24 / 192
猫歴15年~49年
猫歴20年その2にゃ~
しおりを挟む我が輩は猫である。名前はシラタマだ。映画監督ではないし、娘には男を手玉に取ってほしくない。
サクラに嫌われて仲直りするトラブルはあったが、猫歴20年の冬は、わしの待ってましたの年。ついに国政選挙が行われるのだ~!
このために6年ぐらい前から首相の存在を公にし、各市から首相候補を最低1人、4人以上の議員を擁立するように指示を出していたのだ。
市長選も周知されていたので、今回の選挙は楽勝。というか、この選挙の勝者によっては各市が優遇される可能性を示唆していたので、市長が血なまこになって候補者を用意してくれた。
そりゃ、国政の実質トップと話し合いを行う者を決めるのだから、市の命運が左右されると思ったのだろう。わしがそれを力業で止めるとは教えていないのだから、最高の人材を送り込んでくれた。
首相選挙の期間は1ヶ月。各市を回らせて、どのような国にしたいかを語らせる。もちろん口喧嘩はオッケー。国民も楽しそうに見ている。
ただし、2人の候補者が国政に詳しすぎるので、他の候補者がついて行けない。他の候補者はマジの悪口しか言わないから、国民からも不評を買っていた。
次の議員選挙は期間が1週間と短い。まぁ各市内での戦いだから、これだけあれば言いたいことは伝わるだろう。
こちらも口喧嘩が主流だったが、先に始まった首相選挙を見ていたから、政策を前に出す者がチラホラいた。やや付け焼き刃だったから口喧嘩では押されていたが、好意的意見も聞こえていた。
選挙期間の最終日は、首相と議員の同時投票。残念ながら時差の違う市もあるので、開票は全ての市が終わってから。
猫市に新設した国会議事堂みたいな建物、猫会議事堂に……これはわしが建てたけど、名付けはわしではないぞ? 教会みたいな猫会って建物もあるから、大反対したとだけは言っておく。
そこに全ての投票用紙が届いたら、一気に開票作業だ。もちろん王族もボランティアで参加していたので、他のアルバイトから変な目で見られた。
数え終わった夜には、全ての候補者を猫会議事堂に集めて結果はっぴょ~~~う! この模様は、一部を除いて猫の国全土にラジオ放送で伝えられる。
「え~。今回は初の首相選挙と議員選挙だったけど、例年行われる市長選挙と同様に盛り上がって、わしは大変満足にゃ。長い期間、お疲れ様だったにゃ」
「「「「「にゃっ!」」」」」
まずは労いの言葉を掛けたら、全員、胸に右拳を持って行ったけど、何そのポーズ……初めて見たぞ? 心臓を捧げるってヤツか??
「ゴホンッ! まぁみんにゃも結果を早く聞きたいにゃろうから、前置きはここまでにゃ。では、議員から発表しにゃ~す」
猫市から順番に当選した2人の議員の名前を呼び掛けると、様々な声が聞こえる。嬉しそうな声、悔しがる声、その声がラジオに乗り、各市でも似たような声があがっていたそうだ。
「それじゃあ、とっておきの首相の発表にゃ~。まずは2位の副首相からいくにゃよ~?」
当選した議員がわしの後ろに並んだら、副首相の発表。首相候補者は、祈るようにわしの言葉を待つ。
「得票数、団子状態の僅差で勝利したのは……ウサギ市のカレタカ君にゃ。カレタカ副首相に拍手にゃ~」
ウサギ族のカレタカは自分が副首相に選ばれる可能性が低いと思っていたのか、わしに名前を呼ばれたらビックリして飛び上がった。そして照れくさそうにしながらピョンピョンと飛び跳ねてやって来たので、わしの左隣に立たせる。
「最後は首相の発表にゃ。こちらは圧倒的大多数で、元ラサ市の市長、センジにゃ。2代目首相に温かい拍手にゃ~!!」
「「「「「わああああ」」」」」
センジは手応えがあったのか、落ち着いてスカートのシワを伸ばし、四方にお辞儀だけしてわしの右隣までやって来た。
「今日からまた猫の国の新しいスタートにゃ。国民がより幸せに暮らせるように、国民が選んだ君たちが議論を尽くし、新しい制度や法律を作って行くんにゃ。それを取りまとめるのは首相と副首相だからにゃ。センジ、カレタカ……舵取りは任せたからにゃ」
「「にゃっ!」」
「議員のみにゃも、自分のためや誰か個人の利益を優先するんじゃなく、国民を思って多数決に挑んでくれにゃ~」
「「「「「にゃっ!!」」」」」
「これにて、猫の国国政選挙の閉幕にゃ~~~!!」
「「「「「にゃ~~~!!」」」」」
こうして初めての国政選挙は、皆の「にゃ~にゃ~」叫ぶ声で閉幕したのであった……
それから翌日は、任命式をしてからお疲れ様パーティー。初当選の者にはこれからのことを少し喋り、落選者には「次回は期待してる」とか適当なことを1人1人声掛け。わしと握手まで出来たんだから、いい記念になっただろう。
落選者の1人には、「夜に話がある」と低い声で脅し。パーティーが終わったら、キャットタワー王族食堂で説教だ。
