65 / 184
アルファは神を殺す
4
しおりを挟む
捕縛した教皇ヨハネスを連れ、ユリウスたち一行はクラウス率いる本隊に合流した。
厳密には、見張りのため厩舎に残っていたエーリッヒとジオにヨハネスを預け、ユリウスとロンバードは遅れて駆けつける形となった。
というのも、厩舎にはヨハネスの馬が見当たらなかったからである。
ならば彼は、どのようにしてデァモントからこの村まで移動したのか。
いくらシャムール国が森を挟んでデァモントに隣接しているといっても、その森からこの寒村まで徒歩で移動できる距離ではない。ヨハネス自身が馬を使ったのではないとするなら、彼をここへ連れてきた者が居るはずだった。
ユリウスはロンバードを伴って、集落を一通り調べて回った。そのためクラウスと合流したのは、エーリッヒたちから遅れること三時間であった。
夜はすでに更けており、辺りは暗闇に包まれている。
新月の日を過ぎて、これから満ちてゆくだろう月はまだ細く、まさに生まれたてという頼りなさで上空にあった。月よりも輝いているのは星だ。リヒトの髪と同じ、仄かな青を纏った銀色が、冬空に震えるように瞬いている。
「ご苦労だったな、ユーリ」
山の中腹にあるデァモントへ入るための門からほど近い場所に天幕を張り、ユリウスの到着を待っていたクラウスは、まずはハグとともに労いの言葉をくれた。
「兄上も、道中お疲れ様でした」
次兄の背を抱き返してそう答えたユリウスは、二言《ふたこと》目に、
「それで、どうなっていますか」
と首尾を尋ねた。
クラウスが肩を竦め、松明を掲げた一帯へと視線を流した。
木々の合間に開けた場所があり、炎に赤々と照らされているその地面の色は、周囲よりも暗かった。掘り起こして穴をつくり、さらにそれを埋めた跡だ。
「十五人」
クラウスが低く呟いた。
「そこに埋葬した数だ。自分たちで弔いきれずに、門の外に遺体が放置されていた。中はもっとひどいことになっているだろうな」
十二年前、ユリウスも新人騎士として同行したデァモントへの遠征。その際に山中で遺体をたくさん見つけ、クラウスの指示で手厚く埋葬をしていった。
その経験があったから、今回クラウスの本隊には先行してもらったのだ。
仮に騎士団が、ユリウスの各国要人との面会に付き合いつつ進んでいたなら、埋葬にも手を取られ、余計な時間を食ってしまったに違いない。
遺体がなければないで、デァモントの敷地周辺の探索を行なうことができるため、どちらにしろ先遣隊は無駄にはならない。
しかし、やはり死者の姿などないほうが良かった。
ユリウスは苦い気持ちで、墓標代わりに置いた石の前で跪き、両手を組み合わせて一心に祈っているゲルトの後ろ姿を見つめた。
「兄上。エーリッヒたちから報告は」
「受けた。あの者が本当に教皇なのか?」
クラウスがユリウスの背後、木の陰に隠れるようにして設置された天幕へと視線を流し、問いかけてきた。ユリウスは兄へと頷いてみせる。
「まず間違いないでしょうね」
「おまえが偶然立ち寄った場所に、たまたま潜んでいた男が教皇だった、なんて都合が良すぎないか。あの男は教皇の替え玉で、ゲルトにまんまと騙された可能性は」
「皆無です」
ユリウスは短く断言した。
たしかに兄の猜疑も理解できる。
デァモントに乗り込む前に教皇の身柄を押さえることができたのは、ユリウスにとって僥倖だったが、都合が良すぎると言われるとその通りだ。
だが、この期に及んでゲルトが裏切ることは考えにくい。ユリウスを妨害して彼に利があるわけではない。ゲルトこそが、誰よりも他国の干渉を望んでいるのだから。
「商品の保管場所を教えてきたのは確かにゲルトですが、僕を騙したところでゲルトの本懐は果たされない。あの場で僕がヨハネスと出くわしたことは……そうですね、デァモント風に表現するとしたら、女神の采配、というものでしょう」
ユリウスは唇をほころばせ、うっすらと笑った。
