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第十三章 新婚旅行編其の一 東に向かうにゃ~
346 カマキリと戦うにゃ~
しおりを挟むわし達が生き物の接近を待っていると、数本の黒い木が切断され、白くて巨大な細長い生き物が現れた。
やはりカマキリじゃったな。角二本に鎌が四本、全長は……15メートルぐらいありそうじゃ。若干気持ち悪いが、黒光りや毛むくじゃらじゃないから我慢できる。
しかし、リータとメイバイに譲るには、強さがマズイか。キョリスよりやや弱いぐらいじゃ。二人は、この一年でかなり強くなったけど、キョリスの強さの半分にも届いていないから、さすがに難しい。コリスを加えたら楽勝なんじゃが……
「コリスと一緒にゃら許可するにゃ」
「やった!」
「やったニャー!」
「や~!! きもちわるい~」
リータとメイバイは喜ぶが、コリスは拒否する。その瞬間……
「【光盾】にゃ!」
白カマキリは腕を振って、よっつの斬撃を飛ばして来た。その斬撃は、わしが咄嗟に出した光の盾に弾かれる。
「ひとまずわしが相手するにゃ。コリスを説得してダメにゃら、そのままわしが倒すにゃ」
「……はい」
「わかったニャ」
白カマキリが攻撃して来たので話をしている場合では無くなってしまい、わしは一人で駆けて行く。
「コリスちゃ~ん?」
「どうしたニャー?」
その後方では、リータとメイバイの、コリスへの説得が始まったようだ。
わしは走りながら腰に差した【白猫刀】を抜き、次元倉庫からも、長く白い刀を取り出す。この白い刀は、もちろん白魔鉱。東の国の鍛冶屋マウヌとわしの合作だ。
何故、そうなったかと言うと、【白猫刀】の整備を頼みに行ったら、白魔鉱がなかなか集まらないとからまれた。営業中なのに客を追い出し、酒まで飲んでうだうだと剣についての熱い思いを聞かされた。
わしも飲まされて、「やっぱりドワーフなんじゃね?」と、からかっていたら泣き出してしまい、つい、うっかり、自分の刀なら素材を提供すると言ってしまって製作が始まった。
素材は皇帝が持っていた白魔鉱の武器が余っていたので、使わなさそうな、変な形の武器を溶かしてやった。王様の仕事で忙しい体を取っていたので時間は掛かったが、無事、マウヌが納得する最高のひと振りの刀が完成した。
もちろん重力魔法で圧縮したので【白猫刀】と同じく、重たくて頑丈だ。ただし切れ味は、トップ鍛冶師が作ったので、段違いとなっている。歪だが刃文も浮かんで、わしも大満足だ。
刃の長さは1メートル。柄まで入れると、【黒猫刀】よりかなり長い刀となった。当然わしが持つには長すぎるが、わしの力ならば、楽々振る事が出来る。
名前は悩んだ結果、名刀【猫干し竿】と名付けてやった。マウヌには、かなり渋い顔をされたが、わしが素材を提供して、労力と金まで払ったんだから文句は言わせない。
リータとメイバイもいい名前と言ってくれたから、これでいい。猫が入ってなかったら、改名する予定だったようだが……
さて、ドワーフの作った最高傑作を拝ませてもらおうかのう。
わしが白カマキリの射程範囲に入ると、二本の鎌がわしを挟むように同時に振るわれた。わしは避けようかと考えたが、刀の性能を確かめる為に、【白猫刀】には魔力を流し、【猫干し竿】は素の状態で受けようとする。
その刹那、金属音がふたつあがった。わしはその音を聞いて、大きく距離を取る。
うむ。どちらも刃毀れ無し。白い生き物じゃから少し怖かったが、これなら魔力を流せば、鎌も斬り落とせるかもしれんのう。
刀の確認が終わると、わしを斬れなかった事で首を傾げている白カマキリに向かい、正面から胴体に刀を振るう。
しかし白カマキリはガサガサと足を動かして、凄い速度で後退して避けられてしまった。その置き土産で右側の二本の鎌を振るったので、わしも後ろに跳んで避ける。
