アイムキャット❕~異世界キャット驚く漫遊記~

ma-no

文字の大きさ
566 / 755
第二十章 冒険編其の二 さっちゃんの大冒険にゃ~

556 北極圏探検終了にゃ~

しおりを挟む

 北極点到達記念の石碑の数々が泣く泣く作られたら、キャットハウスを出してランチ。それから転移して帰る予定だったが、皆はオーロラをもう一度見たいとのこと。
 今晩出るかどうかはわからないが、わしも見たかったので、もう一泊する事となった。

 夜まで少し時間があったので、やる気のないペンギン(仮)とまたたわむれてから、オーロラ観賞。
 感動冷めやらぬままキャットハウスで一夜を明かすと、チェクチ族の集落に転移。族長のヴクヴカイと面会して、猫の国に来る者の準備はどうなったか聞いたら、終わっていたようだ。

「そんじゃ、このまま連れて帰るけど、大丈夫かにゃ?」
「うむ……しかし、どれぐらいの期間で帰れそうなのだ?」
「一ヶ月から二ヶ月ってところにゃ。まぁちょくちょく顔を出す予定にゃから、その時に近況は伝えるにゃ~」
「わかった。すぐに荷物をまとめるように言ってくる」

 不安が少しだけ解消したヴクヴカイは一度部屋から出て、戻って来たら商談に移る。

白鉄しろてつ黒鉄くろてつだったかにゃ? 余ってたら売って欲しいんにゃけど」
「冬場は採掘できないからな~……弓矢を持って行かせればいいか」
「大事にゃ武器じゃにゃいの?」
「何百本もあるから問題ない」
「お~。それは助かるにゃ~」

 白い弓矢と黒い弓矢は、いったいどれだけの値が付くかわからないので、ツケにしてもらう。これの売上が留学生の滞在費に当てられると言ったら、さらに十本も包もうとし来たので、一本でもお釣りが来ると教えてあげた。

 商談が終われば、二人の留学生の紹介をしてもらう。どちらも族長の子供で、娘のゲウトワリと息子のナヴガン。ナヴガンは先日キャットハウスに来ていたが、メシをガッツいていて話をしていなかったので、人となりを少し聞いておいた。
 ナヴガンは、ゲウトワリより二歳下。長男なので次期族長らしい。そんな者をわしに預けていいのかと聞いたら、わしの事を信頼してくれているようだ。どちらかというとオニヒメ狙いで、くっつけようと思っているのかもしれない。
 まぁそんな事はわしの目が黒い内には絶対させないので、連れて行く事を了承する。

 でも、わしって本当に千年生きるとしたら、オニヒメが一生結婚できない事になってしまう……むむむむ……


 悩み事が増えてしまったが、ヴクヴカイと二人もバスに乗せて黒い壁に移動し、白い弓矢と黒い弓矢を三本ずつ受け取る。値段がわからないので、いちおうお互いの文字で念書を書いておいたから、わしが騙さない限り念書は有効だ。
 それからヴクヴカイと別れの挨拶をして、ゲウトワリ達を無理矢理引き剥がし、バスに乗せて連れ去る。

 だって、族長が今生の別れかってぐらいわんわん泣いて離れてくれなかったんじゃもん。だから人攫ひとさらいじゃなくて、猫じゃ!

 無理矢理バスに押し込み発車させてしまったからナヴガンに若干疑われたが、集落から離れて森に入ると、ここで準備。暇な時間に作っておいた土で出来た偽三ツ鳥居を次元倉庫から取り出し、ゲウトワリとナヴガンに目隠しの布を渡す。

「なんで目隠しなんですか?」
「やっぱり人攫い……」
「違うにゃ~。簡易三ツ鳥居を初めて使う人の中には、酔う人が居るらしいんにゃ。聞いた話だと、景色がぐにゃ~って歪むんにゃ。酔わない為の措置にゃだけだし、数分で終わるから、ちょっとだけ我慢してにゃ~」