「う~わ、団長、あんたの弟がものすごい悪役顔で笑ってますけど」
「ユーリは本気で怒ると笑うんだ。触らぬ神に祟りなしだぞ、ロン」
ひそひそと囁き合っている次兄と侍従をひと睨みして、ユリウスはひそめた声で問いかけた。
「兄上、ゲルトはヨハネスと既に対面しましたか」
「いや。まだだ。私たちに合流した後彼は埋葬作業に加わっていたからな」
「そうですか……。本来であれば教皇はいま、教会の地下で断食の儀式を行っている最中のはずです。その彼がふらふらと隣国の集落まで出向いていた。中央教会から奥の森に抜ける隠し通路がある証拠です。ヨハネスに案内させ、そこから内部に入りましょう。土地勘のあるゲルトも同行させたい」
「ユーリ。内部へ侵入する必要が?」
クラウスが訝しげに問うてきた。
ユリウスの目的は二つ。
ひとつは、リヒトの安全の確約。
そしてもうひとつは、リヒトの五感を奪った秘術とやらの開示。
教皇ヨハネスの身柄を押さえたいま、危険を冒して教団内部へ侵入する必要はないのではないか、と兄は言いたいのだ。
ユリウスは次兄をひたと見つめ、軽く頷いた。
「リヒトがどのような場所で、どのように扱われてきたのか。僕はそれを知らねばなりません。それに、秘術は代々教皇のみに伝わると聞いています。教皇だけが使える場所にこそ、なにか隠されていると考えるのが自然です」
ユリウスの説明にクラウスが顎をさすり、沈思した。
「……確かに、おまえの言う通りだ。だがユーリ、おまえの口ぶりでは少数精鋭で乗り込む気だろう。騎士団はどうする。遊ばせておくのか」
当初の想定では、騎士団ごとデァモント教団へ乗り込んで、教皇ヨハネスの身柄を確保することとなっていた。
しかし期せずしてヨハネスを捕らえることができた。
ユリウスは隠し通路を使い中央教会の内部へ侵入を果たそうとしている。
となると騎士団は大々的に動く必要がない。
元々今回は争いのために団員を派遣したわけではなかった。名目は外交長官ユリウスの護衛だ。だから第一騎士団の編成も、ふだんよりも少ない、六十名ほどとなっている。
もちろん、有事に備えて後続部隊も居る。彼等は山のふもとで待機中だ。
「騎士団の面々にはもちろん、仕事をしてもらいます。日の出とともにあの門を壊し、敷地内の遺体を埋葬しましょう」
ユリウスは見張りの姿もない、寂れた木の門を指さし、そう言った。
「デァモントの信者たちも、仲間は弔いたいはずです。昨日今日と兄上たちが懸命に、丁重に遺体を埋葬していた姿は、恐らく中からも見えていたことでしょう。埋葬をしながら、保護を求める者を募ってください。他国の人間が自分たちを手厚く扱ってくれている、という噂はすぐに広まるはずです。信者たちの注目を教会の外に集めてくだされば、内部の僕たちはより動きやすくなる」
ユリウスの話を吟味してから、クラウスは傍に控えていた副団長を指先で招いた。
「ハルク、聞いていたか」
「はい」
「日の出とともになるべく目立つように団を動かせ。采配は任せる」
「はい」
「私は外交長官に同行する」
「兄上っ!」
ユリウスは思わず口を挟んでいた。
「兄上は外で、」
「弟が無茶をしないように見張ってろ、というのが国王の命令だ」
ユリウスの言葉を遮って、クラウスが声を被せてきた。
ユリウスは渋面をつくり、鼻筋にしわを寄せた。
「ただの兄バカじゃないですか」
「それは直接マリウス兄上に言ってくれ。私も行く。いいな」
騎士団長に真顔で詰め寄られ、ユリウスはじり……と後ずさり、諦めの溜め息を吐いた。
言い出したら聞かないのは三兄弟に共通する性格だ。間違いなく父親からの遺伝だろう。
「わかりました。では兄上とロンバード、それから僕と共に動いた別動隊の五名、それにゲルトを加えた九名で中央教会へ侵入します」
話しながらユリウスは、少し人数が多いか、と思ったが、いくら非武装の信者たちしか居ないといっても中央教会はデァモントの本拠地だ。多いぐらいでちょうどいいのかもしれないと思いなおした。
