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第2章   邪神殲滅への準備     (邪神コリンの暴走)

リッキー一行 絶体絶命

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リカニャンとリッキーは迷宮の構造通りに進んでいた。そして、少しずつそして確実にメリンさんに近づいていく。そして、メリンさんの足取りが止まった。彼女は巨大な部屋に入ろうとしている。リカニャンは、

「一向に追いつけそうな感じじゃなさそうですね。メリンさんが、こちらから意図的に離れている。そうゆう印象を感じます。」

と正直に話す。リッキーもリカニャンのゆう通りのことを考えていた。

これは確実に・・・彼女は、自殺したいのか。とおもってしまう。彼女が何かを決めたのか巨大な部屋に入っていくのがマーキングで分かりその瞬間扉が閉まりメリンだけまた別の空間に飛ばされた。・・・これって、もしや逃げることができないレイドボスが存在していたならば、どうなるのか。待っているのは、一つだけ・・・死である。それしか考えられない。神の力を奪われている状態の彼女ではだめだと思い、

「リカニャン。悪いが少し飛ばすぞ。」

といって、リッキーはリカニャンの手を持ち自分に

 「スピード20倍速」

例えるとするならば、車が全速力で飛ばすかのようにダンジョンの中を右左と移動していく。途中で敵もあらわれたが一発で倒してどんどん先に行く。
リカニャンは遺跡を探究したいという思いなのか、生徒の中にトレジャーハンターのチート能力を持つものに移籍の中にある宝物を盗むように促す。そして、召喚したのはスピード型の騎士が3人ほどである。彼らはすぐに様々な場所に旅立った。

トレジャーハンター・・・宝物をすぐに盗むことのできる能力(ダンジョンのみ)

これこそ、チームプレイというものだろうか。そうではないのかもしれないけれどもね。
そして、10分後メリンさんが入ったと思われる大きな部屋の前まで来て休憩していた。

「リッキー、この中にもお宝があるらしいん、だけど入れないだって。」

と彼女はトレジャーハンターたちの報告を聞いてこちらに重要な情報を教えてくれた。古代遺跡の財宝は、宝玉に、勾玉、首飾りに古代金貨が見つかったということらしい。この遺跡には、価値のある宝物がまだまだあるということにはなっているらしいのだが、今のエリアでは、これぐらいが限界なんだと彼らはリカニャンに報告したということである。リカニャンは、彼らを元の場所に戻し、こちらに戻ってきて

「リッキー、ここまで来るのに後4時間かかるはずだったのを10分で行けるようにしてくれてありがとう。」

 と彼女は言ったのであった。感謝されているようでよかったが、自分はこういうダンジョンは苦手なのだ。なので、とっとと突破したいその口実を探すためにメリンさんの居場所を探していたとでも言って正解なのかもしれない。リカニャンのダンジョンマップの詳細がわからなかったら、自分は迷子になりそのまま死んでしまっていたのかもしれない。この点に関しては、リカニャンに感謝している。

「リッキー、いつになったら突入する。」

と聞いてくる。リカニャンは、もう白い軍服になっていた。つまり、後は自分が準備を完了すればいいだけの話なので、神化する。すると、

<<<汝らは、メリンの仲間か>>>

という声が聞こえてくる。リッキーは、

「ああ、ちょっと用事があって追いかけてきたらここに来たということになる。」

というと、

<<<メリンは、いま絶望的な戦いに挑んでいる。神化した状態の彼女でも勝つことが厳しい敵。しかし、リッキーとリカニャンおぬしら二人の力があれば突破できるだろう>>>

 これって、つまり依頼なのかな。と思ってしまう。けれども、その声は続く。

<<<おぬしらに声をかけた理由が道化師の邪神やつの化けの皮をはがすための道具がこの遺跡に眠る。第一の秘宝 幻覚を見破る。誠の鏡 彼女はそれを使い、奴を倒すために先のボスの部屋に入ったと思われる。おぬしたちも挑戦するか?>>>

