勇者なんだから……ハーレム作ったってイイよな!
彼女たちだって、ハーレム要員だから側にいるんだよな」
コラ! モトダンはグランドマザコンだから手を出すはずがないだろ!
「あ~、ヤリて~」
勇者はハーレムなんか作らない。
コイツの監視をしっかりやらなくては。
「君、今『ヤリて~』って言わなかったかい」
目の前に見知らぬオジサンが現れて声を掛けて来た。
「は、はぁ~」
イマダンは意味が分からず、軽く返事をした。
「このベンチはねぇ、僕と同じ趣味の人専用のベンチなんだ。
君もヤリたいんだろ、男の中の男をやりたいんだろ」
男の中の男! イマダンは夜の大人の店の勧誘と思ったのだろう、顔がニヤけて浮き足立った。
コイツ、俺の目の前で大人の階段を登る気か。
「そうか!
僕も我慢出来なかったんだ! 君は若くてイケメンだからね。
僕とやらないか」
「えっ?」
俺もイマダンも要領が掴めない。
オジサンはさっそくズボンを脱ぎ出し、おしりをこちらに向けた。
「さあ! 男の中に男を突っ込んでくれ!」
「うわーー‼︎」
イマダンは一目散に逃げ出した。
***
走り抜けた先に宿屋があり、部屋に飛び込んだ。
「はぁーはぁーはぁー! 嫌な汗をかいてしまった、はぁーはぁー!」
風呂に入ったばかりなのに、もう汗びっしょりなイマダン。
彼は服を全部脱いで、全裸でベッドにダイブした。
しかし、この村の男たちは皆んなそうなのか?
一日に二人も、しかも短時間に出会うなんて。
イマダンはしばらく大人しくしていたが、なんだかイヤな声がする。
これだけ汗をかいて散々な目にあったんだから、もう寝ろ!
「み、皆んなでお風呂……裸でお風呂……キャッキャウフフ……オッパイ……」
止めろぉ! またオッパじめるつもりかぁ!
「オ、オッパイ……」
“ドンドン!”
「オ、オジサン……⁉︎」
“ドンドン”
「キュピ!」
また激しくドアを叩く音がした。
今、レッドキャップのカワイイ悲鳴が? どこだ、どこにいる! イマダンの悲鳴か……
いや、その前にオジサンって言ったよな!
どういう事だ。
慌てふためきながら服を着替えて、ドアを開けた。
そこには女子たちがそろっていた。
「ち、違うんだ!」
魔童女はイマダンにツッコまずに、言い放った。
「オマエはクビだ![You're fired!]」
え~! なんでぇ~⁉︎
「え~! なんでぇ~⁉︎」
俺はまたトランプのカードを思い出した。
それほど大きな建物ではなく、浴槽なんかはひとつしかないんじゃないかと思わせるサイズだ……ひとつ……ホントにひとつしかなかったりして。
ひょっとして、ひょっとしてだけど……混浴だったりして……
俺は女子たちの方を見た。
い、一緒にお風呂に入れたりして……皆んなの身体の洗いっこが見られるじゃありませんか?
混浴だから甲冑少女は甲冑を着込んだままなのか? いや、それはない……はず。
俺ひとり興奮していると、もうひとり興奮しているヤツがいた。
「い、一緒にに入れるの? アハハハ」
鼻息を荒くして女子に聞くイマダン。
「オマエはアホか! オマエはアッチだ!」
魔童女は玄関の中の二つのドアの向こう側を指差して怒鳴った。
だよねぇ~、俺たちはガッカリして男湯の方へ入っていった。
案の定、更衣室は狭く脱衣服置き場のセキュリティーも甘い。
イマダンは素早く服を脱いだ。
「替えの下着、どうしよう?」
ここでやっと、お風呂セットの重要性に気付いたか。
「まっ、いいか」
いいのか?
イマダンは浴槽に続く扉を開いた。
予想通りの狭さだ。
浴室は五人も入ればギュウギュウなスペースで、浴槽も二人で満杯だ。
壁は木の板で地面はタイルで敷き詰められていた。
客もオジサンひとりだけだ。
イマダンは身体を軽く洗って湯船に浸かった。
「あぁ~」
お爺さんのような腑抜けた声が、小さな浴場に響き渡った。
なんて気持ちよさそうな雄叫びなんだ。
俺もお湯に触ってみたが、濡れも熱くもない。
俺、見えるけど実体はないんだ……
触れてみても浴槽のお湯が波立たないのを見て、改めて実感する虚しさ……
操作盤の上に積み上がったコイン……操作盤を揺らしても、叩いてもコインは落ちない。
でも一枚一枚手で取って持てる。
俺やゲーム操作盤などは物理法則など関係ないのだろう……
お風呂に来たのに入る事が出来ない俺は、せめて妄想だけでもと目を閉じた。
テレビで見た、人が滅多に訪れない山奥の岩に囲まれた秘境温泉……
誰にもジャマされずにのんびりとお湯に浸る解放感……ああ、極楽極楽……でも、なんだか少し……寂しい……
チャプチャプ……お湯が動く音……ピチャンと水滴の音……キャッキャウフフ……えっ?
女の子の声?
俺は目を見開き、木の板で仕切られた壁を見た。
女性の声がする方の木の壁は、ほかと構造が違ってあとから改修した感じで板が薄い感じがする。
その板は浴槽を横断し半分にしているかのようだ。
そうか、元々ひとつの浴場を男湯と女湯に分けたんだ。
それで浴室を広くするため隔てた板を薄くしたんだ、きっと!
そうだよ、隣は女湯じゃないか! この薄い壁の向こうに彼女たちがキャッキャウフフと洗いっこをしている……天国だ……妄想だけなら怒られないぞ、相棒!
俺はワクワクしながら相棒を見た。
わっ! 相棒は薄い壁に、思いっきり耳を当てて彼女らの楽しそうな声を聞いているではないか!
しかも木の板に隙間がないか、隈なくチェックしている。
俺を超える行動力、ヤツに身体を取られて負けたのはこういう所だったのか!
……悔しい!
俺も木の板の隙間を探したが、びっしりと塞がっていて向こう側が見えない。
木の壁の向こうから女子の声がする……でもなにを話しているかまでは分からない。
ガッカリした相棒は勢いよく浴槽から出た。
相棒の目はギンギンに見開き、下の相棒もギンギンだ!
まったくコイツは……羨ましいな!
その時、ひとりしかいない客のオジサンがギンギンの相棒のギンギンの相棒を見て、笑みを浮かべて興奮するように声をかけた。
「おまえもコッチ系か、おれとやらないか?」
オジサンはどうやらソッチ系で男湯で興奮しているイマダンを仲間だと思ったらしい。
アッチ系ではないイマダンは急いで浴室から出て、速攻で服を着て男湯を飛び出した。
本来なら出口で皆んなが出て来るのを待っているのが正しいがオジサンか彼女たちか、ドッチが先に出て来るか分からない。
オジサンに待っていると勘違いされたらたまったものではない。
「オジサン、怖い‼︎」
イマダンは一目散に『みんなの大衆浴場』から逃げ出した。
***
全速力で村を走り抜けた。
「はぁ、はぁ、はぁ!