黒々と枝を広げる木々が、冷えた風に揺らぐ。
松明の火も大きく舞った。
それが合図かのように、祈り続けていたゲルトが立ち上がり、こちらを振り向いた。
ユリウスは片手を挙げ、彼を招いた。
まずはこの男に、ヨハネスの顔を見せなければならない。
ユリウスは、捕らえたヨハネスが教皇であるという確信を抱いているため首実験は必要なかったが、教皇と会うことでゲルトの決心が崩れてしまうのであれば、彼は同行させることができない。
さて、どうなるか……。
ユリウスは厳しい眼差しを、奥の天幕へと向けた。
厳密には、見張りのため厩舎に残っていたエーリッヒとジオにヨハネスを預け、ユリウスとロンバードは遅れて駆けつける形となった。
というのも、厩舎にはヨハネスの馬が見当たらなかったからである。
ならば彼は、どのようにしてデァモントからこの村まで移動したのか。
いくらシャムール国が森を挟んでデァモントに隣接しているといっても、その森からこの寒村まで徒歩で移動できる距離ではない。ヨハネス自身が馬を使ったのではないとするなら、彼をここへ連れてきた者が居るはずだった。
ユリウスはロンバードを伴って、集落を一通り調べて回った。そのためクラウスと合流したのは、エーリッヒたちから遅れること三時間であった。
夜はすでに更けており、辺りは暗闇に包まれている。
新月の日を過ぎて、これから満ちてゆくだろう月はまだ細く、まさに生まれたてという頼りなさで上空にあった。月よりも輝いているのは星だ。リヒトの髪と同じ、仄かな青を纏った銀色が、冬空に震えるように瞬いている。
「ご苦労だったな、ユーリ」
山の中腹にあるデァモントへ入るための門からほど近い場所に天幕を張り、ユリウスの到着を待っていたクラウスは、まずはハグとともに労いの言葉をくれた。
「兄上も、道中お疲れ様でした」
次兄の背を抱き返してそう答えたユリウスは、二言《ふたこと》目に、
「それで、どうなっていますか」
と首尾を尋ねた。
クラウスが肩を竦め、松明を掲げた一帯へと視線を流した。
木々の合間に開けた場所があり、炎に赤々と照らされているその地面の色は、周囲よりも暗かった。掘り起こして穴をつくり、さらにそれを埋めた跡だ。
「十五人」
クラウスが低く呟いた。
「そこに埋葬した数だ。自分たちで弔いきれずに、門の外に遺体が放置されていた。中はもっとひどいことになっているだろうな」
十二年前、ユリウスも新人騎士として同行したデァモントへの遠征。その際に山中で遺体をたくさん見つけ、クラウスの指示で手厚く埋葬をしていった。
その経験があったから、今回クラウスの本隊には先行してもらったのだ。
仮に騎士団が、ユリウスの各国要人との面会に付き合いつつ進んでいたなら、埋葬にも手を取られ、余計な時間を食ってしまったに違いない。
遺体がなければないで、デァモントの敷地周辺の探索を行なうことができるため、どちらにしろ先遣隊は無駄にはならない。
しかし、やはり死者の姿などないほうが良かった。
ユリウスは苦い気持ちで、墓標代わりに置いた石の前で跪き、両手を組み合わせて一心に祈っているゲルトの後ろ姿を見つめた。
「兄上。エーリッヒたちから報告は」
「受けた。あの者が本当に教皇なのか?」
クラウスがユリウスの背後、木の陰に隠れるようにして設置された天幕へと視線を流し、問いかけてきた。ユリウスは兄へと頷いてみせる。
「まず間違いないでしょうね」
「おまえが偶然立ち寄った場所に、たまたま潜んでいた男が教皇だった、なんて都合が良すぎないか。あの男は教皇の替え玉で、ゲルトにまんまと騙された可能性は」
「皆無です」
ユリウスは短く断言した。
たしかに兄の猜疑も理解できる。
デァモントに乗り込む前に教皇の身柄を押さえることができたのは、ユリウスにとって僥倖だったが、都合が良すぎると言われるとその通りだ。
