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アリア七歳
ルチルレイ
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ガタガタと道を走る馬車の音に、ぎゅっとドレスのスカートを掴む力が強くなる。私は、ルチルレイ=モルガ男爵令嬢です。普段なら呼ばれないはずの、身分の高い貴族が集まるお茶会へお父様と向かっている最中です。
クラスター王国には王子様が二人いらっしゃって、今日のお茶会は母親でもある王妃様が、お二人のお妃候補を見定めたいと言う理由から開かれたと聞いている。
(そんな事、どうして知っているのかと、お父様とお母様にも不審がられてしまった)
王族や公爵家なら、もっと揺れない馬車なんだろうなと、窓の外の景色を眺めつつ、私は向かいに座るお父様の隣へと視線を向けた。普通の人なら何も見えない其の場所には、大きな狼が退屈そうに寝そべっている。
「どうした?ルチル」
「何でもありませんわ、お父様。まだ着かないのか気になってしまいましたの」
ニコッと笑顔を見せて返事をすると、私の笑顔に釣られてお父様も微笑みを浮かべてくれる。私は遅くに出来た一人娘だから、可愛がって育てられたと自覚している。お父様もお母様も私のお強請りは比較的何でも聞いてくれる。
(だから、今日のお茶会も、伝手を使って招待状を手に入れてくれたんだし)
大きな欠伸をして再び寝そべる大きな狼に苛立ちを覚えつつ、私はもう一度窓の外へと視線を向けた。
『我は嘘は言っていないが?』
(わかってますわ…)
頭の中に直接響いてくる狼の低い声は、お父様の声とは全然違って怖い。そもそも、狼と出逢ったのは沢山の令嬢が参加する、王妃様主催のお茶会だった。公爵家から男爵家まで、様々な貴族が招待されていて、私もお母様と一緒に参加していた。
ふわふわとしたお気に入りのピンクのドレスに身を包み、初めて訪れた王宮の中庭。そこは夢のように綺麗な場所で、集まった貴族の令嬢のドレスの華やかさに、キラキラと輝いていると思っていたお気に入りのドレスが、みすぼらしく見えてしまった。それに、王妃様がお連れになっていた、二人の王子様と其の周りを取り囲む令嬢達の態度を見てしまえば、自分が身分の低い立場なのだと、思い知らされているようで。
(招待されるお茶会によって違うって、お母様が乳母と話してたの本当だった)
でも、それでも…。王子様達は優しかった。
初めてご挨拶したのは、令嬢達に気後れしたリモナイト王子様。お茶会を抜け出して、こっそりと花壇でお菓子を食べていた時で、私はお母様を捜していた時だった。戻り方が解らなくて迷子になってしまって、偶然出逢った。
「リモナイト王子さま?」
「あ、見つかっちゃった…。あの、内緒にしてて?ね?」
ふあふわの金髪にとても珍しい紫に金がかかった瞳、恥ずかしそうに笑みを浮かべて背後に隠したお菓子を、内緒にする為の約束と一つくれた。花壇に置かれたベンチに並んで座って、頂いた王宮御用達のお菓子を食べていたら、リモナイト王子様を捜しに来たラズーラ王子様と出逢ったの。
「リィ、こんな所に隠れていたの?」
「ラズにい様!ご、ごめんなさい…」
「お母様が心配されているよ、中庭に戻ろう?そちらのお嬢さんは?」
「は、初めまして、ルチルレイ=モルガと申します!」
突然視線を向けられて、食べていたお菓子を地面に落としてしまったのは勿体無かったなぁ。らスーラ王子様もキラキラの金髪に青い瞳がとても綺麗で、思わず見惚れてしまったのよね。迷子になった事を話したら、優しい微笑みを浮かべて一緒に中庭へと連れて行ってくださった。
(今日も逢えるかしら、ラズーラ王子様)
中庭に戻った王子様の傍には、傍仕えと呼ばれる遊び相手のアイドクレーズ=アトランティ侯爵子息様や、ジャスパー=ロードナイト伯爵子息様、リモナイト王子様の傍使えのマウシット=カルシリカ侯爵子息様が揃っていて、本当に夢の様な場所だったわ。