「また負けたにゃ!? いい加減にしろにゃ~」
「もももも、申し訳ありませ~ん!!」
この土下座をする胡散臭い顔の男は、元首相のホウジツ。今回は「必ず勝つ!」と燃えていたし、その準備も万全だと言っていたのにこの体たらくだ。
「選挙に弱すぎにゃい?」
「センジさんに勝てるわけないじゃないですか~」
「カレタカ君はどうにゃの?」
「うっ!?」
今回の選挙で優位に見えたのは、センジとホウジツ。しっかりした政策でその他候補者を黙らせたのだから、負けるはずがないとわしも思っていた。
ちなみにホウジツの戦略は、センジが立候補した時点で2位狙いに変更。これまでの功績と見た目で負けているから、安全策に出たらしい。
「功績だけで言ったら、ホウジツが1位だと思うんにゃけど……」
「顔です! この胡散臭い顔が敗因なんですよ!! 悪かったですね!!」
「わしは褒めてるんにゃ~」
ホウジツがめっちゃキレるので、わしはフォロー。仕事はできるし無理難題もなんとかしてくれたと褒めながらお酌をしていたら泣き出した。
「どうしてあんなポッと出に負けるんだ~」
「カレタカ君は勉強熱心だったからにゃ~……」
「顔か! 僕もウサギになれば勝てたのか!!」
「整形ではウサギになれないにゃ~」
どう慰めても泣き続けるので、これからのことを質問してみる。
「来年から無職になるけど、どうするにゃ?」
「うぅ~……お猫様のおかげで一財産できましたし、小さな商店でも作って細々とやります~」
市長と首相の給料はかなり高く設定していたので20年も続けていたから、残りの人生ぐらいお金に困らずゆっくりと暮らせるだろう。
しかしホウジツは、細々とか言いながら世界進出を考えていやがった。元より日ノ本の大店と太いパイプがあるし、各国の王様や貴族とも関わりがあるのだから、商品にも売り手にも困らない。
ホウジツの口車があれば、あっという間に億万長者になってしまいそうだ。
「そうにゃんだ~。ホウジツには違うポストを用意してたんにゃけどにゃ~……」
だがしかし、こんな有能な人材をわしは手放したくない。
「どうせ無理難題吹っ掛けるんでしょ? だったら自分で稼いだほうが楽なんで、お断りしま~す」
でも、ホウジツにはバレバレ。ムリヤリ首相を押し付けたんだから、新しいことは苦労が多いとわかりきっているからやりたくないみたいだ。
「それじゃあ仕方がないにゃ。やってほしいことがあったけど諦めるにゃ。あ~あ。残念にゃ~。面白い仕事だったのににゃ~」
「その手には乗りませんよ? 意志は固いので」
「うんにゃ。もう諦めているから自由にしてくれたらいいにゃ。そのかわり、ちょっとホウジツの商売を邪魔するぐらいは許してにゃ~」
「どのかわりですか!? お猫様にそんなことされたら、どこでも商売できないじゃないですか!?」
「大丈夫にゃって。ちょっとだけにゃ~。どの町もどの国のトップには、ホウジツと組んだら戦争になると言うだけにゃ~」
「僕に死ねと言ってるのですか!?」
こうしてわしの説得をホウジツは快く受け入れ、楽しい夜を過ごすのであった……
「そんな脅し方ってあります?」
「まぁまぁ、酒でも飲んで忘れろにゃ~」
わだかまりは、酒で洗い流すわしであったとさ。
ひとまずホウジツには、猫市に家族を連れて来るように言って家も用意してあげる。それからセンジも家族と猫市に移住してしばらく経った休みの日に、ホウジツと共に猫大に連れて来た。
「大学ですか……まさか次のポストって学長とか言いませんよね?」
「にゃ? その通りにゃけど……」
「はあ!? こんなしょぼいところで働けと!?」
ホウジツは国のトップで大勢の人間を使っていたから、プライドがあるみたいだ。いや、そう言って断ろうとしてやがる。
「あ~……ホウジツが前に来た時って、上しか見せてなかったにゃ」
「うえ??」
「猫陛下。私はなぜ大学に連れて来られているのでしょうか? 忙しいのですけど……」
ホウジツと喋っているのにセンジが割り込んで来たので、ホウジツはもういいや。
「これからに関わることにゃから見ておいてほしいんにゃ。ただし、ここからは他言無用だからにゃ? 喋りそうなホウジツには、契約魔法かけとこうかにゃ??」
「お猫様! また面白いことを考えているのですね! このホウジツ、一生ついて行きますぅぅ~」
「それ、にゃん回も言ってるけど、よくどっか行こうとするよにゃ?」
「あ、あははは……」
ホウジツを睨み付けていたら、センジもわしが呼び出した理由に気付き始めた。
「そこまで厳重な施設ってことは、ソウの地下施設みたいなモノですね。確かに首相として知っておかないといけませんね」
「センジは真面目すぎるにゃ~。ま、だからこそ、あの得票数だったんだろうにゃ」