だが、この期に及んでゲルトが裏切ることは考えにくい。ユリウスを妨害して彼に利があるわけではない。ゲルトこそが、誰よりも他国の干渉を望んでいるのだから。
「商品の保管場所を教えてきたのは確かにゲルトですが、僕を騙したところでゲルトの本懐は果たされない。あの場で僕がヨハネスと出くわしたことは……そうですね、デァモント風に表現するとしたら、女神の采配、というものでしょう」
ユリウスは唇をほころばせ、うっすらと笑った。
「う~わ、団長、あんたの弟がものすごい悪役顔で笑ってますけど」
「ユーリは本気で怒ると笑うんだ。触らぬ神に祟りなしだぞ、ロン」
ひそひそと囁き合っている次兄と侍従をひと睨みして、ユリウスはひそめた声で問いかけた。
「兄上、ゲルトはヨハネスと既に対面しましたか」
「いや。まだだ。私たちに合流した後彼は埋葬作業に加わっていたからな」
「そうですか……。本来であれば教皇はいま、教会の地下で断食の儀式を行っている最中のはずです。その彼がふらふらと隣国の集落まで出向いていた。中央教会から奥の森に抜ける隠し通路がある証拠です。ヨハネスに案内させ、そこから内部に入りましょう。土地勘のあるゲルトも同行させたい」
「ユーリ。内部へ侵入する必要が?」
クラウスが訝しげに問うてきた。
ユリウスの目的は二つ。
ひとつは、リヒトの安全の確約。
そしてもうひとつは、リヒトの五感を奪った秘術とやらの開示。
教皇ヨハネスの身柄を押さえたいま、危険を冒して教団内部へ侵入する必要はないのではないか、と兄は言いたいのだ。
ユリウスは次兄をひたと見つめ、軽く頷いた。
「リヒトがどのような場所で、どのように扱われてきたのか。僕はそれを知らねばなりません。それに、秘術は代々教皇のみに伝わると聞いています。教皇だけが使える場所にこそ、なにか隠されていると考えるのが自然です」
ユリウスの説明にクラウスが顎をさすり、沈思した。
「……確かに、おまえの言う通りだ。だがユーリ、おまえの口ぶりでは少数精鋭で乗り込む気だろう。騎士団はどうする。遊ばせておくのか」
当初の想定では、騎士団ごとデァモント教団へ乗り込んで、教皇ヨハネスの身柄を確保することとなっていた。
しかし期せずしてヨハネスを捕らえることができた。
ユリウスは隠し通路を使い中央教会の内部へ侵入を果たそうとしている。
となると騎士団は大々的に動く必要がない。
元々今回は争いのために団員を派遣したわけではなかった。名目は外交長官ユリウスの護衛だ。だから第一騎士団の編成も、ふだんよりも少ない、六十名ほどとなっている。
もちろん、有事に備えて後続部隊も居る。彼等は山のふもとで待機中だ。
「騎士団の面々にはもちろん、仕事をしてもらいます。日の出とともにあの門を壊し、敷地内の遺体を埋葬しましょう」
ユリウスは見張りの姿もない、寂れた木の門を指さし、そう言った。
「デァモントの信者たちも、仲間は弔いたいはずです。昨日今日と兄上たちが懸命に、丁重に遺体を埋葬していた姿は、恐らく中からも見えていたことでしょう。埋葬をしながら、保護を求める者を募ってください。他国の人間が自分たちを手厚く扱ってくれている、という噂はすぐに広まるはずです。信者たちの注目を教会の外に集めてくだされば、内部の僕たちはより動きやすくなる」
ユリウスの話を吟味してから、クラウスは傍に控えていた副団長を指先で招いた。
「ハルク、聞いていたか」
「はい」
「日の出とともになるべく目立つように団を動かせ。采配は任せる」
「はい」
「私は外交長官に同行する」
「兄上っ!」
ユリウスは思わず口を挟んでいた。
「兄上は外で、」
「弟が無茶をしないように見張ってろ、というのが国王の命令だ」
ユリウスの言葉を遮って、クラウスが声を被せてきた。
ユリウスは渋面をつくり、鼻筋にしわを寄せた。
「ただの兄バカじゃないですか」
「それは直接マリウス兄上に言ってくれ。私も行く。いいな」
騎士団長に真顔で詰め寄られ、ユリウスはじり……と後ずさり、諦めの溜め息を吐いた。
