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オメガの告解
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ユリウスのオメガはこちらに背を向ける形でちょこんと椅子に座っている。
その頼りないような華奢な後ろ姿へとユリウスは歩み寄り、リヒトの前に回り込んだ。
ユリウスの靴先が視界に入ったのだろう。うつむいていたリヒトの肩がひくんと揺れる。顔は上がらない。重力に従って表情を隠すように垂れ下がる銀糸の髪を、ユリウスはそっと掻き上げた。
黒い首輪が白い襟から覗いている。細いうなじ。そこからリヒトの匂いと、かなしみの香りが立ちのぼっていた。
「リヒト? 僕のオメガ、僕に話があるって?」
話しかけながら床に片膝をつき、その顔を覗き込む。
金色の瞳がようやく動いて、ユリウスと視線を合わせてきた。
その目は、涙でびしょびしょに濡れていた。
「リヒト! リヒト、どうしたの、なにかあった? シモンにいじめられたの?」
「いじめてなぞおりませんぞ」
シモンが律儀に反論してきたが、その声はユリウスの耳には入っていなかった。
ユリウスは両のてのひらでリヒトの頬を包んだ。
宝石のような双眸に新たな涙が盛り上がり、こぼれおちる。泣いているリヒトが可哀想なのに、ため息が出そうなほどにきれいな涙だ。
ユリウスが眦に唇を寄せると、リヒトが反射のように瞼を落とした。閉じた目の、その目元にキスをする。
「リヒト、リヒト、大丈夫。なんでも聞くよ。なにがあったの?」
できる限りやさしい声を意識して問いかけると、リヒトの唇がこまかな震えを見せた。
「……ゆぅりさま」
小さな声で名を呼ばれた。すこし舌ったらずな話し方は子どもの頃のままで、ユリウスはリヒトの「ゆぅりさま」という言い方が大好きだった。
名前を呼ばれるだけで心臓が鷲掴みされるような、鮮烈な喜びがある。こんな気持ちにさせてくれるのは、世界中でこの子だけだ、とユリウスは噛み締めるようにしてそう思う。
泣き続けるオメガのひたいに、自分のひたいをコツンと合わせて、
「話して」
しずかに促した。リヒトの睫毛が惑うようにふさりと動く。
「大丈夫だから、話して」
「ゆぅりさま、ぼく、ぼく……」
リヒトの唇の震えは手にも広がっており、リヒトは怯えを宿したそのてのひらを、頬を包むユリウスの手の甲に重ねてきた。
冷えた指先が可哀想で、ユリウスはリヒトの小さく丸い爪先にキスを落とし、軽く頬ずりをした。そうしながら視線はリヒトの顔から逸らさない。
絡み合う眼差しを時折まばたきで途切れさせて。
リヒトが胸で大きく息をした。
「ユーリ様。僕は……ぼくは、ハーゼでした」
思いがけぬ吐露であった。
ユリウスは咄嗟にシモンへと顔を巡らせた。
僕のオメガになにを言った、という怒りが、腹の底からものすごい勢いで噴出する。
リヒトの記憶が戻っていることは知っていた。
この子がそれを、ユリウスに隠したがっていることも。
ハーゼのときの記憶を、忘れたいのだと思っていた。当然だ。五感を奪われ、祈ることを強要され、信者たちに都合の良い存在として扱われてきた幼いリヒト。食事も碌に与えられず、どれほど苦しかったことか。
ユリウスに時を遡る魔法が使えたなら、絶対に、なにを置いてもたすけに行く。それが叶わないなら、ハーゼだったときの記憶を消してやりたい。
けれどどちらもできないから、せめて未来のリヒトだけはまもり通そうとユリウスは教団に乗り込んだし、ハーゼについて口を噤み続けるリヒトを許容した。
思い出さなくていい。話さなくていい。できれば忘れてほしい。僕の愛で上書きをしたい。
そう願っていたのに。
なぜそれを台無しにする真似を、シモンがしたのか。
老医師を凄まじい形相で睨み、彼に詰め寄ろうと立ち上がろうとしたユリウスだったが、シモンが唇だけで「そのままで」と告げていることに気づき、眉を顰めた。
リヒト様から離れてはいけません。
シモンは声にこそ出さなかったが、全身でそれをユリウスに訴えていた。
