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第十章 王様編其の一 猫の王様誕生
275 村の視察 ケース3ー1
しおりを挟む村の視察を行って四日目。今日のノルマをこなせば半分を超える。もしも猫騒動が起こっても折り返し出来るので、いいペースだと思う。
「予定より遅れているので、なんとか二件回りたいですね」
美少女秘書のリータが、機内で厳しい意見を述べる。だが、わしはいいペースだと思う。
「今日も猫騒動が、上手く収まるといいニャー」
美少女猫耳秘書のメイバイも、わしのせいにして来る。わしのせいではないはずだ。でも、心の中で美少女と言ったせいか、それ以上の追求は無かった。ただ、撫でるだけだ。
今日は前列に座らせたのが仇となって、五番目の村に着くまでゴロゴロ言わされてしまった。
村に着くと例の如く、マスコットキャラを残して村人の説得に走らせる。わし達はその間暇なので、コリスの相手だ。
ワンヂェンと二人でコリスを撫でたり揉んだりしていれば、「ホロッホロッ」とご機嫌だ。コリスもお返しとばかりに抱き抱えて頬擦りする。猫サンドイッチもお気に入りのようだ。
そうこう遊んでいると、リータが飛行機に駆け込んで来た。
「シラタマさん! 大変です!!」
「ゴロゴロ~。獣でも出たにゃ?」
「盗賊です! 村の人も怪我人がいっぱい居ます」
「にゃ!? ワンヂェン。コリス。行くにゃ~」
わし達はリータのあとに続いて、汚い掘っ立て小屋に入る。ちなみにコリスは小屋の入口が狭かったので、シェンメイと遊んでいるように言っておいた。
掘っ立て小屋の中では、十人の村人が傷の痛みに呻き声をあげていた。
「メイバイ。傷の酷い人はわしが診るにゃ。浅い人は、ノエミとワンヂェンにゃ。指示してくれにゃ」
「それじゃあ、シラタマ殿はこの二人をお願いニャー」
応急処置をしていたメイバイの指示に従い、わしは死にかけていた者を、回復魔法で治す。ノエミとワンヂェンも回復魔法が使えるので、命に別状のない傷なら問題ない。
刀傷か……。治す事は出来たが、血を流し過ぎている。このままでは今夜が山じゃ。輸血が出来たら助かるんじゃろうけど、そんな知識は無いし……奇跡を信じるしかないか。
わしはリータとメイバイを外に連れ出すと、キッチンを取り出す。
「炊き出しですか?」
「その前に、ジャガイモの料理を作ってくれにゃ。ジャガイモをすりおろして、牛乳で煮詰めてくれにゃ。あと、薬草も刻んで入れてくれにゃ」
「いいけど、なんでニャー?」
「二人は長くは持たないかもしれないにゃ。だから、奇跡を起こすにゃ。使うジャガイモは巨象の血を八倍に薄めた物にゃ。わしの言ってる意味、わかるにゃろ?」
「はい! 急いで作ります!!」
「任せてニャー!」
料理を二人に頼むと、わしは小屋に戻る。ノエミとワンヂェンはよくやってくれているが、わしより治す速度が遅いので、十人中、六人をわしが担当した。
最後の一人を治している時の二人の真剣な目は、わしの魔法をパクる気まんまんだった。なのでノエミとの約束もあったので、レクチャーしながら治す。
皆の処置が終わると、料理が出来たと鍋を持ったリータ達が入って来たので、その鍋を氷魔法で急速に冷ます。
巨象の血のジャガイモで作られた、ビシソワーズ素人風の完成だ。味は二の次。すりおろして牛乳で喉を通りやすくしたので、病人でも食べやすい。これで、体力の回復を促す。
ここはひとまずリータとメイバイに任せてわしは、村長の息子から聞き取りをしていたケンフのそばに寄る。
「猫!?」
村長の息子は驚いているので、ケンフから話を聞く。
「それで、にゃにが起きたんにゃ?」
「昨日、盗賊の襲撃を受けたみたいです。食べ物が無いと言うと信じてもらえず、対応していた村長や村の男が斬られたらしいです」
「にゃるほど。息子さん。そろそろ帰って来てくれにゃ~」
「……はい」
村長の息子は、まだ若干落ち着きに欠けるが、わしは気にせず質問する。
「それで食糧は全然無いのかにゃ? あ、わし達は奪うつもりはないからにゃ。持って無いにゃら分け与えるにゃ。話を聞いていると思うけど、嘘偽りの無い、王の言葉にゃ。信じてくれにゃ~」
「……わかりました。本当は食糧はあります。ただ、これが無くなると、次の収穫まで食べる物が無くなるので嘘をつきました」
「そうにゃんだ。住人の為、村長は危ない橋を渡ったんだにゃ」
「はい……」
「それにしてもわしだったら、この村を見ても食糧があると思えないにゃ」
「それが……確証は無いのですが、盗賊に見た顔があったのです。たしか、貴族様の使いだったような……」
貴族の使い? 貴族でこの村の事情を知っていれば、収穫量も把握しておるのかも? ここはソウの街に近いし、逃げ出した貴族が盗賊になったのかもしれん。わしの失策じゃ。
「貴族だとしたら、すまないにゃ。わしが完全に息の根を止めなかったのが、この事態を招いたにゃ。本当に申し訳ないにゃ」
わしは頭を下げて、村長の息子に謝罪する。するとケンフが慌てて止める。
「シラタマ陛下! 王がこの様な者に、謝罪をしてもいいのですか!」
「わしは王でも、自由を愛する猫にゃ。悪いと思えば謝るにゃ。これがわしのやり方だから、口を出すにゃ」
「……わかりました」
わしとケンフのやり取りを見た村長の息子は、取り乱した声をあげる。