なるほどのう……さすがは虫。機動力が半端ない。人間の剣士と違う動きじゃから、考えを改めないとな。それに四刀流の剣士なんてお目に掛かれないから、そこにも注意じゃな。
わしは地を蹴って、凄まじい速さで白カマキリの右後ろに回り込む。そしてジャンプからの頭目掛けてバッテン斬り。
白カマキリは反応できず……と考えていたが、顔を動かさずに鎌で受けられてしまった。しかも空中に浮いていたため踏ん張りが効かず、次の鎌が振るわれてガードすると、弾き飛ばされる事となった。
忘れておった。複眼じゃったな。完全に真後ろにつけないと、死角にならんのじゃな。おっと、キャット空中……着地っと。
飛ばされながら考え事をしていたわしは、木とぶつかり掛けたのでくるりと体勢を変え、足で衝撃を弱める。そして、三回転せずに着地した。
そこを白カマキリは上半身を揺らさずに走って来て追撃。四本の鎌を何度も振り下ろす。わしは初撃こそかわしたが、後ろの大きな木が倒れた事でリータ達を巻き込み兼ねないと感じ、二本の刀で受ける戦いに切り替える。
白カマキリが鎌を横に薙げば、刀で受け止め、次の鎌が来る前に懐に入って刀を振るう。長い突きを放たれれば、二本の刀をバッテンに交差して下から弾き上げる。縦に振り下ろせば、鎌を右の刀で滑らせ、次の鎌も左の刀で受け流す。
同時に四本の鎌が振られたならば、一本ずつ時間差で弾き返し、万歳して隙だらけの胴体に、ジャンピングネコキック。ぶっ飛ばしてやった。
白カマキリは四刀流とあって手数が多く、まるで四人の剣士が戦っているかの如く、多くの金属音が辺りに響き渡る。それでもわしのスピードが勝り、徐々に金属音は減って行った……
こんなもんかな?
長い斬り合いを続けたわしは、頃合いと見て反則に出る。
「【大風玉】にゃ~!」
わしの作り出した巨大な風の玉によって、白カマキリは木を薙ぎ倒しながら、押し飛ばされて行った。
「ただいまにゃ~」
そうして白カマキリが戻って来る前に、リータ達と合流する。
「それでコリスは、にゃんて言ってるにゃ?」
「嫌の一辺倒でして……」
「コリスちゃん。お願いニャー」
「やーなの!」
コリスはメイバイの説得に、プイッと横を向いてしまった。
「まぁしょうがないにゃ」
「「でも~」」
「かなり痛め付けてやったから、コリスが居なくてもにゃんとかなると思うにゃ」
「「じゃあ……」」
「あとは任せるにゃ。いちおうアドバイスしておくと、ケンフみたいに戦うにゃ。これで気を付ける点もわかるにゃろ?」
「「はい(ニャ)!」」
「それじゃあ……やっておしにゃい!」
「「にゃ~~~!」」
わしが許可すると、リータとメイバイは、黒い笑みを浮かべて白カマキリの吹っ飛んだ方向に走って行った。やはり脳筋……
「いまの忘れないですからね!」
「覚えておくニャー!」
遠くからでもわしの考えを読み取るとは、どうやっておるんじゃ……
二人は単にカマを掛けただけだが、そのせいで、心を読むスキルの謎は、ますます深まるわしであった。
それからわしはコリスを撫でまくり、ご機嫌になったところでリータとメイバイの応援をしようと提案する。コリスは見るのも嫌そうだが、戦わなくていいならと、渋々一緒に応援する事を了承してくれた。
わし達が戦闘区域に入ると、すでに戦いは始まっており、リータの盾で白カマキリの鎌を受けている最中であった。
なのでわしとコリスは声援を送りながら、お茶とおやつをポリポリ。ぶっちゃけ、コリスはおやつをあげると言ってついて来させたのだ。
まぁなんとかなっておるな。白カマキリの鎌は二本斬り落としたし、残りの二本も、魔力で強度を増した【猫干し竿】で受けたから、刃がボロボロ。
足も一本斬り落としているから機動力も落ちておる。さらにわしと長時間斬り合ったから、体力も限界に近い。
二人も力負けせずに、ナイフや盾で受け切れておる。お! リータの鎖が鎌に絡まった。
リータの鉄魔法で操作した鎖で、白カマキリの左鎌が封じられると、メイバイはもう一本の鎌をすり抜けてジャンプ。そしてナイフに仕込んだ魔道具【光一閃】を使い、光の剣にして、右鎌を根本から切り落とした。