 嘘をペラペラ喋って二人に目隠しをしてもらうと、リータとメイバイに手を引かせ、鳥居を潜ってもらう。そして四人が固まって止まったら全員そこに集まり、鳥居をしまって転移。
 たんに、二人に転移魔法を知られたくなかったからひと芝居を打っただけで、猫の街の三ツ鳥居集約所に転移したのだ。


 わしのマーキングした場所は一番奥の小部屋だった為、そこの壁に再び偽三ツ鳥居鳥居を置いてから、二人の目隠しを外す。

「なんで建物の中に……」
「暖かい……」
「これが簡易三ツ鳥居の効果にゃ~」

 ゲウトワリとナヴガンは、壁に四方を囲まれて驚いていたので、リータ達に手を引かせて外に連れ出す。
 しかし、集約所の扉は配達の時間ではなかったので、外からかんぬきが掛かっていて開かない。なので、扉に手を触れ、土魔法を使って無理矢理開けてやった。

「わ! 雪がない!!」
「暖かい……」

 外に出るとゲウトワリは思った通りの反応をしてくれるが、ナヴガンはボキャブラリーが足りない。いや、驚き過ぎて、頭が回らないのだろう。
 二人は驚いて歩いてくれなかったので、バスに乗せて役場に向かっていたら、わしの帰りに気付いた住人が「おかえり」と手を振ってくれている。
 ここでようやく二人から質問の嵐になって、リータとメイバイが答えるのに大変そうだ。

 薄着や猫耳や建物。チェクチ族の集落では見た事の無い物ばかりで、二人は別世界に来たかのような驚きようだった。


 我が家兼、役場に帰ると、いつものように役場職員のお出迎え。二人を軽く紹介して、夜になったら歓迎の宴と冒険談。予想通り、双子王女がからんで来た。

「「チェクチ族は猫の国に入れずに、東の国に入れたらどうですの?」」
「もうそのやり取りは、イサベレとしたにゃ~~~!!」

 ゴリッゴリッの双子スパイは、レアアースの超豊富な土地を東の国の物にしたいが為に、わしにハニートラップを仕掛けるが、リータとメイバイが奪い取ってくれたので、豊満な胸から抜け出せた。

「ところで、ガイドさんは空いてるかにゃ? 明日はチェクチ族の案内をして欲しいんにゃけど」
「たしか、今日、南の国の貴族が帰ったところでしたわよね?」
「ええ。数日は手が空きますから、担当者に声を掛けておきますわ」
「じゃ、よろしくにゃ~」

 猫の街への旅行客が増えたので、数人の猫耳ガイドを育成していたが、人気だから空いていてよかった。人気の理由は、やはり猫耳と尻尾。旅行客は、猫耳族と密な接触が出来るから嬉しいようだ。
 作った理由は、新天地の者をいつもわしが案内していたので、面倒臭くなったから。誰からも王様の仕事じゃないとツッコミを受けるので、いちいちボケを考えるのは大変だったのだ。

 ガイドの件がまとまったら、衣食住の相談。食と住は、日ノ本組が使っている屋敷の部屋が空いているので、すぐに決定。明日には服も用意してくれるようだ。
 学校も遣猫使で使った制度があるので、街の案内が終わったら、担当者に説明を丸投げ。しかし、仕事の全てを職員に割り振ってしまったので、双子王女の顔が険しくなって来た。

「「小説家の取材は……」」
「やるにゃ~。でも、明日は剣の修理に行きたいんにゃ~」

 武器の修理は時間が掛かるから、先にやりたいと言ったらおとがめはなし。ただ、頑丈な【白猫刀】が真っ二つに折られたと聞いて、双子王女はとんでもない敵と戦って来たのだと喜んでいた。

 次回は、さらに強い敵と戦って来いって……わし、死に掛けたんじゃからな? これ、マジじゃからな?
 わしが死んだら猫の国は東の国が守るじゃと!? わしに死んで来いと言っておるのか! そうじゃろ!!

 どうも小説にかこつけて、わしの暗殺を企んでいたようだ。双子王女は話を逸らし出したから決定的だ。
 この事もあって、二人を追い出してやろうと考えるわしであったが、双子王女が居ないと楽が出来ないと思い、頭を悩ませるようになったとさ。


 そして翌日、わしは朝早く起きて出掛ける準備。昨夜はひと悶着あったが、メイバイとイサベレを連れて江戸の近くに転移する。
 そこからダッシュで江戸城に乗り込み、タヌキ侍に将軍と面会したい旨の手紙を渡す。その時、「出来るだけ早く会いたいな~」と言ってみたら、忖度そんたくしてくれて、三十分後には面会となった。

 わし達は江戸城敷地内にある道場にて、刀の素振りをしているタヌキ将軍秀忠の姿を発見したので声を掛ける。

「鍛練中だったにゃ? 邪魔してすまないにゃ~」
「かまわん。父上からは、シラタマ王が来たら、手厚く接しろと言われているからな。それで今日は、どういった用件だ?」
「一番腕のいい刀鍛冶を紹介して欲しいんにゃ」
黒刀こくとうを奪っただけでなく、刀鍛冶を紹介しろだと……」

 わしは秀忠に微妙に嫌われている。関ヶ原でボコボコにした事はヤマタノオロチ騒動でチャラになったのだが、その後、家康の名を借りて宮本武志たけし用の刀をかつあげしたからだ。
 元々秀忠の愛刀を二本も折った事を根に持っていたところに、さらに二本の刀を奪い取ったから嫌われてしまったのだ。その上、家康が息子の自分より楽しそうに喋る事も気に食わないらしい。

「前回は無理を言ったけど、今回はちゃんと支払いするから機嫌を直してくれにゃ~」
「また食べ物で釣るのか……」
「まっさか~。これで払うんにゃ~」
「矢? ……こ、これは!?」

 秀忠には餌付け効果が薄くなっていたから……ではなく、わしも悪いと思っていたので、黒魔鉱で出来た長くてぶっとい矢を取り出すと、秀忠の目の色が変わった。

「これで黒鉄くろがねの刀が、五、六本は作れるにゃろ?」
「こ、こんなに貰っていいのか?」
「将軍には借りが多いからにゃ~。もっと欲しいにゃら、有料で承るにゃ~」
「どこにこんなに黒鉄が……」
「最近、旅に出た先でにゃ~」

 簡単にチェクチ族との出会いを説明して、猫の国に入れたと嘘を言う。これで徳川家は狙えないし、わしから買うしか方法が思い付かないだろう。


 とりあえず、わしとのわだかまりが少し解消したらしく、将軍みずから刀鍛冶を紹介してくれる事になったので、バスに乗って移動する。
 そうして江戸の外れにある屋敷で刀鍛冶の老人と面会して、わし達の壊れた武器を見せてみたら、秀忠と老人は引っくり返った。

「そんにゃに驚く事にゃの?」
白鉄しろがねがこんなに……父上の槍にしか使われていないのに……」
「わしの刀は関ヶ原の時に見たはずにゃろ~」
「あの時は、まさか白鉄とは……そんなにあるなら、白鉄も買えないか??」
「いいにゃ」
「無理を承知で……いま、なんと言った??」
「いいって言ってるにゃ~」

 わしが了承しているのに、秀忠はいまひとつ信じてくれないので、これまたぶっとい白魔鉱の矢を取り出して見せたら、また引っくり返った。

 やっぱり将軍はお茶目じゃのう。


「商談はまた今度にして、直せるかどうか教えてくれにゃ~」

 将軍劇場はもう少し見たかったが、イサベレとメイバイに肘でこつかれたわしは、老人との話に移る。

「れいぴあとないふと言いましたか。どちらも見た事も無い形ですからな……作った所に持ち込んだほうがよろしいかと……」
「まぁそうだろうにゃ~……似たようにゃ長さの刀にゃら作れるにゃ?」
「それならば……」
「イサベレ、メイバイ。形は変わるけど、刀を作ってもらいたくにゃい? プレゼントするにゃ~」

 二人に問うと、わしからのプレゼントなので即答。どちらも刀を作ってもらう事で落ち着いた。

「ところで、わしの刀は直せるのかにゃ?」
「無理ですな。くっ付けたとしても、すぐに折れます」
「やっぱりにゃ~。じゃあ、わしも新調するにゃ」
「この刀をですか……こちらとしては、どこの誰が作ったか教えて欲しいぐらいです。この技術があれば、私の生涯で一番の刀を作ることが……」
「あ、それはわしが作ったにゃ~」
「なんですと!?」