―だけど、夢を見るのは其処までだった。目敏い令嬢達は直ぐに寄ってくるし、少しでも私を遠くへと押しのけて、投げかけられた言葉の酷さに言い返せない自分が嫌になった。
『身分を弁えなさい』
『どうして、貴方のような下賎な貴族がいらしているの?』
お父様はきちんと事業でも成功しているし、新興の男爵家だとしても国王様から認められて頂いた爵位なんだから、没落しそうな家だって居るって聞いてるのに、言われる筋合いなんて無い。一人で悔しくてでも、そんな令嬢達の前では泣きたくなくて、唇を噛み締めていた。
そんな時に聞こえてきたのが、狼の声だなんて誰が信じてくれるだろう。
『我の名はギベオン、娘、ソナタは何を望む?』
大きな真っ黒の狼が目の前に現れて、私にそう問いかけた。悔しさで一杯になっていた私は令嬢達を見返したい、王子様の妃になりたいと狼に向かって叫んでいた。
「ルチル、もう直ぐ着くそうだ」
「はい、お父様」
緩やかに為っていく馬車の振動、街の風景がお城の城門へと変わって行く。扉が開いてお父様と向かった王宮の中庭には、既に沢山の貴族がテーブルについていて、王子様達の傍には取り巻きなのか甘い匂いのする令嬢達。傍仕えのアイドクレーズ様も、とても綺麗な令嬢をエスコートして、ラズーラ王子様に挨拶をしていた。
優しい微笑みを向けるラズーラ王子様と、人見知りなのに、満面の笑みを浮かべているリモナイト王子様
(もしかして、あの子も王子様達のお妃候補なの?)
サラサラの長い金髪に薄紫の瞳、白い肌に果物のような紅い唇。瞳の色に合わせた薄紫の大人っぽいデザインのドレスは、女の子にとても良く似合っていて…。
『ルチルレイ、どうした?』
(狼さん、私どうしたらあの中に入れる?)
『我の名を呼び、強く願えばいい』
「…ギベオン、私は王子様達に気にされる存在になりたい」
(あの微笑みを、私に向けて欲しい)
『望みは聞いた、我はお前の望みを叶える為力を使おう』
暗く染まる空、ゴロゴロと鳴り響く雷鳴に悲鳴が聞こえて来る。私の傍には、今まで実体を見せなかったのに、ギベオンが狼の姿を現して私の前に居た。騒ぎ出す大人達からは『聖獣』と聞こえて来る。お城の背後へと稲妻が落ちた音と、自分の周りが真っ暗になっていた恐怖に、私はへたり込み、そのまま気を失っていた。
私の願いは、叶うのだろうか
クラスター王国には王子様が二人いらっしゃって、今日のお茶会は母親でもある王妃様が、お二人のお妃候補を見定めたいと言う理由から開かれたと聞いている。
(そんな事、どうして知っているのかと、お父様とお母様にも不審がられてしまった)
王族や公爵家なら、もっと揺れない馬車なんだろうなと、窓の外の景色を眺めつつ、私は向かいに座るお父様の隣へと視線を向けた。普通の人なら何も見えない其の場所には、大きな狼が退屈そうに寝そべっている。
「どうした?ルチル」
「何でもありませんわ、お父様。まだ着かないのか気になってしまいましたの」
ニコッと笑顔を見せて返事をすると、私の笑顔に釣られてお父様も微笑みを浮かべてくれる。私は遅くに出来た一人娘だから、可愛がって育てられたと自覚している。お父様もお母様も私のお強請りは比較的何でも聞いてくれる。
(だから、今日のお茶会も、伝手を使って招待状を手に入れてくれたんだし)
大きな欠伸をして再び寝そべる大きな狼に苛立ちを覚えつつ、私はもう一度窓の外へと視線を向けた。
『我は嘘は言っていないが?』
(わかってますわ…)
頭の中に直接響いてくる狼の低い声は、お父様の声とは全然違って怖い。そもそも、狼と出逢ったのは沢山の令嬢が参加する、王妃様主催のお茶会だった。公爵家から男爵家まで、様々な貴族が招待されていて、私もお母様と一緒に参加していた。
ふわふわとしたお気に入りのピンクのドレスに身を包み、初めて訪れた王宮の中庭。そこは夢のように綺麗な場所で、集まった貴族の令嬢のドレスの華やかさに、キラキラと輝いていると思っていたお気に入りのドレスが、みすぼらしく見えてしまった。それに、王妃様がお連れになっていた、二人の王子様と其の周りを取り囲む令嬢達の態度を見てしまえば、自分が身分の低い立場なのだと、思い知らされているようで。