白カマキリは痛みに苦しみ、大口を開けて……いや、宙にいるメイバイに噛み付く為に、大口を開けた。
メイバイはそれを見ているしかない。だが、既の所で噛み付きは空振る。
リータだ。巻き付けた鎖を力任せに引いて、メイバイに近付かせなかったのだ。メイバイもリータを信用していたのか、そうなると予想していたらしく、冷静なまま光の剣を数度振るう。
若干浅いが、白カマキリの顔を斬ったメイバイは着地すると、大きく距離を取る。それを見て、リータも暴れる白カマキリから鎖をほどき、素早くメイバイの元へと合流した。
「ありがとニャー」
「いえ。囮に使ったのですから、礼なんていらないですよ。それより、目を斬られたのに見えてるみたいですね」
「本当ニャー。どうするニャー?」
「危険な腕を斬り落としてしまいましょうか。それから足に移行しましょう」
「わかったニャー!」
打ち合わせの終わった二人は同時に駆ける。すると白カマキリは先頭を走るリータに鎌を振り下ろした。
当然リータは盾で受け止め、それと同時に鎌を鎖で巻き付ける。
リータと白カマキリは綱引きを始め、ギリギリと鎖が鳴る。そこをメイバイが素早く前に出て、光の剣で鎌を切り落とした。
その瞬間、リータは引いていた方向に倒れ込み、白カマキリも体がよろける。
あら? いいところまで行ったのに、これはダメじゃな。
「コリス。ちょっと行って来るにゃ」
「うん!」
わしは一緒に応援していたコリスに一声掛けると、飛ぶように移動する。そうして、羽を広げて飛んで逃げ出した白カマキリの進行方向に回り込み、【土壁】と【光盾】のサンドイッチを出して道を塞ぐ。
すると白カマキリは、土の壁にぶつかり、それを割って、次の光の盾にぶつかると、墜落して止まる。【光盾】だけでも止まるだろうが、念の為、質量を増やして止めたというわけだ。
「シラタマさん!」
「シラタマ殿!」
「トドメ、よろしくにゃ~」
わし達に追い付いて来たリータとメイバイにバトンタッチ。わしは壁の上に飛び乗って、白カマキリの最後を見届ける。
まずはメイバイが白カマキリの右を抜け、瞬く間に、脚を一本斬り落とした。メイバイに続き、リータは左を抜ける間に、残っていた一本の脚に鎖を巻き付け、力尽くでへし折った。
脚は一本残っているが、それは無視。二人は背中に飛び乗って、今度はリータが先にパンチ。重たい拳一発で、白カマキリは地面に減り込む。そしてトドメはメイバイ。光の剣で首を斬り落としたのであった。
「「ふぅ~……」」
緊張の糸の解けた二人は、大きく息を吐く。わしはその姿を見て、壁から飛び降り、労いの言葉を掛ける。
「お疲れさんにゃ~。でも、大物を仕留めたのに、浮かない顔をしてどうしたにゃ?」
「シラタマさんがお膳立てしてくれたのに、手を煩わせてしまいました」
「やっぱり私達だけじゃダメだったニャ……」
「たしかにおしかったけど、そう悲観するにゃ。今回は初のキョリスクラスだったんだからにゃ。この反省は、次回に活かそうにゃ」
「「はい(ニャ)……」」
とりあえず反省会はあとにして、わしは次元倉庫に白カマキリを入れようとする。
「にゃ~?」
しかし、弾かれてしまって、疑問の声をあげてしまった。
「どうしたのですか?」
「にゃんか入らないにゃ」
「まだ生きてるのかニャ?」
う~ん……ぴくりとも動かないし、さすがに死んでるじゃろ? 首も斬り落としておるんじゃから、白タコの時のように入ってもいいと思うんじゃが……ん?
「リータ! メイバイ! 後ろに跳べにゃ!!」
「「は、はい(ニャ)!」」
わしが焦りながら指示を出すと、二人は何かを感じ取って大きく後ろに跳んでくれた。
わしも距離を取って死骸を見つめていると、白カマキリの尻から、ウニョウニョと白い生き物が出て来るのであった。
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