異世界間移動世界船での開拓日誌 ～未来技術で大規模開拓するってよ～

第一章 トゥインク王国改造編

第８２話 嫉妬に染まった萌花救出

　守弘は中に入ってみるとえげつないことになっていた。萌花の反応は確かにあるのだけどそこがもはや迷宮ラビリンスみたいな雰囲気になっている様子本当に迷・宮・は嫌い。

　しかも、ここは鏡の迷宮みたいなので突破は難しそう。それに敵はいないようだけど奥の方にいる敵の反応がとてつもなくヤバいということが分かる。確実に萌花が暴・走・し・て・い・る・といってもいいのだろう。それも、自分が嫌な予・感をしていて正解だったのかもしれない。敵の強さはつまり暴走した萌花は自分が本気にならないと勝てないということになる。

　便利ゴーグルで鏡の迷宮を抜けるとそこはとても広い部屋で中央に一つの繭・があった。そしてそこに近づこうとすると、

「ねえ、守弘なの。私はもう一人にされたくない。永遠えいえんに」

　ということまでは普通であったけどそこから、

「だから私は守弘と一緒になるそのためにあなたには死・ん・で・も・ら・わ・な・い・と・ね・。私が遠慮なく殺してあ・げ・る・」

　といったかと思うと、中から出てきたのは・・・。半人半蜘蛛のアラクネであった。古代兵器で戦った時よりはるかに強そうな闇のオーラがティナよりも濃・く・助けられるか不満だけど、リンはいう。

＜えっとですね。彼女の本体はもはや人ではないのかもしれませんね。ですが、彼女の創造する守・弘・を・殺・す・た・め・の・道・具・にすぎません＞

　とのことである。つまりきつい。まあ、

「一つ聞くけど。うあああ」

　アラクネ状態の萌花に攻撃される炎の糸を吐いてくる。蜘蛛って炎苦手なはずなのになんでだよ。と思わなくもない。リンは、念話に切り替えたらしく。

『えっと、何が聞きたいの。』

　ということを聞いてくるリン、現在糸につかまらないために移動しつつ毒まではいてくるアラクネに少し回避行動の可能性もある。回避をしていかないと行かないし・・。

『まあ、あいつを問答無用にやっても問・題・な・い・のかな』

　と聞いてみながら、攻撃をよけつつそのまま糸をそっとよける。そして糸に水をかける。どの水だって天井から落とす魔法の雨さ。それに、これにはいい仕掛けがあって雨が対象物に落ちると・・・。


「あヴぁヴぁヴぁヴぁっヴぁ」

　という謎の叫びこれ実は電気で電気は糸を伝い本人を直撃する。それで、萌花の本当のことが分かった。彼女には、

『これは・・・、バルから借りたデ・ー・タ・での解析が終了しました、彼女ですが。彼女は己の嫉・妬・心・で・暴・走・し・ア・ラ・ク・ネ・になったものかと』

　ということらしい。えっ、まじかあ。そんなこと嫌だなあ。それって、

『止めることできるの実際』

　と聞いてみたら、レイスにこういわれた。

『守弘の魔法を絶対に使ってはいけない。それも虹魔法の中にある中の萌・花・と・ア・ラ・ク・ネ・を・分・離・す・る・技・を・使・え・ば・い・い・と思うぞ』

　ということになる。まあ、その魔法は完全に虹の魔法を使わないといけないんだね。

「まあ、やっていこうか」

　ということで敵が沢山いるところにやっていこうか。敵の強さはそこまでだけど何をしているのかねえ。

　結局技を使えるのだったら別にいいだろう。彼女を助けられるのなら遠慮なく虹魔法を使っていくことになるが。

「ちょっと待ってろ萌花。今すぐに助けてやる。二度とお・前・か・ら・離・れ・な・い・と誓わせてもらう。もしかして別れるかもしれないがそれにそこまで嫉妬して怒るなよ。君が怒っていることであって本当に大丈夫かな。普通に考えてみろよ。ずっといないということになることもあるしはあ、普通に考えてもね。嫌・な・奴・も・い・るけどさあ」

　そして奴は逃げていく。どことも知らないけど分離されたくないという確固たる意志が見えている。普通に何かをしたことになるねえ。まあ、行ってみようか。

　走っていると違う景色に切り替わるここは、俺たちが遊んでいた広い公園だ。芝生に、それに面白いものもある。面白いことをいっているのがなあ。はあ、普通にさ。地球に戻ってきたと思うじゃん。アラクネによって萌・花・の・記・憶・に・よ・っ・て・作・ら・れ・た・武・器・であった。

　はあ、いやないことになっているけどって、

　魔法の準備は終えているけどどこで使えばいいのかな。

『リン、ここで使ってダイジョブなものかな』

　はあはあ、何をしているのかなあ。アラクネに攻撃手段光の刃とかなあ。ってか公園にいるけど周りにいるの人じゃなくて小さな蜘蛛だなんて嫌だなあ。蜘蛛とかは一撃で光・の・刃・で倒せていけているから問題はないのだけど。

『ここはさすがにね』

ということになり、

＜移動強制、次元の間＞

　という強制移動させられた。それにまあ、リンからの力を少し借りることによって最高だあ。さすがに、時間を取りすぎだ。じゃあ、

「さてと、虹属性魔法　分裂ぶんれつ」

　というのを当てる。この魔法は、意思が違うやつの場合分離することができるということだ。それで敵を倒していくことにしようかな。

　アラクネの中からなぜか服を着ていない萌花が出てきた。それに萌花は普通に光に包まれ服を着た。それも普通の作業着になるのだけど。それでもピンク色のとても可愛い服装であるのは変わりないけど・・・。

　萌花は気絶しているけど、確実にアラクネに主導権をとられていることになるよね。その場合は、

「光の刃、瞬間爆・裂・性・機・能・付・き・」

　ということでアラクネにはひところも言うこともないので普通に終了ということになるね。

　それで、萌花は眠りについている。そんな彼女をお姫様抱っこにして、

「じゃあ、急いで脱出しようか」

　ということで戻ろうとしたのだけど・・・。

「まだ、終わることがないしねええ」

　ということで終わるのであった。戦いをすべて終わらせたつもりだったのに死にぞこないの雑魚が現れたただの雑・魚・は・・・。

＜そろそろ次元が消えます。それと同様に破壊することができるようになると思いますので安心してください＞

　ということなので無視だ。これで準備は整った。これで、クロック村も完成するだろう。その次の戦いは、悪魔の大洞窟ということになるかな。悪魔の大洞窟にはどんな敵がいるのかな。それに宿場町も完成したことだしいいことに最高にいいことになった。そして大神殿ってどんな感じになるのか正直に言って楽しみだ。

　そして次元のはざまから出ていくと、そのままその雑魚は消えていき。城攻略は終わった・・・と思うのだけどさ。

　後ろをそっと振り向くとそこには下の層で確・か・に・逃・げ・切・っ・た・は・ず・の・溶・岩・がステンバーイしていつでもこっちにこられるようになっていたので、守弘は萌花を背中でおんぶしてから、

「帰りもこれかよおおおおおおおおお」

　と走り叫びながら小型ドローンを取り出しさっそうと移・動・を・開・始・す・る・のであった。