(招待されるお茶会によって違うって、お母様が乳母と話してたの本当だった)
でも、それでも…。王子様達は優しかった。
初めてご挨拶したのは、令嬢達に気後れしたリモナイト王子様。お茶会を抜け出して、こっそりと花壇でお菓子を食べていた時で、私はお母様を捜していた時だった。戻り方が解らなくて迷子になってしまって、偶然出逢った。
「リモナイト王子さま?」
「あ、見つかっちゃった…。あの、内緒にしてて?ね?」
ふあふわの金髪にとても珍しい紫に金がかかった瞳、恥ずかしそうに笑みを浮かべて背後に隠したお菓子を、内緒にする為の約束と一つくれた。花壇に置かれたベンチに並んで座って、頂いた王宮御用達のお菓子を食べていたら、リモナイト王子様を捜しに来たラズーラ王子様と出逢ったの。
「リィ、こんな所に隠れていたの?」
「ラズにい様!ご、ごめんなさい…」
「お母様が心配されているよ、中庭に戻ろう?そちらのお嬢さんは?」
「は、初めまして、ルチルレイ=モルガと申します!」
突然視線を向けられて、食べていたお菓子を地面に落としてしまったのは勿体無かったなぁ。らスーラ王子様もキラキラの金髪に青い瞳がとても綺麗で、思わず見惚れてしまったのよね。迷子になった事を話したら、優しい微笑みを浮かべて一緒に中庭へと連れて行ってくださった。
(今日も逢えるかしら、ラズーラ王子様)
中庭に戻った王子様の傍には、傍仕えと呼ばれる遊び相手のアイドクレーズ=アトランティ侯爵子息様や、ジャスパー=ロードナイト伯爵子息様、リモナイト王子様の傍使えのマウシット=カルシリカ侯爵子息様が揃っていて、本当に夢の様な場所だったわ。
―だけど、夢を見るのは其処までだった。目敏い令嬢達は直ぐに寄ってくるし、少しでも私を遠くへと押しのけて、投げかけられた言葉の酷さに言い返せない自分が嫌になった。
『身分を弁えなさい』
『どうして、貴方のような下賎な貴族がいらしているの?』
お父様はきちんと事業でも成功しているし、新興の男爵家だとしても国王様から認められて頂いた爵位なんだから、没落しそうな家だって居るって聞いてるのに、言われる筋合いなんて無い。一人で悔しくてでも、そんな令嬢達の前では泣きたくなくて、唇を噛み締めていた。
そんな時に聞こえてきたのが、狼の声だなんて誰が信じてくれるだろう。
『我の名はギベオン、娘、ソナタは何を望む?』
大きな真っ黒の狼が目の前に現れて、私にそう問いかけた。悔しさで一杯になっていた私は令嬢達を見返したい、王子様の妃になりたいと狼に向かって叫んでいた。
「ルチル、もう直ぐ着くそうだ」
「はい、お父様」
緩やかに為っていく馬車の振動、街の風景がお城の城門へと変わって行く。扉が開いてお父様と向かった王宮の中庭には、既に沢山の貴族がテーブルについていて、王子様達の傍には取り巻きなのか甘い匂いのする令嬢達。傍仕えのアイドクレーズ様も、とても綺麗な令嬢をエスコートして、ラズーラ王子様に挨拶をしていた。
優しい微笑みを向けるラズーラ王子様と、人見知りなのに、満面の笑みを浮かべているリモナイト王子様
(もしかして、あの子も王子様達のお妃候補なの?)
サラサラの長い金髪に薄紫の瞳、白い肌に果物のような紅い唇。瞳の色に合わせた薄紫の大人っぽいデザインのドレスは、女の子にとても良く似合っていて…。
『ルチルレイ、どうした?』
(狼さん、私どうしたらあの中に入れる?)
『我の名を呼び、強く願えばいい』
「…ギベオン、私は王子様達に気にされる存在になりたい」
(あの微笑みを、私に向けて欲しい)
『望みは聞いた、我はお前の望みを叶える為力を使おう』
暗く染まる空、ゴロゴロと鳴り響く雷鳴に悲鳴が聞こえて来る。私の傍には、今まで実体を見せなかったのに、ギベオンが狼の姿を現して私の前に居た。騒ぎ出す大人達からは『聖獣』と聞こえて来る。お城の背後へと稲妻が落ちた音と、自分の周りが真っ暗になっていた恐怖に、私はへたり込み、そのまま気を失っていた。
私の願いは、叶うのだろうか
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