1 / 51
王道って何ですか?
1
しおりを挟む
ああ、もう。
暑い。ものすごく暑いです。
なんですか。この猛暑。異常じゃないですか? 頭からダラダラと汗が出てくるの、止めらんないですよ。ハンドタオル必須ですよ。制汗スプレーも、もう切れそうですよ。あっついですよ。んもう。あ~。
なのに。なんですか? なんなんですか?
「おはようございます! 会長!」
「はよっす!」
「会長様~! おはようございます~!!」
会長、会長と騒ぐこの学内の生徒たちは。
暑さなんてものともしてない。羨ましいなぁ、こんちくしょう。
そんなにいいですか? ウチの生徒会長は。そんなに騒ぐほどのものですか? たかが男子高校生ですよ?
確かに顔は稀にしか見ない美形だし、スラリとした長身だし、足長いモデル体型だし、成績優秀だし、運動神経抜群だし、皆からの信頼は厚い、し……。
ま、まぁ、とにかく。そこまで騒ぐほどのことじゃないはずです。なのにこの人気ぶり。正直暑苦しいです。ただでさえ暑いこの気温を、人的な熱気がさらに上昇させてます。
生徒会長だってほら、暑くてだるいに決まって……
「おはようございます。今日も昨夜同様に暑い日ですが、皆さん水分補給を忘れず頑張りましょうね」
「「きゃあああああ!! 頑張ります~!!!」」
うおおっ! 痛い!!
暑さに加えて野太さマックスのS・E・I・E・N! いらねー!
皇若菜。高校二年生。
ウチの生徒会長様の名前です。可愛らしい名前とは裏腹に、本人は誰しもが認める男前です。隣の女子校や他の高校の女子からもファンが集うほど、生徒会長様は人気なのです。まぁ、生徒会そのものが一種のアイドルグループかっていう男前の集いなのですが、その実績は本物。顔だけで務められるほど、ここの学校は甘くないのです。バリバリの進学校ですし。
しかし人気は女子だけのものではなく。男子校である我が校の生徒のほとんどが、この皇会長を慕っているのです。いや、慕うっていう可愛いもので終われば問題は全くないのですが。その先を行くのが「学園モノの王道だろJK(by.友人)」とのことです。正直よくわからん。
で、その生徒会長様は六クラス中のトップクラスである特進クラスに在籍しているため(その周りに親衛隊という名の不思議とむさくるしくないけどキャンキャンうっさいバリケードがある)、平均点キープの平凡顔の平凡人生を歩み続けるいわゆる「平凡くん(by.友人←うっせぇよ)」である僕が関わることなんて絶対にないこと……のはずだったのですが。
「暑い……もう駄目。クーラーとウォーターが必要です……」
「だらしない声をあげながら入室しないでくれますか。こちらのモチベーションが下がります。それにたかだかこの程度の暑さで根をあげるとは。お前、明日にでも死ぬんじゃないですか?」
なぜか寮の同室者なんですよね~。はは……。
この猫かぶりめ!
暑い。ものすごく暑いです。
なんですか。この猛暑。異常じゃないですか? 頭からダラダラと汗が出てくるの、止めらんないですよ。ハンドタオル必須ですよ。制汗スプレーも、もう切れそうですよ。あっついですよ。んもう。あ~。
なのに。なんですか? なんなんですか?
「おはようございます! 会長!」
「はよっす!」
「会長様~! おはようございます~!!」
会長、会長と騒ぐこの学内の生徒たちは。
暑さなんてものともしてない。羨ましいなぁ、こんちくしょう。
そんなにいいですか? ウチの生徒会長は。そんなに騒ぐほどのものですか? たかが男子高校生ですよ?
確かに顔は稀にしか見ない美形だし、スラリとした長身だし、足長いモデル体型だし、成績優秀だし、運動神経抜群だし、皆からの信頼は厚い、し……。
ま、まぁ、とにかく。そこまで騒ぐほどのことじゃないはずです。なのにこの人気ぶり。正直暑苦しいです。ただでさえ暑いこの気温を、人的な熱気がさらに上昇させてます。
生徒会長だってほら、暑くてだるいに決まって……
「おはようございます。今日も昨夜同様に暑い日ですが、皆さん水分補給を忘れず頑張りましょうね」
「「きゃあああああ!! 頑張ります~!!!」」
うおおっ! 痛い!!
暑さに加えて野太さマックスのS・E・I・E・N! いらねー!
