異世界間移動世界船での開拓日誌 ～未来技術で大規模開拓するってよ～

第一章 トゥインク王国改造編

第3話 宴のはずが

　　ちょっとしたケモミミ騒動後にティナは村の全員を集めて、

「この人は私たちの伝承の人達でんしょうのひとたちよ　だからね」

というと全員満場一致でこの一言を言うこの言葉はまさしく

「「「「「「「「今日は、宴うたげだああああああああああああああ」」」」」」」

ということであるらしい。獣人族じゅうじんぞくの村ではいろいろ行っているらしいのだけどその中で宴をよく行うらしい。現実世界でもどのような演目でも宴をしたくなるというのが鉄板らしい。その内容は獣人らしいというのか肉が主流になっている。

　そんな中作業着姿である萌花は、

「これって、宴というよりも」

「そうだな、これはお祭りとか言う状態だな　俺たちが作業着を着ているということは何かが起きるかもしれない前兆だと考えるのにな」

「って、もりくん　それが本当なのだったら」

「危険イベント前のフラグだな」

「後は明日からこの村を発展させないといけないことはわかるんだけどね　守弘のスキルであるピクシーズを、導くスキルとかがあるけどその使用方法とか、後は村の資材とかをどのように集めるのかということを、考えるとそこまで大きくできないような感じがするのは私だけなのかな」

「確かにそこ辺りは今から分かるだろうな」

「えっ、もりくん　それはどういうことなのかな」

と萌花が守弘を押し倒そうと宴うたげの炎に照らされた萌花が押してきたところでそのイベントが発生したようだ。そのイベントは偶然というべきなのかそれとも必然とでもいうべきなのか。村の中にある一軒の家に宴で灯した一個の炎が落ちて火事が発生していた。そこの住民である獣人が

「ぎゃあああ、俺の家がああああ。」

　という叫び声であった。被害場所は村のはずれにある一軒の家であった。そこは無残むざんにも破壊され燃やされている家の前にそれを笑う獣人であった。獣人というのにも種類がいるということはまあこれはオオカミといってもいいかもしれないけどその３人組が家を破壊して笑っている感じである、こちらに武器はないから対抗できないけど何とかして対抗する手段はないのかなそう感じていると端末に着信音が聞こえたのでそれを見てみると人工知能が書いたと思われる文面で、

「ピ・ク・シ・ー・ズ・を召喚すればいいと思います。召喚は念じるだけです。それだけで妖精たちが出てきて守弘のいうことを聞いて行動してくれると思います。」

　ということであったので念じる前に少し喧嘩を売ってからだとご主人を守るために行動してくれるものだと思いたい。なので、萌花に

「少し厄介ごとになるから興奮こうふんとか怒らないでくれるか」

「えっ、別に大丈夫だよ　私は常にあなたがいればいいんだからね」

「知ってたわ」

　という感じで、話し合いをしたのちに

「この後でどうなるかは分からないけど村とか整備するときどこかの開拓ゲームにはこのような要素があってだな」

「それって、整地作業いえをすべてなくすということ」

「それに近い感じかな」

「別に大丈夫だとは思うけどティナは許してくれるかな」

「それはここの村にはあるもの等が足りない　それはわかるか」

「えっと、台所だけしかないよね　水は井戸だし」

「そういうこと、水回り風呂とトイレがなければ俺たちは臭くなる」

「あああ、まあ異世界だから臭くなるのは嫌だけど獣人って地球とかと同じだったら嗅覚きゅうかくいいからやめておいたほうがいいよね」

　というようなことを会話したのちに

「まあ、すこしそのイ・ベ・ン・ト・を発生させてくる」

　というようなことを言ってからあのオ・オ・カ・ミ・３・匹・組・に

「お前たちだよな　この家を破壊したのはさここの村のものではないけど一つ分かることはさ　犯人はお前たちだろ」

　　言葉遣い間違えてそしてこれは喧嘩腰のようになってしまうけどね。一回それを聞いてみると、その3匹の中の1匹のオオカミが叫ぶ

「ふん、ちょっとそこの者が少し俺たちに文句言ったから家を破壊したそれだけの話だぜ」

　　というかこのオオカミ完全にゲームの中とかでいうイ・ベ・キ・ャ・ラ・なんだよな。それでも弱いのかもしれないとか言うのが本音だ。そしてオオカミがこちらをじっと見つめるその目は獲物を狩る準備をしているかのようにそして爪は獲物を狩りそして潰すために磨き始め