 老人がまた引っくり返ろうとするので、わしは服を掴んで阻止する。それから【白猫刀】に手を合わせて供養したら、鉄魔法を使って元の大きさに戻す。重力魔法で圧縮していた事もあり、【白猫刀】より三倍も大きな刀となってしまった。
 イサベレのレイピアでも、日ノ本では手に入らない白魔鉱の量なのに、まさか一本の刀にこれほどの量の白魔鉱が使われていたと知って、老人と秀忠は驚きすぎてバク中するのであった。

 綺麗に着地したな。このジジイ……只者ではない。

 秀忠ならまだしも、まさか老人が綺麗なバク中をするとは思いもよらず、わしも驚くのであったとさ。
しおりを挟む
感想 962

あなたにおすすめの小説

青い鳥と 日記 〜コウタとディック 幸せを詰め込んで〜

Yokoちー
ファンタジー
もふもふと優しい大人達に温かく見守られて育つコウタの幸せ日記です。コウタの成長を一緒に楽しみませんか? (長編になります。閑話ですと登場人物が少なくて読みやすいかもしれません)  地球で生まれた小さな魂。あまりの輝きに見合った器(身体)が見つからない。そこで新米女神の星で生を受けることになる。  小さな身体に何でも吸収する大きな器。だが、運命の日を迎え、両親との幸せな日々はたった三年で終わりを告げる。  辺境伯に拾われたコウタ。神鳥ソラと温かな家族を巻き込んで今日もほのぼのマイペース。置かれた場所で精一杯に生きていく。  「小説家になろう」「カクヨム」でも投稿しています。  

猫好きのぼっちおじさん、招かれた異世界で気ままに【亜空間倉庫】で移動販売を始める

遥風 かずら
ファンタジー
【HOTランキング1位作品(9月2週目)】 猫好きを公言する独身おじさん麦山湯治(49)は商売で使っているキッチンカーを車検に出し、常連カードの更新も兼ねていつもの猫カフェに来ていた。猫カフェの一番人気かつ美人トラ猫のコムギに特に好かれており、湯治が声をかけなくても、自発的に膝に乗ってきては抱っこを要求されるほどの猫好き上級者でもあった。 そんないつものもふもふタイム中、スタッフに信頼されている湯治は他の客がいないこともあって、数分ほど猫たちの見守りを頼まれる。二つ返事で猫たちに温かい眼差しを向ける湯治。そんな時、コムギに手招きをされた湯治は細長い廊下をついて歩く。おかしいと感じながら延々と続く長い廊下を進んだ湯治だったが、コムギが突然湯治の顔をめがけて引き返してくる。怒ることのない湯治がコムギを顔から離して目を開けると、そこは猫カフェではなくのどかな厩舎の中。 まるで招かれるように異世界に降り立った湯治は、好きな猫と一緒に生きることを目指して外に向かうのだった。

攻撃魔法を使えないヒーラーの俺が、回復魔法で最強でした。 -俺は何度でも救うとそう決めた-【[完]】

水無月いい人(minazuki)
ファンタジー
【HOTランキング一位獲得作品】 【一次選考通過作品】 ---  とある剣と魔法の世界で、  ある男女の間に赤ん坊が生まれた。  名をアスフィ・シーネット。  才能が無ければ魔法が使えない、そんな世界で彼は運良く魔法の才能を持って産まれた。  だが、使用できるのは攻撃魔法ではなく回復魔法のみだった。  攻撃魔法を一切使えない彼は、冒険者達からも距離を置かれていた。 彼は誓う、俺は回復魔法で最強になると。  --------- もし気に入っていただけたら、ブクマや評価、感想をいただけると大変励みになります! #ヒラ俺 この度ついに完結しました。 1年以上書き続けた作品です。 途中迷走してました……。 今までありがとうございました! --- 追記:2025/09/20 再編、あるいは続編を書くか迷ってます。 もし気になる方は、 コメント頂けるとするかもしれないです。

