4 / 4
第4話 閑話
しおりを挟む
翌朝……
目覚めたタピオは、腕の中で眠るイロナに驚く事となった。
(女!? ……あ~。そっか。性奴隷を買ったんだった。ビックリした~。てか、本当に美人だな。でも、あんなに力が強いとは……俺じゃなかったらチンコが取れるのは頷ける)
タピオは昨夜の出来事を思い出し、初めてのフェラでの気持ち良さよりも、受けた痛みが勝ってタピオのタピオを触り、ホッとする。
(本当に美人だ……キ、キスぐらいしてもいいかな? 俺が買ったんだからいいよな? 寝てるところを襲うようで気が引けるが、美人局じゃないから文句を言われないはずだ。よし!)
タピオはホッとしたのも束の間、欲望のままに唇を尖らせ、イロナの唇に近付ける。その瞬間、イロナの両目が見開いた。
「モーニングキスと言うやつか……よかろう!」
タピオが驚いて逃げる前に、イロナはタピオの口に吸い付いた。
「ずぼぼぼぼぼぼ」
タピオのタピオがもげるほどの吸引力で吸われたタピオは、モーニングギブアップ。タップして、なんとか離してもらうのであった。
「ゲホッゲホッゲホゲホ……」
「どうした? キスを要望していたのではないのか?」
舌を吸い取られるどころか、肺まで吸い取られる程のバキュームキスを喰らったタピオは虫の息。いくら防御力が高くとも、内側の攻撃は堪えたようだ。
「そうですけど、こう……チュッという感じでいいんです。触れるぐらいで……」
「なるほど。フレンチキスというやつだな。練習してみよう」
ガキーン!
「なんで~~~!!」
フレンチキスイコール、ほぼ頭突き。スピードとパワーの乗った、尖った唇を人中に喰らったタピオは、鼻血ブー。しばらくのたうち回っていた。
そんなタピオを見下して見ていたイロナは、上から発言する。
「それにしても主殿は頑丈だな。我のセックスに付き合えるとは、本当に人族か?」
そっくりそのまま返したいタピオ。だが、ダメージが酷く、タオルで鼻を押さえながら返事は待ってもらう。そうこうしていたらノックの音が聞こえ、イロナが裸のまま出ようとするので、ズボンだけ履いたタピオが対応する。
思った通り、朝食を運んで来た宿の従業員だったので部屋には入れず、自分で運ぶと言って追い返していた。その時、「昨日はお楽しみでしたね」って、目で見られていたが、タピオは気付かなかった。
そうしてイロナにも服を着るように頼んだタピオは、二人でテーブルに着いた。
「温かい内に食べましょう。お話はそのあとって事で」
「ふむ。だが、口調には気を付けよ。昨日の夜から敬語になっているぞ」
「あ……わかった」
イロナは小言を言ったが、腹も減っていたらしく、バクバク食べる。どちらもマナーには疎いようだが、美味しく食べ終えた。
「さて、俺が何者か……だったな。もちろん人族だ。ただ、職業がちょっと変なんだ……」
タピオは奴隷相手だからか、自分の過去を包み隠さず話す。三度の強姦罪で捕まったこと。全て冤罪であったこと。15年もの間、鉱山送りになったこと。
その過程で「重戦車」という謎の職業についたこと。現在、勇者殺害の冤罪で逃亡中まで……
黙って聞いていたイロナは、紅茶を飲み干してから口を開く。
「なるほどな。その職業のせいで防御力が高くなっているわけだ。合点がいった」
「……へ?」
「どうした?」
「俺の犯罪歴に触れないから……」
呆けた顔をするタピオに、イロナは言い放つ。
「冤罪なのであろう? ならば何も問題ない」
「信じるのか?」
「我としては、主殿の言葉は絶対だからな」
「そういうことか……」
奴隷だからの答えだったと知ったタピオは肩を落とす。だが、イロナは微笑みながら、次の言葉を発する。
「出会って一日だが、主殿が嘘を言っていないことぐらいはわかるぞ。だから信じる」
「え……」
「我は主殿に買われてよかったと思うぞ」
「うっ……うぅぅ」
タピオは涙する。謂れの無い罪で何年も服役したタピオに、その言葉は救いだったのであろう。
その姿を見たイロナは、テーブルに突っ伏して泣いているタピオの隣に移動して、優しく頭を撫でるのであった。
それからタピオはみっともなく泣いた事を謝罪して、イロナの正体に言及する。
「こう見えて俺はかなり防御力が高いのに、ここまでダメージを与えるなんて、イロナこそ何者なんだ?」
「我は……」
イロナはどう説明していいかを悩んで口ごもり、質問からぶつける。
「主殿は、剛力族を知っているか?」
「剛力族……。確か北の最果てに住んでいると言われる力の強い種族だったか。人族の辿り着けない領域だから、滅多に姿を拝めないとも……」
「それだ。我は剛力族、族長の娘だ」
「娘?? 剛力族は男しかいないと聞いたぞ」
「真っ赤な嘘だ。我も初めて聞いた時は笑ったものだ。外に出た男が、女を守るために嘘でもついたのだろう」
「なるほど」
イロナの種族に驚いたタピオは納得がいったが、ひとつ納得できないからか、イロナをジロジロと見る。
「なんだ?」
「いや……剛力族は力が強いと聞いた事はある。それと、筋肉が角張っているとも……」
そう。剛力族とは、タピオと同じくマッチョな体型。ただし筋肉が異質で、岩のように硬く、端が尖って見えるので、別名、岩石族とも呼ばれる。
「それは男だけだ。女は人族の女とさほど変わらない。ただし、力なんかは凌駕するがな」
「はあ……でも、どうして、そんなレアな種族がこんな所で奴隷にまで落ちているんだ? まさか、奴隷狩りとか?」
「志願したまでだ。我が軟弱な人族に捕まるわけがなかろう」
「志願??」
「先も主殿が言った通り、剛力族の体は硬い……」
どうやらイロナは、婚約者が居たらしいが逃げて来たらしい。逃げた理由も、イロナのタイプじゃないから。イロナのタイプは肌が柔らかい男。そんな男は剛力族におらず、逃げ出すしかなかったようだ。
もちろん長や婚約者、親兄弟、親戚等々は止めたのだが、全て半殺しにして逃げ仰せたのこと。その怖い逸話に、タピオは「逃げるだけでよかったのでは?」と口を挟んだが、「迎え撃つのが主義だ」とバッサリ切られていた。
逃走の末、街道で出会った盗賊に「奴隷にして売ってやる」と言われたイロナは、半殺しにして詳しく話を聞き、金目の物は全て奪ったようだ。
その情報で、奴隷になれば住み処も食事も男もくっついて来ると知り、この町までやって来たそうだ。
「それって……奴隷になる必要はあったのか?」
まったくない。普通に働いて、近付いて来た男と恋仲になればいいだけだ。
「奴隷にはメリットがある。館長が我の為に、金持ちの男を用意してくれるからな」
婚活かな? 婚活アプリとして奴隷商を使っていたのかな?
「それに我も、早くセックスをしてみたかったのだ。性奴隷が一番手っ取り早いだろう?」
「そうですね~」
タピオも呆れてそれ以上の言葉が出ない。なので、男のタイプについて質問するようだ。
「でも、俺の体は硬いほうだと思うんだが……」
「そうでもないぞ。体つきは剛力族に似ているが、肉は柔らかい。まるで上質な巨牛の霜降り肉のようだ」
何やらステーキを褒めるような言い方だが、イロナからしたら、トップアスリートの筋肉を例えにして褒めているつもりらしい。タピオは食べられるのではないかと恐怖しているが……
「ちなみに職業はなんだ?」
「我の職業は、『戦姫』だ」
「たしか『戦乙女』の上位だったか……それでレベルは?」
「ちょうど300。上限の印が出ないところを見ると、まだ上があるみたいだな」
「300!?」
通常職の三倍では、タピオも驚きを隠せない。
「主殿はいくつなのだ?」
「119だ。どうりで俺が力負けするはずだ」
「ふむ……さすが主殿だ。人族で100を超える職業など勇者ぐらいだ。これならば鍛え方しだいで、我のフェラも受け入れられるな」
「はい?」
タピオはイロナの喋る内容が意味不明で聞くが、イロナは突然立ち上がって声を大きくする。
「では、ダンジョンに共に潜ろうではないか!」
「いまから??」
「そうだ。主殿には早くレベルを上げてもらって、気持ちよくなって欲しいからな。行くぞ!」
「ま、待って……」
「ぐずぐずするな!」
こうしてタピオはイロナに首根っこを掴まれ、毎日ダンジョンに潜ってスパルタレベル上げが敢行されるのであったとさ。
それから一ヶ月後……
「ここに『ヤルモ』が居るのですわね」
聖女と名乗る美しい女が、タピオの住む町に到着した。
「勇者暗殺の罪……必ず私が支払わせてやりますわ! ホーホッホッホッ」
聖女は高笑いしながら、町に足を踏み入れるのであった。
*************************************
この作品は読み切り用に書いた作品ですが、人気があるならちゃんとした版を書く予定です。
ですので、気になる方はブックマークしていただけると有り難いです。
宜しくお願いいたします。
*************************************
『アイムキャット!!?』
好評……かどうかわかりませんが連載中!!
目覚めたタピオは、腕の中で眠るイロナに驚く事となった。
(女!? ……あ~。そっか。性奴隷を買ったんだった。ビックリした~。てか、本当に美人だな。でも、あんなに力が強いとは……俺じゃなかったらチンコが取れるのは頷ける)
タピオは昨夜の出来事を思い出し、初めてのフェラでの気持ち良さよりも、受けた痛みが勝ってタピオのタピオを触り、ホッとする。
(本当に美人だ……キ、キスぐらいしてもいいかな? 俺が買ったんだからいいよな? 寝てるところを襲うようで気が引けるが、美人局じゃないから文句を言われないはずだ。よし!)
タピオはホッとしたのも束の間、欲望のままに唇を尖らせ、イロナの唇に近付ける。その瞬間、イロナの両目が見開いた。
「モーニングキスと言うやつか……よかろう!」
タピオが驚いて逃げる前に、イロナはタピオの口に吸い付いた。
「ずぼぼぼぼぼぼ」
タピオのタピオがもげるほどの吸引力で吸われたタピオは、モーニングギブアップ。タップして、なんとか離してもらうのであった。
「ゲホッゲホッゲホゲホ……」
「どうした? キスを要望していたのではないのか?」
舌を吸い取られるどころか、肺まで吸い取られる程のバキュームキスを喰らったタピオは虫の息。いくら防御力が高くとも、内側の攻撃は堪えたようだ。
「そうですけど、こう……チュッという感じでいいんです。触れるぐらいで……」
「なるほど。フレンチキスというやつだな。練習してみよう」
ガキーン!
「なんで~~~!!」
フレンチキスイコール、ほぼ頭突き。スピードとパワーの乗った、尖った唇を人中に喰らったタピオは、鼻血ブー。しばらくのたうち回っていた。
そんなタピオを見下して見ていたイロナは、上から発言する。
「それにしても主殿は頑丈だな。我のセックスに付き合えるとは、本当に人族か?」
そっくりそのまま返したいタピオ。だが、ダメージが酷く、タオルで鼻を押さえながら返事は待ってもらう。そうこうしていたらノックの音が聞こえ、イロナが裸のまま出ようとするので、ズボンだけ履いたタピオが対応する。
思った通り、朝食を運んで来た宿の従業員だったので部屋には入れず、自分で運ぶと言って追い返していた。その時、「昨日はお楽しみでしたね」って、目で見られていたが、タピオは気付かなかった。
そうしてイロナにも服を着るように頼んだタピオは、二人でテーブルに着いた。
「温かい内に食べましょう。お話はそのあとって事で」
「ふむ。だが、口調には気を付けよ。昨日の夜から敬語になっているぞ」
「あ……わかった」
イロナは小言を言ったが、腹も減っていたらしく、バクバク食べる。どちらもマナーには疎いようだが、美味しく食べ終えた。
「さて、俺が何者か……だったな。もちろん人族だ。ただ、職業がちょっと変なんだ……」
タピオは奴隷相手だからか、自分の過去を包み隠さず話す。三度の強姦罪で捕まったこと。全て冤罪であったこと。15年もの間、鉱山送りになったこと。
その過程で「重戦車」という謎の職業についたこと。現在、勇者殺害の冤罪で逃亡中まで……
黙って聞いていたイロナは、紅茶を飲み干してから口を開く。
「なるほどな。その職業のせいで防御力が高くなっているわけだ。合点がいった」
「……へ?」
「どうした?」
「俺の犯罪歴に触れないから……」
呆けた顔をするタピオに、イロナは言い放つ。
「冤罪なのであろう? ならば何も問題ない」
「信じるのか?」
「我としては、主殿の言葉は絶対だからな」
「そういうことか……」
奴隷だからの答えだったと知ったタピオは肩を落とす。だが、イロナは微笑みながら、次の言葉を発する。
「出会って一日だが、主殿が嘘を言っていないことぐらいはわかるぞ。だから信じる」
「え……」
「我は主殿に買われてよかったと思うぞ」
「うっ……うぅぅ」
タピオは涙する。謂れの無い罪で何年も服役したタピオに、その言葉は救いだったのであろう。
その姿を見たイロナは、テーブルに突っ伏して泣いているタピオの隣に移動して、優しく頭を撫でるのであった。
それからタピオはみっともなく泣いた事を謝罪して、イロナの正体に言及する。
「こう見えて俺はかなり防御力が高いのに、ここまでダメージを与えるなんて、イロナこそ何者なんだ?」
「我は……」
イロナはどう説明していいかを悩んで口ごもり、質問からぶつける。
「主殿は、剛力族を知っているか?」
「剛力族……。確か北の最果てに住んでいると言われる力の強い種族だったか。人族の辿り着けない領域だから、滅多に姿を拝めないとも……」
「それだ。我は剛力族、族長の娘だ」
「娘?? 剛力族は男しかいないと聞いたぞ」
「真っ赤な嘘だ。我も初めて聞いた時は笑ったものだ。外に出た男が、女を守るために嘘でもついたのだろう」
「なるほど」
イロナの種族に驚いたタピオは納得がいったが、ひとつ納得できないからか、イロナをジロジロと見る。
「なんだ?」
「いや……剛力族は力が強いと聞いた事はある。それと、筋肉が角張っているとも……」
そう。剛力族とは、タピオと同じくマッチョな体型。ただし筋肉が異質で、岩のように硬く、端が尖って見えるので、別名、岩石族とも呼ばれる。
「それは男だけだ。女は人族の女とさほど変わらない。ただし、力なんかは凌駕するがな」
「はあ……でも、どうして、そんなレアな種族がこんな所で奴隷にまで落ちているんだ? まさか、奴隷狩りとか?」
「志願したまでだ。我が軟弱な人族に捕まるわけがなかろう」
「志願??」
「先も主殿が言った通り、剛力族の体は硬い……」
どうやらイロナは、婚約者が居たらしいが逃げて来たらしい。逃げた理由も、イロナのタイプじゃないから。イロナのタイプは肌が柔らかい男。そんな男は剛力族におらず、逃げ出すしかなかったようだ。
もちろん長や婚約者、親兄弟、親戚等々は止めたのだが、全て半殺しにして逃げ仰せたのこと。その怖い逸話に、タピオは「逃げるだけでよかったのでは?」と口を挟んだが、「迎え撃つのが主義だ」とバッサリ切られていた。
逃走の末、街道で出会った盗賊に「奴隷にして売ってやる」と言われたイロナは、半殺しにして詳しく話を聞き、金目の物は全て奪ったようだ。
その情報で、奴隷になれば住み処も食事も男もくっついて来ると知り、この町までやって来たそうだ。
「それって……奴隷になる必要はあったのか?」
まったくない。普通に働いて、近付いて来た男と恋仲になればいいだけだ。
「奴隷にはメリットがある。館長が我の為に、金持ちの男を用意してくれるからな」
婚活かな? 婚活アプリとして奴隷商を使っていたのかな?
「それに我も、早くセックスをしてみたかったのだ。性奴隷が一番手っ取り早いだろう?」
「そうですね~」
タピオも呆れてそれ以上の言葉が出ない。なので、男のタイプについて質問するようだ。
「でも、俺の体は硬いほうだと思うんだが……」
「そうでもないぞ。体つきは剛力族に似ているが、肉は柔らかい。まるで上質な巨牛の霜降り肉のようだ」
何やらステーキを褒めるような言い方だが、イロナからしたら、トップアスリートの筋肉を例えにして褒めているつもりらしい。タピオは食べられるのではないかと恐怖しているが……
「ちなみに職業はなんだ?」
「我の職業は、『戦姫』だ」
「たしか『戦乙女』の上位だったか……それでレベルは?」
「ちょうど300。上限の印が出ないところを見ると、まだ上があるみたいだな」
「300!?」
通常職の三倍では、タピオも驚きを隠せない。
「主殿はいくつなのだ?」
「119だ。どうりで俺が力負けするはずだ」
「ふむ……さすが主殿だ。人族で100を超える職業など勇者ぐらいだ。これならば鍛え方しだいで、我のフェラも受け入れられるな」
「はい?」
タピオはイロナの喋る内容が意味不明で聞くが、イロナは突然立ち上がって声を大きくする。
「では、ダンジョンに共に潜ろうではないか!」
「いまから??」
「そうだ。主殿には早くレベルを上げてもらって、気持ちよくなって欲しいからな。行くぞ!」
「ま、待って……」
「ぐずぐずするな!」
こうしてタピオはイロナに首根っこを掴まれ、毎日ダンジョンに潜ってスパルタレベル上げが敢行されるのであったとさ。
それから一ヶ月後……
「ここに『ヤルモ』が居るのですわね」
聖女と名乗る美しい女が、タピオの住む町に到着した。
「勇者暗殺の罪……必ず私が支払わせてやりますわ! ホーホッホッホッ」
聖女は高笑いしながら、町に足を踏み入れるのであった。
*************************************
この作品は読み切り用に書いた作品ですが、人気があるならちゃんとした版を書く予定です。
ですので、気になる方はブックマークしていただけると有り難いです。
宜しくお願いいたします。
*************************************
『アイムキャット!!?』
好評……かどうかわかりませんが連載中!!
0
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
敗戦国の姫は、敵国将軍に掠奪される
clayclay
恋愛
架空の国アルバ国は、ブリタニア国に侵略され、国は壊滅状態となる。
状況を打破するため、アルバ国王は娘のソフィアに、ブリタニア国使者への「接待」を命じたが……。
ドマゾネスの掟 ~ドMな褐色少女は僕に責められたがっている~
桂
ファンタジー
探検家の主人公は伝説の部族ドマゾネスを探すために密林の奥へ進むが道に迷ってしまう。
そんな彼をドマゾネスの少女カリナが発見してドマゾネスの村に連れていく。
そして、目覚めた彼はドマゾネスたちから歓迎され、子種を求められるのだった。
セクスカリバーをヌキました!
桂
ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。
国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。
ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……
淫紋付きランジェリーパーティーへようこそ~麗人辺境伯、婿殿の逆襲の罠にハメられる
柿崎まつる
恋愛
ローテ辺境伯領から最重要機密を盗んだ男が潜んだ先は、ある紳士社交倶楽部の夜会会場。女辺境伯とその夫は夜会に潜入するが、なんとそこはランジェリーパーティーだった!
※辺境伯は女です ムーンライトノベルズに掲載済みです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる