私自身

まにさん

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暗い道

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目の前が見えない。
真っ暗な道を進んでいる。
隣からは、別の足音。
二人でいるから軽快に歩ける。
目の前に、ランドセル。
拾い上げて、また、歩く。
足音が、増える。
心配などなく、軽快に歩く。
視界が少し良くなり、
目の前が少し見える。
分かれ道が見えてきた。
右にみんなの足音。
そちらへ向かう
制服がある。
着替えて、ランドセルを捨てる。
足音が、増える。
沼に、つかり足取りが重い。
さらに進むと、また分かれ道。
右に、足音。
左から、一人の足音。
右に進む。
たくさんの分かれ道が見えた。
皆、別々の道を選ぶ。
私は、途中の道を選ぶ。
沼から抜け出せた。
足音が増える。
とても不安になり、足が重い。
分かれ道がある。
足音は右に多い。
左に進む。
落とし穴があった。
そこへ落ちた。



「ごめんなさい。」



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