家ごと異世界転移〜異世界来ちゃったけど快適に暮らします〜

奥野細道
ファンタジー
都内の2LDKマンションで暮らす30代独身の会社員、田中健太はある夜突然家ごと広大な森と異世界の空が広がるファンタジー世界へと転移してしまう。 パニックに陥りながらも、彼は自身の平凡なマンションが異世界においてとんでもないチート能力を発揮することを発見する。冷蔵庫は地球上のあらゆる食材を無限に生成し、最高の鮮度を保つ「無限の食料庫」となり、リビングのテレビは異世界の情報をリアルタイムで受信・翻訳する「異世界情報端末」として機能。さらに、お風呂の湯はどんな傷も癒す「万能治癒の湯」となり、ベランダは瞬時に植物を成長させる「魔力活性化菜園」に。 健太はこれらの能力を駆使して、食料や情報を確保し、異世界の人たちを助けながら安全な拠点を築いていく。

狼の子 ~教えてもらった常識はかなり古い!?~

一片
ファンタジー
バイト帰りに何かに引っ張られた俺は、次の瞬間突然山の中に放り出された。 しかも体をピクリとも動かせない様な瀕死の状態でだ。 流石に諦めかけていたのだけど、そんな俺を白い狼が救ってくれた。 その狼は天狼という神獣で、今俺がいるのは今までいた世界とは異なる世界だという。 右も左も分からないどころか、右も左も向けなかった俺は天狼さんに魔法で癒され、ついでに色々な知識を教えてもらう。 この世界の事、生き延び方、戦う術、そして魔法。 数年後、俺は天狼さんの庇護下から離れ新しい世界へと飛び出した。 元の世界に戻ることは無理かもしれない……でも両親に連絡くらいはしておきたい。 根拠は特にないけど、魔法がある世界なんだし……連絡くらいは出来るよね? そんな些細な目標と、天狼さん以外の神獣様へとお使いを頼まれた俺はこの世界を東奔西走することになる。 色々な仲間に出会い、ダンジョンや遺跡を探索したり、何故か謎の組織の陰謀を防いだり……。 ……これは、現代では失われた強大な魔法を使い、小さな目標とお使いの為に大陸をまたにかける小市民の冒険譚!

貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。

黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。 この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。

スキルはコピーして上書き最強でいいですか~改造初級魔法で便利に異世界ライフ~

深田くれと
ファンタジー
【文庫版2が4月8日に発売されます! ありがとうございます!】 異世界に飛ばされたものの、何の能力も得られなかった青年サナト。街で清掃係として働くかたわら、雑魚モンスターを狩る日々が続いていた。しかしある日、突然仕事を首になり、生きる糧を失ってしまう――。 そこで、サナトの人生を変える大事件が発生する!途方に暮れて挑んだダンジョンにて、ダンジョンを支配するドラゴンと遭遇し、自らを破壊するよう頼まれたのだ。その願いを聞きつつも、ダンジョンの後継者にはならず、能力だけを受け継いだサナト。新たな力――ダンジョンコアとともに、スキルを駆使して異世界で成り上がる!

転生したら死んだことにされました〜女神の使徒なんて聞いてないよ!〜

家具屋ふふみに
ファンタジー
大学生として普通の生活を送っていた望水 静香はある日、信号無視したトラックに轢かれてそうになっていた女性を助けたことで死んでしまった。が、なんか助けた人は神だったらしく、異世界転生することに。 そして、転生したら...「女には荷が重い」という父親の一言で死んだことにされました。なので、自由に生きさせてください...なのに職業が女神の使徒?!そんなの聞いてないよ?! しっかりしているように見えてたまにミスをする女神から面倒なことを度々押し付けられ、それを与えられた力でなんとか解決していくけど、次から次に問題が起きたり、なにか不穏な動きがあったり...? ローブ男たちの目的とは?そして、その黒幕とは一体...? 不定期なので、楽しみにお待ち頂ければ嬉しいです。 拙い文章なので、誤字脱字がありましたらすいません。報告して頂ければその都度訂正させていただきます。 小説家になろう様でも公開しております。

処理中です...