世界一の剣豪が異世界に行くとこうなる

やっくん

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プロローグ

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「ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙いっでぇぇぇぇぇぇ!!」

 時は乱世、戦国時代の最中、織田信長に仕え、天下一の鬼斬と呼ばれた男。紫刀ハジメがいた。

 そんなハジメだが、たった今、タンスの角に小指をぶつけ、見てもいられない惨めな姿を晒している。

「誰だー!こんなとこにタンスなんて置いたやつー!出てこーい!」

「ハジメさん、それ自分で置いたじゃないっすか。てか小指角にぶつけて涙目になるとか、ガキじゃないですか」

 ハジメが叫ぶと、庭園で素振りをしていた弟子のカンベエがひょっこりと顔を出してきた。

「ガキって、お前もいっぺんぶつけてみろ?死を覚悟するぞ?」

「何言ってんすか?師匠こんなの痛いわけって…いっでぇ!!!」

 タンスの角の近くをぐるぐる歩いていたらズッコケて小指をぶつけて叫ぶカンベエ。2人そろって無様な姿である。

「だから言っただろ?痛いって。ほんと学べよな…てまだがよぉぉぉぉ!!」

 次はちゃぶ台の角っ子に小指をぶつけてケンケンになるハジメ

「え、あ!師匠!危ないっす!」

「え?」

 ハジメが気づく頃には、庭のでっかいとがった石に頭蓋骨がぶっ刺さっていた。
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