言い出したら聞かないのは三兄弟に共通する性格だ。間違いなく父親からの遺伝だろう。
「わかりました。では兄上とロンバード、それから僕と共に動いた別動隊の五名、それにゲルトを加えた九名で中央教会へ侵入します」
話しながらユリウスは、少し人数が多いか、と思ったが、いくら非武装の信者たちしか居ないといっても中央教会はデァモントの本拠地だ。多いぐらいでちょうどいいのかもしれないと思いなおした。
黒々と枝を広げる木々が、冷えた風に揺らぐ。
松明の火も大きく舞った。
それが合図かのように、祈り続けていたゲルトが立ち上がり、こちらを振り向いた。
ユリウスは片手を挙げ、彼を招いた。
まずはこの男に、ヨハネスの顔を見せなければならない。
ユリウスは、捕らえたヨハネスが教皇であるという確信を抱いているため首実験は必要なかったが、教皇と会うことでゲルトの決心が崩れてしまうのであれば、彼は同行させることができない。
さて、どうなるか……。
ユリウスは厳しい眼差しを、奥の天幕へと向けた。
187
あなたにおすすめの小説
やっと退場できるはずだったβの悪役令息。ワンナイトしたらΩになりました。
毒島醜女
BL
目が覚めると、妻であるヒロインを虐げた挙句に彼女の運命の番である皇帝に断罪される最低最低なモラハラDV常習犯の悪役夫、イライ・ロザリンドに転生した。
そんな最期は絶対に避けたいイライはヒーローとヒロインの仲を結ばせつつ、ヒロインと円満に別れる為に策を練った。
彼の努力は実り、主人公たちは結ばれ、イライはお役御免となった。
「これでやっと安心して退場できる」
これまでの自分の努力を労うように酒場で飲んでいたイライは、いい薫りを漂わせる男と意気投合し、彼と一夜を共にしてしまう。
目が覚めると罪悪感に襲われ、すぐさま宿を去っていく。
「これじゃあ原作のイライと変わらないじゃん!」
その後体調不良を訴え、医師に診てもらうととんでもない事を言われたのだった。
「あなた……Ωになっていますよ」
「へ?」
そしてワンナイトをした男がまさかの国の英雄で、まさかまさか求愛し公開プロポーズまでして来て――
オメガバースの世界で運命に導かれる、強引な俺様α×頑張り屋な元悪役令息の元βのΩのラブストーリー。
【完結】愛されたかった僕の人生
Kanade
BL
✯オメガバース
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
お見合いから一年半の交際を経て、結婚(番婚)をして3年。
今日も《夫》は帰らない。
《夫》には僕以外の『番』がいる。
ねぇ、どうしてなの?
一目惚れだって言ったじゃない。
愛してるって言ってくれたじゃないか。
ねぇ、僕はもう要らないの…?
独りで過ごす『発情期』は辛いよ…。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
✻本作品(オリジナル)の結末をif(運命の番)ルートに入れ替えて、他サイトでの投稿を始めました。タイトルは「一度目の結婚で愛も希望も失くした僕が、移住先で運命と出逢い、二度目の結婚で愛されるまで」に変えてます。
オリジナルの本編結末は完全なハッピーエンドとはいえないかもしれませんが、「一度目の〜…」は琳が幸せな結婚をするハッピーエンド一択です。
悪役令息(Ω)に転生した俺、破滅回避のためΩ隠してαを装ってたら、冷徹α第一王子に婚約者にされて溺愛されてます!?
水凪しおん
BL
前世の記憶を持つ俺、リオネルは、BL小説の悪役令息に転生していた。
断罪される運命を回避するため、本来希少なΩである性を隠し、出来損ないのαとして目立たず生きてきた。
しかし、突然、原作のヒーローである冷徹な第一王子アシュレイの婚約者にされてしまう。
これは破滅フラグに違いないと絶望する俺だが、アシュレイの態度は原作とどこか違っていて……?