と聞いてくる。そりゃあもちろん。

「挑戦させてもらう。あと一つ、聞きたいんだけど、第一の秘宝ってことは第2の秘宝もあるってことだよな。」

すると、こう答えてくる。

<<<おぬしは、面白いことを聞いてくるのお。世界中に数か所しかない古代遺跡型ダンジョンには秘宝が1つずつ眠っておる。おぬしらが、必要に迫られたときそこへと続く道が開かれるのじゃよ。次元を飛ぶことはできぬ。遺跡と遺跡の間には虚無の空間ワープしたものを即死させるトラップがあるんじゃ。全てで7つじゃが、すべてを開くと中央のこの国にある最大の神殿型迷宮 サークレッドラビリンス 危険な迷宮が現れそこには、この世界の秘密が眠っておる。まず、その7つの秘宝の道が開かれるのはめったにないことなんじゃ。この世界の秘密を知ったものが一人でもいる時、大いなる災いが起き世界が滅びるともいわれておる。>>>

・・・なんか、とても重要なことをバンバン言ってくれたこの方に感謝しておくことにする。こいつも老いぼれなんだなと思ってしまう。リカニャンは大事なことをいつも通りにメモしている。やはり、リカニャンは自分の結婚相手ではなく秘書として置いておきたいものだなあと思ってしまうリッキー。リカニャンがメモを終えてメモをズボンのポケットを直したとたん・・・

<<<わしとしたことがしゃべりすぎたわい。ダンジョンの長レイドボス、龍豪 挑戦者二名追加する >>>

といった瞬間扉が轟音とともに開き底を狙っていたかのようにメリンさんが吹き飛んでリカニャンにぶつかりそうになるのをリッキーは魔導障壁トランポリン吸収型の準備をして何とかリカニャンをいきなり失うことはなかった。メリンさんが二人を見て

「どうしてここにいるの。」

と叫んでいるが、リッキーは

「話は、こいつを倒してからにさせてくれないかな。」

 そんな感じのことを言って話を切り上げ部屋の中に入っていくと

「「わしに挑みに来たか。人間よ。われは、この世界に7つしかない古代遺跡型ダンジョン長 龍豪・・・。まあ、おぬしらとは本気でやらないと殺されるという感じがするわい。ということなので、初めから全力で行かせてもらう。」」

 そして、龍の体から黒い結界が張られそして龍の全身に謎の古代文字が浮かび上がる、そして彼は吠えると空間が100倍以上の大きさになり次に、異次元空間から闇の龍が出てくる。メリンが驚いて

「これは、・・・・。100人制レイドボス極になっている。」

と半ばあきらめの状態のメリン、100人制レイドボス 龍豪 これでも本気ではない感じがするけれども、向こうが本気を出すなら、まずメリンさんの様子がおかしくなにかわからないけれども、彼女の頭のねじが取れて暴走していたかのように感じるので、完全に復元する魔法を駆使するために、リッキーはユグドラシルの杖を使い。

「魔導神リッキーが命じる。メリンさんに全力で FULL REFRESH !!!」

という魔法を使用する。すると、杖から光があふれだしメリンさんに光が紡がれていく。そうして傷が治っていき。

 やがて、何事もなかったかのようにこちらをキョトンとした状態で見てくるメリンさん。リカニャンはメリンさんに

「リッキーは、今ゼウスとともにいるものが道化師だということはわかっているゼウスを助けるために本気で戦うたったそれだけのことだよ。」

そういわれて、はっと何かに気づいた様子のメリンさん彼女の目から涙があふれてきて、

「そうだったそうだったわね。なんかしようと思って考えすぎてたら、自分が何をすればいいのかわからなくて無意識に歩き始めたらダンジョンに入り脱出するために一番奥目指していたらこの部屋にそっと入ったのそしたらこいつにぼこぼこにされて・・・・。ありがとう、リッキー 私を助けてくれてこのままだったら女神なのに倒されているところだった・・・。」

 そこに、リッキーが言おうとしていたことをリカニャンが

「困ったときは、人でも生き物でも神様でも助け合うことが基本だよ。メリンさん。」

という。リッキーが、

「今から、一緒に戦うんだ。円陣を組んで団結力を深めようぜ。」

そのことに、メリンさんもうなづき3人で円陣を組み始める。

この様子を見ている。あの龍豪はさすがに機嫌が悪いのか。

「「遅すぎる。シャドードラゴンよこいつらを殺せえええええ。」」

と命令しシャドードラゴンが魔導障壁をも貫通する炎を出して、絶体絶命の時だった・・・・・・・

「リッキーーーーーー―あぶなあああああああい!!!」

とシャドードラゴンが吹き飛んでいった、誰だと思ったリッキーは上を見上げると先ほどとは格好が違うけれども、ルビィなのであった。どうやってここに来たのかはわからないけれども、何とか助かったと思うリッキーたちでもあったのだった。
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