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二章
20/謎ゲー
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結局この日にマガツカミの説明はなく、残りの時間で献立表を作って蓮美は定時を迎えた。
退勤は六時だがそれ以降は職員が残り、毎日交代で夜間に現れるバグに備えているそうだ。
自分もいずれは待機役をと願いでると。
「もちろんだよ」
悟狸の承諾はなんなく得られた。
バグ以外のマガツカミについては時期が来たら話そうと言われて。
ついでという事もあり、命を連れ出す計画も重ねて相談してみた。
本人からは行きたいとの返事をもらった事も伝えて。
「週末と言わずいつでもいいよ。今まで外の世界に出たいだなんて言った事がないものだから、てっきりそれが命君の望みなんだと僕らは思っていたんだ。ほら、我々は人間と感覚や感性が少し違うと話しただろう、やはり人間の心は人間同士にしか分からないのだろうね。彼の引率を君が引き受けてくれれば外界の回線にむやみに繋がるような事はないだろうし、頼んだよ」
あっさり許可は下りた。
さっそくに本人に外出をいつにするかと尋ねると、即答で明日がいいと答える。
予定は急遽明日となり、職員にも命との外出願いを届け出た。
彼と犬威の件は言わば親子の問題なので関われない。
長びかない事を願いつつ六時に退所した。
帰宅ラッシュでアパートの自室に戻ると真っ先にベッドへと飛び込む。
「疲れた……」
怒涛の勤務二日目。
体力よりも精神的疲労の方が強い。
夕飯は手を抜きたかった、めんどくさいのだ。
「冷凍してあるピラフとパックのお惣菜で済まそ……」
バグでの出動があればメールでもいいから知らせて欲しいと職員に伝えてある。
スマホはマメにチェックしておこうと思った。
なんだかんだいっても命は社会の安全を守っているのだ。
ダラダラ部屋着に着替え、そのスマホを取り出そうとカバンを覗くと何かある。
コンビニの袋にメモが張り付けてあった。
「いつの間に……?」
メモを開くと達筆な文字でこう書かれている。
蓮美さん。
蓮美さん。
聞こえますか。
あれ、蓮美さん?
おや、間違えた、通信回線じゃないや。
命です。
今日、買い物に連れて行ってくれてありがとうございました。
色々見れて面白かったどす。
蓮美さんがやおよろず生活安全所に来てから心がザワザワしています。
僕にも心があったんだなと(以下解読不能)
ところでゲームを作ったんですが、今日のお礼に蓮美さんにも体験してもらいたくてカバンに入れておきます。
メモは命からだった。
袋には七色に輝くコンパクトディスクが入っている。
タイトルは書いていない。
文面はかなり電波だが、彼なりに思いをしたためたと思われる。
なんで途中京都弁が入ったのかは、誤字なのか不明だが。
あと、心をザワつかせる気が毛頭ないのだけは事実、むしろザワザワしているのはこちらなのだが。
解読不明の文字が書いてあるが、どこかの部族の文字にも見える。
オチには唐突に自作のゲームをカバンに入れられ、締めくくりとされていた。
伝えたい事はなんとなく分かったし、自分を楽しませようと(多分)ゲームを忍ばせてくれた気持ちは嬉しくはある。
忘れがちだが命はAIの神でもある、ゲームぐらい作れる筈だ。
だが問題は中身。
エロゲーではないだろうな。
彼の部屋を掃除している時に勘違いしていたようだが、エロゲーなら完全にアウトである。
冗談にはできないセクハラだ、彼を買い物に連れては行けない。
関わり合いを履き違えたり、誤解を招く関係があっては信頼関係は成り立たない。
ましてや相手を侮辱する行為があっては。
蓮美はディスクを机の上に置いて食事の準備にかかった。
ピラフを温め、惣菜を食べ終えると洗い物をしながら風呂のお湯を入れる。
入浴中は所の温泉にいる自分を想像したりした。
クマ衛門がプリントしてあるパジャマに着替えると、髪を乾かし自分のパソコンを立ち上げる。
「信じてるからね」
起動したパソコンのトレイにディスクを入れた。
ブウウンとデータが読み込まれる音がし、ちょっとだけ緊張する。
信頼を裏切って欲しくないからだ。
暗い画面が切り変わり、ポップな曲がかかるとカラフルなキャラクターが登場し、ピコピコ動いていた。
「かわいいっ」
ゲームは二頭身の動物達が登場する物らしい。
画面内をチョコチョコ右へ左へ移動する、可愛らしく蓮美が好む代物だ。
「あれ、でも……」
どこかで見た事があるような。
テレビのコマーシャルとかで。
音楽に合わせ、ゲームタイトルが遅れて現れたのだが。
『戦え、眷属の森!』