過労死転生した公務員、魔力がないだけで辺境に追放されたので、忠犬騎士と知識チートでざまぁしながら領地経営はじめます
水凪しおん
BL
過労死した元公務員の俺が転生したのは、魔法と剣が存在する異世界の、どうしようもない貧乏貴族の三男だった。
家族からは能無しと蔑まれ、与えられたのは「ゴミ捨て場」と揶揄される荒れ果てた辺境の領地。これは、事実上の追放だ。
絶望的な状況の中、俺に付き従ったのは、無口で無骨だが、その瞳に確かな忠誠を宿す一人の護衛騎士だけだった。
「大丈夫だ。俺がいる」
彼の言葉を胸に、俺は決意する。公務員として培った知識と経験、そして持ち前のしぶとさで、この最悪な領地を最高の楽園に変えてみせると。
これは、不遇な貴族と忠実な騎士が織りなす、絶望の淵から始まる領地改革ファンタジー。そして、固い絆で結ばれた二人が、やがて王国を揺るがす運命に立ち向かう物語。
無能と罵った家族に、見て見ぬふりをした者たちに、最高の「ざまぁ」をお見舞いしてやろうじゃないか!
売れ残りオメガの従僕なる日々
灰鷹
BL
王弟騎士α(23才)× 地方貴族庶子Ω(18才)
※ 第12回BL大賞では、たくさんの応援をありがとうございました!
ユリウスが暮らすシャマラーン帝国では、平民のオメガは18才になると、宮廷で開かれる選定の儀に参加することが義務付けられている。王族の妾となるオメガを選ぶためのその儀式に参加し、誰にも選ばれずに売れ残ったユリウスは、国王陛下から「第3王弟に謀反の疑いがあるため、身辺を探るように」という密命を受け、オメガ嫌いと噂される第3王弟ラインハルトの従僕になった。
無口で無愛想な彼の優しい一面を知り、任務とは裏腹にラインハルトに惹かれていくユリウスであったが、働き始めて3カ月が過ぎたところで第3王弟殿下が辺境伯令嬢の婿養子になるという噂を聞き、従僕も解雇される。
愛された側妃と、愛されなかった正妃
編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。
夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。
連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。
正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。
※カクヨムさんにも掲載中
※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります
※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。
婚約破棄で追放された悪役令息の俺、実はオメガだと隠していたら辺境で出会った無骨な傭兵が隣国の皇太子で運命の番でした
水凪しおん
BL
「今この時をもって、貴様との婚約を破棄する!」
公爵令息レオンは、王子アルベルトとその寵愛する聖女リリアによって、身に覚えのない罪で断罪され、全てを奪われた。
婚約、地位、家族からの愛――そして、痩せ衰えた最果ての辺境地へと追放される。
しかし、それは新たな人生の始まりだった。
前世の知識というチート能力を秘めたレオンは、絶望の地を希望の楽園へと変えていく。
そんな彼の前に現れたのは、ミステリアスな傭兵カイ。
共に困難を乗り越えるうち、二人の間には強い絆が芽生え始める。
だがレオンには、誰にも言えない秘密があった。
彼は、この世界で蔑まれる存在――「オメガ」なのだ。
一方、レオンを追放した王国は、彼の不在によって崩壊の一途を辿っていた。
これは、どん底から這い上がる悪役令息が、運命の番と出会い、真実の愛と幸福を手に入れるまでの物語。
痛快な逆転劇と、とろけるほど甘い溺愛が織りなす、異世界やり直しロマンス!
【WEB版】監視が厳しすぎた嫁入り生活から解放されました~冷徹無慈悲と呼ばれた隻眼の伯爵様と呪いの首輪~【BL・オメガバース】
古森きり
BL
【書籍化決定しました!】
詳細が決まりましたら改めてお知らせにあがります!
たくさんの閲覧、お気に入り、しおり、感想ありがとうございました!
アルファポリス様の規約に従い発売日にURL登録に変更、こちらは引き下げ削除させていただきます。
政略結婚で嫁いだ先は、女狂いの伯爵家。
男のΩである僕には一切興味を示さず、しかし不貞をさせまいと常に監視される生活。
自分ではどうすることもできない生活に疲れ果てて諦めた時、夫の不正が暴かれて失脚した。
行く当てがなくなった僕を保護してくれたのは、元夫が口を開けば罵っていた政敵ヘルムート・カウフマン。
冷徹無慈悲と呼び声高い彼だが、共に食事を摂ってくれたりやりたいことを応援してくれたり、決して冷たいだけの人ではなさそうで――。
カクヨムに書き溜め。
小説家になろう、アルファポリス、BLoveにそのうち掲載します。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる