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死神 case 4
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あれ、ワシは何でこんなとこおるんじゃ?
佐吉に秀頼を頼むと申したあと寝てしまったもんかと思うておったが、、、
なんじゃて、ワシは死んでもうたか。
なんとまだやりたいことが沢山あったのによ、、、
ところでお主、不思議な出で立ちじゃの。
全体的に黒いというか、暗いというか、、、
もしかして死神か?
なんじゃ、迎えに来たんか!
すまんな、わざわざ来てくれたんか!
死神ならここにお市様かお館様は来なかったか?光秀の奴も来ただろう!
どんな感じじゃった?怒ってたかのう?
別になんも言ってなかったじゃと?
えぇ、それはそれで寂しいもんじゃのう。
お市様も何も言ってなかったか?
お市様の娘の茶々様はお市様に似て美人でのう。
年甲斐もなく可愛がってしまったわ。お市様に似て気の強い女子でのう。
今まで色んな女子を愛でてきたが、茶々様は別格じゃった。
何よりお館様の血を絶やしたくてなくてのう。
そんな目で見るな、ただお救いしたかっただけじゃ。
やめい、只の女好きの爺だと思うてるんじゃろ、やめい。
今思えば我ながら波乱万丈な人生じゃ。もとは農民と言われていたがの、農民と言っていい物なのかの。
何故かかって?
ワシは農作業が大嫌いじゃった。役人や侍どもに頭から押さえつけられ、年貢と称し財産を持ち出される、そんな人生は絶対嫌じゃった。
その後、ワシは今川家の家臣の家に仕えたんじゃ。正確には今川家の家臣の家臣の家臣としてな。
かなり下じゃったが、結構ワシの事を気にしてくれたんだじゃがの。絶対に上には行けんと思うたわ。
じゃからワシはうつけ者として名を馳せていたお館様に仕えたんじゃ。
最初の今川家の時は下から仕えたからの、いきなり家の首領級に仕えれば出世できると思うたんじゃ。
うつけ者として有名じゃったお館様は当時から有名での。
ワシも放蕩者じゃから絶対に気が合うかと思うたからな。
まあ、ワシは指も6本あるし、顔もサル顔じゃったし、特徴だらけじゃからな。すぐに気に入ってくれたわ。
そして本当に楽しい毎日じゃったわ。
何をするにもお館様に提案してみると採用してくれるんじゃ。
元々、ワシもうつけ者じゃったからか馬が合ったのかもしれぬな。
でも一人で何もできんから周りをどんどん巻き込んだわ。
一生懸命に人を口説いていく内に仲間が沢山出来たんじゃ。これは本当にうれしかったわ。
周りの人間がワシのことをとても大事にしてくれたから、ワシも仲間が大好きになってしまっての。
時には喧嘩し、時には殴られ、共に笑いあった大切な仲間たちじゃ。
子供ができなかったからな、みなしごや寺の子供や、下級武士の子供を引き取って育てたりもした。
皆、かなり個性が強くてな。可愛い奴らじゃったわ。
個性が強いもんじゃからな、喧嘩しなければええがの。
明を攻めた時も奴らが頑張ってくれたからな。じゃが結局退却してしもうたわ。
友達が増えればいいと思っておったんじゃが、気が付いたら野望に代わっておったわ。
失敗とは思わんが、すべてを臣下にせねば気が済まなかったんじゃ。
そう考えてたらワシが死んだあとが心配じゃ。
佐吉にはかなり無理を申したし、あ奴も真面目一本な性分じゃからな。
周りと衝突していないかの。
天下も治め、金も女も欲しいものは何でも手に入れたワシが、末期のことまで心配しているとはの。
ワシも老いたものよ、、、
佐吉に秀頼を頼むと申したあと寝てしまったもんかと思うておったが、、、
なんじゃて、ワシは死んでもうたか。
なんとまだやりたいことが沢山あったのによ、、、
ところでお主、不思議な出で立ちじゃの。
全体的に黒いというか、暗いというか、、、
もしかして死神か?
なんじゃ、迎えに来たんか!
すまんな、わざわざ来てくれたんか!
死神ならここにお市様かお館様は来なかったか?光秀の奴も来ただろう!
どんな感じじゃった?怒ってたかのう?
別になんも言ってなかったじゃと?
えぇ、それはそれで寂しいもんじゃのう。
お市様も何も言ってなかったか?
お市様の娘の茶々様はお市様に似て美人でのう。
年甲斐もなく可愛がってしまったわ。お市様に似て気の強い女子でのう。
今まで色んな女子を愛でてきたが、茶々様は別格じゃった。
何よりお館様の血を絶やしたくてなくてのう。
そんな目で見るな、ただお救いしたかっただけじゃ。
やめい、只の女好きの爺だと思うてるんじゃろ、やめい。
今思えば我ながら波乱万丈な人生じゃ。もとは農民と言われていたがの、農民と言っていい物なのかの。
何故かかって?
ワシは農作業が大嫌いじゃった。役人や侍どもに頭から押さえつけられ、年貢と称し財産を持ち出される、そんな人生は絶対嫌じゃった。
その後、ワシは今川家の家臣の家に仕えたんじゃ。正確には今川家の家臣の家臣の家臣としてな。
かなり下じゃったが、結構ワシの事を気にしてくれたんだじゃがの。絶対に上には行けんと思うたわ。
じゃからワシはうつけ者として名を馳せていたお館様に仕えたんじゃ。
最初の今川家の時は下から仕えたからの、いきなり家の首領級に仕えれば出世できると思うたんじゃ。
うつけ者として有名じゃったお館様は当時から有名での。
ワシも放蕩者じゃから絶対に気が合うかと思うたからな。
まあ、ワシは指も6本あるし、顔もサル顔じゃったし、特徴だらけじゃからな。すぐに気に入ってくれたわ。
そして本当に楽しい毎日じゃったわ。
何をするにもお館様に提案してみると採用してくれるんじゃ。
元々、ワシもうつけ者じゃったからか馬が合ったのかもしれぬな。
でも一人で何もできんから周りをどんどん巻き込んだわ。
一生懸命に人を口説いていく内に仲間が沢山出来たんじゃ。これは本当にうれしかったわ。
周りの人間がワシのことをとても大事にしてくれたから、ワシも仲間が大好きになってしまっての。
時には喧嘩し、時には殴られ、共に笑いあった大切な仲間たちじゃ。
子供ができなかったからな、みなしごや寺の子供や、下級武士の子供を引き取って育てたりもした。
皆、かなり個性が強くてな。可愛い奴らじゃったわ。
個性が強いもんじゃからな、喧嘩しなければええがの。
明を攻めた時も奴らが頑張ってくれたからな。じゃが結局退却してしもうたわ。
友達が増えればいいと思っておったんじゃが、気が付いたら野望に代わっておったわ。
失敗とは思わんが、すべてを臣下にせねば気が済まなかったんじゃ。
そう考えてたらワシが死んだあとが心配じゃ。
佐吉にはかなり無理を申したし、あ奴も真面目一本な性分じゃからな。
周りと衝突していないかの。
天下も治め、金も女も欲しいものは何でも手に入れたワシが、末期のことまで心配しているとはの。
ワシも老いたものよ、、、
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