どこかで聞いた事があるような。
しかも戦うってなんだ、ほのぼの育成ゲームとかではなさそうだが。
あ☆そ☆び☆か☆た、と平仮名のメッセージウインドウがもったいぶって出てきた。
『これは自分用のアバターを選ぶ、または作り出し、戦って潰し合うゲームです』
「物々しいよ……」
潰し合うって物々しい。
出だしの可愛さ必要ないじゃんとか思う。
「アバターまで……」
アバターとはゲーム内で使用するキャラクター、自分の分身となるキャラを選ぶ、作り出す機能である。
キャラの髪や服装などをカスタマイズし、オリジナルキャラとして選んだり組み合わせ自由なのが特徴だ。
蓮美もアプリゲームなどで知ってはいた。
「対象年齢は十歳から六十歳、幅広いな……」
受け取った以上やらざるを得ない、
嫌な予感しかしないがアバターを選ぶを押してみた。
「え、これって……」
選択キャラクターが現れ、ネット上のフリー素材から拝借したとわかる雑な画像。
名前が初めから所の職員になっていて変更不可だった。
猿真とあるがシンバルを叩くおもちゃのおサル。
狐乃はチベットスナギツネが使われていて本人に似ていない。
似ているのは命を見つめる眼差し位だ。
犬威はチワワ、悟狸に至っては某アニメの青い狸。
和兎だけ本人の写真が使われていたが目元に黒の目隠しがある。
他のキャラがノーマルとハードモードなのに対し彼女だけピーッ(自主規制)とピーッ(自主規制)になっていた。
レベルの初期設定は九十九、異世界転生かよ転生しても彼女がチートすぎる。
なんなんだこのゲームは、バトルゲームみたいだが正体不明だ。
これでどう遊べと思うが、感想を聞かれたら困る。
「変えてみよう……」
アバターを作る方に変えてみると選択の基本ベースが〇、△、□だった。
「人間が選べない……」
ヒトジャナイ。
物体だ。
人間どこいった。
彼の電波ぶりがますます色濃くなる。
「目、鼻、口の選択を選ぶ、えぇ……」
一つ一つ選ぶのがめんどくさくなってきた。
四角を適当に選び、適当に選んだ目をくっつけ、適当に選んだ鼻をくっつけ、適当に選んだ口をくっつけていく。
結果出来上がったのが。
『テッテレー、あなたの作ったキャラは味噌♪』
「味噌っ!」
味噌ってなんだ、味噌ってなんなんだ。
理解できないでいると市販の袋味噌に手足が生えたキャラが出てきた。
闇属性で合わせ味噌とある。
職業が味噌、もう味噌。
装備のお玉が武器らしく、スキルにお玉でぶん殴る、相手の傷に味噌を擦り込むとあった。
「……やめよぅ」
味噌に気を落とし、電源を落とし、蓮美はさっさと布団に潜り込む。
体力は温存せねば。
明日に備えて。
「回復系の魔法使いがよかった……」
正体不明のあのゲームに期待する意味はないのだが。
一日の疲れが押し寄せ、数秒で蓮美は深い眠りへと落ちていった。
退勤は六時だがそれ以降は職員が残り、毎日交代で夜間に現れるバグに備えているそうだ。
自分もいずれは待機役をと願いでると。
「もちろんだよ」
悟狸の承諾はなんなく得られた。
バグ以外のマガツカミについては時期が来たら話そうと言われて。
ついでという事もあり、命を連れ出す計画も重ねて相談してみた。
本人からは行きたいとの返事をもらった事も伝えて。
「週末と言わずいつでもいいよ。今まで外の世界に出たいだなんて言った事がないものだから、てっきりそれが命君の望みなんだと僕らは思っていたんだ。ほら、我々は人間と感覚や感性が少し違うと話しただろう、やはり人間の心は人間同士にしか分からないのだろうね。彼の引率を君が引き受けてくれれば外界の回線にむやみに繋がるような事はないだろうし、頼んだよ」
あっさり許可は下りた。
さっそくに本人に外出をいつにするかと尋ねると、即答で明日がいいと答える。
予定は急遽明日となり、職員にも命との外出願いを届け出た。
彼と犬威の件は言わば親子の問題なので関われない。
長びかない事を願いつつ六時に退所した。
帰宅ラッシュでアパートの自室に戻ると真っ先にベッドへと飛び込む。
「疲れた……」
怒涛の勤務二日目。
体力よりも精神的疲労の方が強い。
夕飯は手を抜きたかった、めんどくさいのだ。
「冷凍してあるピラフとパックのお惣菜で済まそ……」
バグでの出動があればメールでもいいから知らせて欲しいと職員に伝えてある。
スマホはマメにチェックしておこうと思った。
なんだかんだいっても命は社会の安全を守っているのだ。
ダラダラ部屋着に着替え、そのスマホを取り出そうとカバンを覗くと何かある。
コンビニの袋にメモが張り付けてあった。
「いつの間に……?」
メモを開くと達筆な文字でこう書かれている。
蓮美さん。
蓮美さん。
聞こえますか。
あれ、蓮美さん?
おや、間違えた、通信回線じゃないや。
命です。
今日、買い物に連れて行ってくれてありがとうございました。
色々見れて面白かったどす。
蓮美さんがやおよろず生活安全所に来てから心がザワザワしています。
僕にも心があったんだなと(以下解読不能)
ところでゲームを作ったんですが、今日のお礼に蓮美さんにも体験してもらいたくてカバンに入れておきます。
メモは命からだった。
袋には七色に輝くコンパクトディスクが入っている。
タイトルは書いていない。
文面はかなり電波だが、彼なりに思いをしたためたと思われる。
なんで途中京都弁が入ったのかは、誤字なのか不明だが。
あと、心をザワつかせる気が毛頭ないのだけは事実、むしろザワザワしているのはこちらなのだが。
解読不明の文字が書いてあるが、どこかの部族の文字にも見える。
オチには唐突に自作のゲームをカバンに入れられ、締めくくりとされていた。
伝えたい事はなんとなく分かったし、自分を楽しませようと(多分)ゲームを忍ばせてくれた気持ちは嬉しくはある。
忘れがちだが命はAIの神でもある、ゲームぐらい作れる筈だ。
だが問題は中身。
エロゲーではないだろうな。
彼の部屋を掃除している時に勘違いしていたようだが、エロゲーなら完全にアウトである。
冗談にはできないセクハラだ、彼を買い物に連れては行けない。
関わり合いを履き違えたり、誤解を招く関係があっては信頼関係は成り立たない。
ましてや相手を侮辱する行為があっては。
蓮美はディスクを机の上に置いて食事の準備にかかった。
ピラフを温め、惣菜を食べ終えると洗い物をしながら風呂のお湯を入れる。
入浴中は所の温泉にいる自分を想像したりした。
クマ衛門がプリントしてあるパジャマに着替えると、髪を乾かし自分のパソコンを立ち上げる。
「信じてるからね」
起動したパソコンのトレイにディスクを入れた。
ブウウンとデータが読み込まれる音がし、ちょっとだけ緊張する。
信頼を裏切って欲しくないからだ。
暗い画面が切り変わり、ポップな曲がかかるとカラフルなキャラクターが登場し、ピコピコ動いていた。
「かわいいっ」
ゲームは二頭身の動物達が登場する物らしい。
画面内をチョコチョコ右へ左へ移動する、可愛らしく蓮美が好む代物だ。
「あれ、でも……」
どこかで見た事があるような。
テレビのコマーシャルとかで。
音楽に合わせ、ゲームタイトルが遅れて現れたのだが。
『戦え、眷属の森!』
どこかで聞いた事があるような。
しかも戦うってなんだ、ほのぼの育成ゲームとかではなさそうだが。
あ☆そ☆び☆か☆た、と平仮名のメッセージウインドウがもったいぶって出てきた。
『これは自分用のアバターを選ぶ、または作り出し、戦って潰し合うゲームです』
「物々しいよ……」
潰し合うって物々しい。
出だしの可愛さ必要ないじゃんとか思う。
「アバターまで……」
アバターとはゲーム内で使用するキャラクター、自分の分身となるキャラを選ぶ、作り出す機能である。
キャラの髪や服装などをカスタマイズし、オリジナルキャラとして選んだり組み合わせ自由なのが特徴だ。
蓮美もアプリゲームなどで知ってはいた。
「対象年齢は十歳から六十歳、幅広いな……」
受け取った以上やらざるを得ない、
嫌な予感しかしないがアバターを選ぶを押してみた。
「え、これって……」
選択キャラクターが現れ、ネット上のフリー素材から拝借したとわかる雑な画像。
名前が初めから所の職員になっていて変更不可だった。
猿真とあるがシンバルを叩くおもちゃのおサル。
狐乃はチベットスナギツネが使われていて本人に似ていない。
似ているのは命を見つめる眼差し位だ。
犬威はチワワ、悟狸に至っては某アニメの青い狸。
和兎だけ本人の写真が使われていたが目元に黒の目隠しがある。
他のキャラがノーマルとハードモードなのに対し彼女だけピーッ(自主規制)とピーッ(自主規制)になっていた。
レベルの初期設定は九十九、異世界転生かよ転生しても彼女がチートすぎる。
なんなんだこのゲームは、バトルゲームみたいだが正体不明だ。
これでどう遊べと思うが、感想を聞かれたら困る。
「変えてみよう……」
アバターを作る方に変えてみると選択の基本ベースが〇、△、□だった。
「人間が選べない……」
ヒトジャナイ。
物体だ。
人間どこいった。
彼の電波ぶりがますます色濃くなる。
「目、鼻、口の選択を選ぶ、えぇ……」
一つ一つ選ぶのがめんどくさくなってきた。
四角を適当に選び、適当に選んだ目をくっつけ、適当に選んだ鼻をくっつけ、適当に選んだ口をくっつけていく。
結果出来上がったのが。
『テッテレー、あなたの作ったキャラは味噌♪』
「味噌っ!」
味噌ってなんだ、味噌ってなんなんだ。
理解できないでいると市販の袋味噌に手足が生えたキャラが出てきた。
闇属性で合わせ味噌とある。
職業が味噌、もう味噌。
装備のお玉が武器らしく、スキルにお玉でぶん殴る、相手の傷に味噌を擦り込むとあった。
「……やめよぅ」
味噌に気を落とし、電源を落とし、蓮美はさっさと布団に潜り込む。
体力は温存せねば。
明日に備えて。
「回復系の魔法使いがよかった……」
正体不明のあのゲームに期待する意味はないのだが。
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