頭に上っていた血が、ゆっくりと下がってくる。
ユリウスはゆるゆると息を吐きながら、おのれのオメガへと視線を戻した。
リヒトは震えながら、じっと、ユリウスを見つめていた。
痛いほどの眼差しだった。まるで、神の裁きを待つ罪人のように張りつめた表情をしていた。
こんなに怯えているリヒトを置いて怒りのままにシモンに掴みかかろうとするところだったのだ、とユリウスは遅まきながら悟ることができた。
リヒトがシモンとなにを話し、なにを思い、なぜハーゼの話をしたのか。
それは後でシモンに確認すればいい。おのれにそう言い聞かせながらユリウスは、気持ちを落ち着け、リヒトへと微笑みかけた。
「リヒト、ちょっと動くよ」
床についていた膝を上げ、ユリウスは一度立ち上がるとリヒトをひょいと抱えあげ、リヒトが座っていた椅子にそのまま腰を下ろした。
膝の上に横抱きにしたリヒトの体を両腕でしっかりと抱えて、不安に揺れている瞳を見つめながらひたいにキスを落とす。
そうしながらも、頭の中では思考をフル回転させていた。
ハーゼのことを隠したがっていたリヒトから、まさかこの件が告げられるとは想定しておらず、さてどう答えたものかと思案を巡らせる。
「リヒト、ごめん、さっきの言葉、もう一度言ってくれる?」
囁く音量で問いかけると、リヒトの喉がこくりと鳴った。
ユリウスの腕の中で緊張に身を固くしながら、リヒトが唇を開いた。
「ユーリ様。僕は、ハーゼでした……」
「ハーゼ?」
「はい。あの、僕、うまく神様の声を聞くことができなくて、僕、僕のせいで、あの……」
「リヒト。大丈夫。ゆっくり息をしてごらん」
細い背をあやすようにさすると、リヒトが胸をわななかせるようにして深呼吸をした。
「リヒト、あのね」
「はい」
「ハーゼ、というのが僕はよくわからないんだけど」
「えっ?」
金色の瞳が大きく見開かれた。
本当に、月のような瞳だ。神秘的で、危うくて……このうつくしさを月の女神にたとえた古人の気持ちもわからなくはない。
目を真ん丸にしているリヒトが可愛くて、思わず鼻の頭にキスをしてから、ユリウスはわざと首を傾げた。
「あれ? でもどこかで聞いたことがあるなぁ……ハーゼ、ハーゼか……ああ、そうだ! ロンバード、新聞を持ってこい」
いつものように扉の傍で控えていた側近の方へ顔を巡らせてそう言うと、ロンバードが顎をさすりながら「新聞?」と呟き、
「ああ、あれですね。了解しました」
そう応じて相変わらず音のしない身のこなしで出ていった。
「……しんぶん」
リヒトが不思議そうにその言葉を繰り返している。微笑みかけてやると、恥ずかしかったのだろうか、リヒトの肩が小さく揺れた。
「毎朝僕が読んでる、国内外の出来事が書かれた記事だよ。リヒトもちょっとだけ読んだよね?」
「う……僕には難しくて、よくわかりませんでした」
「きみが文字をもう少し覚えたら、スラスラ読めるようになるよ」
ひとさし指の背でリヒトのまろやかな頬をくすぐりながらそう声を掛けると、リヒトが軽く目を細めて、
「僕、お勉強頑張ります」
と答えた。
「ふふっ。リヒトは真面目だなぁ。僕が子どもの頃は文字の勉強が嫌で、よく逃げ出したものだよ」
「ユーリ様がですか?」
「そう。テオを連れてね。窓から抜け出して、でも結局すぐに捕まって連れ戻されてた」
ユリウスの昔語りに、壁際でテオバルドがうんうんと頷いているのが気配で伝わってくる。
他愛のない話で場を繋いでいると、やがてロンバードが片手に数社の新聞の束を抱えて戻ってきた。
男が差し出してくるそれを一部受け取り、ユリウスはリヒトに見えやすいように紙面を広げる。
「ええっと……ああ、あった、これだね。リヒト、日付は読める?」
一番上に記されているそこを示して尋ねると、リヒトがユリウスの指先を追うように書かれた日付を口にした。
「……いまから、二年前です」
「そう。その頃に起こった出来事で、世界中が注目した報道があったんだ。ほら、これだよ」
ユリウスがその見出しを指さすと、リヒトが眉をぎゅっと寄せて一生懸命文字を読もうとした。
「で、でぁもん、と……」
「デァモント教団、解体」
さらり、とユリウスがそれを告げると、リヒトが短く息を呑んだ。
その頼りないような華奢な後ろ姿へとユリウスは歩み寄り、リヒトの前に回り込んだ。
ユリウスの靴先が視界に入ったのだろう。うつむいていたリヒトの肩がひくんと揺れる。顔は上がらない。重力に従って表情を隠すように垂れ下がる銀糸の髪を、ユリウスはそっと掻き上げた。
黒い首輪が白い襟から覗いている。細いうなじ。そこからリヒトの匂いと、かなしみの香りが立ちのぼっていた。
「リヒト? 僕のオメガ、僕に話があるって?」
話しかけながら床に片膝をつき、その顔を覗き込む。
金色の瞳がようやく動いて、ユリウスと視線を合わせてきた。
その目は、涙でびしょびしょに濡れていた。
「リヒト! リヒト、どうしたの、なにかあった? シモンにいじめられたの?」
「いじめてなぞおりませんぞ」
シモンが律儀に反論してきたが、その声はユリウスの耳には入っていなかった。
ユリウスは両のてのひらでリヒトの頬を包んだ。
宝石のような双眸に新たな涙が盛り上がり、こぼれおちる。泣いているリヒトが可哀想なのに、ため息が出そうなほどにきれいな涙だ。
ユリウスが眦に唇を寄せると、リヒトが反射のように瞼を落とした。閉じた目の、その目元にキスをする。
「リヒト、リヒト、大丈夫。なんでも聞くよ。なにがあったの?」
できる限りやさしい声を意識して問いかけると、リヒトの唇がこまかな震えを見せた。
「……ゆぅりさま」
小さな声で名を呼ばれた。すこし舌ったらずな話し方は子どもの頃のままで、ユリウスはリヒトの「ゆぅりさま」という言い方が大好きだった。
名前を呼ばれるだけで心臓が鷲掴みされるような、鮮烈な喜びがある。こんな気持ちにさせてくれるのは、世界中でこの子だけだ、とユリウスは噛み締めるようにしてそう思う。
泣き続けるオメガのひたいに、自分のひたいをコツンと合わせて、
「話して」
しずかに促した。リヒトの睫毛が惑うようにふさりと動く。
「大丈夫だから、話して」
「ゆぅりさま、ぼく、ぼく……」
リヒトの唇の震えは手にも広がっており、リヒトは怯えを宿したそのてのひらを、頬を包むユリウスの手の甲に重ねてきた。
冷えた指先が可哀想で、ユリウスはリヒトの小さく丸い爪先にキスを落とし、軽く頬ずりをした。そうしながら視線はリヒトの顔から逸らさない。
絡み合う眼差しを時折まばたきで途切れさせて。
リヒトが胸で大きく息をした。
「ユーリ様。僕は……ぼくは、ハーゼでした」
思いがけぬ吐露であった。
ユリウスは咄嗟にシモンへと顔を巡らせた。
僕のオメガになにを言った、という怒りが、腹の底からものすごい勢いで噴出する。
リヒトの記憶が戻っていることは知っていた。
この子がそれを、ユリウスに隠したがっていることも。
ハーゼのときの記憶を、忘れたいのだと思っていた。当然だ。五感を奪われ、祈ることを強要され、信者たちに都合の良い存在として扱われてきた幼いリヒト。食事も碌に与えられず、どれほど苦しかったことか。
ユリウスに時を遡る魔法が使えたなら、絶対に、なにを置いてもたすけに行く。それが叶わないなら、ハーゼだったときの記憶を消してやりたい。
けれどどちらもできないから、せめて未来のリヒトだけはまもり通そうとユリウスは教団に乗り込んだし、ハーゼについて口を噤み続けるリヒトを許容した。
思い出さなくていい。話さなくていい。できれば忘れてほしい。僕の愛で上書きをしたい。
そう願っていたのに。
なぜそれを台無しにする真似を、シモンがしたのか。
老医師を凄まじい形相で睨み、彼に詰め寄ろうと立ち上がろうとしたユリウスだったが、シモンが唇だけで「そのままで」と告げていることに気づき、眉を顰めた。
リヒト様から離れてはいけません。
シモンは声にこそ出さなかったが、全身でそれをユリウスに訴えていた。
頭に上っていた血が、ゆっくりと下がってくる。
ユリウスはゆるゆると息を吐きながら、おのれのオメガへと視線を戻した。
リヒトは震えながら、じっと、ユリウスを見つめていた。