「お前って、異世界人じゃまものか　そうであるならば、お前は俺たちの飯めしだぜ　殺さないといけないなあ　なあ、おめえら」

　　多分だけど、これは自分が殺されるという合図に変わりはないのだろう。というよりかは萌花さっきからこっちに近くなっているしここぞとばかりにオオカミの集団もしくは周りに隠れていたオオカミたちがこの村を破壊し始めている。その行為の仕方はまるで盗賊なのかと疑う感じである。そして、先ほど俺のことをにらみつけてきたオオカミはかっこよさそうなどくろマークの付いた帽子をかぶり、

「さあ、異世界人じゃまもののいる村は破壊だ　だからよ、この村を破壊しつくせ」

　とか言い出して、何かしらの理由を付けてこの村を破壊するということらしい。それに宴はもはや中止で逃げ惑う人達で沢山である。そしてティナはこっちを見て

「何とかしてくださいよ　本当にお願いこの村が存在が消えてしまう」

というようなことを言っているので何とかしてこれを何とかしないと思って強く念じる。すると、視界の中にこのような表示がされる。

＜妖精ピクシーズたちを呼びますか。＞

　という簡単な表示である、まあ呼ぶと念じるしかないだろう。そうしたら、次はこのような表示が出てきたのであった。

＜今回は、一日目ということで素晴らしいピクシーズ妖精のショーをご覧ください。＞

　ということであった。うん、イントロダクションつまり、これが妖精たちとの出会いということはまあ確実なのはわかるけどショーって何をやるのかとても楽しみになってしまっている。チュートリアルともいいかえることができるのではないのかなと思う。そう思っていると、目の前オオカミが笑いながらこのように脅してくる。

　「あああああ、お前聞いているのか　ああああ、お前のおかげ様で、俺たちはこの村を破壊することができる　昔からこの村は何度も破壊しようとしたが女神の仕打ちを受けるといわれて俺らは退いてきた　けどな、異世界人あのデ・ィ・ン・ク・ロ・ー・とか言うやつの悪事が出て異世界人は悪いやつという認識が出てきただから俺たちは次に出てくる異世界人を召喚出てきた村を破壊すると決めたのだよ」

　まあ、このようなこと言われてしまったので少しむかついたので言い返す。

「そういうことで、まあめんどいことがあったら村を破壊するのがお前たちの常套手段か　聞いて飽きた」

　と言ってみると、その目の前の者が言い出したことといえば、

「それがどうした　これでも、あのお方の報酬が美味しいから村を破壊することが好きになったんだ　これで、ミレニアム１０個目の村を破壊したことになる。残念だったなああ　なんでも理由付けて破壊するそれだけのことよ　ここを破壊したらついにあのお方のこの国統一記念に俺は軍隊の上官になれるんだぜ」

　　誰かの命令で動いているこういうやつの最期って使えなくなったら捨てられるという未来なのはわかるけど、少しだけ調子に乗りすぎている感じである。あのお方って殺人鬼だとは思う。というかあいつが悪事を働いているから異世界人を闇にっていうことというかあのお方について本当に知っているのかな。上官かあというかその未来を消滅させるための命令をしたのでそれが実行される準備をしているのだけどね。

　こんなことを思っている間にも家破壊され続けている。それで見た感じほとんどの家を破壊されている感じだろうか。萌花は、少し武器ぶきがないか探している感じなのかただただ慌てて走り回りつつ周辺の獣人を誘導しているように見える。そして自分は、目の前のオオカミリーダー的存在にターゲットにされている感じなのでまあ動きづらいというのが本音なのだが、先ほどの合図からまあ２分経っているけどいつになったら出てくるのかわからない。それがわかればいいんだけど。

　そのように思ってきていると少しだけおかしなことがあった。目の前のオオカミの上に空間が開いていてそこにまあ何かいる。かわいい妖精かな。フェアリーズという者たちなのだとは思うけど何をするのかというのは察しが付く目の前のこのオオカミがやられるという未来がね。そして、守弘と一体のフェアリーと目が合った瞬間にフェアリーが下に指さしてそして首を傾けるのだ。それもかわいらしい様子でね。何だというか自分はハーレムになるためにこの異世界に来たわけではないと自分の中で葛藤かっとうが生まれる感じである。

　そして、守弘は空間から何かの文字があるのを見つけるボードに書かれたというのがいいのだけどそこには、

「準備ができたら手を挙げて。」

ということであったので守弘は遠慮なく手を挙げると空間が大きく開いていくその様子を萌花そしてティナは見ていた。しかし、今はここをこの修羅場つまり目の前のオオカミの対処をしないといけないと思った時奴は、

「何をしている異世界人死ねえええ」

　と、そのオオカミは口を開いて守弘を食べようと牙をむいた瞬間にフ・ェ・ア・リ・ー・ズ・の・シ・ョ・ー・が始まろうとしていた。そして、その空間のゆがみは一・か・所・だ・け・で・な・く・複・数・個・所・が開いているという事実にこいつらはついていけていない。