「ね、猫王様! 頭をお上げください。誠意ある対応、心より感謝します」
その言葉を聞いてわしは頭を上げ、盗賊の逃げた方向を聞き、炊き出しを行う旨を伝える。村の者にも手伝ってもらい、今回は贅沢に、エミリ特製焼肉タレを使ってあげた。
その匂いに誘われ、コリスがモフッとわしに抱きつく。
「モフモフ~。いいにおい~」
「そうじゃろ? いつもの肉より、すっごく美味しいぞ」
「……もうたべていい~?」
「まだじゃ」
「……もういいよね?」
「出来たら一番に食べさせてやるから、もうちょっと待とうな?」
「うぅ……まつ~」
コリスは我慢の出来るいい子。でも、わしの頭を噛んでモグモグしなければ、もっといい子なのに……
肉が焼き上がると宣言通り、コリスに皿を手渡す。急いで食べるから、あっと言う間に平らげた……かのように見えたが、頬袋に入れて、おかわりを要求して来やがった。
わしは頬袋に入っている肉を食べ終わったら用意すると言って、頭を撫でる。コリスはわかったと言って、ムシャムシャしている。その間に、おかわりを取りに行って帰って来ると、その皿もコリスに手渡す。
「……ん~」
しかし、コリスは食べないで返して来た。
「どうしたんじゃ?」
「モフモフたべてない。モフモフがたべたら、つぎのをたべる~」
気を使っておるのか? 本当にコリスはいい子じゃな。だが、まだお昼になっていないから、わしは食べる気が起きてないだけじゃ。
それにやる事も出来たし、それが終わってから食べるのがベストなんじゃがな。コリスの優しさは嬉しいから、ひと切れもらおうか。
「これだけもらうな?」
「もういいの~?」
「わしはあとから食べるから大丈夫じゃ。全部食べていいぞ」
「う~ん。わかった~」
「ケンフ! シェンメイ! 出番じゃ!!」
「「モグッ!」」
わしの大声に、二人も声をあげて応える。片手に皿を持ち、モグモグしながら……
視察団はわしのそばに集まると、リータとメイバイ以外、肉をモグモグとしながら話を聞く。どうやら初めて嗅いだ匂いなので、お腹もすいていないのに我慢できなかったみたいだ。
怒るほどの事でもないので軽く打ち合わせをすると、わしはコリスと一緒に東側から村を出て、大きく回り込みながら北に向かうのであった。
* * * * * * * * *
その間、村では……
「ケンフ様! 奴らがまた来ました!!」
「シラタマ陛下が言った通りだったな。クックック。早く来い!」
「村の入口で応戦すればいいのよね? 腕が鳴るわ。フフフ」
見張りをしていた村人の慌てる声を聞いて、ケンフとシェンメイは妖しく笑っていた。
「二人とも、ちゃんと手加減してくださいよ?」
「シラタマ殿は、捕らえろって言ってたニャー」
「うっ。わかっています」
「わかってるわよ。でも、一番多く捕まえるのは競争してもいいでしょ?」
「それぐらいなら……」
「ならば、俺が一番多く捕まえて見せます!」
「私が一番に決まっているでしょ!」
リータとメイバイが止めに入るが、話が数の争いに変わってしまった。そこを、冷ややかな口調のノエミが割って入る。
「はいはい。早く入口に移動しましょ。ワンヂェンは、もしもこっちに来たら頼むわね」
「わかったにゃ~!」
「行くわよ~」
さすがはノエミ。東の国の魔法部隊副隊長は伊達ではない。シラタマがリータを指揮官に指名したにも関わらず、奪ってしまった。
ノエミが先頭を歩き出すと、皆、追い抜いて歩き、誰が一番先に到着するかを競い合う。そんな争いに興味のないノエミは最下位だ。一番子供に見えるが、この中で最年長のおばさんだから当然だ。
そうこうすると一行は、村の入口に近付く二十人ほどの盗賊の姿を発見する。盗賊は村の入口が近くなると陣形を組み、その後方に、馬に乗った盗賊の親分らしき男が剣を抜く。
そして、親分らしき男が馬上から、リータ達に声を投げ掛ける。
「お前達! やはり食糧が無いと言うのは嘘だったようだな。これほど匂いを放って馬鹿なのか? それでバレないとでも思ったのか! 者ども、今回は誰一人残すな。他の村への見せしめにしてやる。殺れ……へ?」
ゴンッ! バシッ!
親分が喋り終わる前に、ふたつの打撃音が響いた。
「あ~あ……」
ノエミがその事態に、呆れた声を出す。ケンフとシェンメイが先走って、盗賊の集団に殴りかかったからだ。
ケンフは盗賊を殴り飛ばし、シェンメイは斧の腹で、こちらも吹っ飛ばした。二人の盗賊は地面と平行に飛んだあと、地面にバウンドして止まる事となった。
「き、貴様! 何をする!!」
「それはこちらの台詞だ。シラタマ陛下の国民に傷を負わすとは、死んで詫びろ!」
「そうよ。剣を抜いたんだから、死んでもいいって事よね?」
「なっ……」
親分が喚き散らすと、ケンフとシェンメイは妖しい笑みを浮かべて言葉を返す。親分は言葉を失うが、頭をフル回転させて事態を把握する。
「お、お前達は……武術バカに、筋肉猫だと……」
その発言を聞いた、シェンメイとケンフは顔を赤くする。
「殺す……」
シェンメイは怒りを露に低い声を出し、ケンフは……
「それほどでも~」
何故か照れていた。ケンフにとって、バカは褒め言葉だったみたいだ。その姿を見た、リータ、メイバイ、ノエミはと言うと……
「「「はぁ~~~」」」
大きなため息を吐くのであったとさ。
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