痛いほどの眼差しだった。まるで、神の裁きを待つ罪人のように張りつめた表情をしていた。
こんなに怯えているリヒトを置いて怒りのままにシモンに掴みかかろうとするところだったのだ、とユリウスは遅まきながら悟ることができた。
リヒトがシモンとなにを話し、なにを思い、なぜハーゼの話をしたのか。
それは後でシモンに確認すればいい。おのれにそう言い聞かせながらユリウスは、気持ちを落ち着け、リヒトへと微笑みかけた。
「リヒト、ちょっと動くよ」
床についていた膝を上げ、ユリウスは一度立ち上がるとリヒトをひょいと抱えあげ、リヒトが座っていた椅子にそのまま腰を下ろした。
膝の上に横抱きにしたリヒトの体を両腕でしっかりと抱えて、不安に揺れている瞳を見つめながらひたいにキスを落とす。
そうしながらも、頭の中では思考をフル回転させていた。
ハーゼのことを隠したがっていたリヒトから、まさかこの件が告げられるとは想定しておらず、さてどう答えたものかと思案を巡らせる。
「リヒト、ごめん、さっきの言葉、もう一度言ってくれる?」
囁く音量で問いかけると、リヒトの喉がこくりと鳴った。
ユリウスの腕の中で緊張に身を固くしながら、リヒトが唇を開いた。
「ユーリ様。僕は、ハーゼでした……」
「ハーゼ?」
「はい。あの、僕、うまく神様の声を聞くことができなくて、僕、僕のせいで、あの……」
「リヒト。大丈夫。ゆっくり息をしてごらん」
細い背をあやすようにさすると、リヒトが胸をわななかせるようにして深呼吸をした。
「リヒト、あのね」
「はい」
「ハーゼ、というのが僕はよくわからないんだけど」
「えっ?」
金色の瞳が大きく見開かれた。
本当に、月のような瞳だ。神秘的で、危うくて……このうつくしさを月の女神にたとえた古人の気持ちもわからなくはない。
目を真ん丸にしているリヒトが可愛くて、思わず鼻の頭にキスをしてから、ユリウスはわざと首を傾げた。
「あれ? でもどこかで聞いたことがあるなぁ……ハーゼ、ハーゼか……ああ、そうだ! ロンバード、新聞を持ってこい」
いつものように扉の傍で控えていた側近の方へ顔を巡らせてそう言うと、ロンバードが顎をさすりながら「新聞?」と呟き、
「ああ、あれですね。了解しました」
そう応じて相変わらず音のしない身のこなしで出ていった。
「……しんぶん」
リヒトが不思議そうにその言葉を繰り返している。微笑みかけてやると、恥ずかしかったのだろうか、リヒトの肩が小さく揺れた。
「毎朝僕が読んでる、国内外の出来事が書かれた記事だよ。リヒトもちょっとだけ読んだよね?」
「う……僕には難しくて、よくわかりませんでした」
「きみが文字をもう少し覚えたら、スラスラ読めるようになるよ」
ひとさし指の背でリヒトのまろやかな頬をくすぐりながらそう声を掛けると、リヒトが軽く目を細めて、
「僕、お勉強頑張ります」
と答えた。
「ふふっ。リヒトは真面目だなぁ。僕が子どもの頃は文字の勉強が嫌で、よく逃げ出したものだよ」
「ユーリ様がですか?」
「そう。テオを連れてね。窓から抜け出して、でも結局すぐに捕まって連れ戻されてた」
ユリウスの昔語りに、壁際でテオバルドがうんうんと頷いているのが気配で伝わってくる。
他愛のない話で場を繋いでいると、やがてロンバードが片手に数社の新聞の束を抱えて戻ってきた。
男が差し出してくるそれを一部受け取り、ユリウスはリヒトに見えやすいように紙面を広げる。
「ええっと……ああ、あった、これだね。リヒト、日付は読める?」
一番上に記されているそこを示して尋ねると、リヒトがユリウスの指先を追うように書かれた日付を口にした。
「……いまから、二年前です」
「そう。その頃に起こった出来事で、世界中が注目した報道があったんだ。ほら、これだよ」
ユリウスがその見出しを指さすと、リヒトが眉をぎゅっと寄せて一生懸命文字を読もうとした。
「で、でぁもん、と……」
「デァモント教団、解体」
さらり、とユリウスがそれを告げると、リヒトが短く息を呑んだ。
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