私立猫の国大学は、建物は見せ掛け。メインは巨大地下施設だ。
見られてもいい技術や本をコピーした物で大学っぽくあしらわれた校内を2人を連れて歩き、エレベーターに乗って下の階に移動したら、まずは技術の展示場を見て歩く。
「なんですかこの見たこともない物の数々は!?」
「わかりました! これを僕に売れと言うのですね!?」
「まだ序盤にゃ~」
技術品の物量でセンジは圧倒され、ホウジツは金儲けのフライング。2人とも勝手にどこかに行きそうなので、土魔法で作った箱に車輪を付けただけの乗り物に乗って、簡単な説明をしながら進む。
そして次の区画は図書館。びっしりと並ぶ本棚を半周ぐらいしてから個室に入ると、数冊の本を並べておいたテーブル席に2人を案内する。
「「いったいこの施設はなんなのですか!?」」
「いまから説明するから座ってくれにゃ」
興奮する2人を席に着かせると、わしは静かに語り出す。
「5年前に、わしたちが1ヶ月も国を開けたことがあったにゃろ? 家族旅行とか言ってたけど、アレ、実は未来に行っていたんにゃ」
「「未来!?」」
「正確には、この世界より発展した別次元の世界にゃんだけどにゃ。んで、ネタばらししておくと、わしは元々そっちの世界に住む人間だったんにゃ~」
わしの突然のカミングアウトに2人はついて来れないのか黙ってしまったので、世界の違いを簡単に説明していき、ある程度を話し終えてわしが黙ると、センジから動き出した。
「だから、政治にも経済にも軍にも詳しかったのですか……」
「お猫様の作り出した技術の数々は、元々あった物を再現していただけと……」
「にゃはは。ズルイにゃろ~? ま、猫に生まれるって罰を最初に受けたんにゃから、許してくれにゃ~」
「いえ、許すも何も、何もないところから再現するなんて、猫陛下は凄すぎますよ!」
「そうですよ! この世界を豊かにしてくれたのはお猫様じゃないですか!!」
「それはみんにゃの協力があったからにゃ。まぁ、説明するのはめちゃくちゃ面倒だったけどにゃ」
ここからしばらくは思い出話。昔から謎だったわしの行動の謎解きを2人は楽しそうに聞いていた。
ちなみに猫の国初期メンバーには、折をみて教えてあげる予定だ。
そうして長く話し込んでいたら、センジが本題を思い出した。
「つまり猫陛下は、私たちに何をやらせたいのでしょうか?」
「あ、そうだったにゃ。そこの本を適当に開いてくれにゃ」
「「はあ……」」
2人が英語の本を開くと、わしは続きを喋る。
「センジの開いた本は、憲法や法律が書いてある本で、ホウジツのは経済関連だにゃ。2人とも読めそうかにゃ?」
「うっ……なかなか難しいですね……」
「あっ! 資本主義ってお猫様が言ってたアレじゃないですか!?」
「ああ。昔、そんにゃ話をしたにゃ~。実はわし、あの時はうろ覚えの知識で喋っていたんだよにゃ~……でも、この図書館には、本物の知識が揃っているにゃ。これを読んでおけば未来に起こる問題を、先に手を打てるといった寸法にゃ~」
「「なるほど!」」
2人が納得したところで、ホウジツには違う仕事を頼む。
「ホウジツには学長になってもらうけど、ぶっちゃけやることにゃんてほとんどないにゃ。だから政治経済の本を中心に読んで、忙しいセンジの相談役になってやってくれにゃ」
「それはかまいませんけど、お猫様は?」
「あ、あと、将来的には硬化から紙幣になると思うから、それも勉強しておいてくれにゃ。国債にゃんてシステムもやるかもしれないからにゃ」
「はあ……お猫様はその間、何をするのですか?」
「言いたくないから、スルーしてるんにゃろ??」
「「やっぱりお昼寝ですね!?」」
「わかってるなら聞くにゃ~~~」
君臨すれども統治せずがようやく形になったのだから、難しいことはホウジツとセンジに丸投げ。
「いや、わしは技術とか医療とか忙しいからにゃ。分業したいだけなんにゃ」
「「最近は子育てばかりしてると聞いてるんですけど~~~?」」
「本当にゃ~~~」
あまりにも2人がブーブー言うので言い訳してみたが、わしの行動は筒抜けだったとさ。
9
あなたにおすすめの小説
ダンジョンを拾ったので、スキル〈ホームセンター〉で好き勝手リフォームします
ランド犬
ファンタジー
異世界に転移した佐々木悠人は、召喚でも勇者でもなかった。ただ迷い込んだ先で見つけたのは、王都を望む郊外にひっそりと口を開けるダンジョン。足を踏み入れた瞬間、発動したスキルは
――〈ホームセンター〉
壁を張り替え、部屋を増やし、畑や牧場、カフェまで作れる不可思議な力だった。
気ままに始めたリフォームは、もふもふなネコミミ獣人の少女との出会いをきっかけに、思わぬ変化を呼び始める。
拡張され続けるダンジョンの先で、悠人が作り上げる“住める迷宮”とは――?
異世界スローライフ希望なのに、女神の過保護が止まらない
葉泪秋
ファンタジー
HOTランキング1位感謝です!(2/3)
「小説家になろう」日間ランキング最高11位!(ハイファンタジー)
ブラック企業で過労死した俺、佐久間遼。
神様に願ったのは、ただ「異世界で、畑でも耕しながらのんびり暮らしたい」ということだけ。
そうして手に入れた、辺境の村での穏やかな日々。現状に満足し、今度こそは平穏なスローライフを……と思っていたのだが、俺の妙なスキルと前世の社畜根性が、そうはさせない。
ふとした善意で枯れた井戸を直したことから、堅物の騎士団長やら、過保護な女神やらに目をつけられることになる。
早く穏やかに暮らしたい。
俺は今日も、規格外に育った野菜を手に、皆の姿を眺めている。
【毎日18:00更新】
※表紙画像はAIを使用しています
迷宮に捨てられた俺、魔導ガチャを駆使して世界最強の大賢者へと至る〜
サイダーボウイ
ファンタジー
アスター王国ハワード伯爵家の次男ルイス・ハワードは、10歳の【魔力固定の儀】において魔法適性ゼロを言い渡され、実家を追放されてしまう。
父親の命令により、生還率が恐ろしく低い迷宮へと廃棄されたルイスは、そこで魔獣に襲われて絶体絶命のピンチに陥る。
そんなルイスの危機を救ってくれたのが、400年の時を生きる魔女エメラルドであった。
彼女が操るのは、ルイスがこれまでに目にしたことのない未発見の魔法。
その煌めく魔法の数々を目撃したルイスは、深い感動を覚える。
「今の自分が悔しいなら、生まれ変わるしかないよ」
そう告げるエメラルドのもとで、ルイスは努力によって人生を劇的に変化させていくことになる。
これは、未発見魔法の列挙に挑んだ少年が、仲間たちとの出会いを通じて成長し、やがて世界の命運を動かす最強の大賢者へと至る物語である。
ボクが追放されたら飢餓に陥るけど良いですか?
音爽(ネソウ)
ファンタジー
美味しい果実より食えない石ころが欲しいなんて、人間て変わってますね。
役に立たないから出ていけ?
わかりました、緑の加護はゴッソリ持っていきます!
さようなら!
5月4日、ファンタジー1位!HOTランキング1位獲得!!ありがとうございました!
勇者召喚の余り物ですが、メイド型アンドロイド軍団で冒険者始めます
水江タカシ
ファンタジー
28歳独身、一般事務の会社員である俺は、勇者召喚に巻き込まれて異世界へと転移した。
勇者、聖女、剣聖――
華やかな肩書きを持つ者たちがもてはやされる中、俺に与えられたのは聞いたこともないスキルだった。
【戦術構築サポートAI】
【アンドロイド工廠】
【兵器保管庫】
【兵站生成モジュール】
【拠点構築システム】
【個体強化カスタマイズ】
王は落胆し、貴族は嘲笑い、俺は“役立たず”として王都から追放される。
だが――
この世界には存在しないはずの“機械兵器”を、俺は召喚できた。
最初に召喚したのは、クールな軍人タイプのメイド型戦闘アンドロイド。
識別番号で呼ばれる彼女に、俺は名前を与えた。
「今日からお前はレイナだ」
これは、勇者ではない男が、
メイド型アンドロイド軍団と共に冒険者として成り上がっていく物語。
屋敷を手に入れ、土地を拠点化し、戦力を増強しながら、
趣味全開で異世界を生きていく。
魔王とはいずれ戦うことになるだろう。
だが今は――
まずは冒険者登録からだ。
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる