5 / 23
1. プロローグ
5 失踪
しおりを挟む
「じゃあとりあえず自己紹介も済んだことだし外のことを考えよっか。一応聞いてみるけどさ、誰か心当たりはなんかある?」
全員が首を横に振る。
「だよね。なんかこういう状況って都市伝説とか思い出すよね。」
都市伝説と聞いて途端に顔を青ざめさせる佑太郎くん。都市伝説は怖い話だらけだから怖い話は嫌いなのかもしれない。かくいう私も嫌いだから気になるけど聞きたくない。
「とっ……都市伝説……ってなんですかっ……?」
「あれ、知らない?
いくつかあるけど電車関係でパッと思い出すのは『きららぎ駅』ってやつかなぁ。まぁあれは降りるのがまずいっぽい感じだから今の状況とは違うけどね。
ツブヤイッターで3人分の被害者の報告が上がってるのは見たよ。まぁ2人目は釣りらしいんだけどね。1人目と3人目は釣りとは言われてないんだよね。
まぁ見たときが3人だっただけで今は知らないけどねーもしかしたら増えてるかもねー。
きららぎ駅の都市伝説は……あ、これは3人目の話ね。
気付いたら終点のアナウンスが聞こえたから慌てて降りたら知らない駅。周囲には人がいないうえについてる電気は小さいものだけで深夜だから周囲は暗い。
ツブヤイッターで『きららぎ駅についちゃったと』現状を呟いてたらいろんな人から『きららぎ駅』のことを聞かされる。教えられれば教えられるほど深まる謎と高まる恐怖心。
『きららぎ駅は架空の駅』『閉ざされた改札』
『風化した時刻表』『どこからか聞こえる風鈴の音』『ずれた時刻』『繋がらない電話』……」
「まっ、ままままま、まって!? その話やめよう!
私も前にたまたま見つけて興味もっちゃって読んでみたことあるけど、きららぎ駅はガチで怖かったからやめよう!?」
前に何か見てた時にたまたま見つけて読んだけどすっごい怖かったやつじゃん! ツブヤイッターの履歴がガチっぽくて怖い気持ちを増長させるんだよね、あれ……うぅ……。
「でもそれって確か3人目の人無事に地元駅ついてたと思うけど。」
そ、そうなんだっけ……
太一くんの助言(?)によりホッと息を吐く私と佑太郎くん。
心当たりとか言っても怖い話は聞きたくなかったからよかっ……
「1人目は行方不明になってるけどな。」
「「うわあああああっ!」」
思わず佑太郎くんと2人で叫ぶのは悪くないよね!? ちょっ、しかもくつくつと笑ってるし! あんたさっきまで無表情だったくせに何笑ってんの!
「くっ……太一やめてあげなよ、2人ともめっちゃびびってるよ。ごめんって2人とも。2人して涙目になってて可愛いけど怒らないでよ。
大丈夫だってきららぎ駅の被害者は1人目も3人目も何かおかしいと思ったり飛び起きたりして駅で降りてる人だからさ。そもそもこの電車、というか車両から出れないからなんかあったとしても別物だよ。
もっと悪いかもしれないけどね。」
楽しそうにニヤニヤしてる観月ちゃんから離れて佑太郎くんとくっついて座る。謎の親近感が彼にはあるので2人でぴるぴる震えてる。くそう、いじめっこめ、爆ぜろこんちくしょう!
ってあれ?
「ねぇ……太一くん……は?」
気付いたら佑太郎くんの横に座っていたはずの太一くんがいない。
「えっ……え? な、どこいった? いや、どうやって消えた?」
驚いて思わず立ち上がると観月ちゃんも驚いたようで立ち上がってキョロキョロする。
もちろん車内に隠れる場所はないし、隠れる理由もない。それに端と端ならまだしも近くに座ってた太一くんが動いたら絶対に視界に入るはずだ。
「えっ、あれ……桜……佑太郎、は?」
「えっ? あれ……ゆ、佑太郎くん……まで消えちゃった……?」
少し前に踏み出していたからか視界から佑太郎くんは消えていたから振り向けば、そこには誰もいなくて。
太一くん、佑太郎くんと消えていく、そうすると次は……? 嫌な予感を感じて慌てて前を向けば直前までいたはずの観月ちゃんもそこにはいなくて、私だけが1人残されていた。
「えっ……? 観月、ちゃん? ……佑太郎くん、太一くん?
や、やだ……なんでっ、なんで皆いないの!? みんなっどこ! ひ、1人にしないでよ!?」
叫んでも返事はなくて。
さっきからずっと1人だったんじゃないかと思ってしまうような静寂が広がっていく。……さっきまで話してたから気付かなかったけどいつの間にか電車の音も聞こえない……。思わず怖くなって外も見れなくてその場で蹲って目を瞑る。
怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い……。
やだやだ……やだよぅ……。
今日は新しくできたカフェにいって。家に帰ったらお母さんが作ったラーメンを食べて。明日は日曜だから1日ゆっくりして、明後日になったらいつも通り仕事にいって……。
どうしてこんな意味のわからない状態になってるの……? さっきまで話してたのは夢だった、の……?
「うううぅ、やだよぉ……死にたくないよぉ……助けてぇ……お父さんお母さん椿ちゃん……。
観月ちゃん佑太郎くん太一くん……さっきまで一緒にいたじゃん……夢じゃないよねぇ……?」
我慢出来ずに滲んだ瞳からぼろぼろと涙がとめどなく溢れてくる。止めることのできないそれは、拭っているカーディガンの袖にひたすら染み込んでいく。
聞こえるのは自分の嗚咽と鼻をすする音だけ。
『……あ、なた、だけでも……と、思っ、たので、すが……巻き込ま、れて、しまって……助け、てあげ、ら、れなく、てごめん、なさ、い……』
「ひゃあっ!?」
どこからか声が聞こえて思わず顔を上げると、目の前にはひらひらとしたシースルーのグラデーションのようになった白いドレスを着た透き通るような肌の美しい女の人。というか透き通ってる。
「ゆ、ゆゆゆゆ幽霊!? や、やだやだやだ、こっちこないで!」
尻もちをついてしまい、思わずそのままずりずりと後ろに下がると目の前の美人な幽霊は困ったように眉尻を下げて優しく微笑む。
『わた、しの、力、は、弱い、の、で……助ける……ことはでき、な、いけれど……せめ、て、愛され、る、力、をあな、た、に……』
浮いているように滑らかに近付いてきて震えるわたしの頭に手を添える。恐怖のあまり力が抜けてしまって動けなくなって震える私に幽霊さんが触れるとそこから暖かい何かが身体に入っていくのを感じた。
そう思った次の瞬間には私の意識は薄れていって、目が閉じていく。
これで私の人生終わり……?
意味のわからない終わり方したよ……ごめんねお父さんお母さん椿ちゃん……先生方、カフェにいけなくてごめんなさい、子供達よ、急にいなくなってごめんね……。
最後に聞こえたのは先程よりも聞き取りやすくなった美人な幽霊の声だった。
『異世界でも健やかに過ごしてください、貴女たちに幸多からんことを……。』
そこで私の意識は完璧に途切れた。
全員が首を横に振る。
「だよね。なんかこういう状況って都市伝説とか思い出すよね。」
都市伝説と聞いて途端に顔を青ざめさせる佑太郎くん。都市伝説は怖い話だらけだから怖い話は嫌いなのかもしれない。かくいう私も嫌いだから気になるけど聞きたくない。
「とっ……都市伝説……ってなんですかっ……?」
「あれ、知らない?
いくつかあるけど電車関係でパッと思い出すのは『きららぎ駅』ってやつかなぁ。まぁあれは降りるのがまずいっぽい感じだから今の状況とは違うけどね。
ツブヤイッターで3人分の被害者の報告が上がってるのは見たよ。まぁ2人目は釣りらしいんだけどね。1人目と3人目は釣りとは言われてないんだよね。
まぁ見たときが3人だっただけで今は知らないけどねーもしかしたら増えてるかもねー。
きららぎ駅の都市伝説は……あ、これは3人目の話ね。
気付いたら終点のアナウンスが聞こえたから慌てて降りたら知らない駅。周囲には人がいないうえについてる電気は小さいものだけで深夜だから周囲は暗い。
ツブヤイッターで『きららぎ駅についちゃったと』現状を呟いてたらいろんな人から『きららぎ駅』のことを聞かされる。教えられれば教えられるほど深まる謎と高まる恐怖心。
『きららぎ駅は架空の駅』『閉ざされた改札』
『風化した時刻表』『どこからか聞こえる風鈴の音』『ずれた時刻』『繋がらない電話』……」
「まっ、ままままま、まって!? その話やめよう!
私も前にたまたま見つけて興味もっちゃって読んでみたことあるけど、きららぎ駅はガチで怖かったからやめよう!?」
前に何か見てた時にたまたま見つけて読んだけどすっごい怖かったやつじゃん! ツブヤイッターの履歴がガチっぽくて怖い気持ちを増長させるんだよね、あれ……うぅ……。
「でもそれって確か3人目の人無事に地元駅ついてたと思うけど。」
そ、そうなんだっけ……
太一くんの助言(?)によりホッと息を吐く私と佑太郎くん。
心当たりとか言っても怖い話は聞きたくなかったからよかっ……
「1人目は行方不明になってるけどな。」
「「うわあああああっ!」」
思わず佑太郎くんと2人で叫ぶのは悪くないよね!? ちょっ、しかもくつくつと笑ってるし! あんたさっきまで無表情だったくせに何笑ってんの!
「くっ……太一やめてあげなよ、2人ともめっちゃびびってるよ。ごめんって2人とも。2人して涙目になってて可愛いけど怒らないでよ。
大丈夫だってきららぎ駅の被害者は1人目も3人目も何かおかしいと思ったり飛び起きたりして駅で降りてる人だからさ。そもそもこの電車、というか車両から出れないからなんかあったとしても別物だよ。
もっと悪いかもしれないけどね。」
楽しそうにニヤニヤしてる観月ちゃんから離れて佑太郎くんとくっついて座る。謎の親近感が彼にはあるので2人でぴるぴる震えてる。くそう、いじめっこめ、爆ぜろこんちくしょう!
ってあれ?
「ねぇ……太一くん……は?」
気付いたら佑太郎くんの横に座っていたはずの太一くんがいない。
「えっ……え? な、どこいった? いや、どうやって消えた?」
驚いて思わず立ち上がると観月ちゃんも驚いたようで立ち上がってキョロキョロする。
もちろん車内に隠れる場所はないし、隠れる理由もない。それに端と端ならまだしも近くに座ってた太一くんが動いたら絶対に視界に入るはずだ。
「えっ、あれ……桜……佑太郎、は?」
「えっ? あれ……ゆ、佑太郎くん……まで消えちゃった……?」
少し前に踏み出していたからか視界から佑太郎くんは消えていたから振り向けば、そこには誰もいなくて。
太一くん、佑太郎くんと消えていく、そうすると次は……? 嫌な予感を感じて慌てて前を向けば直前までいたはずの観月ちゃんもそこにはいなくて、私だけが1人残されていた。
「えっ……? 観月、ちゃん? ……佑太郎くん、太一くん?
や、やだ……なんでっ、なんで皆いないの!? みんなっどこ! ひ、1人にしないでよ!?」
叫んでも返事はなくて。
さっきからずっと1人だったんじゃないかと思ってしまうような静寂が広がっていく。……さっきまで話してたから気付かなかったけどいつの間にか電車の音も聞こえない……。思わず怖くなって外も見れなくてその場で蹲って目を瞑る。
怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い……。
やだやだ……やだよぅ……。
今日は新しくできたカフェにいって。家に帰ったらお母さんが作ったラーメンを食べて。明日は日曜だから1日ゆっくりして、明後日になったらいつも通り仕事にいって……。
どうしてこんな意味のわからない状態になってるの……? さっきまで話してたのは夢だった、の……?
「うううぅ、やだよぉ……死にたくないよぉ……助けてぇ……お父さんお母さん椿ちゃん……。
観月ちゃん佑太郎くん太一くん……さっきまで一緒にいたじゃん……夢じゃないよねぇ……?」
我慢出来ずに滲んだ瞳からぼろぼろと涙がとめどなく溢れてくる。止めることのできないそれは、拭っているカーディガンの袖にひたすら染み込んでいく。
聞こえるのは自分の嗚咽と鼻をすする音だけ。
『……あ、なた、だけでも……と、思っ、たので、すが……巻き込ま、れて、しまって……助け、てあげ、ら、れなく、てごめん、なさ、い……』
「ひゃあっ!?」
どこからか声が聞こえて思わず顔を上げると、目の前にはひらひらとしたシースルーのグラデーションのようになった白いドレスを着た透き通るような肌の美しい女の人。というか透き通ってる。
「ゆ、ゆゆゆゆ幽霊!? や、やだやだやだ、こっちこないで!」
尻もちをついてしまい、思わずそのままずりずりと後ろに下がると目の前の美人な幽霊は困ったように眉尻を下げて優しく微笑む。
『わた、しの、力、は、弱い、の、で……助ける……ことはでき、な、いけれど……せめ、て、愛され、る、力、をあな、た、に……』
浮いているように滑らかに近付いてきて震えるわたしの頭に手を添える。恐怖のあまり力が抜けてしまって動けなくなって震える私に幽霊さんが触れるとそこから暖かい何かが身体に入っていくのを感じた。
そう思った次の瞬間には私の意識は薄れていって、目が閉じていく。
これで私の人生終わり……?
意味のわからない終わり方したよ……ごめんねお父さんお母さん椿ちゃん……先生方、カフェにいけなくてごめんなさい、子供達よ、急にいなくなってごめんね……。
最後に聞こえたのは先程よりも聞き取りやすくなった美人な幽霊の声だった。
『異世界でも健やかに過ごしてください、貴女たちに幸多からんことを……。』
そこで私の意識は完璧に途切れた。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
召しませ、私の旦那さまっ!〜美醜逆転の世界でイケメン男性を召喚します〜
紗幸
恋愛
「醜い怪物」こそ、私の理想の旦那さま!
聖女ミリアは、魔王を倒す力を持つ「勇者」を召喚する大役を担う。だけど、ミリアの願いはただ一つ。日本基準の超絶イケメンを召喚し、魔王討伐の旅を通して結婚することだった。召喚されたゼインは、この国の美醜の基準では「醜悪な怪物」扱い。しかしミリアの目には、彼は完璧な最強イケメンに映っていた。ミリアは魔王討伐の旅を「イケメン旦那さまゲットのためのアピールタイム」と称し、ゼインの心を掴もうと画策する。しかし、ゼインは冷酷な仮面を崩さないまま、旅が終わる。
イケメン勇者と美少女聖女が織りなす、勘違いと愛が暴走する異世界ラブコメディ。果たして、二人の「愛の旅」は、最高の結末を迎えるのか?
※短編用に書いたのですが、少し長くなったので連載にしています
※この作品は、小説家になろう、カクヨムにも掲載しています
花嫁召喚 〜異世界で始まる一妻多夫の婚活記〜
文月・F・アキオ
恋愛
婚活に行き詰まっていた桜井美琴(23)は、ある日突然異世界へ召喚される。そこは女性が複数の夫を迎える“一妻多夫制”の国。
花嫁として召喚された美琴は、生きるために結婚しなければならなかった。
堅実な兵士、まとめ上手な書記官、温和な医師、おしゃべりな商人、寡黙な狩人、心優しい吟遊詩人、几帳面な官僚――多彩な男性たちとの出会いが、美琴の未来を大きく動かしていく。
帰れない現実と新たな絆の狭間で、彼女が選ぶ道とは?
異世界婚活ファンタジー、開幕。
【完結】乙女ゲーム開始前に消える病弱モブ令嬢に転生しました
佐倉穂波
恋愛
転生したルイシャは、自分が若くして死んでしまう乙女ゲームのモブ令嬢で事を知る。
確かに、まともに起き上がることすら困難なこの体は、いつ死んでもおかしくない状態だった。
(そんな……死にたくないっ!)
乙女ゲームの記憶が正しければ、あと数年で死んでしまうルイシャは、「生きる」ために努力することにした。
2023.9.3 投稿分の改稿終了。
2023.9.4 表紙を作ってみました。
2023.9.15 完結。
2023.9.23 後日談を投稿しました。
おばさんは、ひっそり暮らしたい
波間柏
恋愛
30歳村山直子は、いわゆる勝手に落ちてきた異世界人だった。
たまに物が落ちてくるが人は珍しいものの、牢屋行きにもならず基礎知識を教えてもらい居場所が分かるように、また定期的に国に報告する以外は自由と言われた。
さて、生きるには働かなければならない。
「仕方がない、ご飯屋にするか」
栄養士にはなったものの向いてないと思いながら働いていた私は、また生活のために今日もご飯を作る。
「地味にそこそこ人が入ればいいのに困るなぁ」
意欲が低い直子は、今日もまたテンション低く呟いた。
騎士サイド追加しました。2023/05/23
番外編を不定期ですが始めました。
残念女子高生、実は伝説の白猫族でした。
具なっしー
恋愛
高校2年生!葉山空が一妻多夫制の男女比が20:1の世界に召喚される話。そしてなんやかんやあって自分が伝説の存在だったことが判明して…て!そんなことしるかぁ!残念女子高生がイケメンに甘やかされながらマイペースにだらだら生きてついでに世界を救っちゃう話。シリアス嫌いです。
※表紙はAI画像です
なんか、異世界行ったら愛重めの溺愛してくる奴らに囲われた
いに。
恋愛
"佐久良 麗"
これが私の名前。
名前の"麗"(れい)は綺麗に真っ直ぐ育ちますようになんて思いでつけられた、、、らしい。
両親は他界
好きなものも特にない
将来の夢なんてない
好きな人なんてもっといない
本当になにも持っていない。
0(れい)な人間。
これを見越してつけたの?なんてそんなことは言わないがそれ程になにもない人生。
そんな人生だったはずだ。
「ここ、、どこ?」
瞬きをしただけ、ただそれだけで世界が変わってしまった。
_______________....
「レイ、何をしている早くいくぞ」
「れーいちゃん!僕が抱っこしてあげよっか?」
「いや、れいちゃんは俺と手を繋ぐんだもんねー?」
「、、茶番か。あ、おいそこの段差気をつけろ」
えっと……?
なんか気づいたら周り囲まれてるんですけどなにが起こったんだろう?
※ただ主人公が愛でられる物語です
※シリアスたまにあり
※周りめちゃ愛重い溺愛ルート確です
※ど素人作品です、温かい目で見てください
どうぞよろしくお願いします。
異世界から来た華と守護する者
桜
恋愛
空襲から逃げ惑い、気がつくと屍の山がみえる荒れた荒野だった。
魔力の暴走を利用して戦地にいた美丈夫との出会いで人生変わりました。
ps:異世界の穴シリーズです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる