暗闇の中で

みかん

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僕は今日もおじさんと一緒にたくさんの薬草を背負い城下町まで降りてきた。
「ねぇおじさん最近本格的にさむくなってきたね」
体を吹きぬける風が冷たくて身震いがした。
「そうだなぁ寒いなぁ、、早く薬草売りに行って暗くなる前に家に土産を買って帰るか」そう言われると僕はうんと頷いた。
おじさんと僕が取った薬草を買ってくれる薬屋へ行きいつものように店を訪ねた。
店主は60代くらいのおじさんだ
確か...名前は....そうだ!思い出した!ジョゼフさんだ!いつもニコニコしていて人柄の良さが伝わってくる。
「これはすごい!この薬草は珍しい、なんせ崖にはえているから取るのさえも難しいのに、!ルカ君、また君が取ったのかい?」
久しぶりにおじさん以外の人と話すので少し戸惑ってしまった
「あっ、、!はい、!僕体力は抜群なので!!崖なんてすぐ登れます!!」
するとジョゼフさんは はっはっはっ と笑いルカ君はすごいな~と驚き感心していた。
そして暫くしておじさんとジョゼフさんは話し始めた。おじさんとジョゼフさんが話し始めると結構長くなる、そして結構退屈だ。僕は何かすることないかなーとお店の中をみた、お店の中をぐるぐる見て周りまたおじさんの元へもどると、はぁまだ話してる。今日は早く帰るなんて言っていたのに。
僕はおじさんの元へ駆け寄った「ねぇ、おじさん!」するとおじさんは視線を僕の元へと戻した「どうした?」「少し店の前にでて空気吸っててもいい?」
するとおじさんは即答で「だめだ」と答えた「なんで!!」僕は直ぐに言い返した。
するとそんな様子をみていたジョゼフが「まぁ、いいじゃないか、小さい子供じゃあるまいし店のまえだぞ?お前さんは心配性だな」するとおじさんは うーーん と考えて「よし、、、いいだろう」と しぶしぶOKを出してくれた。「やったー!!!」僕は笑顔で返した。
「絶対店の前から動くんじゃないぞ!遠くへ行くのも絶対禁止だ!!フードもはずさないこと約束できるね?」おじさんの顔付きはとても真剣だった。
おじさんは過保護すぎると思う。
「もう!おじさん!僕子供じゃないんだよ?大丈夫だから!!ちゃんと約束するって」
僕はそう残し店の外へと駆け出した。
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