ここまで来ればもう安全だ……ここはどこだ?」
イマダンは迷子になった。
人っ子一人歩いていない周りを不安げに見渡した。
空は日が沈みかけ、丸い月が見え始めた。
帰る宿を探すのをやめたイマダンは月を見つめながら当てもなく歩き出した。
「ああ、ここ……異世界なんだ……
おれ、ちゃんと生きていけるのかな……」
ああ、そうなんだ、コイツも俺と同じ境遇なんだよな……
俺も丸い満月を見上げた。
「皆んなもキツイよな……あんなにコキ使わなくてもいいのに……」
あはは……確かに。
女子の中に男ひとりだと、こうなり易いんじゃないかな……
「あっ!」
イマダンは人里離れた場所にベンチがあるのを発見し、そこに腰を下ろした。
「ふ~!」
木に囲まれたベンチは昼間でも日が当たらず、さらに見通しが悪そうなので、人目を気にせずゴロ寝出来そうだ。
「おれ……戦ったよな……それであのサンタさん、倒したよな……」
イマダンは自分の手を見ながら、あの戦闘を思い出していた。
神はどのような記憶をイマダンに与えたのかは知らないが彼はイマイチ納得はしていないようだ。
「まさに無双、チート、おれTUEEEじゃないか!
おれ、勇者になれるんじゃねえ」
納得していないんじゃなくて、満足していたのか!
妄想も大概にしろよ!
言っておくけど俺の力だからな、俺がゲームをしたおかげだからな!
……ゲームのおかげなのか……
俺はゲーム操作盤を見て、この中のゲームソフトのおかげ……俺の強さは関係ない……確かに操作盤を操っていたのは俺だが、攻撃力自体はゲームのパラメーターの強さ、これが現実なんだ……
神からもらったチート能力は本来の自分の力ではなく、本当に神からもらったものなんだ……
「お、おれ……勇者なんだから……ハーレム作ったってイイよな!
彼女たちだって、ハーレム要員だから側にいるんだよな」
コラ! モトダンはグランドマザコンだから手を出すはずがないだろ!
「あ~、ヤリて~」
勇者はハーレムなんか作らない。
コイツの監視をしっかりやらなくては。
「君、今『ヤリて~』って言わなかったかい」
目の前に見知らぬオジサンが現れて声を掛けて来た。
「は、はぁ~」
イマダンは意味が分からず、軽く返事をした。
「このベンチはねぇ、僕と同じ趣味の人専用のベンチなんだ。
君もヤリたいんだろ、男の中の男をやりたいんだろ」
男の中の男! イマダンは夜の大人の店の勧誘と思ったのだろう、顔がニヤけて浮き足立った。
コイツ、俺の目の前で大人の階段を登る気か。
「そうか!
僕も我慢出来なかったんだ! 君は若くてイケメンだからね。
僕とやらないか」
「えっ?」
俺もイマダンも要領が掴めない。
オジサンはさっそくズボンを脱ぎ出し、おしりをこちらに向けた。
「さあ! 男の中に男を突っ込んでくれ!」
「うわーー‼︎」
イマダンは一目散に逃げ出した。
***
走り抜けた先に宿屋があり、部屋に飛び込んだ。
「はぁーはぁーはぁー! 嫌な汗をかいてしまった、はぁーはぁー!」
風呂に入ったばかりなのに、もう汗びっしょりなイマダン。
彼は服を全部脱いで、全裸でベッドにダイブした。
しかし、この村の男たちは皆んなそうなのか?
一日に二人も、しかも短時間に出会うなんて。
イマダンはしばらく大人しくしていたが、なんだかイヤな声がする。
これだけ汗をかいて散々な目にあったんだから、もう寝ろ!
「み、皆んなでお風呂……裸でお風呂……キャッキャウフフ……オッパイ……」
止めろぉ! またオッパじめるつもりかぁ!
「オ、オッパイ……」
“ドンドン!”
「オ、オジサン……⁉︎」
“ドンドン”
「キュピ!」
また激しくドアを叩く音がした。
今、レッドキャップのカワイイ悲鳴が? どこだ、どこにいる! イマダンの悲鳴か……
いや、その前にオジサンって言ったよな!
どういう事だ。
慌てふためきながら服を着替えて、ドアを開けた。
そこには女子たちがそろっていた。
「ち、違うんだ!」
魔童女はイマダンにツッコまずに、言い放った。
「オマエはクビだ![You're fired!]」
え~! なんでぇ~⁉︎
「え~! なんでぇ~⁉︎」
俺はまたトランプのカードを思い出した。
10
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
悪徳貴族の、イメージ改善、慈善事業
ウィリアム・ブロック
ファンタジー
現代日本から死亡したラスティは貴族に転生する。しかしその世界では貴族はあんまり良く思われていなかった。なのでノブリス・オブリージュを徹底させて、貴族のイメージ改善を目指すのだった。
転生したら領主の息子だったので快適な暮らしのために知識チートを実践しました
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
不摂生が祟ったのか浴槽で溺死したブラック企業務めの社畜は、ステップド騎士家の長男エルに転生する。
不便な異世界で生活環境を改善するためにエルは知恵を絞る。
14万文字執筆済み。2025年8月25日~9月30日まで毎日7:10、12:10の一日二回更新。
辺境領主は大貴族に成り上がる! チート知識でのびのび領地経営します
潮ノ海月@2025/11月新刊発売予定!
ファンタジー
旧題:転生貴族の領地経営~チート知識を活用して、辺境領主は成り上がる!
トールデント帝国と国境を接していたフレンハイム子爵領の領主バルトハイドは、突如、侵攻を開始した帝国軍から領地を守るためにルッセン砦で迎撃に向かうが、守り切れず戦死してしまう。
領主バルトハイドが戦争で死亡した事で、唯一の後継者であったアクスが跡目を継ぐことになってしまう。
アクスの前世は日本人であり、争いごとが極端に苦手であったが、領民を守るために立ち上がることを決意する。
だが、兵士の証言からしてラッセル砦を陥落させた帝国軍の数は10倍以上であることが明らかになってしまう
完全に手詰まりの中で、アクスは日本人として暮らしてきた知識を活用し、さらには領都から避難してきた獣人や亜人を仲間に引き入れ秘策を練る。
果たしてアクスは帝国軍に勝利できるのか!?
これは転生貴族アクスが領地経営に奮闘し、大貴族へ成りあがる物語。
《作者からのお知らせ!》
※2025/11月中旬、 辺境領主の3巻が刊行となります。
今回は3巻はほぼ全編を書き下ろしとなっています。
【貧乏貴族の領地の話や魔導車オーディションなど、】連載にはないストーリーが盛りだくさん!
※また加筆によって新しい展開になったことに伴い、今まで投稿サイトに連載していた続話は、全て取り下げさせていただきます。何卒よろしくお願いいたします。
裏切られ続けた負け犬。25年前に戻ったので人生をやり直す。当然、裏切られた礼はするけどね
竹井ゴールド
ファンタジー
冒険者ギルドの雑用として働く隻腕義足の中年、カーターは裏切られ続ける人生を送っていた。
元々は食堂の息子という人並みの平民だったが、
王族の継承争いに巻き込まれてアドの街の毒茸流布騒動でコックの父親が毒茸の味見で死に。
代わって雇った料理人が裏切って金を持ち逃げ。
父親の親友が融資を持ち掛けるも平然と裏切って借金の返済の為に母親と妹を娼館へと売り。
カーターが冒険者として金を稼ぐも、後輩がカーターの幼馴染に横恋慕してスタンピードの最中に裏切ってカーターは片腕と片足を損失。カーターを持ち上げていたギルマスも裏切り、幼馴染も去って後輩とくっつく。
その後は負け犬人生で冒険者ギルドの雑用として細々と暮らしていたのだが。
ある日、人ならざる存在が話しかけてきた。
「この世界は滅びに進んでいる。是正しなければならない。手を貸すように」
そして気付けは25年前の15歳にカーターは戻っており、二回目の人生をやり直すのだった。
もちろん、裏切ってくれた連中への返礼と共に。
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる
竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。
評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。
身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる