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四章 失踪の秘密
閑話2 人のモノを見ながら感想を言うのは良くない R18
しおりを挟むずっとイチャイチャセクシータイムです。
思いの外カイルが暴走しました。背後注意でお願いします。
苦手な方は、飛ばしても話はわかるのでスルー推奨。
膝に座っていた体勢のまま仰向けに転がされたせいで、開いた足の間にカイルがいて閉じられない。
覆い被さってきたかと思うと性急に唇を塞がれる。確かめる様な軽いものじゃなくて、初めから舌を絡め取られる激しいキス。
「ん……はっ、あぅ。んぁ、あ……」
「はぁ……かわいい。これから僕がアーシェの初めてをもらうんだよ。嬉しいな……」
顔中にキスの雨を降らせると、耳元で囁いてくる。
オレの初めて……またカイルに……。
「あっ!なにっ、あうっ……」
胸元を撫でていたカイルの手が、オレの胸の先を掠め、ビクッと全身が震える。
見つけた尖りを嬉々として弄ばれ、恥ずかしい声が止められない。
もう片方の手が、残ったシャツのボタンを全て外していく。
「ここ、気持ちいね?かわいい声が出てるよ」
指摘されて更に羞恥を煽られる。慌てて両手で声が出ないように口を塞いだ。
ボタンを外されたシャツの片方が捲られ、上半身の半分が晒される。
「んむっ、む。んんっ」
「ダメだよ。もっと声聞きたい。聞かせて?」
ぷるぷると首を横に振る。ただでさえ恥ずかしい行為なのに、恥ずかしい声まで聞かれるなんて……。
「そう……じゃあ仕方ないね」
べりっと両手が口から剥がされたかと思うと、頭の上に片手で縫い付けられる。力が強くて振り解けない。
うっ……こいつ、いつの間にこんなに強く……。
「あっ!ヤダ!だめっ……あぁああぁっ!」
胸元に顔を埋めたカイルは、指でいじられていない方の晒された尖りを吸い上げる。
ちゅぷっと音をたてて離れると、今度は粒を捏ねるように舐めた。
ズクズクと下半身に熱が込み上げてくる。
「はん……あ、あぁ。カイル……あっ、かい、る」
「ん……気持ちいいね、アーシェ。気持ちいいって言って?」
話してる間も頬で尖りをスリスリと刺激してくるからたまらない。
頭が快楽に酔って、細かい事はどうでも良くなってきた。
「ふぅ、ん。気持ち、カイル……あっ、気持ちぃ、あぅ、ん」
「ふふっ、いい子。ご褒美をあげないとね」
「ご、ほーび?ふあっ!?あっ、そこっひぅ」
熱が集まってきていた下半身の膨らみをズボンの上から上下に擦られて、急な刺激に目に涙が滲む。
「さっきから僕のお腹にスリスリしてきてたよ?そんなに触ってほしかった?いい子にしてたらもっと気持ち良くしてあげるよ」
頭上で止められていた両手が自由になる。いい子にって、口は塞ぐなって事かな……。
コクコクと首を上下に動かす。
カイルはオレのズボンに手をかけると、手早くスルッと脱がせ、こんもりと膨らんだ下着が露わになる。
「きつそうだね、早く触ってって言ってるみたい。こんな所までかわいいなんて、アーシェは僕をどうするつもりなんだろうね?」
あろう事か、カイルは下着の上からフニフニと甘噛みし、線端部分を口に含んでしまった。
「やうっ!な、何やって……やぁっ!」
「あは。先のとこだけ濡れちゃった。我慢できなかったみたいでかわいい。このまま舐めてていい?」
フワフワと浮ついた頭でも、お漏らし発言には耐えられない。羞恥で溜まっていた涙がポロっと零れた。
「いやぁ!ちがっ、もぅやだぁっ!」
「じゃあどうしたいか教えて?このままがダメならどうしたらいい?」
ふわりとカイルの顔が耳元に寄せられる。
休む間もなく下半身への刺激は続けられていて、そんな中でまともな思考でいられる訳はなかった。
「はっ、あ……カイル、お願、い。脱がせて、ほしい」
近くにあるアクアマリンを見つめながら懇願する。
「うん、いいよ。何を脱がせてほしいの?」
「あっ、あっ、ぱ……ぱん、つ。脱がせて、直接……触って?」
意地悪なカイルにつけ込まれない様にハッキリとしてほしい事を伝えた。
ピタッと動きを止めた手に、焦ったくなって自分から膨らみを擦り付ける。
早く、早くちゃんと触って……。
「あー……おかしくなりそう。言った事は責任とろうね?」
「とる、とるぅ。とるから早く、触ってぇ……も、やぁ」
見つめていたアクアマリンにギラリと熱が宿る。はぁ、ほんとこの顔かっこいい……。
「言質とったからね。初めてだし、できる所までって思ってたけど、我慢できそうにないや。絶対入れるね。僕を煽った責任はとらないと」
いい笑顔でとんでもない事を言っている。言わせておいてこの仕打ちは酷い。
カイルは体を起こすと、パッと下着を剥ぎ取ってしまった。
急に熱くなっていたモノを外気に晒され、プルっと身震いする。
「カイルが言わ……っ!」
ガシッとモノを掴まれ、言葉に詰まる。ひっ、モノ質とは卑怯だぞっ!
「待って、ここってこんな綺麗な色してるものなの?僕のと全然違うんだけど……。胸もそうだし、アーシェは色が薄いタイプなのかな?」
人のモノをマジマジと見ながら感想を言うのは良くないと思う。鈍っていた思考がスッと冴えてしまった。
「ちょっと……オレ初めてだって言ったよね?悪かったな、使い込んだ色してなくて」
「ごめんね……あまりにも綺麗だったから。悪くなんてないよ、とても……美味しそう」
見せつける様に根本から先端までをゆっくりと舐められる。
浮ついていた思考が地に戻ってきた所になんて破廉恥なっ。
思わず両手で目を隠したが、舐められるだけではあり得ない刺激に襲われ、隙間からチラッと覗くと、パクリとオレのモノがカイルに食べられていた。
上下に動かす度にじゅぷじゅぷととんでもない音をたてている。
「ひぁっ!何っし、やっ、あんっ!あぁっ」
直接の刺激と視界の暴力になす術なく声が漏れる。
「ひはあー?あーへのへっひ」
オレのを口に咥えたまましゃべるなよーっ!エッチはお前だ!このエロ狼!!
言い返したいのに、口からは残念な喘ぎ声しか出てこない。
「いぃっ、あっあっ、いっ、あぁっ。カイルっカイル……」
「ふふ、気持ち良さそう……。イく時はちゃんと教えてね?」
唾液でテラテラと光るオレを手で扱きながら、先端をアイスの様に舐められる。
「あっ、も、いっちゃ……あぅ、やっ。もぅ、ダメっイくっ、イっあっ!んぁあっ!」
射性のタイミングで先端を咥えられ、有無を言わせてもらえないままにカイルの口内へ吐き出す。
初めて人から与えられる刺激に、早々に陥落してしまった。
肩で息をしていると、ツンツンと頬を突かれる。スイっと視線を向けると、思いの外近くにカイルの顔があり、舌を出して白い粘液に染まった口内を見せつけられた。
「ひっはいへはへ」
これは本当に初めて同士の行為なのかと、現実から逃れる為に目を閉じた。
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