君の一瞬の人生と一生の恋がしたい

syouta

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君の一瞬の人生と一生の恋がしたい

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「ビィーーー、ガシャン!」
とある音から10分後。病院にて。
「瞳美!死ぬな生きろ!」
「一輝くん、、、。今までありがとうね、、、。」
「瞳美!あぁぁぁ!くそぉ!」
高校の教室にて。
「一輝くん!」
「なんだ夢だったのか、、、。」
~第1章~瞳との出会い
俺が瞳美と出会ったのは、高校の入学式の事だった。たまたま、席が隣だったため、すぐに仲良くなることが出来た。
「自分の名前は、一輝って言います。良かったら仲良くしてください。」
「私は瞳美って言います。こちらこそよろしくね。」
こんな感じの馴れ初めだった。
そんな入学式から、約1ヶ月後の5月10日AM5時10分、僕達は一緒に帰るくらいの仲になっていた。
「ビィーーー!ガシャン!」
その音が響いた時僕は友達の信也と作業をしていた。
「なんの音だ?」
気にせず作業をしていると間もなく救急車がやってきた。
そして10分後、見慣れた番号から電話がかかってきた。瞳美からだった。
『もしもし、一輝だけどどうしたの?』
『もしもし、一輝君?』
その声は、明らかに瞳美の声ではなかった。
『どちら様でしょうか?』
『そんなことはどうでもいいから、松村病院に来て!!
瞳美が大変なの!!』
明らかにその声は焦っているようにも聞こえた。まさか、と思いつつも急いで病院に向かった。すると、自分のまさかは的中していた。そうだとわかった瞬間、僕は膝から崩れ落ちた。途端に声が聞こえた。
~第2章~不思議な夢
「一輝くん!」
その声は明らかに瞳美の声だった。
「瞳美、瞳美!?」
「どうしたの?いきなり、私の名前なんかの呼んで、何かあったの?」
「何かって、瞳美が交通事故にあって、、、。」
「何、そんな縁起の悪いこと言ってるの?」
ふとスマートフォンに目をやると、AM8時30分と表示されていた。
「なんだ夢か、良かったぁ。」
「ほら、一輝くん授業始まるよ!」
「あ、うん。」
そして、帰りの学活が終わり信也とのんびり話していると、再び悲劇が起きた。
「ビィーーー!ガシャン!!」
なんと、夢のはずだった悲劇が再び起こってしまったのだ。そして時間を確認すると、PM5時30分と表示されていた。何も無く救急車がやってきた。10分後、瞳美から電話がかかってきた。
「もしもし、」
「もしもし、一輝くん?」
「そうですけど、、、。」
「早く松村病院にきて!!瞳美が大変なの!!」
僕は急いで病院に向かった。そこには、夢で見たままの光景が広がっていた。あれは夢じゃなかったのか、、、。
下を見て落ち込んでいると、声が聞こえた。
「一輝くん!!」
また瞳美の声が聞こえた。スマートフォンに目をやると、やはりAM8時30分と表示されていた。これはどういうことなのだろうか。
~第3章~2度目のタイムリープ
「どうしたの?具合でも悪いの?」
「ううん、大丈夫、、、。」
これは、瞳美を助けるチャンスなんじゃないか?そう思った僕は、作戦を練った。まず大前提として瞳美を一緒に帰る約束をすることが重要だ。
「瞳美!!」
「なに?」
「今日一緒に帰らない?」
「いいけど、」
よし、これで1つ目のミッションはクリアだ。2つ目のミッションとして瞳美のことを引いた車がどの車かを確認する。
「ビィーーー!ガシャン!!」
瞳美を引いた車は青色の車だということが確認できた。よし後は、タイムリープするだけだ。
~最終章~いざ瞳美を助ける
よし、ミッション開始だ!
まず瞳美を誘う。
「瞳美!!」
「今日、一緒に帰らない?」
「いいよ!!」
まずは1つ目のミッション完了。2つ目のミッションは、青色の車が通り過ぎるまで高校の中で瞳美と一緒に待機する。そしてPM5時10分を過ぎたと確認できたと同時に青色の車が通り過ぎたのがわかった。
~番外編~瞳美と一輝のその後
あの悲劇をを乗り越えた瞳美と僕は付き合うことになった。
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