皇若菜。高校二年生。
ウチの生徒会長様の名前です。可愛らしい名前とは裏腹に、本人は誰しもが認める男前です。隣の女子校や他の高校の女子からもファンが集うほど、生徒会長様は人気なのです。まぁ、生徒会そのものが一種のアイドルグループかっていう男前の集いなのですが、その実績は本物。顔だけで務められるほど、ここの学校は甘くないのです。バリバリの進学校ですし。
しかし人気は女子だけのものではなく。男子校である我が校の生徒のほとんどが、この皇会長を慕っているのです。いや、慕うっていう可愛いもので終われば問題は全くないのですが。その先を行くのが「学園モノの王道だろJK(by.友人)」とのことです。正直よくわからん。
で、その生徒会長様は六クラス中のトップクラスである特進クラスに在籍しているため(その周りに親衛隊という名の不思議とむさくるしくないけどキャンキャンうっさいバリケードがある)、平均点キープの平凡顔の平凡人生を歩み続けるいわゆる「平凡くん(by.友人←うっせぇよ)」である僕が関わることなんて絶対にないこと……のはずだったのですが。
「暑い……もう駄目。クーラーとウォーターが必要です……」
「だらしない声をあげながら入室しないでくれますか。こちらのモチベーションが下がります。それにたかだかこの程度の暑さで根をあげるとは。お前、明日にでも死ぬんじゃないですか?」
なぜか寮の同室者なんですよね~。はは……。
この猫かぶりめ!
20
あなたにおすすめの小説
laugh~笑っていて欲しいんだ、ずっと~
seaco
BL
バー「BIRTH」で働くイケメン久我 侑利(くが ゆうり)は、雨続きで利用したコインランドリーで辛い過去を持つ美人系男子の羽柴 慶(はしば けい)と出会う。
少しずつお互いに気になり始めて、侑利の家に居候する事になる慶。
辛い過去や、新しい出会い、イケメン×無自覚美形の日常の色々な出来事。
登場人物多数。
基本的に「侑利目線」ですが、話が進むにつれて他の登場人物目線も出て来ます。その場合はその都度、誰目線かも書いて行きます。何も無いのは全て「侑利目線」です。
また、予告なく絡みシーンが出て来る事がありますが、グロいものではありません(^^;
初めての投稿作品なので…表現などおかしい所もあるかと思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです。
僕の恋人は、超イケメン!!
八乙女 忍
BL
僕は、普通の高校2年生。そんな僕にある日恋人ができた!それは超イケメンのモテモテ男子、あまりにもモテるため女の子に嫌気をさして、偽者の恋人同士になってほしいとお願いされる。最初は、嘘から始まった恋人ごっこがだんだん本気になっていく。お互いに本気になっていくが・・・二人とも、どうすれば良いのかわからない。この後、僕たちはどうなって行くのかな?
寡黙なオオカミαにストーカー気質のネコΩが嫁いだ話
かとらり。
BL
誰もがケモミミとバース性を持つ世界。
澪は猫種のΩだった。
引っ込み思案の澪は半ばストーカーのように密かに追いかけている憧れの人がいる。
狼種のαの慶斗だ。
そんな慶斗にいきなり嫁ぐことが決定した澪。話しかけるのも無理なのに結婚なんてできるの?
しかも慶斗は事情があるらしくー…
平凡ワンコ系が憧れの幼なじみにめちゃくちゃにされちゃう話(小説版)
優狗レエス
BL
Ultra∞maniacの続きです。短編連作になっています。
本編とちがってキャラクターそれぞれ一人称の小説です。
平凡な僕が優しい彼氏と別れる方法
あと
BL
「よし!別れよう!」
元遊び人の現爽やか風受けには激重執着男×ちょっとネガティブな鈍感天然アホの子
昔チャラかった癖に手を出してくれない攻めに憤った受けが、もしかしたら他に好きな人がいる!?と思い込み、別れようとする……?みたいな話です。
攻めの女性関係匂わせや攻めフェラがあり、苦手な人はブラウザバックで。
……これはメンヘラなのではないか?という説もあります。
pixivでも投稿しています。
攻め:九條隼人
受け:田辺光希
友人:石川優希
ひよったら消します。
誤字脱字はサイレント修正します。
また、内容もサイレント修正する時もあります。
定期的にタグ整理します。ご了承ください。
批判・中傷コメントはお控えください。
見つけ次第削除いたします。
優しい檻に囚われて ―俺のことを好きすぎる彼らから逃げられません―
無玄々
BL
「俺たちから、逃げられると思う?」
卑屈な少年・織理は、三人の男から同時に告白されてしまう。
一人は必死で熱く重い男、一人は常に包んでくれる優しい先輩、一人は「嫌い」と言いながら離れない奇妙な奴。
選べない織理に押し付けられる彼らの恋情――それは優しくも逃げられない檻のようで。
本作は織理と三人の関係性を描いた短編集です。
愛か、束縛か――その境界線の上で揺れる、執着ハーレムBL。
※この作品は『記憶を失うほどに【https://www.alphapolis.co.jp/novel/364672311/155993505】』のハーレムパロディです。本編未読でも雰囲気は伝わりますが、キャラクターの背景は本編を読むとさらに楽しめます。
※本作は織理受けのハーレム形式です。
※一部描写にてそれ以外のカプとも取れるような関係性・心理描写がありますが、明確なカップリング意図はありません。が、ご注意ください
僕の部下がかわいくて仕方ない
まつも☆きらら
BL
ある日悠太は上司のPCに自分の画像が大量に保存されているのを見つける。上司の田代は悪びれることなく悠太のことが好きだと告白。突然のことに戸惑う悠太だったが、田代以外にも悠太に想いを寄せる男たちが現れ始め、さらに悠太を戸惑わせることに。悠太が選ぶのは果たして誰なのか?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる